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デイサービスでも施設でも…お手軽に簡単に取り組めるレクリエーション。
その1つに毎月のカレンダーの塗り絵があります。
色鉛筆で綺麗に塗って、各利用者さんに持ち帰っていただくわけですね。
月が始まる前に仕上げて持ち帰れるように作成しますが…。
でも…あんまり意味ないですよね。
手先のちょっとした運動程度でカレンダーや飾りとしての価値は皆無ではないでしょうか…。
今日はこの辺りを記事にしてみました(*^▽^*)
大人も熱狂する塗り絵の本も出版されていますし、インターネットでも無料画像をダウンロードできるサイトも増えてきました。
それらの絵を用紙の半分に、残る半分を月間のカレンダーとして1枚もののカレンダーを作成するんです。
1日で仕上げてしまう利用者さんもあれば、隙間時間でコツコツと数日にわたって仕上げる方までいろいろです。
ちなみにこの光景…けっこうな事業所さんで実践されている様子を目にしてきました…。
きっと、ほとんどの施設やデイサービスで取り入れられている…と思います。
じつは利用者さんの家は毎月のカレンダーで溢れている!!!
デイサービスや施設を利用されている利用者さんには担当のケアマネージャーがいますので、新しい月が始まる前にサービス費の見積もりと一緒になった、あるいはオリジナルのカレンダーが届けられます。
事業所さんには、ケアマネージャーから利用者さんのスケジュールである提供表が届きますよね。
それを土台にして、ヘルパーさんや訪問看護さんも各事業所の予定スケジュールのカレンダーが届けられたりします。
そこに加えて利用者さんは、デイサービスや施設でカレンダーを作って…家に持ち帰る…。
あとですね、各ご家庭で、普通に1年のカレンダーだったり、卓上カレンダーだったり、日めくりカレンダーだったりと一般のご家庭用のカレンダーもご用意されるわけです…。
ね、カレンダーで溢れているでしょう?
デイサービスや施設で作るカレンダーは塗り絵がほとんどです。
( 稀にご利用者さんの誕生会などの写真が取り込まれている場合もあるようです。 )
塗り絵の絵そのものが四季や時候を表し、塗ることで実感を深めていただく。
手先を活用する機会はお箸やスプーンを持つ力の維持にもなり、筆まめに活用いただく素地にもなる。
握力や手首の活用は生活のあちこちで重要な動きですからね。
そして塗り絵の絵のすばらしさもあって利用者さんには集中して取り組んでいただける。
集中して行うことを1つでも多く増やすことは認知症予防や対策でも有効とされている。
…これだけ意味のある塗り絵ですが、結果が次につながらない制作結果では勿体無いと思いませんか?
自宅にカレンダーが溢れているので、適当な塗り絵だし、処分!
…と、悲しい結果になってしまいがちですよね。
ケアマネ―ジャーさんやヘルパーさん、訪問看護師さんの持参するカレンダーは、日付と曜日と祝日、サービス提供日ぐらいの情報しかありません。
一般のカレンダーでは、さらに…。
六曜…大安とか仏滅ですね、二十四節気が入ることは稀でしょうか…。
民間における販売促進の記念日もありますよね…この辺りは掲載されないことが多いです。
と、そこから発展してカレンダーに暦から考えてオリジナルの掲載を満載してみてはいかがでしょうか?
さらに前月の前半に利用者さんに次月のカレンダー部分をお渡しして、ご自分の事情をご記入いただき回収します。
受診や家族の誕生日や記念日などを聞き取りして盛り込みますと…。
もはや立派な個別レクリエーションに昇華です。
こうなりますと他は捨ててでも、残していただけるカレンダーになりますから、ケアマネージャーさんのケアプラン3表から週間スケジュールを、提供表から月間サービス予定も突っ込んでしまいましょう。
これで御社のカレンダーが利用者さんの心をキャッチする筋道は完璧でしょう!
あ、絵はいくつも絵柄やサイトがあるので複合化してオリジナルに発展すると良いです。
透かし紙で複写しても良いです。
サインペンで枠線取りしますとしっかり塗り絵になりますからね。
季節の花、動物、虫、行事、神社仏閣イベントなどからチョイスしますと綺麗に仕上げることでしょう。
最終的な仕上げなのですがね。
☆ 月めくりカレンダー ☆彡
□ A4サイズの表は塗り絵、裏はカレンダーに仕上げます。
□ 塗り絵は一月先の図柄にします。
□ 両面の上は揃えます。
□ 上の中央部にパンチで穴を空けます。
□ 塗り絵は光沢を設けるために仕上がり後にカラーコピーを用います。
□ 2枚を重ねてラミネート用紙で挟み、ラミネート処理します。
月めくりカレンダーの穴あけをすると壁かけ式に。
三角形の台座を厚紙で作ると立て掛け式になります。
その辺りは利用者さんのお好みで制作ですね。
…もちろん日めくりで仕上げても良いけど大変過ぎますよね…。
他にも、カレンダーにはいろいろと情報が記載されていますが、各日付の下欄に1.5cm程度の空間を作ります。
A4用紙を縦にして幅1cm程度の帯を作り、両面テープで各日付の下欄部に貼っていきます。
これ?利用者さんが何かしらの書き込みが出来るように設定するんです。
ラミネート上には書けないですからね。
ちなみに、この帯にですね、利用者さんが目標とされていることが出来たら〇、出来なかったら×、途中だったら△など印を入れてもらったりしても良いですよね。
あと排便有無や体温・血圧・酸素濃度など体調不良感を朝昼晩でチェックしてもらって記載しても良いと思います。
そこまでやれましたら、毎月回収して、2部ほどコピーしてですね。
利用者さんに承諾を得た上で、ケアマネージャーと主治医に提出してみましょう。
きっと新たな介護の境地につながることでしょう(*^▽^*)
3章のパソコン処理になりますと面倒、手間…となって踏み込む時間がない…そう介護現場の方に言われることも多かったのですが…。
エクセルやアクセスを活用しますと個別に仕上げることは、それほど難しいことではありませんし、1度、作成してしまうと基本設計は翌月以降も作れますので是非、データベースも含めて構築してみてくださいね。
最後に述べたお医者さんとケアマネージャーさん。
そこにデータを集中させてみますと利用者さんの生活は変貌していくかもしれません。
生きた生のデータを積極的に活用してみましょう(*^▽^*)