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ミョウガを食べると物忘れ?―香りが導く懐かしくてやさしい記憶の旅

はじめに…物忘れがひどくなるって…ホント?

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6月13日は「いいみょうがの日」――語呂合わせってすごいですよね。

年中手に入るみょうがだけど、旬なのと「い(1)いみ(3)ょうが」で6月13日。

そんなミョウガ界の記念日、みなさんご存じでしたか?

実はこの日、高知県園芸連の皆さまが心を込めて「うちのミョウガ、めちゃくちゃ良いんですよ」と全国にPRしている、香りとシャキシャキ感がたまらない野菜の晴れ舞台なのです。

でもですよ?

せっかくの記念日だというのに、ミョウガってちょっとした誤解を受けがちな存在でもありますよね。

「食べると物忘れがひどくなる」――なんて、昔からこっそりと言われてたりして。

おいおい、ミョウガさんが泣いてますよ!って話です。

けれど、この“物忘れ”というワード、もしかしたら単なる迷信じゃなくて、どこか人間の記憶や心の奥深くに関係しているんじゃないか。

そう思いながら、私たちは今回、ミョウガという香りの植物をきっかけに、「忘れることの意味」や「認知症との向き合い方」まで、ふんわりと…けれどじっくりと…探ってみようと思います。

ほら、ミョウガの香りってちょっと不思議じゃないですか?

うっとりして、少し気が抜けて、なんだか優しくなれる――

そんなひとときが、記憶の引き出しの鍵になることもあるんです。

さあ、香りに包まれて、ゆっくりとミョウガの物語🩷を紐解いてみましょう。

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第1章…ミョウガの言い伝えが一人歩きした日


「ミョウガを食べると物忘れがひどくなる」

これ、誰が最初に言い出したんでしょうね?

たぶん、ミョウガがあまりにも香り高くて、ふわぁ〜っと気が抜けちゃった誰かが、「あれ?何取りに来たんだっけ?」なんて台所でボーッとしたんじゃないでしょうか。

で、それを見てた隣の人が言うんですよ、「あら、あんたミョウガ食べたからじゃない?」って。

たったそれだけの会話が、何十年、いや百年のスパンで都市伝説みたいに定着してしまったとしたら…なんだか可哀想になってきます。

ミョウガ本人(?)だって言いたいはずです。

「わたし、そんなつもりじゃなかったんです…!」って。

そもそもミョウガって、あの見た目も可愛いじゃないですか。

ちょっとした紅色で、つやっとしてて、薬味界のプリンセスって感じ。

薬味に添えるだけで料理がパッと華やぐ、影の主役的存在。

なのに、「物忘れの象徴」みたいに言われちゃって…不憫でなりません。

それに、科学的な根拠もぜんぜんないんですよ。

ミョウガに記憶力を下げるような成分なんて、どこにもありません。

むしろ「香り成分がリラックス効果を与える」なんて説もあるくらいで、ほんとはストレス社会でこそミョウガが活躍すべき時代なのです。

なのに、どうしてこんなに誤解され続けているのか。

それはたぶん、あの“香り”のせいなんです。

いい香りって、ついフーッと力が抜けるでしょう?

肩の力が抜けて、張りつめた神経がふわっと緩む🩷。

それって、現代人にとってはまさにご褒美みたいな瞬間なのに、「ボーッとする=悪」って、なんだかもったいない発想ですよね。

というわけで、この第1章では声を大にして言いたいのです。

ミョウガは、悪くない。

むしろ香りで心を緩めてくれる、優しき癒し野菜なのです。

第2章…香りは脳の扉をノックする


ふと漂ってきたミョウガの香りに、「あれ、この匂い…なんか懐かしい…」って思ったこと、ありませんか?

気づけば遠い昔の夏の日、縁側で祖母と食べた冷や奴がふわっと思い出されたりして。

しかも、そのとき祖母が何を着てたかとか、意外と細かい情景まで蘇ってくる。

あの記憶、どこに隠れてたんでしょうね?

じつは、脳には“香り専用のショートカットキー”みたいなものがあって、香りを感じた瞬間に、記憶の部屋のドアが「コンコン」とノックされるのです。

しかもこのドア、他の感覚(視覚とか聴覚とか)よりもずっとダイレクトに開いてくれるという特別ルートつき。

香りは空気に混ざって、いつのまにか鼻からスーッと入ってきて、なんの前触れもなく思い出の宝箱を開けてしまうんです。

「うわっ、懐かしすぎて泣きそう」なんて、ちょっと情緒不安定になるのも、香りの魔法ってやつですね。

しかもこの香り、記憶だけじゃなくて感情にもグッと届く。

優しかったあの人の笑顔や、ケンカしたけど今となっては大切な思い出とか、香りひとつで涙腺がゆるんじゃう。

ミョウガの香りも例外じゃなくて、そのスッとした青っぽさの中に、なぜか懐かしさが潜んでいるんですよね。

料理の中ではほんのわずかな脇役なのに、ふとした瞬間、記憶の主役になってしまうあの存在感。

もう…ずるい。

ほんと、ずるい。

だからもし、誰かの心に優しくそっと触れたいと思ったら、言葉より先に、香りを贈るのもいいかもしれません。

うまく言葉にできない想いも、ミョウガがそっと運んでくれるかも…なんて、ちょっとロマンチックすぎますかね?🩷

でも、それもまた“香りのせい”ってことで許してくださいね。

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第3章…忘れるってそんなに悪いことかな?


「また同じこと言ってるよ〜」

介護の現場でも、家庭でも、何度となく聞こえてくるこの言葉。

でも、それを笑って済ませられる日もあれば、ちょっと疲れが顔に出ちゃう日もありますよね。

でもふと考えるんです。

「忘れること」って、本当に悪いことなんでしょうか?

たとえば、80代のおばあちゃんが真剣な顔で「私、20歳なのよ」と話してくれるとき。

周りはびっくりしたり、困ったりしちゃうかもしれませんが、本人はいたって真剣。

そしてその瞳の奥には、若かりし頃の記憶が、今まさに再生されてるんです。

「20歳の私はこんな服を着て、友達とこんなことして…」って、たぶん心の中で青春が上映中。

その瞬間、おばあちゃんの中では“今”がまさに人生の最盛期。

大切な時間を、もう一度生き直しているのかもしれません。

それって、ある意味とっても贅沢なことじゃないですか?

忘れることって、嫌なことをそっと手放すための、脳の優しい仕組みでもあるんですよね。

何でもかんでも覚えていたら、心が疲れてしまうことだってある。

忘れることで、笑えるようになることも、前を向けることもある。

だから、記憶が抜けていくその空白を、無理に埋めようとしなくていいのかもしれません。

むしろ、その空白に、穏やかな香りや、心地よい時間をそっと添えてあげることのほうが、大切なんじゃないかって思うんです。

ミョウガのような香りが、そこにふんわり漂っていたら。

その人の心の中で、また何かがやさしく動き出すかもしれない。

たとえその記憶が何か分からなくても、笑顔になれたなら、それで十分じゃないかなって。

忘れるって、決してマイナスじゃない。

今を心地よく生きるために、時にはとってもありがたい“心のしくみ🩷”なのです。

第4章…20歳のあの人と向き合うコツ


「ねぇ、わたし、今ハタチなの」

にっこり笑ってそう言うおばあちゃんの前で、あなたならどう反応しますか?

「えっ…80代って聞いてますけど!?」なんてツッコミを入れてしまうと、たぶん場が凍ります。

おばあちゃん、真剣なんです。

その瞬間、本当に心の中でハタチなんですから。

だからこそ、私たちがまずすべきなのは、“その人の世界に無理なく寄り添う”こと。

フレンドリーに接しすぎるのも違うし、あまりによそよそしいのも違う。

そして、何より忘れてはいけないのが「礼節」。

20歳の女性が自分をハタチだと信じているなら、その方に対してぞんざいな口を利いたら…そりゃあ怒ります。

「なんなの、あの人!私のことバカにしてるの!?」って、思うに決まってます。

それに、接する側が「ハタチのつもりでお話ししよう!」なんてテンションでいくと、ちょっと空回りしちゃうことも。

大事なのは“対等でいること”。

あくまで穏やかに、でもきちんと「人として」の距離感を持って接することなんですよね。

スキンシップも、急に肩をポンとかはNG。

びっくりしてしまうし、何より“安心”という空気が一瞬で消えてしまいます。

もうひとつ大事なのが“速度”。

言葉も、動作も、少しゆっくりにするだけで、相手が感じる「焦り」はぐんと減ります。

言葉は丁寧に。目線を合わせて、ゆっくり、はっきり。

一つひとつの動作も、ゼスチャーをまじえながら、穏やかに。

そしてここで、ミョウガがまた登場です。

たとえば、ミョウガの香りが立ち上る味噌汁をそっと差し出して、「いい香りだね」って声をかけながら、手で湯気をゆっくり仰いでみせるんです。

すると、香りを感じ取ろうとしてくれる。

目が少しキラッとして、「あら、いい匂いね」なんて言葉が返ってきたら、もうそれだけで今日の目標達成

無理に思い出してもらおうとしなくていい。

思い出さなくたって、一緒に笑えたらそれでいい。

香りを介して、そっと心を通わせる――

それが、焦らせず、疲れさせずにできる、最高のコミュニケーションなんです。

急かさず、押しつけず。

まるで香りがそうであるように、そっと寄り添うのがちょうどいい。

…ね、なんだかミョウガって、やっぱり優しい野菜だと思いませんか?🩷


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まとめ…香りを味わうという小さな贅沢を


「ミョウガを食べると物忘れがひどくなる」

そんな言い伝えに、ついクスッと笑ってしまいながらも、なんだかその奥に、香りや記憶とつながる“人の心の動き”が見えてきました。

忘れることを恐れるのではなく、忘れた先にある今の感覚や空気を、優しく大切にできたら――

それはとても豊かな時間の過ごし方なのかもしれません。

旬のミョウガが香る季節、湯気の向こうに揺れるその香りを、ゆっくりと吸い込んでみる。

それだけで、心のどこかがすうっと和らいで、忘れていた優しい気持ちを、ふと取り戻せるかもしれません。

急がず、焦らず、香りのようにそっと寄り添う🩷。

ミョウガは、そんな“心の姿勢”を私たちに教えてくれているようです。

6月13日、「いいみょうがの日」。

この日ばかりは、物忘れもまるごと笑い飛ばして、ちょっとボーッとしたっていいじゃない。

だってそれが、ミョウガの香りにうっとりとする楽しみ方なんですから。

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