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介護支援専門員、通称ケアマネージャのお仕事は真面目過ぎるほど勤まらないお仕事だと思うんですよね。
真面目のあり方が問われると言いますか…。
あ、これケアマネージャーのお受験の段階から、理論的には言えますので、これからケアマネージャーになろうと思われる方も、是非、参照してみてくださいね(*^▽^*)
まずね、ケアマネージャーってお仕事は、他人のために相談に乗るでしょ?
でもって受容と共感という利用者さんの親身になって考えるわけです。
担当する人数は40人未満ですけども40人分、入れ替わり立ち替わりもしますから年間100人くらい。
そして、そのご家族が2人ずつおられたら300人ですよね。
地域の事業所さんが2人ずつ50くらいの事業所さんがあるとして、100人、医療機関もいろいろですけど同じくらい100人。
あと市町村窓口…。関わる人はたくさんです。
覚えきるの大変ですよ…。
ケアマネージャー自身が認知症になってリセットできるくらいの構えが大切になります。
全部、覚えておくのは、年々、不可能になっていきます。
ここにケアマネージャーのドロップアウトの1つの仕組みがあります。
『 覚えきれない 』 ことの課題。
人が覚えられないのは致命的ですけども、3年に1回の大改訂や毎年の小規模改訂なんかの変化や違いも把握して運用し続けねばなりませんしね。
で、次にケアマネージャーの上位組織の問題です。
自分の事務所の上司や法人内の経営陣でしょ…主治医に、市町村窓口と上位に位置どるわけです。
命令系統は3つか4つ、同じことを指示してくれれば助かりますけど、『 命令系統にズレや歪みがあること 』で中間に位置するケアマネージャーは難儀します。
ここに2つめのドロップアウトの仕組みがあります。『 命令系統 』の課題です。
そしてもう一つ、最初に書きました受容と共感できない、いわゆる難ケースの利用者様方から影響するストレスです。
受容も共感も何も生き方が全く違う風習の中で生きているのか?と思う感性の方、自分と全く相容れることができないレベルの方です。
ただ、注意が必要ですよ、ここ。
だからと言って、ケアマネージャーが担当件数枠があるのに、担当を辞退するのは明確な法律違反ですからね。
国は分かっていて文言を盛り込んであるのです。
そう『 相容れぬ感性 』があることが3つめのストレスです。
バーンアウトの3大根拠になるのはこの3つなんですけども、いろいろなことをこの3つの視点から深堀りしてみますと、見えてくるものがあります。
冒頭に述べたケアマネージャーのお受験の問題。
じつに市町村職員や法律を作った人の気分、上から目線で解釈すると簡単に解ける問題はないですか?
保険者でお金を払う側ですから、当然、優遇位にあるものです。
問題作成者はそこまで考えていませんけどね、過去問をやっていて、市と民間を比較して違いを問うような場合に迷った場合は市Fastが大抵で正解になります。
あれ?急にお勉強の話に変わった?と思うなかれ。
制度根幹を把握していないと人のためになるからという理想や理念だけだと3大理論に帰結していく結果が待っているので、制度根幹に触れてみたのです。
次に市や保険者がFastでありますけども、経営陣は雇っている、雇用しているということでケアマネージャーに無理難題や法人の別業務を割り当てたがります。
法的には週5日40時間でMAXの担当件数が確保されるので、MAXを担当する場合は法定のケアマネージャー業務に正しく時間を充てなければなりません。
これも法と会社の矛盾点になります。
本来は、いろんな雑務や他部署の支援など、兼務するほどに、MAXの件数を担当する場合は、週6日働くとか、毎日その分、残業するという仕組みを作らねばならないのです。
最後にバーンアウトに至らないようにするには、相容れぬ利用者さんとそのご家族…相容れる上司に変わってもらいましょう。
もしくは担当がきちんと出来る方に。軽度者であれば地域包括支援センターに委ねましょう。
言われるがままに真面目に働いても矛盾の連鎖で自らが傷ついたり、何ら落ち度がないのに不利益を被ることは誰にでも、どんなお仕事でもあることです。
しかし、現代社会で雇用される労働者ポジションでは十重二十重に巡らされた労働理論とも呼べる仕組みの宿命かもしれません。
バーンアウトで鬱病を発症しても誰も助けてはくれません。
ですから、自力で、自分の身を守る術が必要です。ケアマネージャーの方々、ストレス発散がとても大事ですよ。
目一杯、休暇はリフレッシュして心身を開放して遊ぶようにしないといけませんよ(*^▽^*)
まぁ、休暇は子守り、育児…?そんなてんやわんやで終わっちゃうよね…。
ストレス発散も何もあったものじゃない…とか?
美味しい物を食べて、適度な運動をして、趣味の充実を図る!これ大事ですよ(*^▽^*)