七夕に願いをこめて混ぜ混ぜポン!24の記念日が奏でる恋と笑いとご縁の天の川

目次
はじめに…夜空に願いをこめるだけじゃ七夕はもったいない?
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夜空に願いをこめるだけじゃ、七夕はもったいない?
七月七日――それは誰もが知ってる「七夕」の日。
だけどね、ただの星祭りで終わらせるには、あまりにもこの日は詰め込みすぎてるんです。
乾麺をすする音が風鈴に重なり、カルピスは浴衣の袖を濡らし、ポニーテールが恋を巻き起こす。
ちょっと待って、どれが本命の記念日なの?と聞かれても、もう全部って答えるしかないレベル。
なぜなら七夕は、日本記念日協会すらびっくりの“記念日ラッシュ”だから。
今日は24個もの記念日が重なってるって知ってました?
そうめんの日に、ラブ・スターズ・デーに、ポニーテールの日に、コンペイトウまで参戦してくる豪華メンバー。
もはや天の川の渋滞か、記念日の満員電車か。
けれどそんな“ごった煮”を、わたしはこう呼びたい。
混ぜ混ぜポン!──って。
というわけで今回は、この24の記念日をすべて使って、ちょっとしたラブとご縁と、笑えるトラブルだらけの七夕の1日をお届けします。
検索してたどり着いたあなたも、偶然この記事を開いたあなたも、今日のこの瞬間が小さな“記念日”になるかもしれませんよ?
さあ、星の言い訳も聞こえそうな七夕の物語、はじまりはじまり──🩷。
第1章…そうめんをすする音が恋の予感を奏でた朝
七夕の朝は、だいたい“冷蔵庫の前”からはじまる。
だって暑いんだもん。
起きて五分後には「カルピスどこ?」って言ってる自分がいた。
でも今日はちょっと違った。
台所に漂うのは、赤しそと梅干しの混ざったような、あの独特の香り。
そしてテーブルの上にはドドンと「乾麺」パックが山積み。
……これはもしや、来たか。
七夕恒例、“そうめんの日”。
我が家では、そうめんを「恋の導火線」と呼んでいる。
たしか祖母が言ってた。
「そうめんを誰とすするかで、その夏の運命が決まる」って。
完全に都市伝説だけど、今日は信じたくなるような予感があった。
茹で上がった白いそうめんを赤しそのふりかけで彩り、氷水でキュッとしめて、薬味にはみょうが、そして……“彼”。
そう、今日は“彼”が来る日。
浴衣姿で、朝から家に上がり込んでくるという変な風習は、近所でも我が家だけだと思う。
「おはよう」と言って入ってきた彼は、なんと手織りの巾着を持っていた。
しかも、タグに“手織りの日”って書いてある。
絶対ネタだ。
でもちょっと、心の中で「キュン」って音がしたのは内緒にしておこう。
朝の食卓に、そうめんをすする音だけが流れる時間🩷。
カチャ、ズル、カチャ、ズル……ふと、彼が口を開いた。
「そうめんって、細くて長くて、まるで俺たちの友情みたいだよね」って。
え、それって告白?
それとも、”友達でいようね”的な終わりの挨拶?
こっちは赤しその香りの中で混乱するしかない。
お願い、七夕。
短冊に書くのが間に合わないから、空に言わせて。
わたしの“恋のそうめん”が、切れませんように。
第2章…ポニテが揺れたその時にカルピスがこぼれた
昼前、彼は突然「川行こう」と言い出した。
え、今?って思ったけど、七夕の天の川っぽさに引っ張られた彼のテンションは、もう止められない。
川は家から徒歩15分、つまりその間に“浴衣”という名の忍耐プレイが始まる。
見た目は涼やか、中身は蒸し風呂。
けど、七月七日は浴衣の日、着ないわけにはいかない。
それが我が家の“風習”という名の強制イベント。
髪をひとつに結んで、ポニーテールにした瞬間、母がニヤついた。
「ポニーテールの日、ちゃんと意識してるのねぇ〜」って。
違う、偶然。
けど彼はというと、「あ、それ…似合う」って一言。
やられた。
こっちの心が揺れたわ。
そんな揺れる気持ちを隠しつつ、川沿いに着くと、彼は懐からカルピスを取り出した。
しかも、ビンのやつ。
まさかの本気。
そう、今日はカルピスの日。
なんかもう、七夕ってイベントの詰め合わせか。
ふたりで乾杯して一口飲んだその瞬間だった。
カルピスが、ポタリ。
白いしみが浴衣に…いや、わたしの心にも。
「わっ、ごめん!拭く拭く!安心して、橋本会計的に見ても損害はゼロだから!」
……は?
なんでここで**“橋本会計の安心会計の日”**が出てくるのよ。
笑うしかないじゃん。
でも、ふたりで笑ったその瞬間、カルピスのしみなんて消えてなくなった気がした。
川のせせらぎに、ポニーテールが揺れる。
風が吹いて、笹の葉が揺れて、彼の笑顔が近くなる。
まるで天の川が、そっと後押ししてくれてるみたいに。
心のどこかで「今日はきっと、運命が何かを混ぜ混ぜしてる日なんだ」と思った。
願いごとは、もう決まってる。
あとは星に預けて、浴衣の裾を気にせず一歩踏み出すだけだ🩷。
第3章…ギフトをくれたのは夢の中のドリカムだった
午後のまどろみって、恋に似てると思う。
なんだかぼんやりして、すべてが美しくて、でも唐突に何かが落ちてくる。
たとえば――手のひらに、ぽんっと乗せられたプレゼントとか。
彼が突然「これ、ギフト」と言って渡してきたのは、笹の葉で包んだ小さなお寿司。
いやもう、和風すぎて笑っちゃった。
しかも、手書きで“笹ずし”って書いたシールまで貼ってあるあたり、やたら本気。
「糸魚川の名物らしいよ。今日は笹ずしの日だって。七夕だし、雰囲気あるでしょ?」って、涼しい顔で言う彼に、こっちは内心で「どこの情報源よ」と突っ込みつつも、ちょっと感動。
しかもその直後に、「ちなみに今日はギフトの日。
贈るって、いいよね」って真面目な顔で言われて、うっかり息が止まった。
…なにこの人、もう夢に出てくる系?と思ってたら、彼のスマホから流れ始めたのがドリカムの曲。
うわ、あざとい。
けどハマる。
ドリカムの日、今日に設定した人にお礼言いたい。
そんなふわっとした時間の裏では、遠くの公民館から「土砂災害に備えよう!」という放送が響く。
ああ、そうだった、今日はみんなで土砂災害の減災を願う日でもあったんだ。
川沿いでキャッキャしてる場合じゃないじゃん、と思いつつ、願いはやっぱり、「ずっと無事に、楽しく、一緒にいられますように」だった。
彼のくれた笹ずしは、味よりもその気持ちがごちそうだった🩷。
プレゼントって、値段じゃない。
ラッピングが笹でも、気持ちがドリカムならそれでいい。
わたしの中で、今日という日がゆっくりと宝物になっていく音がした。
第4章…「ナツコイって、何味?」って言ったその笑顔にやられた
恋が始まる瞬間って、たいていくだらない話の途中だ。
たとえば今日みたいに、彼が突然「ナツコイって何味だと思う?」って聞いてきた時とか。
「え、ナツコイって…飲み物?飴?アイスの名前?」「違う違う、今日はナツコイの日なんだよ。夏の恋を応援する日なんだって」って、そう言って笑った彼の顔が、やけにやさしかった。
夏の恋って、なんかちょっと切ないイメージがあるけど、彼の言い方は全然違った。
あったかくて、やわらかくて、ひとくちかじったらジュワっと甘酸っぱいやつ。
「そういえばさ、七夕って、“恋の日”にもなってるんだって」って、スマホで調べた画面を見せられて、思わずニヤけた。
恋の記念日って、いつだって強引。
でも、今日はその強引さがありがたい。
だって、「恋の日」って言われたら、なんかもう、告白しなきゃいけない気がしてくるもんね。
「じゃあさ…今日、ちょっとだけ、特別なことしようよ」って彼が取り出したのは、またしてもそうめんだった。
ただし今度はハート型のにんじんがトッピングされてるやつ。
「えっ…何これ」「恋そうめんって言うんだってさ。七夕限定。SNSでバズってた」
……いや、絶対バズってないだろと思いつつも、かわいくて笑ってしまった。
そして、極めつけの一言が来る。
「あとね、今日はサマーラバーズデーらしいから、ちょっとだけ、君のサマーパートナーってことで…いい?」って。
もう無理、心の中で何回もバンザイした🩷。
でも本当のフィニッシュはそこじゃない。
彼のリュックから、リボンがかかった小さな袋が出てきた。
「メリーって書いてあるけど、今日って**“メリーのサマーバレンタインデー”**なんだって。誰かにあげてってSNSで見たから、作ってきた。手作りチョコ、溶けかけてるけど」
その袋を受け取った瞬間、今年の夏が特別になることを、わたしはもう知っていた。
第5章…星に願ったのはタツノオトシゴが笑うほどの永遠
夜の空って、昼の空よりもずっと広く見えるのはなぜなんだろう。
そう思いながら見上げた天の川には、ほんとに星が散らばっていた。
まるでコンペイトウ。
いや、マジで。
七夕の星空がここまで”お菓子感”強めなの、初めてだった。
「ねぇ、これ配って」って彼が取り出したのが、小袋入りの本物のコンペイトウ。
しかも「今日はコンペイトウの日だから」って、またもや公式記念日ぶっ込み。
やるな、記念日マスター。
そしてなぜかポケットから「笹かま」も出てきた。
「夜食にどうぞ。今日は笹かまの日でもあるから」って。
さすがに女子の浴衣姿に魚のすり身を差し出すのはどうかと思ったけど、不思議と心が和んだ。
だって彼は本気で、今日という一日を“全部”楽しもうとしてくれてる。
それだけで、ちょっと泣きそうだった。
ふたり並んで夜空を見上げる。
「あ、あれが織姫星だよ」「ってことは彦星はあっちか」って、空を指さして笑い合う時間が、何よりも七夕らしかった。
彼がそっと言った。
「今日はラブ・スターズ・デーなんだって。星に恋する日らしいけど…俺はもう、星より君に願ってる」
もう、ズルい。
完全にハッピーエンドのセリフじゃないか。
でも、わたしも負けてない。
「今日はハスカップの日でもあるよ。酸っぱくて、でも体に良い果実。ちょっと恋みたいだね」って言ったら、彼がニヤッと笑って「なるほど、じゃあ俺、君にいい栄養もらってるわ」って。
ああ、今夜はもう何もいらない。
帰り道、彼がぽつりと言った。
「タツノオトシゴってさ、オスが赤ちゃんを育てるんだよ。知ってた?」
「え、あのヒラヒラしたやつが?」
「そう。**今日は“タツノオトシゴの日”でもあるんだって。なんか…不器用だけど、大切にする生き物らしい🩷」
そして彼はわたしの手を握った。
「俺もさ、不器用だけど…来年の七夕も、また一緒にいられたらいいな」
星が流れたかどうかは、わからなかった。
でも心の中で、確かにひとつ願いが叶った気がした。
タツノオトシゴが笑ってるって、信じていいかな。
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まとめ…天の川よりも今日のほうがキラキラしてた
七夕って、ただ星を見るだけのイベントじゃなかったんだ。
そうめんに始まり、浴衣が汗だくになって、カルピスが服にしみて、ポニーテールが風に揺れた午後。
ドリカムの曲に乗って笹ずしをもらって、恋そうめんとチョコレートで“夏の恋”が爆誕し、最後にはタツノオトシゴが人生相談に付き合ってくれるという、まさに記念日の総力戦。
けれど不思議と、それら全部がちゃんとひとつの思い出になってた。
記念日って、バラバラのようで、心のどこかではつながってるのかもしれない。
だって24個もあるはずなのに、今日のわたしにとっては、たった**“一日”の大切な記念日**になったんだから。
そして、この記事をここまで読んでくれたあなたにも、そっと願いごとを手渡したい。
たとえそれが紙の短冊じゃなくても、スマホ越しに読んだこの物語が、ほんの少しでも笑えて、ちょっとときめいて、明日もがんばろって思える“おまじない”になりますように。
そう、七夕は年に一度しか来ない。
でも「願う力」は、いつでも誰にでもある。
だから今日を、あなただけの“星の日”にしちゃいましょう🩷。
その願いは、きっと天の川よりもキラキラしてる。
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