半夏生にタコ!?足で願う日本の風習をあなたは知ってる?

[ 7月の記事 ]

はじめに…ねぇ7月2日って“タコの日”って知ってた?

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ねぇ、7月2日って何の日か知ってる?

……え、うなぎの日?それはもうちょっと先!

今日はね、「半夏生(はんげしょう)」っていう、ちょっと読みにくいけど、なぜか“タコ”が主役になる日なんです。

はいそこ、「え?なにその吸盤系イベント」って笑ったでしょ。

でも侮るなかれ、この“タコの日”、実はれっきとした日本の風習であり、歴史も意外と深~いんです。

なぜタコ?

他の海鮮じゃダメだったの?

てか、半夏生って何?

夏なの?

薬草なの?

妖怪出るってマジ?

……そんな疑問に、ちょっとだけ脱線しながら、でもしっかりお答えしていきます!

今回のテーマは「半夏生にタコを食べる、その理由と歴史の謎に迫る旅」

読み終わるころには、あなたもきっと、たこ焼き片手に「今日はいい半夏生だったなぁ」ってつぶやいてる……かも?

では、足を8本にして、いざ出発~!🩷

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第1章…田んぼに願いをタコの吸盤が届けます?


いやぁ、半夏生にタコを食べるって聞いたとき、正直「なんでまたピンポイントでタコ?」って思いましたよね。

私も思いました。

別にイカでもアジでもエビでも良さそうじゃない?って。

だけどね、調べてみたら、これがなかなか粋な理由があったんです。

実はこの風習、特に関西地方で根強く残っていて、農家の皆さんが「田植えごくろうさま会」的なノリで、タコを囲んで乾杯してたらしいんですよ。

で、ここからが面白いのが、「なんでタコなの?」って話。

理由はシンプル。

タコが足を地面に吸盤でギュッと吸い付くその姿が、「苗もこれくらいしっかり根を張ってくれよな!」っていう願掛けになってたんです。

つまり、タコは田んぼの守り神ならぬ、“足で応援する農業マスコット”みたいな存在だったわけですね。

そしてこの願い、意外にもタコさんだけに任せてたわけじゃなくて、ちゃんと栄養面でも理由があるんです。

タコって見た目はちょっとグロかわ系だけど、実は超優等生。

夏バテに効くタウリンがたっぷり、疲労回復にも強い味方、しかもお酒好きにもやさしい肝臓サポーター。

つまり、田植えでバテバテのカラダと、宴席でグッタリの肝臓にダブルで効く、いわば“農業界のポカリスエット”。

そりゃ、食べたくなるわけです。

昔の人ってすごいよね。

迷信と見せかけて、実は理にかなってる。

科学も栄養学も知らない時代に、ちゃんと体が欲しがるものを取り入れてたんだから。

そしてこうして風習が残っていくのは、やっぱり“人が人らしく生きた証🩷”なんだなぁって思うんですよ。

タコと稲の友情物語。ちょっとジーンとくるでしょ?

第2章…うどんにニンジン?全国“半夏生グルメ”旅


「タコが主役って…そんなのウチの地域じゃ聞いたことないよ?」っていうあなた、はい正解!

実はこの“半夏生にコレ食べよう文化”、日本全国でけっこう個性強めのご当地グルメが飛び出してくるんです。

いやほんと、食のワールドツアーならぬ、半夏生グルメ珍道中ですよ。

たとえば、うどん県こと香川県。

ここではなんと、7月2日は「うどんの日」とまで制定されてるんです。

うどんの日って何!? ってなるけど、調べて納得。

昔の農村では、半夏生の日に労をねぎらって、うどんをふるまう習慣があったんだとか。

つまり香川の人にとって、タコは脇役。

うどんが堂々の主役。

さすが、胃袋がコシを求めてる県です。

さらに海なし県代表・長野では、「はんげにんじん」とか「なわしろごぼう」なんて言いながら、ニンジン・ゴボウ・イモ汁をいただく風習もあるそうです。

なんでしょう、半夏生にかけて“半分くらい根菜の日”みたいな?

でもこれ、地味だけど滋養たっぷり。

農家の知恵、じわじわ沁みますよね。

そして北陸・福井の大野市では、なぜか「焼き鯖🩷」が登場。

しかも江戸時代の殿様が「はいみなさん、今日は鯖ですぞ~」と配った記録まで残ってるという歴史ロマン付き。

極めつけは奈良・香芝市の“はげっしょ”。

これはもう名前が強すぎる。

何?はげてるの?って思ったら、小麦の餅を作ってきなこをまぶすという…うん、やさしいおやつ系ですね。

でも“神様にお供えしてから食べる”ってあたりに、ちゃんと信仰の気配もあって、これがまたイイんですよ。

こうして見てみると、半夏生って日本各地でちょっとずつ違って、でもどこも**「よく頑張ったね」って言いながらみんなで食べる日**なんですよね。

きっと昔の人たちは、タコでも、うどんでも、野菜でも、焼き鯖でもいいから「今日はちょっと特別な日」って味わうことで、心と体を整えてたんだと思うと…ちょっと胸が温かくなりません?

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第3章…タコの歴史はじつは謎…明石が元祖説があるかも?


さて、ここまで読んで「タコを食べる理由はわかった。でも…それっていつからやってんの?」って、思った人、はい、挙手。

実はね、それが……わからないんですよ。

いやほんと、どこを掘っても「この年からです!」ってハッキリした記録が出てこない。

まるでタコ自身みたいに、にゅるっと歴史の隙間をすり抜けてるんです。

ただ、ヒントになりそうなことはいくつかあるんです。

まず、半夏生というのは「雑節」と呼ばれる日で、二十四節気や五節句みたいな“季節の節目”の一つ。

昔の農家にとっては、「この日までに田植え終わらせとけよー」っていうラストスパートの鐘だったわけで、そりゃ大事に扱われますよね。

で、田植えが終わった!ってなったら、「よーし、今日はごちそうだ!」ってなるのも当然。

そこにたまたま、手に入りやすくて栄養もあるタコがいた…って流れ、わりと自然ですよね。

でもそれだけじゃピンとこない、というあなたに、ひとつ仮説を。

関西の明石といえば“タコの街”として超有名。

明石焼き、タコ飯、タコの姿煮…とにかく何でもかんでもタコ!

そんな明石で、地元の漁師さんや農家さんたちが「タコ食べてパワーつけよか~」って始めたのが、いつのまにか風習として広まった説。

「え、ほんとに?」と思うでしょ?

でもこの“なんとなく始まって、みんながいい感じに乗っかった説”って、実は日本の風習ではよくある話なんです。

たとえば、恵方巻きだって昔は大阪ローカルの豆知識だったのが、今では全国区。

ハロウィンに至ってはカボチャ関係ない仮装パーティーに進化してるしね。

だから、半夏生タコも「江戸時代の明石の商人あたりが“うちのタコ、縁起ええで”って言い始めた」のがきっかけだったとしても、全然不思議じゃない。

つまり、タコと半夏生の関係って、ガチガチの神話や古文書で裏付けられてるわけじゃないんだけど、地域の暮らしや季節の感覚、そして“なんか縁起良さそう🩷”っていう人間の気持ちが重なって、いつのまにか文化になったんだと思うと…それって、ちょっと素敵じゃない?

第4章…“ハンゲ”って妖怪なの?井戸も閉めちゃう梅雨の怪


半夏生って、タコ食べてゆるっと祝う、ただののどかな風習かと思ったでしょ?

ところがどっこい。

ここから急に空気が変わります。

この日、実は「妖怪が出る」とか「井戸を閉めろ」とか言われるちょっと怖~い言い伝えが、日本各地に残ってるんです。

まず最初に登場するのが、三重県の熊野や志摩の地方で語られる“ハンゲ”という名前の妖怪。

はい、漢字で書くと「半夏」。

そのまんまやん!ってツッコみたくなるけど、このハンゲ、なんと半夏生の時期になると田んぼや畑を徘徊して、「まだ働いてる農民」を見つけては、なんやかんや良くないことをもたらすっていう設定。

要するに、「この日ぐらいは休めよ」というお上からの伝言を、妖怪を通して伝えるタイプのやつですね。

しかもこの頃に降る雨にはちゃんと名前がついていて、“半夏雨(はんげあめ)”とか“半夏水(はんげみず)”って呼ばれてるんですよ。

これまた不穏な響き。

なぜかっていうと、この時期の雨って、ただの雨じゃない。

ドシャ降り、大風、突風、時には雷鳴もズドン!…と、まさに天気の暴れん坊将軍。

昔の人たちは、「これはただの気象じゃない。何かヤバい空気があるぞ」ってことで、井戸にフタをして水を守ったり、野菜の収穫を避けたりしてたんです。

迷信って言えばそれまでだけど、当時の人たちにとっては命を守る“知恵のアラート”だったのかもしれません。

それにしても、「農作業をするな」「野菜食べるな」「井戸閉めろ」「妖怪出るぞ」…って、なんかこの数日間だけ、急に世界がホラー仕様。

もういっそ、半夏生のことを「和風スピリチュアル週間🩷」って名付けたくなります。

とはいえ、これ全部、現代風に言えば“梅雨明け前の危ないタイミングだから、ちゃんと休んでね”ってこと。

疲れてるとケガもしやすいし、天候も急変しやすいし、井戸だって雑菌入りやすいし…

結局のところ、“妖怪ハンゲ”って、超合理的な助言者だったのかも。

見た目こそアレでもね。

第5章…現代風のおうちで楽しむ半夏生


さて、ここまでで「半夏生って、なんか奥深いし面白いな~」ってなってきたところで、次の疑問が浮かびませんか?

「で、うちは何を食べればいいの?」

安心してください。

タコ、まだいます。

しかも、いろんなカタチで全国に出没中です。

たとえば、関西名物のたこ焼き。

たこ焼き器を持ってるご家庭なら、今日は迷わず**“家庭内タコパ”**で決まり!

外カリ中トロのあの味に、青のりとマヨが踊るだけで、もう笑顔の大漁祭りです。

いやいや、うちにはたこ焼き器なんて無いし…というあなたも大丈夫。

“たこ酢”なら3分でできる!茹でダコを薄切りにして、キュウリとわかめと一緒に甘酢で和えるだけ。

夏バテで食欲ない日も、これならスルスルいけちゃう。

もうちょっと頑張れる方は、“たこ飯”や“たことじゃがいものバター炒め”もおすすめ。

どれも和えるだけ・炒めるだけの簡単レシピ系なので、冷凍タコさえあればいつでもいけます。

そして何より忘れてはいけないのが、タコの栄養価の高さ。

タコには“疲労回復のエース”ともいわれるタウリンがたっぷり。

このタウリン、肝臓の働きを助けるので、夏バテやお酒で疲れたカラダにはぴったりの救世主なんです。

いわば、ポカリの味がしない版。あと吸盤付き。

それでいて高たんぱく・低脂肪・鉄分や亜鉛も豊富という、超優秀な夏グルメ🩷。

それにしても昔の人、科学なんて知らないはずなのに、この時期にタコを食べてたなんて…もしかして、栄養の神様でもついてたんでしょうかね。

現代の私たちも、その叡智にあやかって、タコで一息。

コンビニでたこわさでもいいんです。冷凍たこ焼きをチンするだけでもいいんです。

「今日は半夏生だし、タコいっとくか」っていう、その一言がちょっと粋で、ちょっと体にやさしい。

そんな日があっても、悪くないでしょ?


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まとめ…梅雨明け前に一息ついて今日はタコで乾杯しませんか?


気づけば、半夏生の話からタコの栄養、妖怪ハンゲ、うどんの日に焼き鯖まで…すっかり全国横断グルメ旅みたいになってましたね。

でもそれこそが、半夏生の面白さなんです。

地域によって食べるものが違っても、根っこにあるのは同じ。

「一生懸命やったから、今日はちょっと休もう」「ごはんを囲んで笑おう」っていう、なんともやさしくて、ちょっぴり粋な日本人の感覚なんですよね。

タコに願いをかけて、雨に備えて井戸を閉めて、少し静かに空を見上げる。

昔の人の暮らしの知恵には、今の私たちが忘れかけてる**“立ち止まるタイミング”**が、ちゃんと埋め込まれていたのかもしれません。

だからこそ、今日は冷凍たこ焼きでも、スーパーの茹でダコでもいい。

「半夏生だし、ちょっと体にやさしくしようか」って思えたら、それだけで立派な伝統継承。

むしろ、ここまで読んだあなたはもう、令和の半夏生アンバサダーです。

ぜひ次は誰かに、「ねぇ、今日ってタコ食べる日らしいよ?」って、ちょっと得意げに語ってみてください。

そこから始まる、タコと人と季節の話。

それこそが、風習が未来へつながる第一歩になるんじゃないかなって思うんです。

では、よき半夏生を。

そして、足元にタコ、心にはゆとりを🩷。

また来年の7月2日に会いましょう。

……あ、でも来年はイカかも?

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