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介護を受けるようになった祖父母を抱える子世帯。
介護が必要になった両親だからこそ、父の日と母の日には日頃の感謝を伝えたくなるものです。
介護は重度化するほどに時間との闘いのような日々にもなりがちです。
介護は大変だ、しんどい!と思う中に、介護する中で得られる豊かさもあるものです。
父の日と母の日の1日を大切にしてみませんか?
父の日は6月の第3日曜日です。
そして母の日はそれより早い5月の第2日曜日になります。
母の日がひと月ほど早く到来しますので、母の日の準備を入念に整えましょう。
父の日は母の日の後ですから、当然、祖父は母の日を経過しているので規模は後を大きく設定する必要があります。
期待値がありますので、期待には応えねばならないです。
母の日の一般的な演出はカーネーションです。
父の日は白いバラだと言われています。
もちろん花屋さんもカーネーションやバラを仕入れ…。
色とりどりの花を咲かせつつ、贈り物にすれば一定の価値があります。
これは時流に乗る、世間の一般的な慣習を踏襲するところに効果があります。
ただし欠点もあります。
カーネーションの開花時期は3月~5月とされており、余り長く花を楽しむことができないのです。
花言葉は『 無垢で深い愛 』、贈り物としてはピッタリです。
この花言葉と開花時期を比較して楽しむことも演出の一つになります。
何もカーネーションに拘る必要もなければ、カーネーションだけに絞る必要もないものです。
いくつかの花や鉢植えをセットにして、贈ってみても良いのではないでしょうか?
例えば、食べられる実がなるユズもこの時期に開花します。
花言葉は『 健康美 』『 汚れなき人 』『 恋のため息 』です。
ユズの高貴な香りは介護を受ける祖母のリラクゼーションの呼び水にも向いています。
花の開花は1ヶ月だけということもありませんので、母の日でも父の日でも共通して選ぶこともできます。
ですが、父の日と母の日に同じ花を贈るのは避けます。
二番煎じと言って、新鮮味や質が低下すると言われますので、心証の面から違う花を選ぶようにします。
花を贈る効果は見た目の美しさとその香りを楽しむことにあります。
五感のうち、視覚と嗅覚への働きかけです。
さらに残る五感、聴覚への働きかけをセットします。
騒々しくて落ち着かないようなものはナンセンスですし、延々とたおやかな局長が続いても飽きるものです。
ですが、ここは主役のこれまでの人生を振り返り、個性を優先して用意すると良いでしょう。
民謡、クラシック、歌謡曲、その人の時代に合わせた音楽で、ボリュームは難聴があっても低めに、明るい雰囲気のものを選んで流します。
適度適切の原則があるので、1時間程度で1時間ほど休息をして再び流す。
同じ曲でも、毎回違う曲でも効果が見込めます。
昼間の時間帯を選んで是非、設定ください。
祖父母の好みで馳走します。
ただ家族全員が同じ食事を楽しめれば最も良いことですが、世代や好みが極端に割れる場合は、メニューを分けることが無難です。
統一してしまうと不満が発言として団欒の場で出ることで、場の雰囲気を崩してしまうことになりかねません。
理想的には少量で、品数を多く調理することが好まれる傾向にあります。
最後の触覚での勧めですが…いろいろあります。
マッサージ道具を用意してリラクゼーションの効果を期待する。
リハビリ道具を用意して健康回復の効果を期待する。
そんな物を贈り、一緒に語らい、ねぎらいながら活用する方法もあります。
日本人に一番のお勧めとしましては…古来よりある手浴足浴がやはり一番の効果が期待できます。
是非、提供してみることをお勧めします。
両足が入り余裕のあるたらいにお湯を張り、入浴剤を入れて足浴をします。
手先も足先も先端から上へ向かい、血行を促すように刺激していきます。
親子の交流にとても大事なスキンシップにつながります。
父の日、母の日は介護を受けるようになっても、当の本人たちは親のままですので…。
子世帯から見れば最後まで親の立場です。
相身互いに尊重し合い、共に生活を楽しむことが大切です。
記事を読むと特別な工夫に思われるかもしれませんが、互いを思いやり、工夫を込めることでお互いに心理的な豊かさを持って過ごすことができます。
軽く1歩ずつ、積み重ねることが人生ですので…。
様々な機会を捉えて豊かさを手に入れられるように五感を駆使して充実を図る方法をお試しください。
こうせねばならないと思い込むことはナンセンスです。
例として様々に記事にしましたが、自由に取り入れてみてください。
1点だけでも効果は十分ですから。
1歩ずつです。
無理なく複数を散りばめられるようになりますと心が豊かに感じられるものです。
生活の改善は緩やかな時間の中で形成されます。
祖父母を思いやる時、将来にわたる財産の一つを形成するチャンスでもあります。
是非、大切な機会の充実を実践してみてください。