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五色の短冊~♪軒端に揺れて~♪
馴染み深い歌を思い起こして井いただいたところで、七夕の飾りのお話。
コロナウイルス感染症で大変な年が続いていて将来が分からない不安があります。
でも、そんな空気を一掃して…。
特養などの施設だからこそできる取り組みにチャレンジしてみませんか?
その取り組みをサポートする記事です。
6月も下旬になると、いろいろな飾りを折り紙でせっせと作る高齢者さんたち。
雑談を交えながら、コーヒーや紅茶を飲みながらまったりと…。
完成したものもあれば中途のものもあるけど、いろいろ出来るものです。
作り方では、
□ 壁画制作
□ 立体工作
どちらもよく実践されています…。
立体的な製作の中身もいろいろです。
□ 輪飾り
□ リース
□ じゃばら
□ 星
□ 吹き流し
□ 織姫と彦星
□ 天の川
□ ちょうちん
□ くす玉
□ 笹舟
季節柄、変わり物として、
□ そうめん
□ たこ
□ スイカ
□ メロン
□ ナスの牛
□ きゅうりの馬
□ とまと
こんな飾りも混ざることがあります。
半夏生やお盆、季節の果物や野菜を飾りにしてるのですが、『七夕飾りで思いつく飾り!』と題して作ってもらった時に、これらが登場したのを覚えています。
それから、材料。
□ 折り紙
□ 布
□ 和紙
□ 画用紙
□ ペットボトル及びフタ
□ 牛乳パック
□ ビニールテープ
□ プリンカップ
□ トイレットペーパー
□ ティッシュペーパー
□ ストロー
と、いろいろと使ってみたものです。
コロナウイルス感染症の年…。
外出の自粛が解かれましたけど、夏は夏らしく過ごせるかと思いきや子どもたちは夏休み返上で、慌ただしい学校の日常生活へ。
施設の高齢者さんたちは、やはり暑さとの闘いでしょうか…。
七夕飾りを制作してみても、つまらないと感じてしまうかもしれません。
夏の涼味を感じられるイベントなのですけど…。
大勢が集まり、事を成す様子はお祭りに代表されるように活気を肌で感じ、とても魅力的なものです。
そんな活気あるお祭りのような七夕を夢見つつ、一定程度でしかないかもしれないが今年も満足を得たいものです。
人は耐えた分、成果を得て伸びたいと思う生き物ですから…。
さて、施設には様々な物品の納品業者さんから調理員さん、介護職員に専門職、事務員、高齢者さんにそのご家族…。
じつに多くの方が働いているものです。
それぞれの役割を担いながらですので、同じことをする機会ってあまりないものです。
そこでです!
七夕飾りの製作を、全員が一致団結して取り組んでみるというのはいかがでしょう?
音頭を採るのは理事長と施設長以外にないです。
プロセスを決めて、お便りをして飾りを集める!
集まった飾りを少ない晴れ日を利用して天日干し。
そして繋ぎ合わせて、七夕の日に飾る。
メモリアルに撮影をして、ご協力いただいた皆様にお届けする。
100人200人…規模によると1000人以上から飾りを集めることが出来ます。
全てを繋ぐと、さながら天の川を表現できます。
最後に、七夕の翌日に施設の庭に祭壇を組んで、地域の神主様に依頼してお焚き上げの安全祈願をしていただく…。
もちろん、その煙が天に昇る時がクライマックスとも言えるので、撮影を忘れないようにしましょう。
飾りの写真とお焚き上げの写真と2枚を添えて、お届けしましょう。
ちなみに、この発想のネタ元。
コロナウイルス感染症で全国の高齢者施設は面会中止になりました。
各ご家庭から高齢者さん宛のお手紙が殺到したんです。
だったら、七夕飾りを贈っていただいてまとめてみると素晴らしい作品が製作できるのでは?と思った次第です。
七夕は裁縫の上達を願う宮中行事という側面もありましたから、いろいろな手作業に熱中してみても正解かなと思います。
天に祈りを捧げるので、最後にお焚き上げの煙に乗せて願いを運んでいただく…。
七夕飾りは関係者全員による団結の絆を表している…となれば最高のお祭りになります。
さて、七夕の飾りそのものをどう作ってみますか?
□ 千羽鶴ならぬ万羽鶴!
□ 万の輪飾りや吹き流し風に!
□ 天の川に見立てて野菜や果物がどんぶらこ…桃太郎が浮かぶ?
□ 模造紙5枚~10枚の横幅に貼り合わせて立体アート作品に!
□ お焚き上げも大きくなる?
□ 苑庭で密にならないようにバーベキューはいかが?
と、一度は企画してみたくなりませんか?
まとめ…と題しつつ、もう一段をば…。
ちょうど、この頃合い、暑中お見舞いの時期でもあります。
まぁ、常々、施設から『 …〇〇苑だより… 』とか季節のご案内文って各ご家庭へ送られていますか?
でも、1枚だけ作って、後はコピーでしょうから、案内文も万人向けの遜色ないものです。
七夕の準備からお焚き上げまで一連のスピンオフをDVDで編集。
中に理事長ご挨拶と苑長ご挨拶の2つを各2分ずつ収録して贈るのはいかがでしょう?
もちろん、ご利用者様のことを踏まえ、ご家族の顔とご性格を鑑みて発言いただくことが大事です。
ちなみに、これが出来る!という経営者さんの施設は太鼓判ものですし、不況下でも潰れないだけの素地があると断言できるでしょう。
…と、口幅ったいことは抜きにしまして、どんな環境下でも試みれそうな七夕飾りのネタでした。
是非、参考にしていただいて充実した七夕の一夜をお楽しみください。