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子どもたちの夢のたくさん詰まったクリスマス。
プレゼントを運ぶサンタクロースとそのトナカイさん。
まっかなおっはなぁの~となかいさんはぁ~と、お馴染みの歌の響きと共に…。
定番の世界で愛される定番のイメージになっています。
日本ではサンタクロースは大黒天大黒天様や布袋天様が近いでしょうか。
七福神の場合は宝船が乗り物ですよね。
これは海の外の外国からいらっしゃったという意味があるそうですが…。
サンタクロースと言えばトナカイさん。
なぜ、馬などのポピュラーな生き物ではなくてトナカイさんなんでしょう?
その辺りも含めまして、今日はクリスマスのトナカイさんのいろいろを調べてみました。
あ、夢はありません(*^▽^*)
トナカイさんは鹿の仲間です。
ただ草花や他の動物たちは、バリエーションがありますけど、大きくは鹿、その中のトナカイ。
トナカイに類似して横並びする生物はなしという学会の位置づけになっています。
北米からヨーロッパにかけて北極圏をぐるりと囲むように北半球のそれも北寄りに生息圏を持つトナカイさん。
寒さにとても強く、パワフル…。
角は冬には生えて雪を削り、地中の虫や小動物、草木を食べる。
古くから、家畜として育てられてきた歴史があります。
でも近年は絶滅危惧種の扱いにもなっているのだとか…。
今日はそんなトナカイさんとサンタクロースのお話です。
実際には人が住むには厳しい北の大地に住むトナカイさん。
家畜にしても、移動能力、運搬には古くから用いられてきました。
そして、乳、食用、毛皮にも使われてきました。
アラスカや北欧でもそうですね。
食べ物は何でも有り難く頂戴する。
全てを余すことなく活用する…とても崇高な精神と食物連鎖。
トナカイさんもこの中に入る側面があります。
サンタクロースさんの乗り物を引くトナカイさんは、こうした意味からも、とても人類と密接な関係にあったことが分かりますよね。
日本の鯨みたいっす…。
あ、余計なことを…。
さて、トナカイさん、ロシア版のサンタクロース…。
青いサンタクロースのジェド・マローズさんはトナカイに乗りません。
連れるトナカイさんは娘のスネグラーチカという雪の妖精に見立てられています。
食べ物であり、生活の友でもある彼らを物語に登場させるよりも、よりロマンチックに雪娘にした…その一段、捻った知恵に感服ですね。
さてポピュラーなアメリカ発祥の赤いサンタクロースのトナカイさん。
じつは現在のところ9頭引きのソリというお話になっています。
しかも…名前まであるという…。
□ ダッシャー
□ ダンサー
□ プランサー
□ ヴィクセン
□ コメット
□ キューピット
□ ダンダー
□ ブリクセム
□ ルドルフ
この設定はですね、1823年に新聞社に無名で投稿されたお話が 『 サンタクロースがきた 』 と言う本になり、後の1939年に 『 ルドルフ赤鼻のトナカイ 』 …そう冒頭のメジャーな歌の原案が発表されたわけですね。
現在のところ、1823年に8頭。
1939年に9頭目が追加されたという説が有力です。
ちなみに『 ルドルフ赤鼻のトナカイ 』が歌となるのは戦後、1948年のことです。
こうしてサンタクロースとトナカイさんを記事にしていて、ふと思うのですが…。
ソリを扱う本場のロシアの青いサンタクロースは、世界的に普及してませんよね…。
ヨーロッパからアジアと赤いサンタクロース…。
トナカイは北国の生き物…。
本や歌はとても新しい産物ばかり…。
民間伝承まで踏まえて深くお話があるので、本家は本当はロシアかもしれないです?
そう、ここがポイントだと思います。
アジアや中国、インドなどトナカイの生息しない地域。
ここからサンタクロースとトナカイの話題が発生することはまずありませんよね。
カナダかロシアか北欧から文学として誕生するのが自然な流れではないでしょうか?
うん、マスメディアが新聞などで一斉配信、大量情報操作をした結果の副産物…。
そう結論付けしてしまうと…少し夢が削がれてしまいますでしょうか…。
でも、ロシアの伝承とアメリカによる戦中戦後の改変競争の嵐の影響かもしれませんし、冷戦や争いの余波が、こんなところにも出てるなんて考えるととても寂しいものですよね。
…どっから、こんな話になった?
子どもたちのクリスマスとサンタクロースとトナカイですが…。
大人視点から崩して考えてみました。
何とも寂しい記事になっちゃいましたね…。
現実的には国同士に限らず、個々人でも駆け引きは日常茶飯事…。
打算計算なく自然体で1つの夢を語る一夜…。
稀にはそんな心穏やかな1日があっても良いものですよね?
え?
お前だけ?
はぃ…そうかもしれませんね(/o\)