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二十四節気の17番目の寒露。
10月8日頃~22日の頃合いです。
今日は寒露の時期には、どんな教えが残されているのか?
そして昔から美味しいとされてきた旬の食べ物とは何だろう?
季節の時候の様子と美味しいものについて記事にしてみました。
お出かけで疲れを溜め込まないように注意して
是非とも、旬の味覚を楽しんでくつろいでください。
二十四節気も17番目になりますと秋が深まり、終盤一歩前。
朝夕の時間帯には、めっきり冷え込んでまいります。
秋の長雨も過ぎ、冷え込みと屋内の温度差から、窓枠に露が出始める頃です。
この朝夕の冷え込みの温度差が紅葉を赤く色づかせると言われ、ぐっと秋めいた風景になってきます。
いよいよ紅葉狩りのシーズンが到来ですね。
さて、二十四節気を三分割した七十二候を見てみましょう。
続けて文章にしてみますと、
『 渡り鳥の鴈が飛来し始め、菊の花が咲いて、玄関先や軒下でキリギリスが鳴く頃です 』
キリギリスとありますが、漢字はコオロギです。
昔は混同していた名残りかもしれません。
秋の風情を伝えている、この七十二候ですが…。
私、書いていて何か物足りなさを感じてしまいました。
菊は重陽の節句で、早々と取り上げましたし、虫は秋全般で鳴いてますから…。
渡り鳥の燕が去ると入れ替わって鴈が飛来するわけです。
とはいえ、昔は鴈にしろ、鴨にしろ…
渡り鳥は捕獲して、味わうのは一朝一夕には、とても難しい…。
そう二十四節気が大切にされた江戸時代以前…。
この寒露の頃合いって、
1年で最も平和な頃合いを指していたのかもしれません。
何もないだけに平穏で暇だったかもしれませんけれど…。
いえ、穿ってみますと、米を収穫した藁で大豆を煮て納豆作り…。
草鞋を編んだり、編み笠を作ったりと、
加工に忙しい日々だったに違いありません。
私の憶測ですけども…。
だって収穫した作物を年貢でごっそり納税した後ですから、
次のお仕事と真冬の余裕を産み出す糧を探して、
年末を視野に頑張ったのかなぁと…思われます。
現代でボーナスに向けて頑張るようなもの…だったのではと…。
旬の食材に鴈や鴨の肉を挙げることが出来るでしょう。
鴨肉の燻製…。
鍋や焼き肉にしても美味しいところです…。
秋の味覚。
この寒露の頃合いには、
十三夜という日本だけの文化があります。
9月の中秋の名月を十五夜と呼ぶのに対して、
10月中旬頃の名月を十三夜と呼びます。
十三夜は旧暦に換算して一月遅れとなることから根付いたと言われています。
両方を愛でることが縁起物とされてきました。
片目はよくないよ…という話です。
さて、名月を愛でながら楽しむのが宴会というもの。
お料理には里芋、栗、豆と五穀が並びました。
そしてお米。
新米ですよね。
昔は新嘗祭( 11月23 )まで神棚にお供えして食べないという風習もあったようですが…。
現代では、早々に食べて楽しんじゃいます。
新米の味は格別なお味です。
さて…さらに野山の恵みは他にも、
□ 柿
□ 柘榴
□ 銀杏
□ れんこん
□ しいたけ
□ しめじ
□ えのき茸
□ まつたけ
などなどが旬ですし…。
海の幸でも、
□ 鮭
□ 鯖
□ 鰯
□ ほっけ
□ 甲いか
などなどが美味しいとされます。
お料理になりますと、ご飯をベースに炊き込みご飯にしますと、栗ご飯、芋ご飯。
お寿司にしますと、柿の葉寿司などで、鮭や鯖も楽しめます。
きのこ類や魚はホイル焼き、衣をつけて天婦羅にしても美味しいです。
あ、炊き物にして煮物や土瓶蒸しも深い味わいです…。
すだちやゆずに参加いただいて楽しむのもありです…。
秋の食材は、焼いてヨシ!煮てヨシ!炊いてヨシ!蒸してヨシ!揚げてヨシ!
いろいろと楽しむことが出来そうです。
二十四節気の寒露の記事はいかがでしたか?
秋深く、秋も終盤へと向かいます。
過ごしやすい気候に、ついつい無理をしてませんか?
夜も長いので、つい夜更かしをして…朝がつらい…なんてことも。
とかくバランスが大事な人間の体ですから…無理をけっして重ねないようにしましょう。
しっかり栄養を摂って、冷えないように体を温かくして休むようにしましょう。
寒露の頃合いは、風邪を引かないように、
栄養摂取と休息を心掛け、昼間の活動を満喫する!
そんな楽しいシーズンでもあります。
寒露の時候も楽しんでお過ごしください。