二十四節気の小暑って?意味を知ると季節の豆知識が増えますよ!
はじめに
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二十四節気と呼ばれる1年の農業の指標。
立春から数えて11番目の『 小暑 』。
1年で最も不安定な頃合いではないかと筆者は思っています。
不安定…それは特に天候に由来しますよね。
先人の知恵を拝借して、不安定な機構の小暑を乗り越えてみませんか?(*^▽^*)
二十四節気で11番目の小暑って?
二十四節気の小暑は立春から数えると11番目。
7月7日頃~22頃までを『 小暑 』と呼びます。
二十四節気の1つ1つを5日程度ずつ三分割したものを七十二候と呼びます。
小暑に含まれる七十二候は、
□ 蓮始開…はすはじめてひらく…7月12日~17日頃…蓮の花が咲き始める頃合いという意味です。
□ 鷹乃学習…たかすなわちわざをなす…7月17日~22日頃…鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える頃合いという意味です。
先人たちの観察眼が光りますよね。
暑い風が吹き始める頃に蓮の花が咲き始め、鷹が巣立ちの時を迎える頃ということですね。
鷹は古来から狩りの友ですから、身近に観察していたのでしょうね。
二十四節気は農作業の指標とも言われますけど、麦の収穫も終わり、米の田植えも終わった頃合い。
暑さが徐々に厳しくなるという意味は分かりますが、蓮の花が咲く以外に農家さんに向けた言葉があんまりありませんね。
じつは、この頃は農家泣かせの時期。
晴れていると思っても急に雨になり、雨になると激しい雷雨になりやすいんです。
一度、雷雨になり、豪雨になると昔の土壌では洪水に見舞われて、せっかく植えた作物も根こそぎ流れてしまい、飢饉の遠因になったりもしました。
ですから、排水工事や雑草の刈り取りなど、こまめな農作業が大事にされた時期で、あえて周知しなくても農家さんは独自に土地に合わせて頑張ったのだと思います。
さて二十四節気の小暑の意味を現代にあてはめると?
近年では、『 集中豪雨 』とか『 ゲリラ豪雨 』という言葉が定着したでしょうか…。
ちょっと昔ではスコールとも呼ばれましたけど…。
5月下旬~6月上旬頃に始まる梅雨。
梅雨の終わり頃の7月上旬~中旬頃が、ちょうど小暑の頃合い。
気候の変わり目は北からの風と南からの風がぶつかり合い、上空遥かで寒暖の気流が交わる…その下界では突然の豪雨や雷雨になりやすいという構図です。
南からの温かい風は海の湿気を含むので冷やされて大雨になりやすいわけですね。
さて、森林伐採や護岸工事など、安全対策も考えられつつ発展してきた現代社会ですが、自然の猛威の前には人の力は無力…そんな場合も少なくありません。
緩んだ地盤は多少の地震を端緒に、大きな土砂災害につながることも…。
台風も上陸することがありますからね…。
水が流れて引き起こす大災害…。
日頃の備えや点検をこの時期には怠らないようにすることも大切ですね。
□ 非常食・飲料の点検
□ 災害備品の点検
□ 避難経路の確認
□ ご家族の理解度チェック
□ ご家族のスケジュール点検
この辺りが大切になりますよね。
二十四節気の小暑の季節の豆知識をまとめてみますね
さて、災害と共に暑さで熱中症や脱水になりやすい頃合いに突入します。
こまめな水分補給を忘れてはいけません。
水分は一気飲みしましても、すぐに吸収できるわけではありません。
吸収は胃腸で胃液などの消化液に馴染みながら吸収されていきます。
冷たいものですと胃腸が水分を温めるのに時間がかかるので負担になることも…。
むしろ熱いものを摂りますと馴染みやすく負担も少なくなります。
昔はこの頃合いに、『 暑気払い 』と言いまして夏を乗り切るために体を冷やして熱気を払う飲み物や食べ物を摂る習慣があります。
よく耳にするのは冷えたビールと枝豆なんですけど、これじつは暑気払いに全くなりません。
むしろアルコールで利尿作用を促進し、脱水が加速するので熱中症にもなりやすいですので、ご注意くださいね。
昔は薬湯といって、枇杷や桃の葉を煎じて湯で溶いたものがよく飲まれたようです。
現代でも漢方薬や錠剤に加工される生薬の類いの材料ですから、先人から続く叡智とも言えますよね。
さて、薬湯類も薬局さんで売られていますので試されてみてはいかがでしょう?
身近なところで探しますと、『 飲む点滴 』とも呼ばれる甘酒も忘れてはいけません。
近年の甘酒ブームに乗って、いろいろなタイプの甘酒が売られています。
私は…スパークリング、炭酸甘酒が意外にさっぱりと美味しく感じました(*^▽^*)
と、今回はトマトジュースをおすすめしておきます。
夏野菜の王様ですよね。
リコピンにビタミンにと小難しい栄養素がたくさんの王様ですが、暑気払いに最高の効果を発揮します。
特に日焼けや肌の熱感を鎮める作用が期待できますし、豊富な栄養素は体を整える役割を果たしてくれます。
朝晩の水分補給にトマトジュースがおすすめです(*^▽^*)
…あ、豆知識になってない?
まとめ
二十四節気の小暑。
梅雨の終わりの不安定な頃合いで災害には十分な注意をしましょう。
そんな環境下で、暑さによるご自身への体のダメージにも目を向けておきましょう。
元気であればこそ、夏を満喫できるゆとりや楽しみを持てるというものです。
薬湯と甘酒とトマトジュース…。
三大夏バテ防止飲料に成りえます。
是非、お試しくださいね(*^▽^*)
誠にありがとうございました。
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