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高齢者のためのレクリエーション1月のジャンルです。
あけましておめでとうございます。
皆様、お正月と言えば、初詣…。
平安時代からある日本の風習の1つですね。
介護が必要で施設に入居したら…?
病気で入院していたら…?
初詣…出来ないんじゃないか…一般の方から見ますと、そんな見え方もあるかもしれませんね。
じつは、初詣は施設でも病院でも出来ることがあります。
レクリエーションの一環として用意されていたりするんですけどね。
もちろん、見当違いな実施方法も多々あったりしますけど…。
今日は、その辺りの初詣を施設や病院で正しくレクリエーションとして導入するには?
この辺りを記事にしてみました(*^▽^*)
お正月の頃は冬真っ只中…。
外出だぁ…とんでもない!!!
施設や病院様からはお叱りの声が飛んできそうな記事です。
大気が乾燥してインフルエンザやノロウイルスなんかが発症しやすくなりますし…。
施設や病院で流行したらとんでもない!!!
全員にインフルエンザワクチンの予防接種を強制でしてもらって…。
結果、建物の中だけで、外には出ないようにしてもらって…。
施設内への面会も…当然に控えていただく…。
だって院内感染したら、市町村に届出を出して…。
さらに長続きしたら、施設や病院の評判にかかわるでしょ?
さらにさらに、新しいお客さんも来てくれなくなりますやん?
施設や病院の管理能力が疑われるとか?
マスコミが登場なんてしちゃったら、廃業が見えちゃいます…。
そんな…、とーってもさみしいお正月…を利用者さんや患者さんは過ごしていませんか?
施設や病院に入ったばかりに…。
そんな後悔はさせたくないですよね。
ちなみにインフルエンザやノロウイルスって、空気中にも漂ってますしね…。
発症した方がまき散らしてウロウロするのが原因ですよね。
そのうち、追跡してまき散らすと罰金!なんて制度が出来ちゃうかもしれませんね。
大気中のウイルスサーチ!とか…。
それはともかくとしまして…。
真面目路線を…。
そんな常に漂うものを防護して回ることも無意味。
さらに介護や看護をするスタッフはいろんなところから出入りしてますからね。
うがい手洗いは丁寧にすべきですけども、寒暖差に気配りをしたり、栄養価の高い食材に替えるとか、工夫点は他にあると思うんですよね。
そう、ここを書かなきゃ、本記事の価値がない。
大晦日と元旦の二年詣りの風習はご存じですか?
あるいはお正月の初詣。
御年賀参りに年始参りは?
これらは大晦日から松の内1月7日までに行うとされる風習です。
さらに1月15日は小正月といって別名『 女正月 』 とも呼ばれるのですが、この辺りもご存じですか?
二年詣りは大晦日と元旦に2回お参りする風習。
初詣は生まれ育った氏神様に詣でたり、お寺や神社をお参りする風習。
御年賀参りは目上の方、年上の方に新年のご挨拶をして回る風習。
年始参りはお仕事の関係先やご近所など親しいお付き合いを回る風習。
そして女正月は、お正月の多忙から女性が一息ついて実家に帰省する風習です。
1月の半月の間に、じつに外出の風習って多いものでしょう?
現代の物の溢れた社会で生きる私たちにすれば、これら全部の風習を守って…なんて生活はしていませんよね?
ですが、戦時中の厳しさなど映像で見たことないですか?
明治や江戸の時代って物がない分、もっと激しかったかもしれません。
そういった祖父母や親に厳しく育てられた世代が、現在の高齢者さんたちです。
だいたい大正末期から戦中戦後世代ですよね。
きっと、これらの風習は意識して行っていた世代だと思います。
でね、そんな世代に昔の風習に則ってレクリエーションを考える時、どうしても神社やお寺に外出するっていう行事は外せないだろうなと思ったのが、本記事の企画理由ですね。
回想法にもなりますし、実際には伝統建築の場ですから足場の不安定さは脚力やバランスの訓練にもなりますからね。
レクリエーションの企画書に求める効果も当然、計画的にキープ出来てしまいます。
さて、初詣をレクリエーションに…。
既にやってるよ…そんなお声があると思います。
ですので、単に近所のお寺に参拝!というベースチックな部分は削除しました。
でもって、ワンランク上、集団バスドライブではなくて個別レクリエーションに昇華しましょう。
施設内で全員が同時に実施できるわけでもありませんので、付き添いスタッフは介護職員さんだけではなくて、理学療法士さん、看護師さんなど専門職も含めて対応しましょう。
個別レクリエーションの目的はですね。
先述した氏神様。
皆さん生まれによって氏神様が違うもんなんですよね。
どうしても遠方な場合は近場で諦めていただくことにもなりかねませんが…。
アンケートを採り、インタビューをして、松の内に日程を消化します。
おみくじ、破魔矢、お守りにお札…いろいろと収穫して最後に記念写真。
全員が最後に集合して写真!
レクリエーション企画の結果…結晶である写真の壁画制作は、きっとじつに華やかなものになるでしょう。
もちろん行事の企画書や報告書を見る保険者の方々も…目が点になることは間違いありません。
効果と目に見える成果がたくさん並びますからね。
ただうがいと手洗いはしっかりしてくださいね。
施設は障害や病気があっても、安定している方がいるための場所。
先述してきた初詣もクリアする素地があります。
病院では、もちろん全員が個別にクリアするなんてことは不可能ですね…。
病状によって外出そのものが危ぶまれる方も当然、おられます。
ですが…実施ゼロはやめましょう。
□ 全員にお正月の初詣のアンケートを採る!
↓
□ 病状が安定的で退院が見込まれる方をピックアップする!
↓
□ 一般道の歩行訓練を兼ねて、理学療法士や看護師が初詣に付き添いをする。
↓
□ 戻ってきたら、実施者の写真を撮り、壁画制作へ。
でね、どうしても行けない方って退院や在宅復帰がとても待ち遠しいと思うんですよね。
厄除けや家内安全、健康第一などのお守りを、その患者さんにちなんだお寺や神社の物をお贈りしてみてはどうでしょう?
〇〇神社、〇〇寺のお守り。
その人に馴染み深い物を願いを込めて贈ることで、病気に立ち向かう気力やリハビリテーションへの熱意が向上するのではないでしょうか?
本当は、この辺り、お身内の方がいろいろとされているかもですけど、病院としてサポートして実施することに意義と病院全体の雰囲気の向上になると思うんですよね(*^▽^*)
施設や病院に入居、入院されている方もじつに様々…。
そのお子さんやご兄弟、孫まで見ると、もっと様々ですからね…。
冬の気候やウイルスのこともあって、クレーム防護で外出しない…その方向性も仕方ないかもしれません。
見えない敵ですからね。
お元気でも1つのご病気で長く患うこともあります。
ですが、何もしないのはやはり…気が滅入ることが先に来てしまうと思います。
そのためにアンケートです。
それもですよ、保護者宛に出してみると良いでしょう。
外出OK?という問いかけから、怪我や病気に万全は尽くすけども罹患したりした場合には施設側が故意でない限りは責任を持ちませんとか?
かつ契約社会ですから、署名と印鑑を最後に押してもらうわけです。
勝手に連れ出した!病気になった!責任とれ!では施設や病院が浮かばれませんからね。
家族の考え方が最も施設や病院を利用する利用者さんや患者さんに反映せねばならないところです。
え?
細かい?
ここまでアンケートをしてデスヨ?
ご家族が連れて初詣に行ってくれるのが1番、利用者さんや患者さんが喜ぶじゃないですか…。
その辺り、どう思ってるのよ?ってご家族に示唆するのが、本当は大事なところなんです(*^▽^*)
それでも、いろいろなご事情で付き添いのない方はサポートして頑張って対応するわけですね。
1年の無事な生活、幸運を願う初詣…。
是非、充実して行いたいものですよね(*^▽^*)