カレンダーが主役になる日々!介護現場の塗り絵レクが“使える資料”に化ける日

[ 四季の記事 ]

はじめに…そのカレンダーはまだ“壁飾り”止まりですか?

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デイサービスや施設でおなじみの「月初めカレンダーづくり」。

色鉛筆を片手にぬりぬりぬり…。

ご利用者さんが一生懸命塗ったカレンダーは、月の始まる少し前に完成して、誇らしげにお持ち帰り。

でも、ちょっと待ってください…そのカレンダー、どこに飾られましたか?

「冷蔵庫の横にマグネットでぺたっと」ならまだ良し、「こっそり引き出しにしまわれて…」ならやや残念、最悪「そっと資源ごみに…」なんて切なすぎます。

塗って持ち帰る。

それだけなら、正直なところ「レクリエーションのためのレクリエーション」。

ほんのちょっとの指先運動にはなったかもしれませんが、それ以上の意味を見出せず、消えていくカレンダーたち…。

一方で、利用者さんの周りにはカレンダーがすでに山盛りなんです。

ケアマネさんからもらったサービス予定入りのカレンダー。

ヘルパーさんが持ってきた訪問スケジュール入りのカレンダー。

おうちにある普通のカレンダー、仏壇にある六曜入りのカレンダー、通販でもらった卓上カレンダー…もうカレンダー・オーケストラ状態。

ならば、塗るだけで終わらせるのはもったいない。

塗る“前”も、塗った“後”も、もっともっと活用できるようにしてみませんか?🩷

「ただのレク」が「これは絶対捨てられない!」に化ける魔法。

いや、魔法じゃない、工夫です。

今日はそんな“再設計カレンダー”の物語を一緒にめくっていきましょう。

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第1章…カレンダーだらけの介護生活!?~“とりあえず塗る”はもう卒業~


カレンダーって、こんなに多かったっけ…?

ふと気づくのは、利用者さんのご自宅におじゃましたケアマネさんのリアルな心の声。

壁、冷蔵庫、トイレのドア、電話の横、さらには仏壇の横まで…カレンダーがズラリと貼られ、もうどれを見ればいいのか分からないカレンダー迷子状態。

しかも、そのうちのいくつかには見覚えがある…。

そう、それはあの施設で手塗りした“季節の花”が微笑む手作りカレンダー。

たしかにね、塗るのって楽しいんですよ。

大人の塗り絵ブームは今や一大市場。

四季折々の花や動物、風景を、色鉛筆で丁寧に彩る。

ああ、この線の中をちょっと濃いめにして、グラデーションつけちゃおうかな…なんて本気を出す利用者さんもいれば、「まぁ今日のレクはこれでいいのよ、楽しいから」と軽やかに塗り進める方もいて、個性はそれぞれ。

でも、完成したらどうなるかというと、はい、持ち帰って終わり。

おうちで何枚も並ぶ“カレンダー軍団”の中に、まぎれて静かに忘れ去られていく運命です。

よく見ると、同じような構成。

上半分が塗り絵、下半分がカレンダー。

数字が並んでいるけど、なんの情報も書かれていない。

予定が入る余白もない。

そりゃ、他のカレンダーと比べられて「なんとなくこっちでいいか」ってなるのも無理はありません。

そもそも、毎月カレンダーを作って配布する施設って、実はものすごく多いんです。

塗り絵とセットで定番レク。

これが全国あちこちのデイサービスで繰り広げられているという事実。

もはや「レクの王道」か「風物詩」か…。

だけど、“王道”も“風物詩”も、そろそろひと工夫加えたくなる頃じゃないでしょうか。

カレンダーが多すぎる時代だからこそ、“塗ったその先”を考えてみたくなるんです🩷。

そんなわけで、次はこの“塗るだけじゃもったいない”問題にもう少し深く踏み込みますね。

さてさて、次章はちょっと真面目に(でも面白く)参りましょう。

第2章…塗り絵の力はすごい!…でももったいない使い方してませんか?


塗り絵って、見た目以上に“すごいヤツ”なんです。

まず、あの集中力。

普段はテレビを眺めながらウトウトしているご利用者さんが、いざ塗り絵となるとピンと背筋が伸びて、色鉛筆を一本ずつ丁寧に選んで…まるで“職人”のような眼差しに変わります。

春の桜、夏のひまわり、秋の紅葉、冬の雪景色。

季節を思い出すきっかけにもなるし、絵を通じて昔話が自然と口からこぼれる。

昭和の記憶、故郷の景色、子どもの頃に遊んだ草原…。

「あら懐かしいわねぇ」が止まらない、まさに“時間旅行”のお供。

それに、手先を使うことって、侮れません。

色鉛筆を握る、細い線をなぞる、塗り残さないように注意する。

これ全部、生活動作に直結してるんです。

お箸を使う、茶碗を持つ、ボタンを留める。

ぜーんぶ、“細かい動き”の応用です。

そう、塗り絵は実は「レクリエーション界のリハビリ部門エース」でもあるんです。

でも…そんな有能な塗り絵くんが、完成後にどこへ行ってるのかというと――ああ、やっぱり、家のカレンダーコーナーでひっそりしてるか、時には冷蔵庫の下敷きに…。

いや、もっと悲しい話をしましょうか。

完成したその日の午後には「誰が塗ったか分からなくなる」問題。

カラフルに仕上がってるのに、名前の記入がどこにもない…。

職員さんも「これ誰のだっけ?」と首をかしげながら、とりあえず持ち帰り袋へポイッ。

そしておうちでも「これ、どこに飾ろうかしらねぇ…あ、まぁいっか」となるまでがセットです。

ここまでの流れ、もう「パターン化」されていませんか?

「塗るのが目的で、その後はどうでもいい」みたいな。

でもそれって、せっかくの“塗り絵の力”を半分も使い切ってないようなものです。

集中力の訓練、記憶の呼び起こし、手先のリハビリ、作品を見せる喜び…これ全部が揃ってるのに、完成品が“ただの飾り”で終わってしまうのは、本当にもったいない。

だからこそ、次に向かいたいのは“塗ったあとに意味を持たせる”こと🩷。

せっかくの作品、もっともっと活かしましょうよ。

見ても楽しい、使っても便利、つい誰かに見せたくなる…そんな“カレンダー革命”の幕開けが、もうすぐそこまで来てるかもしれません。

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第3章…これは捨てられない…!を目指す愛されカレンダーの正体


カレンダーって、本来は“日付を確認する紙”のはずなのに、施設で作ると“なんか可愛い飾りもの”で終わっちゃう…そんなもったいない状態、そろそろ卒業しませんか?

せっかく塗ったのに、毎月“かわいそうなサヨナラ”をされるカレンダーに未来はない。

けれど、もしそこに「生活に必要な情報」や「自分だけのメモ」や「誰かとつながる何か」が載っていたら――それはもう、ただの塗り絵付きカレンダーじゃなく、“愛着爆上がりの相棒”になるんです。

たとえば、塗り絵カレンダーの裏面に、ご本人用の予定表を入れてみる。

病院の受診日、デイの利用日、ご家族の誕生日や記念日、法事や美容室の予約。

そこに「〇〇さんが楽しみにしていること」なんて一言メモが添えられていたら、もう最高じゃありませんか?

「あら、来週は娘の誕生日ね」「あら、この日はおはぎの日だわ」なんて思い出すきっかけになる。

塗った絵と一緒に、ちゃんと“私の毎日”が並んでいるカレンダー。

これ、もう捨てられるわけがないんです。

さらにさらに、職員さんの腕の見せどころ。

予定を手書きで書き写すのは大変かもしれないけど、エクセルでちょいちょいっと入力して、印刷してぺたり。

一度ひな形を作ってしまえば、あとはちょっと修正するだけ。

利用者さんごとにカスタムされてるカレンダー、しかも塗り絵付き。

家族も「これ見やすいわねぇ!」とびっくりすること間違いなしです。

そして大事なのが、「自分で書き込めるスペース」をあえて残しておくこと。

日々の体調、気分、ひとことメモ。

今日は散歩に行けた、ごはん全部食べた、便通あった、テレビが面白かった…それだけでも立派な“生活記録”です。

これ、ラミネートしちゃうと書けなくなるので、日付の下に細い紙の帯を貼って、そこに毎日〇△×で記録できるようにするだけでも、利用者さんの“今日”が活きてくる。

こうなるともう、ただのレクリエーションの延長じゃなくなります。

ご本人にとって“自己管理ツール”、ご家族にとって“生活の見える化”、職員さんにとっては“個別支援の宝箱”。

カレンダーが主役のレクリエーションが、“生活の中心”に踊り出る瞬間です。

そして何より大事なのは、このカレンダーを作る過程もまた、楽しさとやりがいに満ちているということ。

世界にひとつだけ、自分だけの予定、自分だけの絵、自分だけの記録が詰まったカレンダー🩷。

これはもう、絶対に捨てられません。

いや、捨てるどころか、飾られっぱなしで翌月になっても下げてもらえないかも…それはそれで嬉しい悩みですけどね。

第4章…“記録”と“気づき”が混ざり合う名もなきカレンダー革命


「今日はお通じ、あったっけ?」

「熱は昨日より高かった?それとも低かった?」

「この頃、お薬飲み忘れてない?」

そんな日々のちょっとした“気づき”って、意外とどこにも記録されてなかったりします。

介護って、実は“情報の取りこぼし”がとても多い世界。

でも、毎日めくるカレンダーがその記録の窓口になったらどうでしょう?

それってもしかして、小さな革命じゃないですか?

このカレンダー、ただ塗って終わりじゃありません。

日付の下にほんの1.5センチのスペースを空けて、細長~い紙の帯を貼るだけで、そこはもう“個人の記録欄”に早変わり。

しかも、ラミネートでピカピカに加工された本体には書けない代わりに、この紙帯なら鉛筆で自由に書けちゃう優れモノ。

〇、△、×で体調を表すもよし、今日のお通じ、気分、眠気レベルをメモるもよし。

「今日は寒かった」「散歩に行けた」「ごはん全部食べた」と一言でも書いてあれば、日記以上の情報がそこに宿ります。

職員さんが毎日の会話でそっと拾ったキーワードをご本人に確認して記入したり、利用者さんが「〇〇先生に言うの忘れないように」って書いておいたり。

何気ないその一筆が、後日、ケアマネさんや主治医への“超・重要情報”になるかもしれない。

体温や血圧、SpO₂まで記録する人だって出てくるかも…。

そう、カレンダーって“予定”だけでなく、“記録”を担うこともできるんです。

しかもこれ、月末に回収してコピーを2部用意。

一部はご本人へ、もう一部はケアマネさんと主治医へ。

提出する前には、「これ、〇〇さんがご自分で毎日書いたんですよ」と、ちょっと自慢げに渡しましょう。

そうするときっと、担当者も目を丸くして言うはず。

「これは助かる…!」って。

記録の多くは、やらされ感があると続きません。

でも、“ぬりえ”の延長、“自分の作品の一部”としてなら、不思議と続くんです。

色鉛筆のあの手触りと一緒に、気分や体の状態もスルスルと書けてしまう。

それがこの“名もなきカレンダー革命”の真骨頂なんです。

手間のように見えて、実は仕組みさえ作ってしまえば、むしろ楽になる。

伝達ミスが減り、様子観察がラクになり、病院受診の準備もバッチリ。

日々の記録が、生活を支える橋になる🩷。

そんなすごい働き、まさか一枚の塗り絵カレンダーが担ってるとは…誰が想像したでしょう?

さあ、そろそろ次の章では、その“仕組み作り”の話に突入しましょうか。

お待たせしました、次章はパソコンがちょっと登場しますよ。

第5章…PC処理も怖くない!エクセルで来月からラクに神ツール化計画


「パソコン…?いやいやウチ、アナログでやってますんで!」

そんな声、介護の現場ではよく聞きます。

というか、どこ行っても聞きます。

Excelと聞けば、「あの四角がいっぱいのヤツね…」と一歩引き、Accessと聞けば「なにそれ食べれるの?」と返される。

それが介護界の日常。

でも…ちょっとだけ信じてみてください。

パソコン、実はあなたの味方なんです。

一度だけでいいんです。

カレンダーの“ひな形”を作っておくんです。

月曜始まりでも、日曜始まりでも、祝日入りでも、好きなようにカスタマイズ。

枠の幅だって調整自由。

予定表のセルをポチポチ埋めれば、ご利用者さんごとの個別予定付きカレンダーが、なんと数クリックで完成してしまう。

あとは印刷して、裏面に塗り絵を貼ればいいだけ。

さあ、世界で一つだけの“個人仕様ぬりえカレンダー”が爆誕です。

一歩進んで「記録欄」も設けてみましょう。

さっきの紙帯方式でもいいし、Excel上に記録スペースを作って、印刷してから直接書いてもらう形でもいい。

「〇」「×」「△」の記録欄、朝昼晩の体調チェック欄、「今日の気分一言」欄…入力しておけば、どのご家庭でも「これは便利!」と好評間違いなし。

むしろ、「これが欲しかった!」とまで言われる可能性、大です。

さらに言えば、一度作ったカレンダーは、次の月もほんの少し直すだけで再利用OK。

祝日が違う?

数字が変わる?

はい、コピペ&修正で1分です。

ご利用者さんが増えてきても、ファイルを複製して名前を変えれば、量産も朝飯前。

日付、曜日、提供表の予定まで一括で管理できて、誰でも簡単に使えるようにファイル名に「〇〇様カレンダー〇月分」と付けておけば…職員同士の連携もスムーズ!

「ええ…でもエクセルの操作が不安で…」という方、大丈夫です。

難しい関数やマクロなんて使いません。

足りないのはスキルじゃなく、ちょっとの勇気と、ほんの少しの“遊び心”。

むしろ、これを機に若い職員さんに「こういうの得意でしょ?」と頼ってみると、意外とイキイキと作ってくれたりします。

そして、出来上がったとびきりの一枚は、もはや「レク資料」ではありません。

「個別支援のバイブル」です。

日々の予定、記録、気づき、塗り絵、そしてちょっとした笑顔がすべて詰まった一枚。

それが、職員の負担軽減にもなり、ご本人のQOL(生活の質)向上にもつながるんです🩷。

さあ、「パソコン=敵」だった時代にサヨナラしましょう。

手描きも素敵だけれど、エクセルを味方にすれば、月初の慌ただしさも、あら不思議。

作成時間が半分、いや3分の1に!?

そう、カレンダー改革は、いまや“クリック”から始まる時代なのです。


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まとめ…紙一枚で変わる暮らしと笑顔とちょっと未来の介護のカタチ


カレンダーって、こんなに奥が深かったっけ…?

なんて、この記事を読み終えたあなたが思ってくれたなら、筆者は今日もいい夢が見られそうです。

“とりあえず塗って、なんとなく配る”から、“記録して、見守って、つながる”へ――そんな進化を遂げた手作りカレンダーが、今まさに現場の風景を変えようとしています。

でもこれ、別に最新のAIでも、高価な機材でもないんです。

使うのは、色鉛筆と紙、ほんの少しのPCスキル、そして何より「もっと良くしたい」という気持ち。

利用者さんの1日をちょっと楽しく、家族との会話をちょっと温かく、職員さんの仕事をちょっとスマートに。

そんな「ちょっと」が積み重なるとき、カレンダーは“壁に貼る紙”から、“介護を支える秘密兵器”に変わるのです。

おまけに、もしこのスタイルが広まったら…ブログやホームページ、SNSで「うちの施設はこんなカレンダー作ってます」なんて投稿もできるようになるかも。

夢が広がりますねぇ~。

「たかが塗り絵、されど塗り絵」――そんな言葉が、今日からあなたの頭の中でしばらくこだまするかもしれません。

次の月のはじめ、カレンダーを塗りながらふとこう思うんです。

「この一枚で、誰かの暮らしがちょっと良くなるかもしれない」って。

そしてそれが、介護の現場に咲く、とびきりの彩りになっていくんですよね。

それでは皆さん、来月もまた、素敵なカレンダーが生まれますように。

色鉛筆の先に、ちいさな未来を込めて――また、来月の塗り絵も楽しみましょう🩷。

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