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お正月を迎える時期になりますと、忘れてはいけないのが初詣ですよね。
神社やお寺に年が明けたら、ご挨拶に伺うわけです。
身嗜みを整えて、礼儀正しく詣でるのが常識…。
一家揃って…とは現代はなかなかなりませんけどね。
カップルで初詣…。
老人ホームの団体初詣ツアー…。
初詣の形もいろいろです。
さて、今日は初詣にちなんで、知っておきたい初詣の知識をまとめてみました。
作法は細かいところは省略です(*^▽^*)
初詣とは、神社やお寺のご神体である神様に年明けのご挨拶を行うことです。
神様にお会いしますので、身嗜み、振る舞いに注意しましょう。
それこそ、細かい作法やマナーはいろいろとあるものです。
が、最も大事なのはお正月には歳神様が各ご家庭の神棚の鏡餅に宿ると言われます。
各神社やお寺のあちこちにおられる神様に初詣をする…
初詣に出掛けるなら、あちこちの神様を訪ねてみたくなりますよね。
昔の初詣は 『 恵方参り 』 と呼ばれ、自宅から恵方の方角に位置する神社やお寺にお参りする習慣でした。
明治以降はどこでも良いよ?っていう話に変わってしまったようですけどね…。
もちろん、その辺りの変化の意味を考えておくことも大事かもしれませんね。
そんな初詣の風習は、もちろん平安時代の昔から存在しています…。
恵方に位置するお寺に詣でるのが良いとされていました。
これは明治期の鉄道会社が神社仏閣に向けてのお客さん誘致の苛烈さが恵方の意味を壊したとも言われています。
こっちが良いよ?あっちも良いよ?という宣伝合戦の結果だったようですね。
さて、古くからの初詣…。
じつは大晦日に実施です。
大晦日から元旦の朝までお寺や神社にこもって祈りを捧げる風習だったんです。
ただ余りに長時間になりますし、大変だったこともあって、大晦日にお参りして、再び元旦にお参りする 『 二年詣り 』 という2回お参りする簡素化されたことを意味する言葉も残っています。
これは大晦日に一年の厄災を祓い、元旦に年神様をお迎えしてお寺や神社から自宅の神棚へお迎えする庶民の儀式…。
これが初詣の大事な由来ですね。
今回は本記事で悪名高い鉄道会社の宣伝部分はさて置きまして…。
初詣に詣でる神社やお寺、あまり拘りなくお出掛けして楽しんでいませんか?
これも決して間違いではありません。
ですが、七五三などで地元の氏神様に詣でたりしますよね?
七五三や秋祭りは地域の氏神様で行うのが風習の最たるところ。
やはり氏神様への初詣は、まず最初に欠かせないのではないかと思います。
その次がお好きな神様との御縁を結びにいろいろな神社やお寺へ詣でると良いのではないでしょうか?
さて、江戸時代の有名な人物に徳川家康、江戸幕府を開いた人ですよね。
彼が信仰したのは七福神だと言われます。
江戸初期には初詣は七福神巡り!と大人気になったそうで…。
もちろん七福神信仰そのものはもっと古くからあったので、ご神体として祀る神社もお寺も多くあったところです。
この江戸初期の文化はけっこう過熱して庶民に受け入れられ、元旦から7日までの松の内に7カ所、七福神を巡る初詣が大事にされたと言われます。
七福神それぞれが、いろいろなご利益をお持ちですが、それら全てが叶うと信仰を集めたわけですね。
マナー?
境内では身を慎む…。
ご本尊に背を向けない…。
ご本尊を写真に収めてはダメ…。
手をすすぎ、口を漱ぎ、丁寧に祈る…。
祈る時は自分の名前と住所、願い事を口に出して伝えると良いとされています。
他?
うん、この辺りが最低限度のルールですよね。
神様への礼儀は最高水準で高く意識して行うこと!
この気持ちがあれば、それほど大きなマナー違反にはなりませんよ。
あれもこれもと細かく頭に叩き込んで初詣…。
そう考えたら足が進まなくなっちゃいますもんね。
神様方と御縁を結び顔合わせするのが初詣の大事なところですからね。
最低限のルールを守り、神妙に向かいましょう!
初詣の蘊蓄をいろいろと書いてみたのが本記事です。
それぞれのお寺や神社に初詣される時に、祀られている御神体を調べてお参りされると良いですよ。
日本はいろんな神様を受け入れてきた珍しい国です。
それこそ神様もたくさんおられます。
ご利益とされるところも神様によってお力が異なっていますからね。
あそこもここも…そうなるのも無理はありませんね。
年頃のカップルでは二人の縁が強まるように…。
ご家族やお子様のおられるご家庭では家内安全や無病息災。
お仕事の商売繁昌や交通安全など、いろいろなお願いができますよね。
是非、神社やお寺に丁寧に参拝して、心穏やかに神仏を向き合うお時間を持たれてみてはいかがでしょうか?(*^▽^*)