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2月3日は節分ですね。
今日は節分をネタに、どう高齢者のレクリエーションを設定していくのかを記事にしてみました。
いろいろな要素が含まれている節分。
一辺に1日であれもこれもは難しいくらいにネタがあります。
ですから、施設やデイサービスそれぞれで独自の盛り上がり方が出来るというものですよね(*^▽^*)
節分を食事面から切った記事が↓になります。
節分は歴史ある行事ですから、食文化も多様に残っています。
いまや誰もが知る節分の恵方巻き。
これを皆で調理してみてもレクリエーションになりますよね。
あとは鬼と豆まき。
鰯の頭も登場しますね。
この辺りは飾り作りにもなりますし、壁画制作としても活用できます。
制作物を写真に収めて、お土産としてお持ち帰りいただくことも出来ます。
さらに節分には大晦日と同じ意義がありますので、縁起にこだわって外出して神社巡りを設定するバスドライブなども有効ですよね。
写真に収められるベストショットを集めて個々の利用者さんやご家族様へメモリアルとして製本してお渡しすると喜ばれます。
さて、高齢者さんのレクリエーション。
単にやって楽しかったぁで終わってはいけません。
目的を持って実施することと実施後の効果を図れねばなりません。
1章で述べた写真はとても有効です。
アルバムという形が残りますし、目で見て喜びの顔が見える!
…でも、これは効果になりません。
この部分を効果として評価するならば、タイムスケジュールがあって10分間、全員が笑い、声を出して発声強化になった…などと強化目的とその実施結果という具合に連動せねばなりません。
そう考えますと振り返り、記録となるのは動画なのかもしれませんね。
もちろん、公的な記録となりますので文書が必須です。
先述したバスドライブを例にあげますと、神社の石段が何段あって昇降訓練をして、二礼二拍手をしてカランカランと鳴らして作法に則る動作が出来た。
それも片麻痺の方が姿勢を整えて実施出来る機会を設定し実施出来た…という具合です。
また車椅子の方が実施するのに、こうだったという具合に個別に評価していくことも大事です。
高齢者さん自身は 『 楽しめて良かったぁ 』 で終わってしまいがちですが、手助けを受けて実践したコツや工夫をご家庭で、ご家族やご親族と実施いただかねばなりません。
実践訓練を受けて、日常にどのように反映する効果があったのか、リサーチしていくことが、とても大事になりますよね。
さて、節分の手間といえば、豆まき後の豆の処分…。
豆まきの豆を年の数だけ食べるという風習がありますが…。
別に用意しますよね…。
流石に地面に撒いて、それを食べる施設様はもはやないでしょう…。
お腹を壊します。
それに1粒ずつの豆を投げるのも、高齢者さんにとってはなかなか難しく投げにくい。
後片付けまで考えますと、簡単に袋入りのお豆さんを袋ごと投げてみても良いでしょう。
そのままおやつ、お土産として持ち帰りいただくことも可能です。
東北地方では、落花生をまく地域もあるようですから、落花生にしてみても後始末は簡単になりますね。
今日はこの部分の豆まきの話題を後始末でどうする?というところが最後の章なんですけど…。
落花生の場合でしたら、回収して割って、洗ってバターピーナッツに調理しても良いでしょう。
もったいなくないですよね。
大豆は洗って大豆ご飯にしてしまうとか、お揚げさんと煮物にしてしまうなど、洗って加熱すると食べられます。
え?
そこまでするの?
という発想でもありますよね…。
私も書いていて豆1つでそこまで…と現代っ子らしい感覚も頭を過ぎるのですが…。
高齢者さんたちが子供の頃って、節分のお祝いは当然、実施した思い出があると思いますが、聞き取りしてみますと回収して食べたそうです。
土に返すではなくて、厄除けしてくれた大事なお豆さんをいただき取り込むことで、体内が清浄化されて縁起につながるわけですね。
加熱すれば菌はあり得ませんから、十分に食べられます。
豆まき後は調理実習ですかね(*^▽^*)
大昔の歳時記を見ていますと、豆を投げて捨てる…ここがどうしても引っかかったんですよね。
平安時代の頃は公家や天皇さんなど支配者階級の儀式ですから捨てるのも大アリだったと思うんです。
でも、江戸時代まで大飢饉があるなど庶民は飢えと戦うことも多かったのです。
粗末に出来るのは現代っ子の感性かなと思います。
家を新築した時に餅撒きをする習慣でも餅は持ち帰り、調理して食べますからね。
大豆も同じであっても不思議ではありませんよね。
レクリエーションの一環でリサイクルまで企画書に織り込んでみることも良いことだと思います(*^▽^*)