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バレンタインデー 高齢者 レクリエーション
3語を並べてみますと…違和感のイメージが先行してしまいますよね。
実際には高齢者さんも恋心を経験されてますし、現在も愛情深く過ごされているところです。
でも、世間様ではハートマークが飛び交い、ピンクピンクした柄が占有してしまうので、どうにもとっつきにくい…。
そう感じてしまうかもしれませんね。
気恥ずかしさを越えて、バレンタインデーをレクリエーションに取り込んでしまいますと、それはもう素晴らしい境地が開けます。
若い子に負けない、高齢者だからこそ出来るバレンタインデーの境地があるというものです。
今日は、バレンタインデーの高齢者レクリエーションでの制作物編です(*^▽^*)
人間、誰しも色恋を経験しています。
高齢者さんになりますとゼロはまずありえません。
甘い、辛い、酸っぱいといろいろな思い出をお持ちですから、詮索するのは止めましょう。
さて、バレンタインデーの由来や↓の記事に掲載したところです。
バレンタインデーの談話の進め方は↓の記事に掲載したところです。
今回は、形に残るバレンタインデーならではの企画制作物のご紹介です。
施設様やデイサービスセンターなどである制作ですね。
2月、バレンタインデー、初春と3つのイメージを重ねつつ制作するのがコツの1つです。
さて、制作物と言いますと、
□ 壁画制作 … 模造紙を用いて壁に飾る絵を千切り絵や貝殻塗装、水彩画、水墨画などで作る。
□ 持ち帰り小道具 … ペン立てや筆箱、網かごなどの短時間で出来る制作物。
□ 刺繍・編み物 … 布と糸の制作物ですよね。
□ ビーズアート … ビーズを糸で繋いだ制作物。
□ カレンダー … A4・A3などで上半分が写真や絵、下半分がカレンダーなどで個々人に持ち帰ってもらう。
この辺りが一般的な高齢者施設での制作物でしょうか?
今回のおすすめはバレンタインデーですので、メッセージカードはいかがでしょう?
欧米風の趣向です。
□ 名刺シートを活用して1人で10枚作る!
□ 片面のみ活用します。
□ オリジナルの1枚にします。
書くと簡単でしょう?
名刺用紙を活用してですね、裏面には個々人に名前や住所などを書いて名刺として活用してもらっても良いと思います。
皆で作るのは片面のみ。
色鉛筆や絵の具などでの色塗り。
色紙での千切り絵、貝殻を染めて貼る…壁面制作の技法を用いて個性豊かに仕上げてもらいましょう。
100円均一などで売られているワンポイントスタンプもお手軽です。
こうして1人の高齢者さん辺り10枚の名刺カードを作っていただいてはいかがでしょう?
さて、名刺のメッセージカード。
周囲だけでなくて全面を柄や模様で埋めてしまうことも可能ですが、中央に5~10文字を入れますとより個性が出ますよね。
大好きな方、ご親族など10人に向けたメッセージを入れていただいてはいかがでしょう?
手製のカードで、あなたに贈る為に作られた…いただいた方はとても喜んでくださるのではないでしょうか?
10枚のカードですから、5枚は自由に配り、残り5枚は利用者さんの間で交換とルールを決めても利用者さん同士の仲が深まって良いかもしれませんね。
ただ、愛や恋が実らず、手元に1枚も来ない…そんな事態にならないように、レクリエーションを運営するスタッフで全利用者に対して1人3枚程度の数が揃うようにしておくと良いです。
もちろん、利用者さんそれぞれの制作過程を見ながら、配分経過を見つつ、足し引きするんですけどね。
あ、この職員からの配布物は数が膨大になっちゃいますのでパソコンの名刺作成ツールで作ってしまうと良いでしょう。
利用者さんの手作り感満載のカードが際立つ効果もありますし、印刷の簡易な物が混ざることも味があるというものです。
さてもう1段階、効果を高めるコツを提案です。
利用者さん辺り枚数を20枚にします。
作るのは限られた時間ですから10枚の1シートのみ。
それをカラーコピー機でコピーすると20枚になりますよね。
利用者さんからお相手に贈る時に2枚1組みで贈ってもらうようにします。
1枚には自分の名前を書いて、ペアの1枚は空欄で渡すようにします。
渡された相手は自分の名前とちょっとしたメッセージを添えて戻していただく。
何となく、心が行交ったようでうれしく思えませんか?
戻ってきた後のカードは10枚のカードをコルクボードにピン止めして飾ることで記念品にも出来ますよね。
もちろん厚紙で飾るレイアウトから、カードを掛ける口まで細かく制作して楽しむことも良いでしょう。
どうです?
豊かなバレンタインデーに相応しい心の温かさが感じられませんか?(*^▽^*)
介護保険施設でのレクリエーションの場合は成果が問われます。
何を意図して、どのように結果を出したか、効果があったのかということですね。
今回の提案のレクリエーションであればバレンタインデーという季節の実感をしていただくこともそうですが、身近な人に向ける愛情や繋がりの再確認をしていただいてカードという形にして実感いただくことです。
制作に向ける集中力であったり、センスであったり、評価しにくい点も、もちろん効果はあるのですが…保険上は評価されません。
ですので、製作中の様子を写真に収める、結果のコルクボードを並べて写真に取り、個別カルテに記録として掲載すると良いでしょう。
動かぬ証拠どころか、完成品のクオリティーなど保険者が目にすると驚くことになりますからね。
こうした目に見える結果はじつに高い評価を得ることが出来ます。
と、固い話はこれくらいにしまして…。
バレンタインにはチョコレートという日本の独特の文化もありますが、お菓子作りと組み合わせてカードを添えて贈っても楽しくて美味しいレクリエーションになります。
また欧米風でも、フラワーアレンジメントやドライフラワーなど花束を贈る文化も相性が良く、豊かなバレンタインデーになるでしょう。
あと平面、立体、透かしなどの技法を入れると、より深みが増しますよね。
是非、いろんな角度で発想して、心のつながりの温かい1日にしてみてくださいね(*^▽^*)