高齢者のレクリエーション!七夕といえば流しそうめん!企画の工夫が大事ですよね
1はじめに
Menu
お好みで▷ボタンでお楽しみください。
さて七夕といえば行事食は 『 そうめん 』 です。
施設で流しそうめんを実施してみて…いかがです?
全員が満足できて、楽しめていますでしょうか?
施設に入居する高齢者さんが流しそうめんを楽しむには様々な工夫が大切です。
今日はその辺りを記事にしてみました。
是非、流しそうめんで七夕の1日を充実して過ごしてくださいね。
2高齢者のレクリエーション!七夕といえば流しそうめんですが…
七夕の行事食はそうめん。
じつは高齢者の間で、窒息事故の要因にもなりかねない困り物…。
細いので、つい吸いこんで気管で詰まることに…。
嚥下に問題のある高齢者さんには、リスキーな食材の1つです。
工夫は短く切るか、やわらかく炊く、しっかり咀嚼して食べてもらうように、こまめに声かけをするというところです。
七夕のそうめんを流すのに職員が分かれていきますし、目配り、声かけも大事ですし、食事介助も必要な高齢者さんもおられますし…。
いわば、役割が日常の食事時間とは違う状況を作ってしまうところに『 油断と隙 』が出来てしまいます。
この辺りの事故リスク…是非とも防いで、楽しみだけ享受したいところです。
3高齢者のレクリエーション!七夕の流しそうめんの企画書
季節は夏真っ盛り…暑いし、蒸せます。
自然な小川を想像させる流しそうめんの舞台は涼しさを視覚的にも音としても楽しめます。
まずは舞台の選定が大事です
流しそうめんの舞台は屋内でも排水に注意すればセッティングできますが、やはり屋外の大気の中、楽しめるように企画しましょう。
とはいえ、梅雨の終わり頃は天候が変わりやすくスコールなどもあります。
ですので…、
□ 陽射しが陰る場所→雨でも濡れない場所!
□ 陽光が眺められる場所→遠くの山など自然が眺められると最高です!
次に舞台装置の工夫です
脚立程度の高さからそうめんが竹筒を通って最後の盥( たらい )まで流れて届く。
竹筒を斜めに角度を付けるほど、加速してアッという間に終着点の盥になります。
ですから、水流と共に流すので角度は緩やかにすると良いでしょう。
高齢者さんは目が見えにくく、素早く動かすことも難しい方もおられますので、ゆっくり流せることにこだわって計画することも良いポイントになります。
舞台装置をどうするか?
竹といいますのはすぐにタケノコの頃は伸びて食べられなくなりますが、長くて立派な竹を綺麗に割って節をとって流しそうめん用に加工するのも、実際には大変な作業になります。
長大な竹を用いて、竹の両側に高齢者さんと職員が入り交じって並ぶ構図で流しそうめんを行うこともダイナミックさを演出して喜ばれるところでしょう。
舞台装置をどうするか?その2
とはいえ、それだけの竹…。
保管場所に困るのも事実…。
さて、短い竹ではどうだろう?
これはこれで楽しみ方もいろいろと考えられますが本数が増えていきます。
上手く角度を調節しますと、ジャングルジムのような迷路様の流しそうめんが出来ます。
渦巻の螺旋を描くように竹筒を配置して、利用者さんも職員も螺旋状に配置してみますと、食事の見守り範囲も広がりますので、油断や隙が少なくなるので良いかもしれませんね。
舞台周辺もチェックしよう
装置にばかりこだわっていますと、いろいろと見落としてしまいます。
□ 発電機を用意して送風機をセットする。
□ 延長コードで施設内から扇風機を引っ張り出す。
このように涼やかな風を起こしてみると涼しいので、熱中症の予防にもなりますし、いっそう涼味を体感いただけます。
さらにアロマの微香を稀に混ぜてみますと、さらなるご満足を引き出せるのではないでしょうか。
また四季の花を身近に、遠くの自然も眺望して…と多重に目、耳、鼻、味覚と楽しめるように工夫を企画していきましょう。
4高齢者のレクリエーション!七夕の流しそうめんの企画の工夫!
さて、流しそうめんのレクリエーション企画。
ここまで、来ましたら、とことん企画を練り込んでいきましょう!
そうめんは何種類?
□ そうめんとうどんは白!
□ 茶そばは茶!
□ 抹茶そばは緑!
□ ラーメンは黄!
ぬ…赤が思いつかない…。
そうめんが伝統に定着した平安時代…。
現代は令和になるまで、いろんな麺文化が誕生していますのでいろいろな色の麺を流してみても青竹に映えて綺麗です。
浸けダレも考えよう!
□ めんつゆ
□ ゴマダレ
この辺りが定番のベースです…。
もちろん、
□ 鰹だし
□ 鯛だし
□ あごだし
□ とんこつ
…出汁の工夫をして1口の違いの妙味を楽しんでいただくことも贅沢な食事になって楽しめます。
□ ワサビ
□ しょうが
□ 梅ペースト
□ ゴマ
□ 大根おろし
この辺りのトッピングも大事。
ここまで組み合わせますと1口ずつ替えて楽しんでいただいても良いでしょう?
特に梅干しはこの時期が旬とも言えます。
ワサビの鮮烈な風味も素晴らしいです。
しょうがや胡麻も健康の一助になりますから、夏バテに備えてしっかり摂取していただきたいところです。
5まとめ
お箸ですくうことは難しい場合が多いので、1対1サポートが出来るようにご家族に来園いただいたり、穴あきオタマですくうとか、器を軽くて大きめの物にするなどの工夫も大事です。
また流す人。
せっかくの高所にいるのだから、全般を俯瞰するよう見守りしましょう。
事故発見時に即応しやすいですから。
もちろん吸引機も数台、それ用の延長コードを用意して、常設して備えるようにしましょう。
さて、流しそうめんの舞台装置、複雑な物ほど準備が楽しくなります。
大掛かりであれば、埃が入るのを防ぐように対策を施しましょう。
また、流しそうめん実施の際も、最初は十分な水を流して洗うようにしておきましょう。
こうした皆で食べて楽しむことが出来ない方、嫌な方もおられるので、別室にて別組で落ち着いて食べられるようにも配慮しましょう。
まぁ、準備は楽しいですが、1日で解体してしまうので、凝り過ぎると解体が辛くなりますので、適度に…。
さらに凝りたい方は、七夕の短冊や願い事なんかを流しそうめんの合間にかいていただいて、竹筒に吊るしていただいたり、最後に大竹を垂直に立てて天に願いを捧げるイメージで、皆様でお祈りを捧げて終了!などと儀式チックに趣向を凝らしてみても、風情が出て良いでしょう。
あと雅楽の調べや童謡などをうるさくない範囲で流すことも有効です。
皆様の施設内の全域を通るように、竹筒を設置…。
これ…私の夢に出た流しそうめんの光景の1つです。
実践された方、是非、感想を教えてください。
誠にありがとうございました。
お気づきのご感想を
是非、お寄せくださいましたら幸いです。
応援をよろしくお願いします]
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。