すす払いの日!高齢者の大掃除のコツはどこから?順番と断捨離は決めてますか?

はじめに

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12月13日はお正月の事始めと言われ、全国の神社仏閣でもすす払いの儀式が行われます。

一般のご家庭では、この日から大掃除~♪

なんて決まった行事というわけでもありませんが、皆様も大掃除をこのぐらいから始めてみませんか?

特に介護を受ける高齢者様のお宅では、このぐらいから余裕をもって始めた方が良い場合があります。

だって、綺麗好きな高齢者の方、やはり綺麗にとことん拘りたいですもんね。

今日は高齢者の方の大掃除のおすすめ記事です(*^▽^*)



高齢者の大掃除のコツとは?

現在の高齢者さんが生まれた頃、70年~80年前の時代…。

貴族や上流階級はともかくとして、農村や地方の一般家庭ではあまり物がありませんでした。

ん?そんな昔の話からスタート?

そうなんですよね。

大掃除の価値観の説明です。

物のない時代の大掃除ですから、部屋の四隅や板間、囲炉裏など家屋の煤 ( すす ) を払うことから始めました。

次に破れたり、古くなった障子やふすまを張り替える。

畳や布団を干す。

玄関や履物を整えて、お正月に向けた飾りの準備に向かう。

そんな流れですね。

特に家庭内で火を使うことが多かったので、最も苦労されるのは、煤を叩き落とすことと拭き掃除を行うことですね。

すす払いの風習については↓

を参照してくださいね。

高齢者の夫婦世帯やお一人暮らしのご家庭…。

いやご同居されているご家庭についても言えることですが、そんな高齢者のいるご家庭での大掃除にはちょっとしたコツがあるものなんです。

大掃除前後での大事なポイントは
□ 物の配置を大きく変えない
□ 物の位置を分かりやすくする。
□ 各部の清潔はしっかり保つ。

…見栄えが変わらないと何もしないように思いますが…。

この大きく変えずに清潔を保つことが、とても大事なことなんです。

で、さらにポイントを書きますと…。

□ 家の外は美しく変貌させること。 ( ただし物置きや納屋などの小屋の中は除く )

そう外身は美しく変貌させ、家の中は大きく変わらずに清潔を向上させるのがポイントになります。

コツの理由って何なのさ?

認知症予防ですよね。

私は健常者じゃ!とお叱りを受けそうですけども、認知症とは、その人本人が気づく異常ではなくて、周囲が騒ぎ出して大きく進行する病気です。

誰しも記憶力が曖昧であったり、忘れることは普通です。

高齢者は年季、年輪、経験が高く、一過言の発言威力を持っています。

周囲の人から指摘されたり、正しくないとされることは沽券に少なからず関わるもの…。

大掃除で細かい備品の収納場所などを動かしまくると…。

誰でも、 『 あれ?耳かきどこだっけ? 』 など些細な紛失を起こしますよね。

これが重なると高齢者の場合、認知症に直結してしまうリスクがあります。

単に尋ねるという行為ですけど、だんだんと世の風潮に流され、身近な家族の指摘に対して…。

自信が無くなり、いつしかご自身で認知症かも?

と、疑ってしまい気が気でなくなってしまうわけです。

そうして心理的に病んでしまい、塞ぎ込み、不活発になると本当の認知症という病気に至ります。

ですから、

『 細かい物ほど場所を変えない! 』
『 物の位置は正しく分かりやすくする 』

とはいえ、大掃除ですから、

『 各所は気持ち良く清潔に! 』

の3点がポイントになるわけですね。

外患に拘る要素のコツは?

大掃除の後にはお正月に向けた飾り立ての準備などが待っています。

庭や家の外壁などの見た目は、お正月に向けて綺麗にすることが風習です。

門松に注連縄に繋がっていきますよね。

また年末年始の来訪客に向けた見栄も昔から大事にされたところですよね。

普通のお客様に対してはもちろんですが、お正月は新しい歳神様を家庭にお迎えするという意味から、とても丁寧に掃き清められたのが大掃除の由来になりますので、昔から外観には特に注意が払われたのです。

高齢者の大掃除はどこから始める?順番は?

大掃除はどこから始めるのか?

□ こまごまと転がるものを全て仕舞いましょう。
□ 食器・食品類も全て収納します。
□ 布団や座布団など干すものは外へ干しましょう。

ここまでは、各部屋のお片付けですね。

□ 階層がある家は2階など上の階から下の階へ。
□ 一つの部屋も天井から床へ、上から下の順で行いましょう。
□ トイレ・風呂・台所・換気扇など水回り、火の元はコンセントも含めて丁寧に点検と掃除を行います。

ここで大事なポイントは、

□ 換気をしながら行うことと、マスクや三角巾などで埃を吸わないようにすること。

お正月を前にインフルエンザなどで寝込んだりしたら、つまらないですからね。

□ まずは家の中を掃除する。
□ 次に家の窓や雨戸、網戸、シャッター、襖、畳など大掛かりなものへ移行します。
□ 最後が勝手口と玄関になりますが、この2つは特に丁寧に行うようにしましょう。

家庭内が終わりましたら、随時、庭や外身へ移行していきます。

今日はここまで…という具合に目安をもって開始すると段取りよく進められそうですよね。

高齢者が大掃除で断捨離をしてはいけない?

大掃除をしていますと、いろいろと気持ち良く開放的になりやすく…。

気前よく断捨離しちゃいがちですよね。

高齢者の方には断捨離は向きません。

破損物、消耗品などゴミの処分に留めましょう。

日頃、活用しているとか、使う可能性があるものについては温存します。

また思い出の品、愛着がある物については保管場所を作ってでも保存するようにします。

ご存じとは思いますが、高齢になりますと、断捨離に進みたくなる心境が誰にでも起こります。

年齢が終末に向けて…後始末と言いますか…片付けに向きやすいからです。

でも、ちょっと思い出してくださいね。

1つ1つの品物はあなたに所縁のある品です。

大事にしましょう。

人と人の御縁を多く培い、積み重ねてきたあなたは、あなたの脳だけで構成されていません。

身近にあった物を介して深めてきた御縁も多くあります。

ゴミと縁をごっちゃにしないように…。

ゴミは捨てるとさっぱりしますが…。

縁は捨てると結び直すのは容易ではありませんから…。

高齢になると、そんな高尚で深いレベルで品物を1つずつ考えて扱うことがベストです。

きっと多くの心の支えの中で生活が成り立っていることを実感できるようになります(*^▽^*)

まとめ

高齢者の方に大掃除をすべてやりましょう!

では、体力が持ちませんね。

特に介護を必要とする高齢者になると絶望的です。

介護保険?

ヘルパーさん?

大掃除は日常外として禁止されていますので、介護保険では対応してくれません。

大掃除は1年の厄災を払い、新しい年に向けて気分を刷新する意味で行います。

一番良いのは、お子様やお孫様と共に仲良く大掃除を楽しみながら行うことでしょう。

お身内がおられない方…。

大掃除をしたいですよね?

その場合、内容を絞りながら、各市町村が設置しているシルバー人材センターに依頼することが妥当でしょう。

大掛かりでお金もかかるのですが…。

水回りや網戸など…。

美装屋さんに建具屋さんなど…。

タウンページで専門家に依頼することも可能です。

その分、見違えるほど綺麗にしていただけることは間違いないです。

いずれにしましても、大掃除はすす払いをして、気持ちを刷新する良い機会です。

気分が滅入りがちに思う方ほど、コツコツと実施してみると効果が出やすいです。

効果?

来客がたくさん来ていただけるようになるとか…。

逆に外出する意欲につながるとか…。

体力がついて活動的になるとか…。

生活の好循環の第一歩に最適ですよね(*^▽^*)

管理人
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niiro makoto