節分は鬼も笑う!?高齢者レクは“豆”から始まるドラマ仕立て

[ 2月の記事 ]

はじめに…節分に鬼は〜外!福は〜内!ってただの掛け声で終わらせるにはもったいない~

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2月といえば節分

鬼がスタンバイしはじめると、なぜか施設の空気までピリッと引き締まるから不思議です。

「今年の鬼、誰がやるの?」「去年の〇〇さん、全力で逃げ回ってたわよね」なんていう回想が飛び交い、利用者さんたちもスタッフも心の準備が始まります。

節分といっても、ただの豆まきで終わらせるにはもったいないのです。

お豆ひと粒ひと粒に、笑いと健康と願いと、ちょっとしたトラブル(え、豆まきで腰やっちゃった?)まで、いろんなドラマが詰まっているのがこの行事。

そしてこの2月、寒さでちぢこまった身体も心もほぐしてくれる魔法のキーワードこそが「節分」なのです。

豆まき、恵方巻、鬼ごっこ…何を取り入れても不思議と盛り上がるのがこの行事のすごいところ。

今回は、そんな節分をフル活用して、高齢者施設のレクリエーションがもっとワクワクするものになるように、いろんなアイデアをこねくりまわしてお届けします。準備から後始末まで、笑って福を招きましょう🩷。

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第1章…2月の主役はやっぱり“鬼”!恵方巻からバスドライブまで七変化!


2月といえば…そう、鬼。

もう彼(彼女?)なしでは始まらないと言っても過言ではないくらい、施設の節分はこの“鬼”がすべてをかっさらっていきます。

毎年恒例、赤鬼か青鬼かでスタッフの間で軽い駆け引きが起き、負けた(?)誰かが鬼のパンツに袖を通す羽目に。

とはいえ、例年その鬼の演技がリアルすぎて、ご利用者さんが豆を投げるどころか本気で逃げ出すなんていう事件も。

そんな節分、実はネタの宝庫。

恵方巻きを作るだけでも、ひと騒動。

酢飯が緩くて巻けない、具が多すぎて閉まらない、でも笑い声が止まらない。

「こんな太巻き、口に入るかいな~!」と突っ込みが飛べば、スタッフは「願い事が大きいからですよ!」と返して一件落着。

これだけで立派なコミュニケーション訓練になっていたりするから、節分ってほんとに不思議な力を持っています。

壁には手作りの鬼や福の神の飾り、テーブルには鰯の頭にヒイラギの葉という、なかなか強めのビジュアルも登場。

写真映えするどころか、後日「これはなんの儀式?」と家族に突っ込まれるくらいのインパクトになるのです。

こうして作った装飾品はしっかり記念写真に残して、お持ち帰りのお土産にすれば、それだけでご家族との会話のきっかけに。

まさに笑顔の連鎖反応。

さらにアクティブ派には、神社への初詣ドライブもおすすめ。

節分は“季節の大晦日”という説もあるくらいですから、「これが新しい年の始まりです!」と気合いを入れて、マイクロバスに乗り込みます。

石段チャレンジで、足腰も心もピンと伸びて、拝殿前でカランカラン。

運だめしのおみくじをひいて、大吉が出たら「今日の豆まき、全力で福を呼び込みます!」と宣言する利用者さんも出てきたりして…。

節分ひとつで、笑いあり、食べあり、運動あり、願掛けありの“総合エンタメ🩷”が完成してしまうのです。

鬼の役は人気職(?)なので、早い者勝ちかもしれませんが、今年は誰が変身するのか…鬼のマスクの裏側にあるのは、きっと愛とサービス精神です。

第2章…レクリエーションは“やっただけ”ではダメ!?笑い声の裏にある意味とは…


「楽しかった~!」で終わらせてしまったら、それはただのパーティー。

レクリエーションの真骨頂は、その笑顔の奥に隠れた“狙い”にあるのです。

でもその狙い、鬼みたいに怖いものではなく、ちゃんと優しい思惑。

笑いながら、体も心も、ついでに発声器官まで元気にしてしまおうという、スタッフ側のちょっとしたしたたかさです。

たとえば豆まきの時間、ただ豆を撒くだけ…と思いきや、スタッフの「鬼が来たぞー!」の声に、ご利用者さんが「こらー!待てーっ!」と反応してくださった瞬間、それはもう発声訓練の完成です。

声を出して、表情が動いて、身体も伸びて、筋トレと脳トレの合わせ技。

1粒の豆の飛距離が、まさかの機能訓練のバロメーターになっていたりして。

さらに注目したいのが「鬼を撃退するぞ!」という強い気持ち。

これ、なにげにストレス発散効果が抜群です。

「あの鬼、去年のデイサービスの主任だったわよね…」なんていう舞台裏の小ネタが混じると、豆に乗せた念力も3割増し。

周囲は爆笑、本人はスッキリ。

これぞ一石三鳥。

ただし忘れてはいけないのは、レクリエーションは“思い出作り”だけでは不十分ということ。

後から振り返って、「この日、声を出して笑った」「立ち上がって豆を撒いた」「杖なしで鬼に近づいていった」…そんな記録が残ると、見えない成果が形になるのです。

そのためには、写真だけでなく動画も効果的。

笑顔も動作も音もすべて詰め込んで、「あの日、確かに動いていた」をちゃんと見せられる宝物になるのです。

しかもそれを見たご家族が「あら、おばあちゃん、こんなに元気だったのね」とニッコリすれば、施設の雰囲気ごと好転するのですから、これはもう小さな奇跡。

それぞれの動作や参加の様子を、「どこが良くて、どんなサポートが必要だったのか」を振り返って記録に残すことで、節分レクリエーションは単なるイベントではなく、“その人らしさ”を引き出す名シーンになるのです。

そう、お豆ひと粒が人生を語り出す日。

それが2月3日なのです🩷。

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第3章…撒いたら拾う!それが節分流!?豆まきの進化とおいしい後始末


さあ、大騒ぎの豆まきが終わった後に待ち受けているのは、そう…地味に面倒な“後始末”。

床に転がる豆、車椅子のタイヤに潰された豆、スリッパの裏にくっついてどこまでも旅する豆。

誰もが一度は思うのです。

「これ…撒く必要あった?」と。

けれどご安心を。

ここからが、節分レクリエーションの本領発揮。

まず、豆まきで使用する豆は、床に直まきせずとも成立する!という発想の転換が大切です。

ビニール袋に入れたまま投げるスタイル、これが意外と楽しくて、後片付けも一瞬。

命中すると「ゴツッ!」と良い音がして、鬼もつい「いてっ」と素に戻るのがまた笑いを誘います。

もちろん袋の中の豆は、そのままおやつにもお土産にも変身可能。

合理的で、しかも福つき。

さらに注目なのが、地域によっては豆ではなく“落花生”を撒く文化。

殻付きのピーナッツなら、拾っても汚れ知らず。

まるで豆まきが“豆拾いゲーム”に変わってしまうくらい、拾う方が楽しいという不思議な逆転現象まで起こります。

そして「拾った落花生はそのまま食べられるよ!」という声が上がれば、一気に空気は“グルメレク”に早変わり。

ここで、ちょっとだけ真面目な提案を一つ。

撒いた豆をただ捨てるのではなく、回収して調理するという“リサイクル型レク”を取り入れてみてはどうでしょう。

大豆なら軽く洗って煮物に、落花生ならバター炒めにして香ばしさ倍増。

「まさか豆まきからおかずが生まれるとは…」と、利用者さんも思わず二度見です。

「え?拾った豆、食べるの?現代っ子には無理~!」という声も聞こえそうですが、そこは昭和の思い出話の出番。

利用者さんの中には、子どもの頃に「撒いた豆は拾って食べたよ~」という記憶がちゃんと残っている方も少なくありません。

衛生的に不安な場合は、もちろん加熱を徹底すればOK🩷。

しかも「福を体に取り込む」という昔ながらの知恵に触れることで、レクリエーションの奥行きもぐんと増していくのです。

そう、豆はただの豆じゃないんです。

撒いて笑い、拾って感謝し、食べて福を噛みしめる。

節分が終わっても、しばらく豆の話題が続くあたり、やっぱりこの行事…強いです。

第4章…豆と記録は“投げっぱなし”厳禁!写真と動画で家族に届く福のカタチ


節分レクが大成功に終わっても、それで終わりではもったいないのです。

鬼は退散しても、思い出はちゃんと残しておきたいもの。

せっかく皆さんが笑って動いて、大騒ぎしてくれたその瞬間、なんとかして未来へ届けたい…。

そんな時に活躍するのが、カメラと記録用紙、そしてちょっぴりのスタッフのセンス。

たとえば豆を投げる姿、鬼を追いかける笑顔、恵方巻きを頬張る表情。

どれもが「これぞレクの神シーン!」と言いたくなる光景ばかり。

これを逃さず撮影しておいて、1人1冊の「福アルバム」にまとめれば、もうそれだけで泣けて笑えるメモリアル完成です。

「うちのおばあちゃん、こんな表情するんだ…」と、ご家族がびっくりすることもあったりして、感動のシェアも起きちゃいます。

ただし、写真だけじゃ片手落ち。

動画も撮っておけば、豆が飛び交う音や笑い声、スタッフの変なセリフ(たとえば「この鬼、3日間寝てないらしいです」とか)まで全部記録に残せて、その日その時の空気感がまるっと保存できます。

この動画、後日上映会なんてしても盛り上がるんです。

「この時、私ちゃんと豆当てたでしょ!」と自慢する方もいれば、「私、逃げてるだけだった…」と照れる方もいて、まるで映画の舞台挨拶状態。

さらに記録のチカラを発揮するのは、施設での“振り返りタイム”。

このレクでどんな動作ができたのか、どんな発言があったのか、誰とどんな会話をしていたのか…。

一人ひとりに対して「できたこと」を拾い上げていくことで、ただの楽しいイベントが、その人らしさを支える“証拠”になっていくんです。

そして、この記録は家庭への橋渡しにもなります。

「今度のお正月は、豆まきじゃなくて、お年玉まきにしたら?」なんて冗談も交えつつ、ご家族に活動の様子をお伝えすることで、面会の話題も広がります。

「こんなことができた」「こんな風に笑った」、その報告が、遠く離れていても心をつなぐ“福の手紙”になるのです。

節分は1日。

でも、その1日が記録とともに何倍にもふくらんで、日常の支えになる。

それって、ちょっとした魔法ですよね。

豆まきで散らかった部屋も、記録の力で感動の舞台に早変わり🩷。

鬼を倒したあと、福を拾うのは記録班のあなたかもしれません。

第5章…昔話は宝の山!節分の“思い出”を聞いて現代レクに活かすには?


節分レクの準備も片付けも、写真も記録もバッチリ!

…だけど、そこにもうひと味足すとしたら、それは“思い出のスパイス”。

これが入ると、空気が一気にまろやかになって、レクリエーションがなんだか“物語”になるから不思議です。

たとえば、節分当日。

鬼のお面をつけたスタッフが入ってくると、どこからともなく聞こえるのが「うちの実家ではね…」「昔はね…」という言葉。

聞けば、昔は本当に家中の窓や玄関に向かって豆を撒いたとか、「鬼は外!」と叫んだあと、戸をバタンと閉めて厄を閉じ込めたとか。

地域によっては、鰯の頭を玄関に飾ったり、落花生を撒いたり、風習のバリエーションもまさに十人十色。

特にご年配の皆さんは、昭和も大正も、場合によっては明治の記憶すら持っていらっしゃる大ベテラン。

そんな方々にとって、節分は単なるイベントではなく、「その時代を生きた証」みたいなものだったりします。

「豆はもったいないから、あとで拾って食べたよ」「鬼の役は、いっつも末っ子の兄ちゃんだった」なんて話がぽろぽろとこぼれ出す瞬間、それはもう、福の種まき大会。

話し出せば止まらない方には、「その話、もう一回ゆっくり聞かせてください」とお願いして、録音したり文字に起こしたりすると、あとあと貴重な“語り部資料”になります。

「昔の節分特集」として壁新聞にまとめたり、ご家族にこっそり郵送したりするのもおすすめ。

笑いと涙が入り混じって、「うちの祖母、こんなに語れる人だったんだ…」なんて発見も生まれます。

実はこうした“聞くレクリエーション”は、何よりも脳にいい。

記憶を引っ張り出して言葉にする作業そのものが、とっても上等な頭の体操になるんです。

さらに、語ることで自己肯定感まで刺激されて、「わしの話、ちゃんと聞いてくれてうれしかった」とポツリ。

ああもう、聞いてよかった、って心から思う瞬間です。

節分の行事には、実は「語る」「つながる」「思い出す」「笑う」すべての要素が詰まっていて、ただ豆を撒くだけではない奥深さがあるのです。

誰かの過去を、誰かの未来につなげる🩷。

それが“お豆のチカラ”、だったりするのかもしれません。


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まとめ…豆も人も捨てないで!レクがつなぐ命と福のリレー


節分という行事、ふだんは豆を撒いて終わり…そんなイメージを覆して、ここまで全力で遊び尽くせるのが、やっぱり高齢者施設の底力。

鬼が逃げるのは、豆のせいだけじゃありません。

笑い声と元気と、ちょっぴりの本気に、タジタジになって逃げ出しているのかもしれません。

準備段階からすでに始まっていたコミュニケーション、豆を握った瞬間に生まれた闘志、恵方巻を囲んで交わされる昔話、写真に収まる一瞬の奇跡、動画に残る無邪気な笑顔。

どれもが、ただのイベントじゃ終わらない、生活の中の“光るひとコマ”になっていたと思うのです。

そして何より、節分という行事がくれた“もう一度話したくなる記憶”。

それが、この先のへと続く力になるのかもしれません。

豆を撒くことで追い払ったのは、鬼だけではなく、不安や孤独や退屈といった、ちょっとした“日常の魔物たち”だったのかも。

さあ、来年の鬼役は誰にしましょう?

え、あなたがやりたい?それは心強い!

でも、今年の鬼がまだ「また来るぞぉ〜!」って言って去っていったので、再戦希望かもしれませんね。

レクリエーションとは、日々の暮らしの中で芽吹く笑顔の種。

節分という一日が、たくさんの“福”を生んだこと、忘れずに、そして誇らしく思って、また来年も豆を握りしめましょう。

鬼に笑われてもいいじゃないですか。

その笑いの中に、きっと春がやってきますから🩷。

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