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鮎は初夏から晩秋まで長く楽しめる旬の食材です。
養殖ものも含めれば、鮎は今や年中、美味しく楽しめます。
川魚の鮎、あなたはがっつり楽しんで美味しくいただけていますか?
今日は鮎料理の魅力を堪能するため記事を書いてみました。
是非、鮎解禁の6月から晩秋まで鮎を美味しく堪能してみてください。
まず、鮎は生で食べたい場合は冷凍後、解凍していただくか、万が一を考えて避けるのが鉄則です。
川魚の寄生虫に感染することが危険だからです。
さて、川魚の鮎…私は大好きなのですが最もポピュラーな食べ方は内臓を抜くか、そのままかで丸ごと塩焼きを楽しむ方法でしょうか。
鮎の食感を楽しみ、風味を楽しみ満喫できる方法です。
この方法は調理の手間も少なくて、主婦にとって助かるというメリットもあります。
他の鮭や鱒などの塩焼きは身の水分が抜けるにつれ、固くなってしまうデメリットがあります。
鮎はホロホロと身が崩れやすく旨味が抜けにくいところも魅力です。
しかしです。
はらわたなどの内臓を抜くこともそうですけど、抜かずに丸々を塩焼きにして頭から尻尾までガシガシと全部、楽しめる塩焼きを考えていますと…。
もちろん苦味を苦手にされる方もありますし、苦味の中の旨味が珍重される場合もあります。
この辺りは好き好きで、個人のお好みの範囲でしょう。
内臓を抜く抜かないで、料理の結果、単なる塩焼きですが、焼き加減と共に美味しさを左右するポイントになりそうです。
鮎の風味や味をお料理で微妙な差を付けて、体感されてみますと塩焼きも2度、3度と楽しめます。
よく塩焼きに添えられるレモンも、すだちでは?ゆずでは?とトッピングをアレンジする方法もあります。
旬の梅干しと重ねてみるという方法もあります。
ただ鮎の風味や食感を打ち消してしまうと失敗に感じやすいので注意しつつ、楽しんでお料理をしてみましょう。
お子様のおられるご家庭の場合、こうした微妙な味付けの変化、プラスワンの差を設けますと日々の食卓で同じお料理が近い日付で登場しても、楽しめます。
また微妙な味の変化を味わうのは食育につながることは言うまでもありません。
ポピュラーな鮎の食べ方は、
□ 塩焼き
□ 甘露煮
□ 味噌田楽
鮎と一言に申しましても1シーズンの間に稚鮎から成魚、産卵前、産後と風味や食感が大きく変化していきます。
この辺りも加味しますと、
« 稚鮎 »
□ 天婦羅
□ 味噌田楽
□ 甘露煮
« 成魚 »
□ 解凍後の刺身…わさび醤油や蓼酢醤油でいただく文化もあります。
□ 塩焼き
□ 田楽
□ 甘露煮
« 子持ち鮎 »
□ 塩焼き
□ 甘露煮
« 産後 »
他の魚に移行しがちですが、鮎が大好きな方は、
東北産を味わわれてもシーズン最後も楽しめます。
□ 塩焼き
□ 甘露煮
と、このようにシーズンに合わせて。
鮎をお料理して楽しんでみても豊かな風味を味わうことができます。
さて、さらに鮎をとことん、がっつり楽しむには?
一夜干しをして味をギュッと凝縮。
干物にしても、独特な味わいを楽しむことができます。
骨を残して、熱燗を注ぎ、骨酒を楽しむ。
焼いた身も含めて鮎酒を楽しむ。
お料理にひと手間、ふた手間を重ねてみまして、鮎の炊き込みご飯、鮎飯にしても美味しいです。
甘露煮をペーストに練り、食パンでサンド…。
アンチョビサンドみたいで、これも意外に外角直球に感じられ、楽しめます。
焼き浸しや揚げ浸しの技法も楽しそうです。
ホイル焼きや蒸しても楽しそうです。
日本料理の技法って、いろいろとあります。
個人的にはシンプルな塩焼きが1番ですが、鮎飯や田楽も大好きです。
調味料を少しずつ変えて何回か作りますと、ご家庭でベストな味わいに仕上がることでしょう。
レシピ?
家族の好みが、甘い、辛い、塩味など、どの辺りに基準がありそうかなぁと考えつつ、
さしすせそ、
砂糖、塩、酢、醤油、ソース、味醂、酒
などの調味料のバランスを決めることです。
あとは手間暇をかける時間次第でしょうか?
家族でお料理大会をしてみても、ママ友パパ友の集まりで料理をして比較してみても、きっと美味しくて楽しいお食事会ができそうです。
鮎好きの記事第2弾です。
鮎の名産地では5月頃から順に北へ向けて解禁され、東北地方でも7月には解禁になります。
1級河川など鮎の名産地では釣り人が楽しまれていますし、他にも子どもたち向けに鮎のつかみ取りのイベントも各地で開催されます。
夏休みの思い出の1日に鮎をチョイスされてみても、楽しい記憶に残る味と体験になるのではないでしょうか。
この辺りのイベント情報は、お近くの市町村のホームページをご覧いただけますと、シーズン頃には掲載されていることでしょう。
さて、鮎の料理。
郷土料理としては田楽や干物、甘露煮、内臓のうるかが挙げられるところです。
奈良の柿の葉寿司では鮎寿司、徳島や高知などでは鮎の姿寿司がシーズンに楽しまれています。
あと日本は南北に長く、気候風土が違うので、四万十川、紀の川、吉野川、長良川など川の違いによって鮎の味も違うと言われています。
もちろん工場排水などがないところの鮎の方が美味しそうです。
鮎の楽しみ方の1つとして南から北まで旬を追ってみるというのもアリかもしれません。
あとは料理の手間暇・技法を駆使しつつ、骨酒や鮎酒、土瓶蒸しなどとのマッチングを楽しむことも豊かな食卓になります。
是非、今年も鮎を満喫してみてください。