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二十四節気の第14番目。
『 処暑 』
残暑も厳しい頃合いですが、秋も実感できるようになる期間。
夏と秋のせめぎ合いは激しく、時には台風が襲来。
激しさのある期間です。
今日はそんな処暑の頃合いを記事にして最後に食べ物など雑学をご紹介です(*^▽^*)
二十四節気の14番目。
8月23日頃~9月6日頃の間が処暑と呼ばれる期間になります。
さて処暑を七十二候…二十四節気をさらに3分割した暦で見てみますと、
□ 綿柎開…わたのはなしべひらく…8月23日頃~27日頃…綿を包む咢が開く頃という意味。
□ 天地始粛…てんちはじめてさむし…28日頃~9月1日頃…やっと暑さが鎮まる頃という意味。
□ 禾乃登…こくものすなはちみのる…9月2日頃~6日頃…稲が実る頃という意味。
ちょっと不思議な気がしませんか?
綿が出来たり、稲が出来たりする頃合いですが、季節はぐっと涼しさを増して秋になる頃。
綿と稲が秋を告げる風物詩なのですよね。
秋の深まりを綿と稲の実りで体感できる頃ということです。
現代では稲は早生もあり、植える時期から収穫までバラバラですけど、昔はこの期間頃という目安の教えだったんですね。
米が収穫!
となりますと、年貢の納め時だぁ!と、御上が躍起になるシーズンでもありました。
収穫祭にかこつけて、だんじり…地車に乗せて地域の神社仏閣に集めて納品。
農民たちが半ばヤケになって収めた大事なお米…。
泣く泣く始まったそれが祭りのルーツだったんじゃないかなぁとは、私の私見…。
さて、この処暑の時期に襲来する台風。
『 枕草子 』や『 源氏物語 』の中で『 野分 ( のわき ) 』とも呼ばれます。
野を分ける…米が倒れてダメになるーーーーっと、昔の農民たちは大慌てでしたでしょうね。
古今東西、自然の前には人類は、現代とはいえ、まだまだ無力ですからね。
現代では統計として特定の気象状況が起こりやすい日を『 特異日 』と呼んでいます。
この処暑の期間の最初の日、
□ 8月23日頃 処暑
他にも、
□ 9月1日頃 二百十日 ( にひゃくとおか )
□ 9月11日頃 二百二十日 ( にひゃくはつか )
この3日は古来から農家の三大厄日として知られてきました。
台風が到来しやすく、寒暖のせめぎ合いの中、荒れた天気になる日として警戒する日として伝わっています。
さて少し豆知識を…。
台風の名前は140番目まで毎年決められているのだとか…。
141個目の台風が出来た時には1個目の台風の名前が付けられると言われています。
これだけの数を予め決めておくことやそれだけの数の台風が襲来することも驚きですよね。
激しい台風もありますが、処暑の頃合いには夏の名残りと秋の走りが入り交じって両方を楽しむことが出来ますよね。
と、記事をリンクでご紹介しちゃいましたので、食べ物は網羅できたでしょうか…。
立秋から処暑にかけて、だんだんと秋になっていきます。
処暑も暑いとは書きましたが、7月下旬~8月上旬に比べれば過ごしやすいですよね。
これは1つは気分もあります。
夏を乗り越え、秋になると涼しいという思いこみですね。
実際には春と同じく三寒四温。
少しずつ温度は変化していきます。
春を少し振り返ってくださいね。
寒いと思いきや昼間は暑い。
昼の暑さに夜に油断しますと冷え込んで…。
風邪を引きませんでしたか?
処暑の頃合いには逆パターンで気温が到来します。
昼間に厚いなぁと油断をしていると朝夕に急に冷え込む日が稀に登場するようになります。
変化に油断をして、体調を崩しやすい頃合いと言えそうです。
まぁ…世の中には9月病という言葉もありますから(*^▽^*)
そういうわけで、処暑の頃合いには、体調管理に気を付けましょう。
美味しい物、体の健康に配慮してしっかりと摂取する。
秋には秋祭りや観賞用の花々が咲き乱れる眼に優しい季節の到来です。
是非、夏に引き続き、秋のシーズンも満喫しましょう(*^▽^*)
え?
食べ物をごまかした?
いやいや…夏の食材も秋の食材も揃いますもの…。
しっかり、いろいろと楽しんで食べるようにしましょう(*^▽^*)
強いて挙げるならば!
走りの秋刀魚。
名残りの鮎。
この両者の味比べの醍醐味でしょうか…。
ついでにマスも良いかも~♪
災害にも備えつつ、しっかり体力を養う頃合いが処暑の期間と言えそうです(*^▽^*)