なまずは“代用品”じゃない!世界が愛する白身魚の正体と高齢者施設での新たな出番とは?

[ 7月の記事 ]

はじめに…「なまずの日」に考える!ぬるっとした魚に秘められた可能性

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7月2日は「なまずの日」だって、ご存じでしたか?

語呂合わせで「な(7)まず(2)」と読めるから、というのももちろんありますが、実はこの日はけっこう本気なんです。

全国の“なまず推し”の自治体が連携して、「全国なまずサミット」まで開いてしまうほどの熱量。

しかも、記念日としてきちんと登録までされているんですから驚きです。

とはいえ、ふだんスーパーの魚売り場を見ても、うなぎはあっても、なまずの姿はほぼ見かけません。

食卓にのぼることもほとんどなく、どこか遠い存在。

たまに名前を聞けば、「うなぎの代用品でしょ?」なんて、ちょっと気の毒な扱いをされていることもあります。

でも、ちょっと待ってください。

実はこの“なまず”、世界に目を向けるとまるで違った評価を受けているんです。

アメリカでは南部料理の王様、アフリカでは市場で高値がつく魚、ベトナムでは家族の食卓を支える定番の一品。

うなぎの真似なんてしてません、自分らしく生きてます。

むしろ、日本がまだ知らないだけ。

しかも近年では、環境負荷の低い養殖魚としての注目も集まっていて、健康的で栄養豊富。

あの“ぬるっとした見た目”の奥に、ふわっとした白身と豊かな未来が詰まっているんです。

今回はそんな「なまずの再発見」をテーマに、世界での存在感から、日本での可能性、そして高齢者施設の食卓に登場する日まで、ぬるっと滑らかにご案内してまいります。

きっと読み終えるころには、「なまずってアリかも?」と感じていただけるはず。

それでは、ちょっとだけ、なまずの世界をのぞいてみましょうか🩷。

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第1章…なまずとは何ぞ?電気ビリビリは勘違いで蚊もビビる川の主


なまずと聞いて、まず何を思い浮かべますか?

泥、ひげ、ぬるぬる…そう、どこか地味で水底の番人みたいな印象を持たれているこの魚、実は意外な過去と隠された実力を持っているのです。

しかも、最近では「白身魚」としての再評価が進み、飲食業界や給食の現場でも「実は優秀かも」とこっそりささやかれていたりするのです。

けれど、そんななまずに対して、「あれ?しびれないの?」という声が飛んでくることもあるのが現代。

どうやら混同されているのは、アマゾン川に住む“電気ウナギ”や、アフリカに生息する“電気ナマズ”の存在です。

実際、電気ウナギは600ボルト近い放電能力を持ち、敵も獲物も一発でノックアウトするスーパーフィッシュ。

けれど、名前こそ“ウナギ”でも実は分類上はナマズの仲間。

ややこしいことに、見た目はうなぎっぽく、でも親戚はなまずという、戸籍の交錯が激しい魚界のカメレオンなのです。

一方、日本の川や田んぼにいるなまずたちは、もっとのんびりしています。

泥に潜んで、小魚や虫をこっそり狙い、夕暮れ時になるとそっと活動開始。

人をしびれさせることも、派手に襲ってくることもありません。

むしろ、昭和の子どもたちにとっては、夏の川遊びの相棒のような存在でした。

「なまず捕ったどー!」と泥だらけの笑顔で家に帰ると、お母さんが蒲焼きや唐揚げにしてくれて、それがちょっとしたごちそうになった時代もあったのです。

さらに、なまずは虫も食べるんですよ。

ボウフラもパクパク。

つまり、川や田んぼにいると蚊の発生も減らしてくれるという、密かな「天然の対策部隊」だったという説もあります。

あのぬるぬるの身体に秘められた、まさかのエコ機能。

虫よけスプレーじゃない、ぬるぬるスイマーの本気を、もっと知るべきかもしれません。

見た目は地味。

でも、じつは役に立つ。

昔の暮らしの中ではそれが“あたりまえ”だったのに、いつのまにか姿を消し、うなぎの代用品という微妙なポジションに収まってしまったなまず。

でも今こそ、そろそろ再登場のタイミングじゃないでしょうか。

電気なんて出さないけど、ちょっとした衝撃くらいは、再評価という名の波で巻き起こせるかもしれません🩷。

第2章…アメリカもアフリカもベトナムもなまず料理で世界はつながってる


うなぎの代わりなんて言わせない。

世界をぐるっと見渡してみれば、なまずは立派に“主役”の座を張っていることがわかります。

むしろ、「え、日本ってなまずそんなに食べないの?」と、逆に驚かれるレベル。

実はなまず、グローバルに見ればかなりの人気者なんです。

ぬるぬるしてるのは見た目だけで、世界ではしっかりテーブルにのぼる“おいしい存在”として愛されているのです。

まずはアメリカ南部へ飛んでみましょう。

ここでは「フライド・キャットフィッシュ」がソウルフードとして根付いています。

衣はサクサク、中はふっくら。コーンミールをまぶして油で揚げると、それはそれは香ばしくてジューシーな逸品に。

タルタルソースやホットソースをかけて、十字架のついた教会前の屋台で頬張るその姿は、地域の絆そのもの。

日本のアジフライが“実家の味”なら、アメリカ南部のなまずフライは“信仰と家庭の味”です。

続いて、湿度たっぷりのメコン川流域。

ベトナムでは、なまずは“家庭料理の王様”と言ってもいいでしょう。

「カーチュアコ」という煮付けは、甘辛くて香り高く、日本の煮魚文化にどこか通じるものがあります。

さらにグリルして、香草や野菜とライスペーパーで巻いて食べるスタイルも人気で、まるでベトナム風の魚の手巻き寿司。

ぬるぬるの印象どころか、ヘルシーで上品な料理として家庭の食卓に鎮座しています。

さらに視線をアフリカへ向けると、そこではなまずが“高級魚”として取引されている地域もあります。

ナイジェリアやカメルーンでは、スパイシーな「ペペスープ」に入れたり、バナナの葉に包んで蒸し焼きにしたり。

まるで魚が祝福されているかのような料理法で、その存在感は抜群。

市場では牛肉より高値で売られることもあるというから、なまず界のセレブ的ポジション。

もし日本のなまずがこの事実を知ったら、ちょっと自信を取り戻すかもしれません。

中国では四川風の激辛煮込みに登場することもあります。

唐辛子と花椒にまみれて、ビリビリ痺れながら旨味がぐっと押し寄せる「香辣魚」の中でも、なまずは“柔らかくて味が染みる”と高評価。

なまずのぬるぬるを洗い流してくれるのは、どうやら四川の情熱らしいのです。

こうして見てみると、なまずって実はどこの国でも器用に馴染み、なおかつ料理の個性を引き立てる白身魚。

あれこれ言わずに黙って皿の上で仕事をするタイプで、それぞれの文化圏のスパイスや調味料と、ちゃんと仲良くできるんです。

もしかすると、世界で一番“人見知りしない魚”かもしれません🩷。

日本ではまだ「どんな料理にすればいいの?」と手が止まりがちな存在かもしれませんが、世界のテーブルではすでに堂々たるスタメン。

つまり、食べ方次第でスターになれる、無限の可能性を秘めた魚

それが、なまずなのです。

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第3章…うなぎの代わり?とんでもない!なまずにはなまずの美味しさがある


なまずと聞くと、どこからともなく「うなぎの代用品」というフレーズが付きまとってくるのはなぜなのでしょう。

まるで“二番手キャラ”のように扱われ、蒲焼きのタレをかけられて「ほら、似てるでしょ?」と背中を叩かれる。

けれど、なまず本人(?)からしてみれば、それってちょっと心外なんじゃないかと思うんです。

だって、あのふっくらとした白身、タレを吸うのは得意だけど、そもそも脂の乗り方も食感も、うなぎとはまるで別モノ

そもそも、うなぎは高価な魚です。

希少性、ブランド、季節需要、いろんな要素が重なって、今やスーパーでちょっと買うだけでもお財布がビリビリする価格帯。

その点、なまずはどうでしょう。

まだそれほどメジャーではない分、価格も手ごろで、しかも味は折り紙付き。

やわらかく、クセがなく、揚げても煮ても焼いても「なんだかしみじみ美味しい」と感じられる、ちょっと隠れ家的なポジションにいる魚なのです。

実際、なまずの身はしっとりとしていて繊維がきめ細かく、油を吸いすぎないから揚げ物にも向いています。

フライにしてレモンを絞れば洋食風、味噌だれで焼けば居酒屋メニュー、醤油としょうがで甘辛く煮れば和食のど真ん中。

つまり、うなぎの代わりとしてではなく、“白身魚料理のニューフェイス”としての価値が高いのです。

それなのに、「うなぎと比べてどう?」という質問を受けるたびに、「えっと…似てるけどちょっとあっさりしてて…」なんて引っ込み思案な回答ばかり。

そんな受け身の立ち位置では、なまずの真価は伝わりません。

もうそろそろ、こう言ってもいいはずです。

「うなぎとは別物です。なまずはなまずとして、すでに完成されています」と。

そういえば、かつては“エビフライの代わり”と言われた白身魚フライも、いまや立派な定番料理の座に収まっています。

代用品ではなく、個性が受け入れられた結果です。

なまずも同じ道をたどる可能性を持っています。

むしろ、現代の健康志向や高齢化社会のニーズに合うのは、脂控えめでしっとり系のなまずのほうかもしれません。

つまり、「代用品」という肩書きはもういらない。

うなぎの背中を追うのではなく、白身魚界の新たなスターとして、なまずは自分の道を歩むべき時に来ているのです。

ぬるっとしながら、ちゃんと前を向いて🩷。

第4章…白身のふわふわが高齢者施設の救世主に?ぬるっと栄養革命はじめます


なまずが白身魚である、ということを改めて伝えると、たいていの人が「えっ?そうだったの?」と少し驚きます。

でも実際、その身はとてもやわらかく、脂は控えめで、口当たりもまろやか。

ちょっと想像してみてください。

お皿の上にふんわりと盛られたなまずの蒸し物。

そこに薄くとろみをつけたあんが絡んで、ほんのりゆずの香りが鼻をくすぐる――これ、高齢者施設の昼食メニューとしては、もう優勝ではないでしょうか。

栄養面を見ても、なまずはしっかり頑張っているんです。

良質なたんぱく質を豊富に含みながら、脂質はうなぎの半分以下。

消化も良くて、DHAやEPAといった青魚系の栄養素もしっかり含まれていて、なんならビタミンB12までこっそりと。

貧血予防に、神経サポートに、もう隙がない。

それでいて高カロリーすぎないという、なんとも空気の読める魚。

高齢者施設の栄養士さんがメニューに入れたくなるのも、納得です。

実は最近、一部の介護施設では「なまず料理」の導入がじわじわと進んでいます。

まだ珍しい存在ではありますが、味のやさしさ、骨の少なさ、アレンジのしやすさなどから、「もっと広めたい!」という声も。

唐揚げにして、和風あんをかけて。

すり身にして、はんぺん風にアレンジして。

豆腐と煮込んで、出汁の旨みでまとめてみてもいい。

そこにはもう、ぬるぬるの気配など一切なし。

ただただ、ふんわり、やさしく、滋養のある白身魚の姿があるだけです。

これからますます高齢化が進む日本で、いかにして栄養バランスの取れた、食べやすい、そして飽きさせないメニューを作るかは、重要な課題です。

そんな中、なまずはきっと静かに、けれど確実にその存在感を発揮してくれるはず。

派手じゃなくても、確かな実力と汎用性で、食卓にそっと寄り添う。

そう、なまずは“ぬるっとした影のヒーロー”なのです。

これまで主役になることが少なかったかもしれません。

でも、家庭でも施設でも、そろそろなまずにスポットライトが当たってもいいはず。

ぬるっと栄養革命🩷。

今こそその幕開けです。


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まとめ…日本の食卓に“なまず再来”計画!もう「知らない魚」なんて言わせない


昔話の地震予知といえば…そう、なまずです。

日本人にとってなまずは、どこか“神秘”と“生活”の間に位置する存在でした。

天災を伝えるという伝説もあれば、田んぼで追いかけ回した子ども時代の思い出もあり、家では唐揚げにして食卓にのぼったり。

ぬるぬるしてるけど、なんだか放っておけない、そんな不思議な魅力を持つ魚だったのです。

けれど現代、なまずはそっと姿を潜めてしまいました。

スーパーに並ぶことも少なく、名前を聞けば「うなぎの代用品?」なんて、微妙なポジションで語られることも。

でもそれは、単にまだ知られていないだけ。

世界では立派な主役であり、ふっくら柔らかな白身の実力派。

しかも栄養豊富で高齢者の食事にもぴったり。

この国の食卓が、もう一度ぬくもりを取り戻すなら、なまずの出番はきっと近いはずです。

いまこそ、なまずは「地震を予知する魚」から、「未来の食卓を予知する魚」へ。

静かに、でも確実に、食のあり方が見直されているこの時代に、ぬるっと滑り込むその存在感は、ちょっとした革命のはじまりかもしれません。

高齢者施設で、家庭のキッチンで、学校の給食で、そしてあなたの食卓でも。

次に「なまず」を見かけたとき、「代用品」なんて言わずにこうつぶやいてみてください。

「ああ、これは世界で愛されている、あの白身の実力者か」と。

そしてもし、なまずを調理する機会があれば…少しだけ、ぬるっとした昔話を思い出しながら、あたたかく迎えてあげてくださいね🩷。

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