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5月の衣替えは戦争だ!春の高齢者施設ファッション大作戦

はじめに…5月の風はとても気まぐれさん

🎻BGMをご用意しました。お好みで▷ボタンでお楽しみください。

5月といえば、「一年でいちばん気持ちいい季節🎐」と言われることも多いですね。

でも、朝は寒くて昼は暑くて、夕方は冷たい風が吹いてきて…って、いったい何を着ればいいの!?

高齢者施設でもこの季節、「お散歩行きましょう〜!」と明るく声をかけながらも、スタッフの頭の中はこんな感じ。

「この服、季節的にもう暑い?」

「いやでも本人は寒がりだし…」

「てか、衣替え終わってたっけ?」

そう、春は気候だけじゃなく、服事情もカオスな季節なのです!

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タンスは魔法の四次元ポケットじゃない


高齢者施設のタンスには、実はとんでもない秘密がある。

…というか、ない。

そう、容量がない!

春夏秋冬の服がぜーんぶ入るような、どこでもドアつきの四次元タンスなんて存在しないのである。

ご利用者さんが住むお部屋の収納は、思っている以上にコンパクト。

たたんでギュッと押し込んだとしても、入る量には限界があるのだ。

では、どうするか。

そう、季節が変わるたびに、ご家族が衣類を持ち寄る“服のバトンリレー”が始まるのだ。

これがまた、なかなかのイベントである。

春物を持ってきたご家族は、「あ、冬物持って帰るの忘れた」と苦笑い。

スタッフは慌ててタンスの奥から分厚いセーターを引っ張り出し、「これとこれと、あっ、これも返却分ですね~」と、まるでセレクトショップの店員さんのような手さばき。

その一方で、どこからか響くご利用者さんの声。

「あの服、まだある?」

「あれ、好きだったのに…」

——タンスの中身は、単なる衣類の寄せ集めじゃない。

そこには、その人が歩んできた時間や好み、家族との思い出が詰まっている。

だから、衣替えのたびにスタッフの頭の中はフル回転。

これはただの“服の整理”ではない、“人生の調整”なのだ

しかも、施設の洗濯事情も侮れない。

名前のついていない服は迷子になるし、乾燥機に入れたら縮んじゃう繊細なニットなんて、扱うだけで緊張感が走る。

だからこそ、施設にとって衣替えは、ひそかに春の風物詩であり、戦場でもある。

タンスの奥には、今年もまたひっそりと冬が眠りについている。

そして、春の服たちがそっと出番を待つ。

誰のためでもなく、その人らしさのために。

ほんの少し笑えて、ちょっぴりジーンとする、そんなタンスの物語📖が、今日もまた始まっているのだ。

ファッション大混乱!衣替えの向こう側に広がるカオスな日常


5月。

風は心地よく、空はすっきり晴れわたる。

「今日は散歩日和ですねぇ〜」と笑顔で声をかけるスタッフの胸中に、ふとよぎるのはタンスの中のカオスである。

「このズボン…まだ冬物?いや、春っぽくもある?けど分厚い…でもご本人、寒がりだったよね…?」

という葛藤から始まる、朝の支度ラッシュ

その裏で、スタッフたちは静かに衣替えの余波と戦っている。

ある日、とあるご家族が春物の持ち込みにやってきた。

手にはふんわり花柄のブラウス、軽やかな七分袖のカーディガン、そして「もう寒くないからこれでいいよね〜」と、笑顔で帰っていく。

さてここからが、本当の試練である。

入ってきた春物のために、タンスの中の冬たちを一斉撤退させなければならない。

しかも、「あの赤いセーターは大事なやつだったから、絶対返して」と言われていたのを忘れるわけにはいかない。

うっかり誰かのタンスに紛れこんでいたら、事件である。

そんな中、靴下問題もじわじわと迫ってくる。

色も形も素材も、なぜか3人分まったく同じ靴下が登場するミラクル。

そしてタグも名前も消えかけていて、「誰の足元に帰るべきか?」という深淵なる哲学問答が始まるのだ。

最終的には、「まあこれ、◯◯さんっぽいよね」という、直感と勘の総力戦。

たぶん霊感も少し混じっている。

さらには、洗濯から戻ったおしゃれなレースの服が、乾燥機の魔の手にかかり、見事に縮小されて帰ってくることもある。

元はふわっとした羽織物だったのに、まるでドールサイズのぴちぴちトップスへと変貌。

持ち主のご利用者さんが「これ、私のじゃない!」と叫び、スタッフは心の中で「ごもっともです」と土下座している。

こんな風に、衣替えとは本来ロマンチックな春の行事であるはずが、施設ではリアルでドタバタな一大プロジェクトとなる。

だけど、たまにご利用者さんが、「あら、この服まだあるのね〜懐かしい」と笑ってくれる瞬間がある。

その一言で、靴下の迷子事件も、レース服の悲劇も、少しだけ救われる気がするのだ。

そして今日も、どこかのタンスの中で季節が静かに切り替わる。

春は花の色とともに、服の色も思い出もそっと入れ替わっていく

そんな混乱の中にも、ほんのりあたたかな気持ち🩷が残る。

それが、高齢者施設の衣替えなのかもしれない。

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リースという名の制服と消えていく“その人らしさ”


衣替えの混乱から逃れたい…。

そう思った施設職員やご家族が、一度は検討するのが“服のリース制度”である。

これが、便利といえば便利。

施設側がすべて準備してくれて、毎日の洗濯もおまかせで、収納だってスッキリ。

もう衣替えで汗をかくことも、靴下迷子捜索隊を結成することもない。

まさに合理性のかたまり。

それなのに、なぜだろう。

なんとなく、胸にぽっかり穴が空いたような気持ちになるのだ。

リースの服は、誰でも着られるように設計されている。

サイズもゆったりめ、色味も落ち着いていて、柄は主張しすぎず、何なら同じシリーズで上下揃っている。

いわば“着るための服”。

だけど、そこに“選ぶ楽しさ”や“似合う喜び”はほとんどない。

タンスを開けた瞬間、「あ、またこれか」となるのは、少し寂しい。

ある日、リース契約をしているご利用者さんが、ふとこぼした言葉がある。

「この服、病院のときと同じね。なんか“入院”してるみたい…」

たしかに、病院の入院着もそうだった。

清潔で、無難で、機能的。

だけどそれ以上でも以下でもない。

誰のでもあり、誰のでもない。

そんな服。

もちろん、リースには大きなメリットがある。

本人が服を選べない状態になった場合や、ご家族が遠方で頻繁に来られない場合には、とても心強いサービスだ。

着替えが足りなくなる心配もなく、洗濯の手間もかからない。

とくに入居したてのときなどは、リースでスタートするご家庭も多い。

だけど、ふとしたときに思い出すのだ。

あの人が昔好きだった色。

お気に入りだった柄。

外出のときだけ着る“勝負服”。

そういうものが、タンスの中から一枚ずつ消えていくたびに、その人らしさも、少しずつ薄れていくような気がする

服って、ただの布じゃないんだと思う。

それを着て出かけた日、その服を褒められた瞬間、袖を通すたびに蘇る思い出📌。

リースの服に、そうした記憶は宿りにくい。

だからこそ、便利さと引き換えに失うものがあることも、ちょっとだけ覚えておきたい。

合理的で、清潔で、便利。それでも、ほんの少し味気ない。

そんなリースの服たちは、今日も誰かのもとで静かに着られていく。

それが良いとか悪いとかじゃなくて、ただ、選べる人には選べる自由があってほしい。

似合うねって言われる服を、また着られる日があるって、それだけで人はちょっと嬉しくなるのだから。


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まとめ 衣替えは戦争でも心は春色に


5月。

季節は春から初夏へと向かい、空の青さも、風の匂いも、ちょっぴり次の季節の準備を始めている。

そんな中、高齢者施設では今日もどこかでタンスがガタゴトと音を立て、セーターと半袖が交差する。

誰もがさりげなく季節と向き合いながら、静かな戦いを繰り広げている。

衣替えって、ほんとうに地味な作業だ。

ひとつひとつの服を出して、しまって、数を数えて、洗濯の記録を見て、袋に詰めて、ご家族に渡して…。

しかもこの時期、寒いのか暑いのか分からない日が続く。

朝晩はひんやり、昼は汗ばむ、夕方は風がビュウビュウ。

上着を着たり脱いだり、タンスにしまった服をまた引っ張り出したり、スタッフの脳内はすでにフル回転である。

そしてその合間に、どこかで発生する小さな事件たち。

靴下の主が行方不明になったり、縮んだレースが涙を誘ったり、リースの服に“なんか味気ないわね”とため息がこぼれたり。誰も悪くないし、誰かのせいでもないけれど、なんとも切ない。

でも不思議なもので、そんな日々にもクスッと笑える場面があって、それがまた、衣替えを「ちょっと好き」って思える理由だったりする。

ご利用者さんが「この服、昔から好きなのよ」と言って微笑むその瞬間。

家族が「お母さん、やっぱり似合うね」って嬉しそうに言うあの場面。

衣替えって、単なる季節の作業じゃなくて、“その人らしさ”をもう一度見つける時間でもあるんだと思う。

タンスの中の風景が変わるたびに、季節はまた一歩進む。

そして、誰かの記憶と誰かの優しさが、服の隙間からそっと顔をのぞかせる。

たとえ戦争のようにバタバタしていても、そこにはちゃんと愛がある。

衣替えは戦争。

でも、心はいつだって春色💚。

それが、高齢者施設で見つけた、ほんの小さな幸せのカタチ

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