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5月の空気が、ちょっとだけやさしく感じるのは「母の日」のせいかもしれません。
高齢者施設で過ごす皆さんにとっても、この日はやっぱり特別なもの。
大げさなイベントや派手な演出なんて必要ありません。
むしろ、「あらまあ」「ふふふっ」と微笑む時間こそが、ごちそうになる季節です。
レクリエーションって言うと、「さあ盛り上がりましょう!」と腕まくりするようなイメージを持たれがちですが、母の日は違います。
ほんのり甘くて、静かに心がほぐれていくような“優しいレク”が似合う日です。
この記事では、そんな“やさしい母の日”の過ごし方を、笑いも交えてたっぷりご紹介。
「何かしなきゃ」と気負わなくても、「何かできたな」と思えるようなヒントを集めました。
高齢者施設の現場で働く方も、プランを考えるのがちょっと苦手な方も、きっと大丈夫🩷。
今日も、誰かの心がふわっと軽くなれば、それがいちばんのプレゼントです。
母の日だからって、赤いカーネーションが必須というわけじゃありません。
ピンクだっていいし、造花だって素敵。
そもそも、花じゃなくたっていいんです。
大事なのは「今日はちょっと違う日だな」と感じてもらうこと。
高齢者施設では、曜日感覚が薄れがち。
でも、季節のイベントがポツポツあることで、時間のリズムが戻ってくるんです。
「今日、なんか楽しそうね」
その一言が出るだけで、レクリエーションはもう大成功。
騒がなくていい、張り切らなくていい、立ち上がらなくたっていい。
空気がふわっとやわらかくなって、利用者さんの頬がちょっと緩む――そんな時間を作るのが、母の日レクの極意です。
たとえば、朝のひとこと挨拶をほんの少し変えてみるのも手です。
「おはようございます、今日は母の日ですよ~。お母さん気分でゆっくりしてってくださいね」
たったこれだけで、場の雰囲気がふんわり和らぐことがあります。
レクリエーションは、“やること”より“出す雰囲気”が勝負。
立派な装飾や豪華な演出じゃなくて、職員の笑顔や一言にこそ価値があります。
カーテンを少し開けて、日差しをたっぷり取り込んで、音楽を一曲流すだけでも、いつものフロアが違って見えるから不思議です。
母の日だからって、涙腺を刺激するような感動系に走らなくて大丈夫。
むしろ、思わずクスッと笑えるような「ゆるさ」こそが、ごちそうになる年齢層です。
ほんの少し空気を変えて、ほんの少し心がほぐれる…。
母の日って、そんな“ゆるふわ革命”にぴったりの日🩷なんです。
レクリエーションという言葉を聞いて、「さあ、ハサミと折り紙とマスキングテープの出番だ!」と身構えた方、ちょっと深呼吸してください。
母の日のレクで大事なのは、“完成度”よりも“気持ち”です。
切れなくたって、曲がってたって、ノリがはみ出てたっていいんです。
むしろそのほうが、味わい深いというもの。
たとえば、まん丸じゃないカーネーション。
茎が3本生えてる謎の花。
裏側に職員の指紋がついたままのメッセージカード。
全部ぜんぶ、味になります。
これが売り物だったら返品レベルですが、レクリエーションでは金メダル級のあたたかみです。
そもそも、何を作るかより、「一緒に何かをする」ことがメインディッシュ。
作業中の「あら、これ貼るんだったの?」「それ、私の作品とくっついちゃったわねぇ~」なんていう笑い声の方が、はるかに価値があります。
そして、クラフト素材はなんでもOK。
ティッシュの空き箱でも、紙袋でも、包装紙の切れ端でも。
ちょっと光沢があったり、柄が可愛かったりしただけで、あら不思議、立派なレクリエーション材料に変身…じゃなくて、活用できます。
「もう指が思うように動かなくてね」と言いながらも、テープをぺたっと貼れたら、それはもう作品です。
「私のも見て見て」と見せ合いが始まれば、そこが展示会場になります。
飾るスペースがなければ、トイレ前の壁で十分です。
むしろ一番人目につきます。
こうして“手作り風”が生まれてくると、部屋全体がほんのり明るくなります。
作業中に「失敗しちゃった〜」という声が出ると、だいたい隣の誰かが「わたしも!」と笑ってくれて、妙な一体感が生まれるのです。
そう、母の日の手作りは「技術」じゃなく「気分」で勝負🩷。
貼るだけでも、持つだけでも、見ているだけでも参加したことになるのが、母の日レクのいいところなんです。
母の日のサプライズは、何も派手な演出じゃなくていいんです。
ひと皿のおやつと、ひと口のお茶が、どれだけ空気を変えるかってご存じでしょうか?
「何これ、おいしい~」のひと声で、フロアの空気がふわっと甘くなる瞬間。
これぞ、食レクの底力です。
母の日といえば、ピンク系のかわいいスイーツが定番ですが、そこにちょっとした“施設マジック”(※比喩表現です)を加えてみましょう。
たとえば、おまんじゅうの上に、ポチっとチョコを乗せるだけで「母の日限定」に早変わり。
お茶に花びら型の砂糖を添えれば、「わぁ~ステキ!」の声もいただけます。
栄養士さんが見たら眉をひそめる甘さかもしれませんが、1年に1回くらい夢見ても、きっと胃は許してくれます。
そして、これを「みんなでいただく」という行為がまた、いいんです。
「これ、誰が作ったの?」「あなた盛り付け上手ね~」なんて会話が自然と生まれて、空気がほどよくにぎやかに。
おやつそのものより、話題が主役になる母の日レク。
これ、実はとっても知的な交流タイムでもあります。
お茶にもこだわってみましょう。
急須から注ぐのが難しければ、ティーバッグでもOK。
ただし、袋を開けるときに「この香り、どこかで嗅いだような…」なんて“思い出フィルター”が発動する可能性あり。
昭和の喫茶店を思い出す方、子育ての合間の一服を思い出す方、香りって本当に記憶とセットなんですね。
そして極めつけは「お代わり自由」。
この一言に、安心と信頼が詰まってる。
「まだあるなら、もうひとつ…」と言い出せる雰囲気って、実はとても大事なんです。
遠慮ばかりの高齢者さんも、おやつの前ではちょっとだけ素直になる。
これ、レクリエーション成功のサインです。
というわけで、今年の母の日は、カーネーションではなく“おやつ革命”でいかがでしょう?
お腹も心も、ちょっとだけふっくらして、午後のひとときがすこし優しくなるかもしれませんよ🩷。
母の日といえば、何かを“渡す”日と思われがちですが、本当に喜ばれるのは“渡さない優しさ”だったりもします。
ラッピングされたプレゼントももちろん素敵だけれど、渡す側がそっと控える勇気、これが意外と効くんです。
「今年は何もしてませんよ~」なんて言いながら、実は部屋の照明を少し落としてあったり、
お茶の湯気がちょうど鼻に届くように湯呑みの向きを変えてあったり。
こういう“気付かれない気遣い”って、人生のプロが一瞬で察知するんですよね。
とくに高齢者施設では、過度な装飾や大がかりな演出がかえって疲労のもとになることもあります。
だからこそ、プレゼントの本質は「気持ちの通り道をつくること」。
言葉にしなくても、誰かの心に「あなたを大切に思っています」というメッセージがふんわり届けば、母の日は大成功です。
たとえば、当日だけちょっと早めに声をかけてみたり、
「今日の服、よくお似合いですね~」なんて何気ないひと言を添えてみたり。
もうそれだけで、プレゼントの役目は果たしています。
あとは椅子に座ってゆっくりしていただくだけで、“その場の居心地”が、何よりの贈り物になります。
レクリエーションも同じで、無理に「何かやらなきゃ」と詰め込まず、
「やってもいいし、やらなくてもいい」という余白を持たせると、不思議と皆さんの参加率が上がるんです。
選ばせてあげる、ということ自体がプレゼント。
それに「何もしない時間」が、かえって心に残る場合もありますからね。
見えないプレゼントって、忘れにくいんです。
誰が何をくれたかは忘れても、「あのとき、心地よかったなあ」は案外ずっと覚えているもの。
だから今年は、プレゼントらしからぬプレゼントで勝負してみましょう。
優しさに包まれる日ではなく、優しさを“にじませる”日🩷。
それが、大人の母の日レクリエーションです。
レクリエーションと聞くと、どうしても表舞台ばかりが脚光を浴びがちですが、母の日のほんとうの主役は、実は“黒子”を極めた職員たちかもしれません。
前日から台所の流しで画用紙を切ってる人。
朝からフロアの一角で「セロテープが指にくっつく!」と格闘している人。
そして、最中(さなか)にそっとコーヒーの温度を確認して回る人…。
全部、職員です。
しかも誰にも気づかれないまま、完了させるのが使命だったりします。
母の日レクに“正解”はありません。
だからこそ職員のセンスが問われる日でもあります。
どこまでやるか、どこで引くか。
あえて飾らない勇気と、あえて手をかける優しさ。
その間を、毎年毎年、試行錯誤しているんです。
一方で、裏ではこんな会話も飛び交います。
「これ去年もやったけど、誰も覚えてないよね?じゃあ今年も使い回そうか」
「えっ、それまだ倉庫にある?天才じゃん!」
「もうこのBGM、10年同じだけど逆に安定感あるよね」
…そんなやりとりこそが、母の日レクの土台を支えています。
それでも、当日のフロアで誰かがそっと笑った瞬間、すべての苦労がチャラになるから不思議です。
飾りがちょっと斜めでも、カードが折れていても、むしろそれが味になります。
その“ちょっとズレてる感じ”を、そっと受け入れてくれるのが高齢者の皆さん。
だから、こちらも気を張りすぎず、でも手を抜かず、今年も「あぁ、なんか良かったなあ」と思ってもらえる時間を目指します。
レクリエーションとは、つまり“気づかれない配慮の連続芸”🩷。
職員の知恵とひと手間が、何気ない日を特別に変えていく。派手じゃない。でも確実に温かい。
それが、母の日を支えるプロの技なんです。
母の日って、豪華なカーネーションも、テレビに出てくるような感動エピソードも、実はなくてもいいのかもしれません。
「今日、なんかやさしかったね」って、ほんのひと言がもらえたら、それで十分。
高齢者施設という特別な空間では、そんなささやかな“気配”こそが、大切な贈り物になります。
工作がうまくできなくたって、座って見ているだけでも立派な参加。
食べて笑って、ちょっとだけ涙ぐんでもOK。
職員がこっそり用意した小道具が当日ひっそり滑っても、それもご愛嬌。
母の日に完璧な正解なんてありません。
むしろ、あちこちに転がる“ちょっとしたいい加減さ”が、心をほどくヒントになったりするものです。
それに、母の日は一日限りのイベントではなくて、
「今年もありがとう」と「来年もよろしくね」を、そっと橋渡しする日🩷でもあります。
だからこそ、肩の力を抜いて、笑顔を忘れずに。
そしてまた来年も、「今年はどんなふうに過ごそうか」と、ちょっと楽しみにできるような余韻を残して終えられたら――
それこそが、本当の意味での“贈り物”かもしれません。
さて、来年の母の日は、どんな空気が流れているでしょうね。
でも大丈夫。
どんな年でも、人の優しさって、案外ちゃんと伝わるものですから。
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