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年の瀬も押し迫りますと…。
忘年会に引っ張りだこ…。
そんな人気者の会社員の皆様方へ…。
じつは、忘年会って江戸の昔からあったものなんですよ。
もちろん、今風のものは明治時代からですけども…。
昔を知り、今を知る。
由来を知って、今を大事にする。
そんな方向性も、とても風情があって、心が落ち着くような忘年会になるのではないかなぁ…と。
そんな思いから、今回は記事に選んでみました。
とはいえ、忘年会は宴会ですから、明るく楽しくが一番ですよね?(*^▽^*)
忘年会を調べてみますと、いろいろと意味はあります。
忘年会とは、年を忘れる会って書きますよね。
その一年にあった苦労を忘れるために行う宴会が忘年会ですね。
年末が近づくと、会社であったり、お友達だったり、いろんな立場でのグループで忘年会が行われますよね。
江戸時代には庶民の間で既にお酒を飲む忘年会が開かれていたと言われます。
小人数でしんみりと…。
現在のような宴会になるのは明治時代以降のことだと言われています。
…何でも明治からにしたいだけかなぁ…。
記録にないだけで江戸でも賑やかに楽しんでいたはず…と思うのですが…。
いろいろなところを調べてみますと現代風は明治からと書かれてます。
古い文献に見られる忘年会は、『 年忘れ 』 という行事なのかな?と言われています。
これは鎌倉時代から文献に出ている事柄です。
京の公家衆や武家衆が集まり、連歌を興じる会でして…。
お酒を飲んで楽しむ会ではなかったんですよね…。
軽くはお酒を楽しんだことも想像できますけど、頭を使う社交の場というのが実際だったようで、現代とは似ても似つかぬ雰囲気だったのではないでしょうか…。
他に由来としましては、歳時記特有とも言うべき、ご先祖様信仰の起源です。
1月1日に新年を迎える前に、1年の振り返りを親族で行って、故人を偲ぶ会…。
それが忘年会になったという説です。
ご先祖様信仰では、御神酒も登場しますので昔から、お酒と共に一年の振り返りをしたことも繋がりやすいですよね。
もう1つ。
中国からの文化の伝播が由来になることも歳時記に多く見られる傾向ですよね。
その中国ですけども、
『 忘年 』 という字は、 『 荘子 』 という書物に登場します。
ただ、一年の厄災を忘れ払うというよりは、年齢による上下関係を忘れて気にしないという意味で用いられています。
長い歳月の間に、上下関係を気にせず、一年の厄災を払い、お酒を飲んで楽しむ会として忘年会が誕生したというのが正解ではないでしょうか…。
さて、現代の忘年会は、団体で行う1年の締めくくりの行事ですよね。
余興や出し物と言いますと…。
新入社員に押し付けられがちですけど…。
そんなことは…していませんよね?
間違いなくパワハラになってしまいますからね。
楽しさの要素がなくなってしまいます。
忘年会は参加者全員で盛り上がり、楽しめるように工夫することが大事です。
最も大事な幹事を経営陣から選ぶのがコツです。
それも社長などの上役ではなくて中間管理職から選出することが成功の秘訣になります。
忘年会の余興や出し物にも工夫を凝らしましょう。
定番とも言える有名どころでは…。
□ ビンゴゲーム
□ 王様ゲーム
□ じゃんけん大会
□ 利き〇〇大会
□ ジェスチャーゲーム
などなど…私も調べていてこれが定番と初めて知りました…。
いずれにしましてもルールは単純です。
大事なのは、
□ 誰もがすぐにルールを理解できること。
□ 1勝負ずつは単純に決着する運勝負!
□ 簡単で時間が短いので全員が気軽に参加できる!
この辺りの要素なんだろうなと思います。
他にも景品を参加する誰がもらっても役立つ物で用意したり、お料理やおつまみ、お酒など、盛り上げるための要素はたくさんありますよね。
最後に全員が全員、自由の身ではありませんので、決まった時間に始めて、途中でも参加できて…。
決まった時間に終わることが大事ですね。
誰しも忘年会を離れると、それぞれのご事情がありますからね(*^▽^*)
忘年会は、会社やご近所、お友達と…。
とにかく気心の知れた仲で集まることが前提ですね。
親しき仲にも礼儀あり…それが最低限のルールです。
特にお酒やお料理の暴飲暴食を強いることはパワハラになります。
心身の健康を害することに繋がっちゃいますからね。
さて、歳時記から、忘年会の中身を提案しますと…。
一年の振り返りを皆様で、話題を出し合って談話を弾ませるというのはいかがでしょう?
あるいは現代風にお料理も飽食の時代らしく四季折々で整えてみますと一年の振り返りがしやすくなるかもしれませんね。
また紙とペンを用意して上の句、下の句のように、2つのグループで書いたものをミックスして発表すると、組み合わせ意味が異なるところに笑いを誘いつつ、文化的にも連歌の現代版のようで風情が見出せるかもしれませんね。
いずれにしましても、忘年会はグループの皆様、全員で楽しむことを大事にしてくださいね(*^▽^*)