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暦生活!二十四節気の15番目の季節は白露の期間です。
9月7日頃から22日頃までの期間を表しています。
秋に移行するこの時期には、とても災害が多い時期。
台風や土砂災害に備えながら、じつに秋の風情が色濃く感じられる白露の時期も充実して生活を楽しみましょう。
是非、先人たちの培った知恵を、生活に取り込んで過ごしてみてください。
小学生以上は夏休みも明けて間もなくの頃合い…。
介護保険では盆明けくらいから監査の通知が届くシーズンでしょうか?
と、介護の話題からは今回、外れまして、四季の暦の話題です。
一年を二十四分割して表した二十四節気とさらに3分割した七十二候のご案内です。
秋の始まりである立秋が8月6日頃で暦生活では秋なのに、だいぶ暑いなぁと思うのもつかの間、
2つ先…処暑を過ぎて、白露の頃合いになるとだいぶ秋を実感できます。
立秋よりも白露の頃の朝夕は、とても涼しくなりますし、
太陽の出る時間は遅く、沈む時間は早く感じられます。
あ、赤とんぼがたくさん飛びますのもこの頃ですよね。
ということは、小さなお子様には夏休みの延長で虫取り大会!なんてこともあるかもです。
小学生以上は10月の運動会に向けての練習で、日々、バテバテになっているでしょうか…。
大人では…だんだんと暑さで我慢をしなくて良くなった分、体が快調に感じられて活動的に振る舞える頃かもしれません。
皆様にとっての秋は、どんな秋でしょう?
白露の期間を三等分した七十二候を見てみましょう。
□ 草露白
… くさのつゆしろし …
9月8日頃~11日頃
… 草の露が白く見える頃という意味。
□ 鶺鴒鳴
… せきれいなく
… 9月12日頃~16日頃
… 鶺鴒が鳴き始める頃という意味。
□ 玄鳥去
… つばめさる
… 9月17日頃~22日頃
… 燕が南に帰って行く頃という意味。
アイキャッチに表示されています画像が鶺鴒です。
中国では相思鳥と呼ばれ、夫婦つがいで仲良く過ごすところが名前の由来なのだと言われています。
水辺で石を叩くように尻尾を振る様子から、日本ではイシタタキとも呼ばれでいます。
うん、この点は中国の方が命名に風情が感じられます。
とはいえ、日本の皇室の結婚式でも、そっと添えられるという鶺鴒。
結婚と夫婦の絆と深い縁のある鳥だと言われています。
さて、露が降り始めるということで、涼しさが増すという頃合い。
鶺鴒が鳴き始めて存在感を示す一方で、
燕が暖かさを求めて南国に暖かさを求めて去っていくわけです。
季節が移ろう様子がよく観察されています。
さて、この白露の期間中に雑節として、
□ 二百二十日 … 9月11日頃
があります。
これは台風が襲来することが多いとされ、特異日と呼ばれています。
ちなみに、
□ 八朔の8月1日。
□ 二百十日の9月1日。
□ 二百二十日の9月11日。
この3日間を農家の三大厄日として警戒してきたと言われます。
温かい空気と冷たい空気のせめぎ合い…。
南から圧し上げられるようにして到来する台風…。
台風一過は北風を南に巻き込むので寒い…。
いろいろと考えますと、この白露の頃合いって、天候が激しく変わる注意日和と言えそうです。
9月はそもそも昔は、長月と呼ばれていました。
秋の長雨が降るとされてきたわけです。
秋霖とかすすき梅雨なんて言葉もありますけど、
台風が加わると雨に風が加わり大変な災害になってしまうことも…。
そこから、二百十日や二百二十日のように、三大厄日と思えるような荒天が到来しやすい。
啓発点は、
□ 今日できることは今日のうちに!
これだと思います。
昼間がだんだんと身近くなっていく頃ですし、秋の収穫は待ったなしで実りを結びます…。
大事な年貢をしっかり納めろ!と過去の為政者は収穫を急がせる標語を作ったのかもしれません。
まぁ、年貢うんぬんは抜きにしまして、
収穫が見込めないと、昔ほど命に関わります。
農民は教えを学び、磨きつつ、収穫を頑張ったのでしょう。
さて、現代社会。
□ バードウオッチングだぁ!
□ ハイキングだぁ!
□ 登山だぁ!
□ サーフィンだぁ!
と、楽しみはいろいろなのですが、
□ さっと遊んで引き上げる!
これが大事です。
天候も変わりやすいですし、遭難や事故なんて誰も望まないでしょう?
元気に過ごせてこその遊びの楽しさというものです。
季節柄、白露の頃合いは夏の暑さに冬の寒さを呼び込み、寒暖がせめぎ合う頃合いです。
昼間は夏っぽく暑い日もあるけど、
朝夕の冷え込みは冬の到来を予感させる日も増えてくるでしょう。
と、いうことは…、お腹を出して寝てしまいますと…。
風邪を引いたり、お腹を壊したりと体調不良にも簡単になってしまうわけです。
逆に涼しさに油断すると、昼間の陽射しで日焼けしたり…。
何とも油断のならない期間です。
秋祭りなどイベントもいろいろと開催される地域もあるでしょう。
是非、体調を整えて精一杯、楽しめるようにコンディションを整えましょう。