はじめに
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秋って気候が穏やかで過ごしやすくなるので、施設の内外でいろいろなレクリエーションを楽しみたくなりますよね。
世間一般でもそうですから、高齢者介護に身を置く立場としては高齢者さんにも秋を満喫して欲しくなるものです。
今日は特養や老健、病院などの施設からデイサービスまで…。
秋の鑑賞会を開催されてみては?
という話題です(*^▽^*)
高齢者レクリエーション!秋に観賞会はいかがでしょう?
高齢者さんに提供する娯楽の1つレクリエーション。
レクリエーションとして活用する決まった時間に、参加された高齢者さんに何かしらのお土産を掴んでいただくのが主旨です。
観賞会に参加されて、何をお土産として獲得してもらいましょう?
Aさんには〇〇という効果があった…Bさんは〇〇を見つけた…。
そう参加者全員に〇〇という効果を掴んでいただいて、記録に残さねばなりません。
それが保険者の望みですからね。
と、御堅い話は冒頭だけ。
最後に全員から感想をもらったり、集合写真1枚でも良いです。
観賞会を録画して動画で残すのも立派な記録のあり方。
何も記録記録と文章でまとめる必要はありません。
さて、お仕事としてはここまでが大事なところ。
以下はレクリエーションを開催して楽しもう!…というのが眼目です。
観賞会と一言に言いましても、
□ お花の観賞会…秋だと菊の展覧会があちこちでありますよね。
□ 秋祭り・収穫祭に参加する。
□ 紅葉狩り
□ 地域や都会のイベント模様
□ テレビ
□ ビデオ
□ 映画
□ 絵画
□ クラシック・ジャズ・歌謡コンサート
と、私が思いつくだけでも、これだけ種類があります。
高齢者さん自身に外出いただいて観賞会を楽しんでいただく方法もあれば、施設内に様々を持ち込んで見物いただく方法もあります。
コロナ下で外出が難しいですから、いろいろと持ち込んで楽しんでいただく方法を今回は採用してみました。
高齢者レクリエーション!観賞会で笑いと感動を引き出す?
いろいろな観賞会がある中で、おすすめはやはりテレビ・ビデオ・映画。
何と言っても、製作者さんが人を楽しませるために企画して放送されたものです。
とはいえ、テレビも映画も一度、放映されると次の再放送はだいぶ時間が経ってから。
ビデオ…古いか…DVDになるのはごく一部。
そう昔のテレビなどの観賞会も高齢者が集う場では、楽しいでしょう?
お笑い番組にしても、私たち世代で言うと、ドリフターズ、ひょうきん族の2大巨頭時代がありました。
どっちが好き?
人それぞれでしょう?
ドラマとしても、『 あかんたれ 』『 おしん 』『 火垂るの墓 』など昔の名作は数知れず。
昔に感じた笑いや感動を呼び起こす。
ドラマ背景に出てくる様子なんかも、親しみやすく感じさせてくれることでしょう。
観る人の個性、観た後の結果…。
この辺りを考えつつ、作品をチョイスします。
高齢者さんに予め作品集を作ってアンケートをして集計してから観賞会を設定するようにしましょう。
うん、難聴の方もおられますし、視力が弱い方もおられますから…大画面で大音量で流す。
個別にイヤホンで聞くことも出来るように…。
アセスメントしながら、会場のセットも頑張りましょう。
高齢者レクリエーション!観賞会で思い出を引き出してみる?
志村けんさんが2020年にコロナウイルス感染症でお亡くなりになりましたね。
とても寂しさを感じます。
今の高齢者さんの若い頃はドリフターズが前座をしていた頃や無名の頃よりも前に生まれ、共に時代を過ごされてきた世代です。
当時は全国の公民館などで8時だよ全員集合が生収録されていたんですよね。
子育てと共に、見に行かれた方もおられたかもしれません。
悲しい出来事は振り返りたくないものですが、笑いの楽しみはいつ振り返ってみても心地良さを感じるものです。
え?ドリフを観ろってことかと?
いや…それは私の趣味かなぁ…。
やすしきよし、オール阪神などなど吉本興業も楽しいですよね。
落語の小噺も、とても面白い。
いずれもユーチューブで見れますもの。
観賞会と、いろいろと環境のセットをして楽しんでいただくのもありですけど…。
各個人の高齢者さんにノートパソコンをご用意して、観ていただいて個別性を尊重してみると、より深い結果になるかもしれませんね。
あかんたれやおしんって、大人気作だっただけに、とっても長いですもの…。
1回の観賞会ではとてもとても…。
ですので、パソコン操作をして回る介護スタッフ。
個別に楽しむ高齢者さん。
パソコンで観賞する会が、観るという中身を一番、充実させてくれるかもしれません。
そっと紅茶をご用意して…。
食事介助が必要な方には、上映途中で停止して摂取に集中していただく。
ホッと一息のティータイムも大切ですよね。
おトイレも、観賞会の邪魔になっちゃいますから、停止してさっぱりしていただいて、上映を再開していただきましょう。
どんなに楽しくても映像で疲れてしまい、寝てしまわれた方には上映を中止してベッドで眠っていただきましょう。
不安定な姿勢で寝ちゃいますと、後日の不調につながることもありますので…。
ご家族様に依頼して、各高齢者さん専用のノートパソコンを差し入れいただいて、難しい方には施設から御貸しできるように台数を揃えてみましょう。
…きっと書類と同じく保管場所に困る…。
…電気代が一桁増える…。
…経営者さんが悩む…。
まぁ、いろいろな課題も登場するでしょうけど…。
楽しく笑えて、過去をふと振り返ることが出来る時間は至福のひとときです(*^▽^*)
まとめ
高齢者さんとパソコン、スマホって、要介護になるほど縁遠い存在です。
でも、ご興味はおありですし、触ってみたい!とも思われています。
パソコンが一般的になったのは、この30年ですからね。
パソコンもスマホも道具です。
道具を用いてこう出来る!
過程は興味が湧いた方に…。
観賞会は見て楽しむ、パソコンで結果を得るというところに力点を置きましょう。
秋でなくとも年中出来る観賞会ですが、秋は夏を振り返り、冬に備える時期でいずれのイメージの作品でも親しんでいただけます。
高齢者さんというと戦争経験がございますし、戦争物はよく開戦は冬、終戦が夏ということもあって、両方のシーズンがよく描かれています。
空調の整った施設の中だと四季が分からないという声もよく聞きます。
意図的に季節を実感していただけるように、おすすめする映像は一歩先のシーズンを取り扱ったものにすると良いかもしれません。
それだけで、次のシーズンに備えて体調を崩さないイメージトレーニングといったところでしょうか。
根拠はありませんけど、イメージや想いも大事だと思うんですよね。
ご参考にしていただければ幸いです(*^▽^*)
