梅雨に高齢者さんが注意しなければならないのは歯磨きです
1はじめに
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高齢者さんが梅雨の時期に歯磨きに注意することは、とても大事なことです。
梅雨の時期に各ご家庭を悩ませるのは…黴・カビです。
このカビ対策のお掃除はとても大変なことです。
お部屋の掃除そのものも大切なのですが、高齢者さんには特に注意して欲しい毎日の習慣…それは歯磨きです。
今日はこの辺りを記事にしてご紹介します。
2高齢者が気を付けねばならない梅雨時の歯磨きとは?
高齢者になると、食事や水分補給をした時に、少しずつ咽(むせ)ることが増えてきた実感がありませんか?
誰にでも起こる咽込みなのですが、老化が進むにつれ、回数が増える、増えることはまだ大丈夫なのですが、咽込みの結果、目的が達成できないと大病に発展する原因になってしまいます。
咽込みの目的は喉から気管に入った異物を外、あるいは口腔内に戻すという働きで咽込み自体は人間の生理的な現象です。
咽込みで戻せず、残った物が肺の中で菌の餌となり、繁殖を拡大してしまうことが分かっています。
口腔内を衛生的に保つことで肺の中での菌の繁殖を防ぐことができると言われています。
そして梅雨の時期、カビが繁殖するのと同様に肺の中の菌も繁殖力を増す傾向があるのです。
菌の餌にもなる食べ物の残渣物を歯磨きで綺麗にすることはとても有効な誤嚥性肺炎の予防策の1つになります。
3高齢者が梅雨時に歯磨きを特に大切にする工夫は?
とはいえ…目に見えない雑菌の繁殖なんて綺麗に掃除しきったなどと分かるわけがない。
歯垢染色剤は歯に付着した汚れを染めて見えるようにするものですが、まずはこのレベルの歯磨きを徹底しましょう。
磨き残しがなくなるだけでも雑菌は大きく減少しますので。
次に液体歯磨きを用います。
歯や歯と歯の間、歯と歯茎の間…歯ブラシで磨けていたとして、次に口腔内でどこを注視するのか?
舌と頬の内側、上顎などの粘膜系です。
特に舌は専門のブラッシングがあるほどに丁寧に磨き過ぎないように磨くことが大切です。
こうして口腔内全域の保清を得ることが大切なのです。
特にプラスチック樹脂入りのものはオススメできませんが、気に入って使用されている方は、舌などの口腔内磨きは極力、力を抜いて行われることをお勧めします。
傷がついて口内がえらいことになってしまう可能性があるので…。
そして…ですね。
食後30分以内に、食事を楽しんだら磨く…。
高齢者になるほど大切です。
磨きまくるのではなく、ソフトに丁寧に磨き残した場所がないように、力加減に注意してくださいね。
4高齢者のご家庭で梅雨時に歯磨きを徹底したら、さらにして欲しいことがあります。
やはり掃除です。
梅雨の雨続きで、温度と湿度が上がるとカビにとって天国のような環境が到来します。
風呂や台所など水気を含む場所でのカビの繁殖力には驚くばかりです。
カビを殺菌する洗剤も多くが販売されていますが、ここで注意すべきことがあります。
あの強いカビを殺す、剥がす、水をかければ流してしまえる、強い洗剤ですよ?
カビはシャカシャカと掃除しても空気中に舞い上がり、再び水気に戻り繁殖します。
家の中に通じる道を塞ぎ、外に向けて換気をしながら掃除をすることが大切なのです。
お風呂場であれば、浴室乾燥機を吹かせつつ、外への窓をあけて掃除するようにしてください。
また二重にマスクをするなどして、掃除をする人がカビや雑菌を吸い込まないようにしましょう。
私の場合は、プールの水中眼鏡とマスクでヒイヒイ呼吸しながら…掃除しております。
特に天井から入り、天井が終わった段階で換気を吹かして、側面や風呂釜の蓋、小物、風呂釜に進み、最後が床面です。
天井の時点で服は既に濡れておりますが…終わる頃には乾いております。
ただし、ここでさらに注意点です。
終わったら、マスクは紙なのでビニール袋で括って捨てます。
水中眼鏡も十分に洗浄。
そして衣類…ポリバケツに熱湯消毒を10分ほどかけて洗濯機に投入します。
かの有名なノロウイルスも70℃以上で1分内に死滅すると言われていますので、カビも同様なので3分ほど熱湯に放置して、全ての衣類を洗濯機に投入しちゃいます。
熱湯消毒もTシャツと短パンと肌着くらいですのでバケツ1個で済みますし、夏は手間が軽くて助かります。
年末の大掃除よりは楽なものです。
5まとめ
高齢者の梅雨時の大病を防ぐ秘訣の一つは、歯磨き。
食後30分以内に行う。
歯磨きと口腔内の清潔が大病を防ぐ一つの大切な行動になる。
そして環境整備、カビは特にはやして放置することを避けたい。
あの繁殖力を体内に取り込むことで大病のリスクが増すからです。
今回は歯磨きのコツと掃除のコツを梅雨時のカビに焦点を当て、高齢者の健康保持のための記事としてみました。
記事通りするのも時間がかかり、手間だろう…。
手間暇をかけるのは自分自身の為、家族の為にもなる。
もちろん高齢者や赤ん坊など免疫力の弱い年齢層に効果的なのは言うまでもありません。
ただ、最後に1点、挙げるとすれば記事中の最も大事な事柄は換気の徹底にあると言えるだろう。
何故ならカビも殺菌殺虫剤もどちらも人体に取り込むことは避けてしかるべき存在なのは言うまでもないからである。
6後書き
本当に呼吸器器官から取り込んでしまう病気はとても多い。
空気清浄機を設置しても一部、ひと部屋ずつだし、エアコンもコストがかかるものだし…。
いまだに徹底しようとすると、人力が最も有効なバランスで提供できるツールであることは間違いない。
極端に病を恐れるのも違うし、ほどほどに清潔を保つことが大切である。
今日は風呂場だけ、明日は寝室だけと、その日に場所を定めて日々、清潔な空間を作るように心がけましょう。
何も施設や病院のように全部、消毒して回るまでのことは家庭では求められるわけではない。
そこまで家庭でやろうとすれば、息が詰まってしまう。
ここでも適度適切で受容できる心持ちが大切なのは言うまでもないことです。
誠にありがとうございました。
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