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梅雨前に備えておくべきことの一つとして、クリーニングを上げておきたいと思います。
それも本記事で取り上げるのは専門店。
専門店を活用して、大がかりではありますけれども、是非、布団を丸々、特に敷布団をクリーニングしておくことをお勧めします。
何故、梅雨前に布団をクリーニングに出すことを勧めるのか?
それも何故、特に一人暮らしの高齢者さんなのか?それは以下の記事でご紹介します。
梅雨の時期は雨天が多く、梅雨も後半になりますと気温がぐんぐんと上昇します。
湿度と気温の相乗効果を好むのは…ダニ、カビ、ノミといった微細な生物たちです。
特にカビやダニは繁殖する条件が整うほどに繁殖しちゃいますから、先手必勝で防衛策を試みていく必要があるのです。
湿度と温度が高くなる前に、クリーニングをかけることで、ダニやカビの餌の元となる雑菌などが、綺麗に落とされ、繁殖を加速させる条件を崩すことができるのです。
また新しく集まるのに餌がないので当分の時間稼ぎができるというわけです。
天日干しでも良いのでは?と思われるかもしれませんが、十分な加熱や洗浄は自宅では、とても難しいのです。
天日干しでは、どうしても布団の中に潜り込まれ、時間と共に表面に湧きあがってきます。
餌は乾燥していても餌になっちゃいますから、ハタキで叩くくらいでは、布団の中の雑菌はどうにもなりません。
そういった意味でクリーニングの専門店に依頼するのが、徹底する形になるので、ベストなのです。
薄い掛け布団なんかですと、コインランドリーで丸洗いという方法も採用できますが、敷布団、厚めの掛け布団になると大がかり過ぎて、コインランドリーでは回せなくなりますから、クリーニングの専門店に依頼することになるわけです。
それに布団が傷んでも困りますし…。
もちろん、根拠があります。
高齢者さんと乳幼児さんは皮膚が弱い。
ただ乳幼児さんを外したのは、布団が小さいので丸洗いも簡単ですから、ご家庭で大事に育てられている乳幼児さんには、お父さんお母さんが十分に対応に育児をされていて、気配りされているはず…だと思います。
一方、一人暮らしの高齢者さんは自分一人で生活の全てを切り盛りせねばなりません。
若い頃のような体力もなく、多くの切り盛りすべき家事があるので、布団干しにすら到達することが難しい方も多いわけです。
肌が弱いということは、ダニやカビの影響を肌で受けやすくなってしまいますので、特にクリーニングでの洗浄が大切になるということです。
介護を受けておられ、寝たきりの方は特に寝ている時間も長くなり、発汗も伴う季節ですので衛生的にクリーニングをかけることを1年に1回、この梅雨前の時期には特に心掛けていただきたいと思います。
あえてタイトルに『虚弱な』と付けましたのは、布団の移動が大変と思う状況にある高齢者さんです。
布団干しが自力でできない状況の方、自分で交渉するのも難しい…そんな状況の方は介護保険でケアマネージャーさんやヘルパーさんを自宅に招いていませんか?
介護を支援する専門員ですが、布団干しまで考えて、手を打ってくれるケアマネージャーさんは実際にはいませんが、頼めばアクションを起こしてくれるものです。
皮膚の衛生状態の保清の為に必須ともいうべきクリーニング会社に電話をして発注してもらう。
郵送パッケージが届いたら、布団を詰めて、クリーニング会社へ発送してもらう。準備も手間も多少です。
電話で5分、詰めるのも5分。きっとそこまで理解いただけたら、ケアマネージャーさんも動いていただけるはずです。
皮膚病になりやすい虚弱な方は…ですよ。
ケアマネージャーさんのお仕事では、本人からのニーズという主張と現状に課題となり得る根拠と、それに対する対処が計画的に行う必然がなければ動けない…という脳の仕組みですから。
とはいえ…布団のクリーニングもそうですが、福祉用具貸与事業所の特殊寝台に付属して貸与されるマットレスも梅雨時には回収して洗浄済みの物に一斉交換するくらいの手間を実施して欲しいものです。
梅雨前のクリーニングは大事!
最後にはケアマネージャーさんは、他人の生活を自らの生活のように、細かくもっと深く支えよう!
福祉用具貸与事業所さんも自分の貸与品に自信を持ってメンテナンスしていこう!
…と、介護支援専門員向けの記事に変遷しちゃいました。
梅雨は気温も上がり、湿度も上がり、熱中症にもなりやすい時期です。
クリーニングでのダニやカビを消滅させる効果の他に、シーツをかけてもふかふかになることで穏やかな寝心地が確保されます。
寝苦しい時間帯に少しでも体を休める。
本格的な夏の到来の前に寝具をクリーニングしておくことで快眠が得られる効果もあるのです。