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親が夏になると理系になる家庭はどうすればいいですか?

はじめに…「また始まったよ、うちの夏の“研究狂時代”」~それでもちょっと憧れてる

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今年も、うちの夏がやってきた。

セミが鳴き始めたら、学校のプール、アイスの争奪戦、自由研究。

いや、違うな。

**「うちの自由研究」じゃなくて、「親の自由研究」**だ。

うちの家族には、なぜか夏になると科学に目覚める大人たちがいる。

朝からカーテンの角度で日差しの入り方を測定して、昼は階段で心拍数を記録し、夜はカレーを寝かせて食べ比べ、風呂上がりには氷の溶け方まで観察する。

どこかの大学のゼミ合宿かな?と思ったら、ただの家庭用自由研究サロンだった。

でも、小学高学年ともなると気づく。

それ、ちゃんと考えてやってる。データとって、比べて、改善して、生活をちょっとずつ快適にしてるの、すごいなって。

私はまだ、「自由研究は提出するためのもの」って思ってるけど、うちの親は違う。

「やってみたら面白かった」がゴールになってる。

そんな背中、ちょっとカッコいい。

ちょっとだけね。

というわけで今回の記事は、**自由研究に本気すぎる親を冷静に見守る高学年の視点から、ツッコミと共にお届けする“夏のリアル観察記”**です。

まだ終わってない夏に、ひとつの答えが出るかもしれない。

それはきっと、「自由って、研究するともっと面白い」ってこと🩷。

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第1章…カーテンの開け方で室温が変わるか朝6時から検証する母は…誰?


夏休み、朝6時。

本来ならまだ夢の中にいる時間帯。

なのにうちのリビングには、ストップウォッチと温度計と、真剣すぎる母の背中があった。

「今日は南東からの日差しが強めだから、カーテンの開け方を変えてみるわね」

いや、何その専門家みたいなセリフ。

こっちはまだ寝ぼけてるっていうのに、カーテンの隙間の角度を測ってる人がいるんだよ?

しかも、左右それぞれ5cm・10cm・15cm開けたときの室温の違いを記録してる。

「ねぇ見て、この時間帯は光が斜めに入るから、床の反射温度も上がるの」

母のテンションは高い。私のテンションは布団の中。

でも、それから2時間後。

確かにいつもより部屋が涼しい。

扇風機もゆるやかに動いてて、朝ごはんを食べるころには妙に快適だった。

「でしょ?カーテンの“黄金角度”を見つけたのよ」

母は嬉しそうにメモを取りながら言った。

その横顔が、部活のコーチが目標タイムを更新した選手を見守る表情みたいだった。

私は思う。

たかがカーテン、されどカーテン。

ただ開けるだけじゃなくて、試して、測って、調整して、そうやって**“快適”をつくろうとしてる姿勢が、ちょっとかっこよかった。🩷**

でもひとつだけ言わせて。

朝6時にそれをやるのだけは…やっぱり早すぎるってば!!

第2章…階段の段数で心拍数の変化を測るとか言い出して家中がスポーツジム


その日、階段が静かじゃなかった。

いえ、正確に言うと、階段が**“何かに使われている感じ”**だった。

朝から「タッタッタッ」「ストップ」「ハァハァ…」「もう一回いくわ!」という謎の音が連続してたんです。

見に行くと、そこにはストップウォッチ片手に階段を上り下りする母の姿。

「心拍数の変化を調べたくて!」

お、おう…えーと、それって…家庭でやることだっけ?

母の手首にはスマートウォッチ、足元はスニーカー(家の中なのに)。

何往復かするたびにスマホで心拍数グラフを確認し、ついでに「階段の角度と段数の相関性も気になるのよね」と呟いていた。

気になってるのは、もはや健康じゃなくてデータの方。

しかも翌日には、父が巻き込まれていた。

「1段飛ばしの方が有酸素運動になるかもって言われてさ〜」と、真顔で試しているのは50代男子。

いや…がんばってるけど、階段、ギシって鳴ったよ?

私はそっとつぶやいた。

「家の階段でデータ収集するなら、まず補強工事した方がいい気がする…」

とはいえ、面白い結果は出た。

「朝より夕方の方が心拍数が上がりやすい」とか、

「外出後は1段目で一気に跳ね上がる」とか、

体の調子を数値で知れるって、ちょっと便利なんだなって思った。

でもさ、そんな母の本音がふとこぼれたんです。

「これでお父さん、健康診断の結果よくなるといいな〜🩷」

なんだよそれ。

めちゃくちゃ家族思いじゃん。

もう、言わないよ。

家の中がジムみたいでも、まあ…いいかも。

ただし、私の登下校の階段測定だけは断固拒否させていただきます。

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第3章…カレーは一晩寝かせると本当に美味しくなるか3日間連続で食べた結果


「カレーってさ、一晩寝かせると美味しくなるって言うけど…本当かな?」

母のそのひと言が、我が家をカレー漬けの3日間に導いた。

研究対象:ビーフカレー。

被験者:家族全員。

副作用:若干のカレー疲れ。

1日目。

完成したばかりの夕食カレー。

「今日の味をしっかり覚えてね」と念押しされながら食べる私たち。

うん、美味しい。

でも、これが基準になるの?

正直、もう十分完成してるけど?

2日目。

「これが“寝かせカレー”ってやつよ!」とドヤ顔の母。

たしかに…なんか味に深みが?

いや、気のせい?

弟は「昨日より辛くない?」とコメント。

父は「とろみが増してる」と分析風に答える。

私は思った。

これって…味の違いより、コメント力の試されるやつでは?

3日目。

さすがにみんなの顔に若干の“カレーモード疲労感”が出ていた。

それでも母は記録を続ける。

「色、粘度、香り、そして味の変化…よし、比較できた!」

たぶんそれ、料理じゃなくて実験なんだと思う。

もはやキッチンじゃなくて、食べられるラボだった。

最終的に出た結論はこう。

「寝かせカレーは確かに美味しくなる。でも1日寝かせがベストで、2日を超えると味に飽きる」

うん、それ、ものすごく生活に役立つ知見だと思う。

私は思った。

科学って、研究って、こういうところから始まるんだなって。

だって母、3日目のカレーに**“初日より美味しいけど、もう食べたくない”**ってメモしてたから。

研究とは、時に覚悟と胃袋を試される。

そんな当たり前を、カレーの海で知った夏だった🩷。

第4章…ジュースの氷はどの形が一番長持ちするか冷凍庫が“氷の品評会”になってた


ある日、冷凍庫を開けたら、そこはもう“氷の展示会場”だった。

ハート型、星型、キューブ、球体、クラッシュ、なぜか魚の形まで。

「見て、全部同じ水で作ったの。条件は揃えてあるから」

冷静に言ってるけど、そこにジュースを注いで比較しようとしてるのが本気すぎる。

テーマは「ジュースの氷はどの形が一番長持ちするか」。

すでに5種類のグラスに同じ量のジュースと違う氷がセットされ、母の手元にはタイマーとメモ帳。

もう家庭じゃない。

これは氷のサバイバル競技会だ。

観察1分後──「球体、まだ表面しか溶けてないね」

5分後──「クラッシュはやっぱりジュースの温度下げるけど、すぐ薄くなる」

10分後──「キューブ型、意外と粘ってる!これは決勝候補だわ」

私の頭には、実況付きのテロップが流れていた。

“勝ち残るのはどの氷か!?”

ちなみに弟は、星型氷をこっそり舐めて怒られていた。

「ちゃんとデータ取るまで食べちゃダメでしょ!」

あ、これはもう完全に家庭内研究所モード確定。

30分後。

すべてのグラスの氷が溶け、母は「やっぱり表面積と体積のバランスが鍵ね」と納得顔。

……うん。正直こっちは、冷たくなったジュースが飲めればよかったんだけど。

でも、この研究でひとつ分かったことがある。

氷にも個性がある。

そして、それを比較することで、ちょっとだけ「冷たいもの」への愛が深まる。

「次はミント入り氷で香りの変化も見てみようかな🩷」

…あの、母さん。もう冷凍庫、氷でパンパンなんだけど。

※アイスを入れるスペース、ほんとに返してほしい。

第5章…うちわvs扇子vs卓上ファンの三つ巴バトルがなぜか近所巻き込み型に発展


その日、母は神妙な顔で言った。

「やっぱり、“風”の質をちゃんと比べたいのよね」

はいはいまた始まった。

と思いきや、すでにダイニングテーブルにはうちわ・扇子・卓上ファンが並べられていた。

どうやら今回のテーマは「どれが一番“涼しく感じるか”」という、肌感覚の科学的検証らしい。

実験その1:うちわ。

「風量は強いけど、腕が疲れるのが難点ね」

いや、分かってたでしょそれ。

そもそも、5分間連続で扇ぎ続ける耐久テストをしてるのが異常。

実験その2:扇子。

「うちわより小回りが利くけど、風がやや分散するのよ」

なんだその分析。もう研究者名乗っていいレベル。

しかも持ち手の素材まで評価してて、「竹の感触がいいけど耐久性が…」とか言い出してるし。

実験その3:卓上ファン。

「やっぱり継続性ではダントツね! でも音と充電の問題が…」

母が語る様子は、もはや家電レビュー動画の解説パート。

そのうち、どこからかおばあちゃんが登場して、

「私は団扇派だけどねぇ」と言いながら勝手に参戦。

隣の家のママも通りがかりに「それ面白そうね」と入り、気づいたら、**“風の利き具合を競う庭バトル”**が始まっていた。

誰も頼んでないのに、ご近所全体が参加型自由研究に。

私は麦茶を片手に、ベンチからそれを眺めていた。

大人たちが真剣に風を比べ合ってる姿は、正直ちょっと面白かった。

うん、というか何この光景?新しい町内イベントか何か?

結論としては、

「涼しさは道具の性能だけじゃなく、誰に扇がれるかでも変わるのよね〜」という母の言葉で幕を閉じた。

……いやそれ、人情論入ってきてない?最後だけ急に昭和の夕涼み?

でもまあ、確かに面白かった。

風の研究って、意外と奥深い。

そして、研究って、**“誰かとやるともっと楽しい🩷”**ってことも分かった。

次はぜひ、「風船で涼をとる実験」とかにして、もう少し平和にしてほしいけど。

第6章…「靴の中の湿度」を測り出した父はもはや自分の足を実験台にする覚悟


「なぁ…湿度計って、足の中にも使えるかな?」

ある夕方、風呂上がりに父が放ったその一言は、家族の食卓を一瞬で凍らせた。

母「足の中って何よ」

私「…ああ、また始まった」

つまり、今回の研究テーマは**『靴の中の湿度』らしい。うん、まさかの局地観測**

母から貸し出されたのは、小型のデジタル温湿度計。

「さすがに直接踏んだら壊れるから、爪先に挿入よね」などと語りながら、父は本当に靴の中にセンサーを入れて、片足をスリッパ、もう片足をスニーカーに装着。

見た目はほぼ、夏の拷問装置。

そして始まる足蒸れタイムトライアル。

「よし、まずは10分歩いてみよう」

…いや、マラソン前のウォーミングアップ感で言わないで。

それ実際、**ただの“蒸れ実験”**だから。

10分後。

「スニーカー、湿度72%!うわぁ…」

父が記録を見せたとき、弟は本気で引いてた。

「お父さん、それ自分で臭わないの?」

父「いや、それもちゃんと記録してる。主観データとして」

…もうやめて、記録の自由がすぎる。

母は半笑いで「次は仕事帰りの比較もしたいわね」と追い打ちをかける。

完全に研究グループが形成されてるじゃん、この家…。

それでも、意外にも有益な結果が出た。

・素足にスリッパ ➡ 湿度急上昇(しかも冷房効かず)

・薄手ソックス+通気性の良いスニーカー ➡ 意外と快適

・厚手靴下+革靴 ➡ まるでサウナ

父のまとめ:「夏場はソックスの素材と靴底の通気が命」

うん、それたぶんアウトドア雑誌に載せてもいいレベル。

私は思った。

靴の中って、こんなに調べられるものなのかって。

というか、お父さんの足にここまで向き合ったの、家族で初めてじゃない?

夏の自由研究は、ときに愛と犠牲と湿度の塊になる。

でも、なんか清々しかった。

足は蒸れてたけど、心はちょっと涼しくなった🩷。


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まとめ…これが我が家の夏の定番!“研究者になった気分”だけど、生活はちょっと便利になる


今年の夏も、我が家の自由研究はぶっ飛んでいた。

カーテンの開け方で室温と戦い、階段はトレーニングジムになり、カレーは3日連続で食べ比べられ、氷は芸術になり、風はご近所を巻き込み、靴の中は…言うまでもなく壮絶だった。

私は思う。

自由研究って、子どもの宿題の代名詞だったはずなんだ。

でもうちでは違う。

うちでは、親が本気で汗をかきながら、朝から晩まで試行錯誤して、**「やってみたかったんだよね」**って笑う。

見てて思うの。

誰にも強制されてないのに、なんでそこまでやるの?って。

でも、なんか楽しそうで、なんかちょっと羨ましくて、たぶん私は来年、自分でもやってみると思う。

たとえば…「家の中で一番涼しい読書スポット」について、とか。

カーテンと風と湿度と音の感じ、全部調べてみたら、**“最強の快適読書椅子”**が作れるかもしれない。

だってそれ、ちょっとだけお母さんたちに似てるでしょ?

誰かに出すわけじゃないけど、自分の“気になった”を、ちゃんと“調べてみる”。

それって、案外すごく楽しいことなのかも🩷。

この夏、私は気づいた。

自由研究って、自由な人がやるものなんだ。

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niiro makoto