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この地球に生まれ落ちたあなたと私に、今日こそ伝えたいことがある。
えびフライはただの食べ物じゃない。
えびフライは、希望であり、愛であり、そして壮大な文化遺産なのだ。
なんだか熱い始まりでごめんね。
でも、6月21日は「えびフライの日」って、ちゃんと日本記念日協会にも登録されてるんだ。
つまり、それくらい大切にされるべき一皿ってこと。
ほら、えびがくるんとカールしてるの、あれが数字の6に見えるからだってさ。
そこにフ(2)ライ(1)って、無理やり気味の語呂合わせをつけて。
かわいいよね。
日本人って、こういうところ、本当に愛おしくて大好きだ。
でも、私たちは今日、そんな「かわいい」だけじゃ終わらせない。
えびフライをきっかけに、食べるという行為がいかにドラマチックで、世界を巻き込む大冒険だったかを、一緒に旅してみたいんだ。
えびフライをひと口頬張ると、そこには海も、歴史も、涙も、笑いも、全部詰まっている。
そんなこと、考えたことある?
ないならちょうどいい。
だって、これから一緒に、知らなかった世界を開いていこうと思うから。
今日の冒険のスタート地点は、いつものあの一皿、えびフライ🩷。
さあ、旅の始まりだよ──。
海老って、なんだか特別な存在だと思わない?
姿かたちもプリッとして愛らしいし、口に入れれば甘くてジューシー。
えびフライだって、天ぷらだって、みんな大好き。
でもね、本当は海老って、そんな「選ばれし数種類」だけじゃないんだ。
世界には、もう数えきれないほどたくさんの海老たちがうようよしている。
小さなやつから、モンスター級のデカいやつまで、海の底でわちゃわちゃしてるんだよ。
なのに、私たちが食べてるのって、だいたい決まった種類だけ。
クルマエビ、ブラックタイガー、バナメイエビ…。
まるで人気アイドルグループのセンター争いみたいに、一部のスターだけがスポットライトを浴びてる。
他のみんなは?って言ったら、もう存在ごと無視されちゃってるのが現実。
ちょっと切ないよね。
理由は単純。
流通がラクなやつ、見た目がいいやつ、育てやすいやつ、そんな基準で絞られてるから。
要するに「商売しやすい子」だけが残ったわけだ。
でもこれって、学校でリレー選手を選ぶときに「速い子だけ、はいOK!」って差別しているのと似てる気がする。
本当は、まだまだ伸びしろたっぷりの子がいたかもしれないのにね。
もっと視野を広げたら、世界には美味しい海老がゴロゴロしてるかもしれない。
まだ知られてないだけで、運命の一尾が待ってるかも。
だけど市場は、そんな冒険をしない。
安定第一、売りやすさ命。だから庶民の食卓に並ぶ海老は、ずっと同じ顔ぶれのまま、何十年も変わらない。
それでも、どこかの誰かが「これ、めちゃくちゃ美味しいぞ!」って声をあげて、流通に革命を起こしたらどうだろう?
新しいスター海老が現れて、世界のえびフライ事情が変わるかもしれない🩷。
そんな未来を想像すると、ちょっとワクワクしてこない?
私たち、もしかしたら、とんでもない宝物を見逃しているのかもしれないんだ。
さて、海老が「スター選抜組」しか食べられていないって話をしたけれど、じゃあ昔の人たちはどうだったかというと、ぜんぜん違ったんだよね。
あの頃の人間たちは、命がけで「うまいもん探し隊」だった。
ちょっと想像してみてほしい。
目の前にはギラギラした目をした鱧(はも)がいる。
ものすごい牙、逃げたら即座にパクリだよ。
でも、そんな危険生物に向かって、「これ絶対、美味いはずだ!」ってチャレンジしたご先祖さまたち。
もう、執念とか情熱とか、そういうレベルじゃない。
鱧って、骨がめちゃくちゃ細かいんだよね。
普通なら「食べるの無理、やーめた」で終わりそうなところを、「じゃあ骨を細かく刻めばいいじゃないか!」って発想して、ついに「骨切り」という究極奥義を編み出した。
これ、現代だったら超天才イノベーター認定案件だよ。
「できないからやめる」じゃない。
「できるまで工夫する」精神が、そこにはあったんだ。
サメに至っては、もっとすごい。
水揚げしたら全身からアンモニア臭がブワッ!まるで魔界から来た生き物かってくらいの強烈なニオイ。
でも「臭い? なら干せばいいじゃない!」と、乾燥させて名物に変えた。
そうやって生まれたのが、例えば房総の「サメのたれ」。
いやぁ、もう泣ける。涙なしでは語れない、食への愛だよ。
それに比べて今の私たちはどうだろう。
少しでも手間がかかると、「めんどくさい」で終わっちゃう。
知らない味は「怖い」で済ませちゃう。
でも本当にそれでいいのかな?と、えびフライ片手にちょっと思うんだよね。
もしかして、目の前に転がっている「新たな美味しさの種」を、見捨てているのかもしれないって。
だからこそ、今こそ思い出したい。
鱧やサメとガチで向き合ったあの情熱を🩷。
食べるって、単なる消費じゃない。
挑戦であり、愛であり、未来への冒険なんだってことを。
海老の世界は広い。
まるで銀河系みたいに、いろんなタイプが存在してるのに、なぜだか人間たちは、ほんの数種類しか食べようとしない。
しかも、それを当たり前のように受け入れちゃってる。
まるで、全校生徒がいるのに、クラス委員しか顔と名前を覚えてない学校みたいなものだ。
考えてみれば不思議な話だ。
だって魚なら、鯛もサバもサンマもアジも食べる。
野菜だって、にんじん、じゃがいも、玉ねぎとバリエーション豊富なのに、なぜ海老だけ、クルマエビとブラックタイガーとバナメイエビのほぼ3択に絞られるのか。
理由はとってもシンプルで、ちょっとさみしい。
結局「見た目がいい」「剥きやすい」「育てやすい」「流通しやすい」この4つが大正義だったから。
味の個性?育つまでにかかる時間?そんなの後回し。売りやすくて、たくさん揚げ物にできて、クレームが来にくい海老だけが生き残った。
たとえるなら、個性派俳優じゃなくて、無難に人気の出るイケメン俳優だけが映画に出続ける世界。
もちろんそれはそれで華やかだけど、もっといろんな顔があっていいはずなのにね。
本当は、もっとクセのある海老も、ちょっと小さな海老も、深海でひっそり輝く海老も、世界にはたくさんいるんだ。
なのに表舞台には出られない。
もしかすると、世界一美味しいかもしれない海老たちが、ただ「めんどくさい」とか「見た目が地味」とかいう理由で、今日もスルーされてるのかもしれないと思うと、なんだか胸がチクっとする。
でもね、もし誰かが、「新しい海老、すっごい美味しいよ!」って発見してくれたら?
それを応援して、育てて、食べて、みんなで広めていったら?
そうしたら、食卓がもっとカラフルに、もっと自由に、もっとワクワクしたものになるかもしれない。
きっとね、まだ見ぬスター海老は、私たちの「ちょっとの勇気🩷」を待ってるんだよ。
昔々、アメリカからやってきたザリガニがいたんだ。
日本では「田んぼのいたずらっ子」みたいに扱われていたけれど、本当はフランスでは「エクルビス」っていう超おしゃれな高級食材だったりする。
まるで、田舎の少年が実は超名門の王子様だった!みたいな話。
そう、ザリガニは日本でちょっと損をしてる。
そんなザリガニが日本に来たのは、ウシガエルのエサ目的だったっていう切ない裏話もあるんだけど、ここで注目したいのは、「育てられる生き物が運命を変える可能性を持っている」ってことなんだよね。
そして、今のえびフライ界のスターこと“バナメイエビ”も、実はその文脈で誕生した救世主なのだ。
バナメイって、本名はリトパナメンシス・バナメイ。
なんかロマンチックな名前でしょ?
でもそんな名前に似合わず、彼は驚異の適応力と量産力を持ったエビ界の超働き者。
高温にも比較的強く、病気にもタフで、養殖に向いてるからこそ、今の“えびフライ標準搭載エビ”にのし上がったわけ。
だけど、バナメイも最初から人気者だったわけじゃないんだ。
色が地味だの、サイズが中途半端だの、いろいろ言われてた。
でも「育てやすくて安全に供給できる」ってことが、何よりも強かった。
つまり、「美味しい」は大事だけど、「育てやすい」はもっと大事。
これはビジネスの本質でもあるよね。
養殖って聞くと、なんだか“天然の方が良い”っていう幻想を抱きがちだけど、養殖こそが人類の食の安定を支えてるんだ。
未来を考えると、もっと育てる技術を磨いた方が、持続可能でおいしい生活につながる。
海の中で獲れるかどうかを天に任せるより、自分たちで未来を育てていく方がかっこよくない?🩷
もしかしたら今、世界のどこかの養殖場で、まだ誰にも見つかっていない“未来のスター海老”がぷかぷか泳いでるかもしれない。
そして、あなたがその美味しさを見つけて広めたら…それはもう、立派な食の革命家だ。
だから、えびフライの日が来るたびに思い出してほしい。
「海の向こうには、まだ出会っていない“うまい”が待っている」って。
えびフライって、なんて不思議な存在なんだろうね。
子どもの頃は「プリプリしてる!大好き!」って無邪気に叫んでたけど、大人になってあらためて眺めると、あれはまるで「食文化のタイムカプセル」だ。
過去の知恵と、現在の経済と、未来への希望が、サクサク衣の中にギュッと詰まってる。
今日のえびフライは、もしかしたらバナメイエビだったかもしれない。
だけどその後ろには、食べられなかった海老たち、見向きもされなかったザリガニ、そして骨切りという奥義で愛された鱧や、臭みと戦って乾燥されたサメがいる。
そう、えびフライを語るということは、食べるという人類の情熱と発明の歴史を紐解くことだったのだ。
私たちはきっと、もっといろんな味に出会えるはずなんだ。
まだ誰も見つけていない美味しい海老、まだ試されていない料理法、まだ流通していないけれどキラキラと輝いてる味覚たち。
それを探すのは、研究者じゃなくていい。
職人じゃなくてもいい。
スーパーの棚で立ち止まって「これ新しいな」と手に取るあなたかもしれない。
えびフライは、ただの食べ物じゃない。
それは「発見して、広めて、誰かを笑顔にする」きっかけだ。
食卓の小さな革命は、いつもその一皿から始まる。
もしかしたら、未来のフードビジネスはあなたの好奇心から始まるのかもしれない。
6月21日の「えびフライの日」。
どうか今年は、いつものフライをちょっとじっくり味わってみて。
そこに詰まってる世界と未来に、気づくかもしれないから。
さあ、次はどんな“うまい”に出会えるだろうか。
私たちの旅は、まだまだこれからだ🩷。
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