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担当する利用者さんに 頻繁に話題をしたのが風邪と食べ物のお話。
好き嫌いの把握もしてこれはどう?あれはどう? と、いろいろな食べ物や料理をおすすめしました。
高齢者さんは大抵の食べ物は食べたことがあるし、好き嫌いが、とても激しい。
飲まない食べない、脱水を起こして風邪を引く虚弱な土壌を作ってしまう。
あなたは何を勧めてみる?
ケアマネ―ジャーが担当する高齢者さんは、何かしらの持病や課題を抱えておられます。
単なる風邪症状?と思っていますと大事に至ることもしばしばです。
まして担当であり、相手は他人様ですから。
迂闊に素人診断なんて出来るはずもありません。
ですから、疑わしきは早めにお医者様へ。
早い段階で促して受診をおすすめします。
早期受診が早期発見と迅速な完治までのプロセスにつながることは当然です。
さて、風邪症状の中でも発熱を伴う場合は絶対です。
高齢者さんは体内に貯蔵する水分が少なく、風邪の発熱でも脱水になることがよくあります。
脱水になりますと脳に十分な栄養が送れず、意識障害になってしまったり、発熱が続き体力がどんどん奪われ回復に時間がかかるという事態になりかねません。
発熱の場合、原因はいずこかにありますが、高齢者に多い肺炎の場合には呼吸苦も伴いますし悪化が著しいと生命に関わります。
ですから発熱=受診が必須になります。
お医者様の診断で点滴により、短時間で体内の水分を回復したり、お薬の処方をいただいて、早く回復するための道標を掴むことが、とても重要です。
お医者様で原因が特定できましたら、療養をしながら、原因を考えることがとても大事です。
□ 換気はされてますか?
□ 定期的なお掃除はどうですか?
□ 手洗いやうがいは丁寧にしていますか?
□ 栄養バランスを考えた食事や十分な水分を摂っていますか?
□ 適度な運動をして全身の活性化を図っているでしょうか?
完治したからと急に運動をたくさんしたり、たくさんの食べ物を摂ってみても、1日にして何事も成らずです。
コツコツと積み重ねることがとても大事になります。
お医者さんの意見を伺いながら、丁寧な生活改善を図ることがとても大事です。
さて、特に食べ物と飲み物には拘りましょう!
1日3食、10時と15時のおやつ。
食卓を充実させましょう。
食事は楽しみの1つ。
トースト1枚で朝食は完了!なんてしていましたら、やはり健康を損ないます。
何でもいいやでは済まされません。
慣れで惰性に陥っていませんか?
同じ物ばかり食べていたルーティンになっていた方ほど見直しが大事です。
一般的には塩分コントロールと糖分コントロールが有名なところですが、油分コントロールと熱の摂り方も大事です。
栄養は野菜をしっかり!肉も魚も!と満遍なく摂ることが大事です。
栄養を考えると、素材もたくさんあり過ぎて何をどれだけ?ってなりがちです。
高齢者になると一度に定食屋さんのお膳1つも難しくなるものです。
量はどうしても歳を重ねると減ってきます…。
ですから、同量で高栄養を目指す方法が1つおすすめです。
例えば、明日葉、紫蘇、春菊などはとても栄養価が高いです。
刻んでふりかけにするという手もあります。
胃腸の働きを整えることにも意識を向けることが大事です。
乳製品や乳酸菌飲料です。
カルシウムの摂取にも繋がりますが、胃腸の働きを整えて吸収力を改善してくれます。
ケアマネ―ジャーさんがこれら予防ポイントに全部のケアプランを張り巡らせることは事実上、不可能です。
だって、一緒に住んでませんし、24時間365日、想像がほとんどを占めてしまい、見えていませんもの…。
もちろん、重要な点は話題にもなりますが、介護サービスを駆使しても、施設でなければ全てがカバーされることはありません。
そこはやはり高齢者さん本人で自己意識を高く持っていただかねばならないところになります。
とはいえ、神経質になることもありません。
元々、風邪のウイルスは常に大気中に滞留しているものですから、完全除去なんてできませんから。
普段の意識は手洗いうがい、歯磨きを丁寧にすることと食事をいろいろな形や食材で、楽しみながら摂取するということです。
食べ過ぎ、不足がないように…。
手抜きをせずに、細かく生活の1つ1つをじっくり自分がどういう立ち位置なのか、たまに考えてみることは、とても大事です。