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小暑は7月7日~22日くらいの期間を指す二十四節気の1つです。
農作業の指標になってきた暦です。
施設退職とはまったく関係ないですが…重ねて考えてみました。
実際にこの頃には退職者が大勢出ます。
コロナウイルス感染症で重い雰囲気の中ですから、例年にも増して多いかもしれません。
今日はそんな7月退職についての記事です。
小暑の7月7日~22日に退職者が多く出ます。
有給を消化すると、この頃に当てはまるのであって、実際には7月の末日に退職という方が多いです。
多くの施設で賞与の支給月でもありますから、手元にまとまった資金が出来ることも、踏ん切りがつく理由の1つです。
退職には時間がかかりますので、決断するのはそれより2~3か月前。
梅雨の湿度の高さが多少晴れて、暑さが日増しに増していく頃です。
連日の湿度の高さから息苦しさを感じやすく、肌心地悪さを感じつつ、頭に熱も感じられやすい。
退職を考えるあなたは今一度、冷静に検討してみてください。
退職そのものは、決して悪いことではありません。
ご自身にあった仕事場、他にも必ずあるはずですから。
この時期に退職をしますと夏の暑い中、求職活動を頑張らねばなりません。
コロナウイルス感染症でストレスを抱える施設はどこも同じでしょう。
古くからのお局様が仕切り、レベルの低い介護を強いられるなんて、現場も珍しくはありません。
監査前に監査対策を強いられる…なんてことも、どの職場でも同じでしょう。
大勢の退職者さんたち。
施設規模が大きいほどにしがらみは多いものです。
『何故?』
施設の高齢者さんたちの第一声はこれです。
世話になった人が次々と去っていく寂しさを感じてしまいます。
一致団結して介護に取り組んできたのに、どうして?と同僚は思います。
それを圧して退職して、ご自身の生活を優先するご事情があったのかもしれません。
多くで語られる理由のいくつかはお金が見合わないというもの。
だから、賞与の権利を得てから退職を選ぶ。
まとまった資金を次なる糧につなげるために…。
ところで、退職金ありますか?
ない…そんな論外な企業は今では少ないかもしれません。
というのは、2025年問題や超高齢化社会に突入するにあたって、どの企業も人材スカウトに必死だからです。
外国人雇用に乗り出して、教育機関として一時期ルーチンとなる作業員を得る、対価として学びと報酬を得てもらう…なんてシステムに走る企業もあるでしょう。
人材を一定数確保するための作戦…いろいろですから。
さて、賞与時期を定めてから退職される方、賞与ってそんなに多い?
月給に及びますか?
及ばない企業は基本、論外です。
人事考課で渋い査定をして削る一方であるのも論外でしょう…。
退職金、共済会があって月々数千円の掛け金で10年ほどの勤務で150万円くらいにしてくれたりします。
そもそも、共済会加入がない…。
そんな企業はあなたの退職後は知りませんと企業が予め謳っているようなもの…。
百歩譲って、退職金がないとしたら、月々のお給料をしっかりと支払わねばなりません。
ぐだぐだな記事になってきました…。
要は企業が営利を求め、人を顧みず、人を道具として入社と退社を繰り返して一定期間だけ働いてくれればよいという発想を持つ…そんな施設は潰すべきという話。
年々、働いてもらうと人件費が積もるから…。
補助金があり、介護保険の単価があり、基準に満たない人手不足があり…施設に入っている高齢者さんの人数が満たされているならば…。
潤沢に余りある内部留保になるのは必然です…。
経営者の欲が明け透けに見える福祉施設なんて、従業員のモチベーションを低下させるだけです。
年功序列や勤続表彰などの世界を惰性で進む人は論外ですけど、長年に渡り勤めるからこそ出来ることってたくさんあります…。
それを望まない企業、望めない退職者…。
そんな施設が存在することもまた、寂しい世の中だと思いませんか?
この辺りは介護保険が定額しか出さないシステムであることや監査が手ぬるいからというのも原因の1つです。
さて、介護施設の職員さん。
辞める理由…経営者の方針とお金に依存しないならば、人間関係でしょうか?
人間関係は、勤務している間はいつまでも続くものです。
あなたは胸に秘めた理想をお持ちですか?
フランチャイズでも、独自の起業でも、自己実現の方法はたくさんあるものです。
転職後は会社勤めであれば、1からのスタート。
心機一転したいと思われる方もあるでしょう。
心機一転したならば、突き進むのみ!
同じ理由をつけて退職を繰り返してはいけません。
え?転職たくさんした私が言うな?
それはごもっとも。
転職のたびにいろいろと理由があったものでした。
同じような理由もありました…ですからこそ、時間と共に後悔することもあるというもの。
そこで秘訣の1つ。
□ 収入源は会社に100%依存してはいけない。
□ 6割のハローワークからの失業手当に依存しない。
□ ハローワークの再就職手当に依存しない。
もちろん、失業手当や再就職手当も該当すれば頂戴するのですが、退職してもそれだけに依存した生活にならないように退職前には準備しておきましょう。
□ スーツと靴と名刺
□ 現金
□ 貯蓄
□ 株式
□ 投資信託
□ ブログ
□ 土地家屋
□ その他資産
退職を決める前に、これだけは見直しておきましょう。
退職者との別れ、見送る側は寂しい限りです。
ですが、人生は一度きり。
経営者が悪かろうが、同僚が悪かろうが退職という最後には関係がない。
まずは自分が何をしたいのか?どう生きたいのか?
そこが大事です。
転職もあり、起業もあり!
自分らしく活き活きとした生活を過ごせるように楽しんで人生をお過ごしください。