汗をかくのも仕事のうち!?介護士の汗とニオイ対策が意外と深い理由

目次
はじめに…汗は介護職の“勲章”か…それとも…?
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7月といえば…セミが鳴く、アイスがすぐ溶ける、そして脇が主張してくる。
そう、汗の話です。
とくに介護職というこのお仕事は、空調の効いた室内にいようが、エアリズムを着ていようが関係なく、立ちっぱなし・しゃがみっぱなし・抱えっぱなしの「全身運動型おしごと」。
気がつけば、腕をあげるのがためらわれる湿地帯が脇に出現しているではありませんか。
しかも、拭こうにも手が離せない。
今はオムツ替え中、次は入浴介助、そのあと昼食配膳。
もう流れるままにしておくしかない。
そう、我々は“汗とともに生きる”宿命を背負っているのです。
ところが、そんな汗にも“病気としての汗”があると聞けば、ちょっと話が変わってきます。
「原発性腋窩多汗症(げんぱつせい えきか たかんしょう)」という、まさかの正式名称までついているワキ汗の疾患は、思春期から若い世代に多く、意外にも100人中5人がその症状に悩んでいるそう。
しかもただの体質ではなく、治療対象。
切ったり、焼いたり、打ったりする治療法まであるらしい。
あらまあ、世の中には“汗を止める医療”が進化しているのですね。
そして、そんな汗の医療事情を広めようと制定されたのが、「ワキ汗治療の日」。
記念日はなんと7月25日。
そう、**「夏(7)に悩みを解消して」「ニコニコ(25)笑顔になろう」**という、ちょっぴり語呂合わせのセンスが光る日なんです。
でも、私たち介護士はどうでしょう?
汗なんて、かいて当たり前。
気にしていたら仕事にならない。
でも、だからこそ「身だしなみ」として、汗との付き合い方を知っておくことは、プロとしてのちょっとした気配りでもあるのです。
汗は止めなくてもいい。
ただ、ニコニコで働きたい。
そんなあなたへ贈る、汗とニオイと、密着仕事と、身だしなみの物語🩷。
さあ、脇の下にも風通しのいい知識、いれていきましょうか。
第1章…それ病気かも?ワキ汗が止まらない理由は“原発性多汗症”だった!
「いや~今日はちょっと動いただけで汗がすごくてさ」なんて話、夏の介護現場では日常茶飯事。
けれど、もしそれが“ちょっとどころじゃない”汗だったら?
クーラーの効いた室内でも、緊張してなくても、左右同時に、しかもシャツに汗ジミがくっきり…そんな状態が毎日続いていたら、それ、ただの汗っかきじゃないかもしれません。
実は「ワキ汗が異常に出る」症状は、原発性腋窩多汗症(げんぱつせいえきかたかんしょう)というれっきとした病気ということも。
読みにくさとややこしさがすでに“重症”っぽい名前ですが、意外にもこの症状、日本人のおよそ20人に1人が抱えていると言われています。
つまり、施設の利用者さん40人に対して、2人の職員がいれば、だいたい誰かが該当していてもおかしくない計算。
なのに、あんまり話題にならないのは、本人が「そういう体質だと思ってる」からか、あるいは「恥ずかしくて言い出せない」からか…。
この症状は、ただの暑さや緊張とは関係なく、“なにもしていないのにワキが濡れている”という状況を繰り返すのが特徴。
25歳以下で発症することが多く、思春期のころに「汗で制服がくっつく」「脇が黄ばむ」なんて経験をした人も多いとか。
しかも、夜寝ているときは汗が出ないという不思議な傾向まであり、これは“精神性発汗”と呼ばれるタイプ。
つまり脳と神経の反応によって汗が出てしまう、体のリアクションなのです。
そう聞くと「自分はただの汗かきかもだけど、もしかしてあの子は…?」なんて思い浮かぶ後輩がいたりして。
でも心配しないでください。
この症状、**治療できます。
しかも選択肢もいろいろ。
**昔のように「汗っかき=我慢」と決めつける時代はもう終わり。
だって、汗で笑顔が消えるなんてもったいない🩷。
たかが汗、されど汗。
たかが脇、されど脇。
夏の現場で起きる汗の物語には、医学という名の続きがあるのです。
第2章…切る?打つ?焼く?進化する汗治療の世界をちょっとだけ覗いてみた
さて、ここからはちょっとだけ白衣の世界に足を踏み入れてみましょう。
といっても難しい話ではありません。
なにしろテーマは“汗をどうやって止めるか”。
「制汗スプレーでしょ?」「風通しのいいシャツでしょ?」そんな日常対策ももちろんアリ。
でも医学の世界には、それをはるかに超える“汗の封印技”があるのです。
もはやRPGのスキル説明かっていうぐらい、バリエーションが豊か。
切る、打つ、焼く…もうちょっと優しい言い方はないのかと思うくらい、インパクト大の治療法たちが並びます。
まず登場するのが「ボトックス注射」。
そう、しわ取りで有名なあのボトックス。
実は脇にも使えて、神経にちょっぴり休憩してもらうことで汗を止める、という方法です。
イメージとしては「汗腺に命令を出す神経にストップをかける」感じ。
効果はだいたい半年。
でもこれ、けっこう人気で、夏前に受けて快適に過ごす人も多いとか。
特に制服がある職場では「ボトックス様、ありがとう」と拝みたくなるらしいです。
次に「ETS手術」というものが登場。
これはなんと、交感神経を切断してしまうというインパクト満点の手術。
でも、汗が出なくなる代わりに「背中が異様に汗ばむ」とか「お腹がずっとしっとりしてる」なんて代償性発汗が出ることもあるそうで、昔よりは選ばれにくくなってきています。
命令系統をバチッと切るので、戻すのは難しい。
ちょっと慎重になっちゃいますよね。
そして今、汗治療のエース的存在として注目されているのが「ミラドライ(miraDry)」。
これは“切らない”“焼かない(※表面は)”“でも中はしっかり焼く”という、ちょっと画期的な機器です。
やってることは「マイクロ波で汗腺をピンポイントで破壊」。
なんだか電子レンジの延長線みたいですが、これがけっこうすごい。
メスを使わず、傷跡も残らず、1~2回の治療で長期的な効果が得られるというから、ニオイ対策にも一石二鳥。
しかも医療機関で受ける本格治療なのに、日常にすぐ戻れるのが嬉しいポイント。
お風呂OK、仕事OK、食欲もOK。
あ、最後は関係ないか。
これらの治療は、もちろん「絶対に受けるべき!」なんて話ではありません。
でも、介護現場で汗に悩む人にとって、「そんな選択肢があるのか」と知っておくことが、ある日誰かの背中をそっと押すかもしれません。
自分が受けなくても、後輩が悩んでいるとき、あるいは利用者さんのご家族が相談してきたとき。
「あ、それミラドライってのがあるらしいよ」なんてサラッと言えたら、ちょっとかっこよくないですか?🩷
第3章…「いや拭けないから!」汗をかき続ける介護士たちのリアル奮闘記
「汗、かいてますよ」なんて言われなくても知ってる。
知ってるけど、今拭ける状況じゃない。
それが介護士の日常というものです。
朝の申し送りが終わった直後からすでに戦闘開始。
移乗、トイレ、食事、入浴、そしてまたトイレ。
誰かの介助をしながら、次の人の予定が頭の中で同時進行。
気づけば、腕を上げたときに服が腕に貼りつく、あの不快感。
タオル?ポケットに入ってるけど、取り出す暇がない。
制汗スプレー?出勤前に振ってきたけど、もう跡形もない。
ユニフォーム?朝の時点で乾いてたのに、今はもう汗で“しんなり”している。
とくに大変なのは、夏場の入浴介助。
高温多湿の浴室で、防水エプロンとマスクと手袋というフル装備。
もうこれ、サウナを超えてもはや“蒸し風呂トレーニング”と言ってもいい。
終わるころには、脇だけじゃない、背中も腰も前線も、まさに全身汗の海。
なのに次の介助が待っていて、休むヒマもない。
「私の体、いつからウォーターサーバー機能付きになったんだろう」なんて自問しながら、水分補給すら後回しになってしまうのです。
でも、ただの“汗かき職場あるある”で終わらせるわけにはいきません。
私たちが接する相手は、肌がデリケートな高齢者。
ときには免疫が落ちている方もいて、こちらの汗やニオイが不快に感じられることもある。
「あの職員さん、ちょっと…」と陰で言われてしまえば、たとえケアがどんなに丁寧でも、評価が下がるなんてこともあり得るのです。
とくに初対面の利用者さんやご家族との場面では、第一印象はとても大事。
だからこそ、汗が出るのは仕方ないとしても、“出たあとの工夫”や“最低限の身だしなみ”は、やっぱりプロの気遣いなのかもしれません。
拭けない。
でも、気にしてる。
止められない。
けど、清潔感は保ちたい。
そんな相反する気持ちを両立させながら、介護士たちは今日も汗とともに働いています。
汗を流して泣くのではなく、汗をかいて笑うために。
ちなみに、脇汗パッド付きインナーは密かな救世主。
けど、それを仕込んでるって誰にも言わないのが現場の優しさなんですよね。🩷
第4章…“身だしなみ”はエチケット以上!?汗とニオイと利用者との距離感
介護というお仕事は、とにかく距離が近い。
物理的に。
顔の距離、手の距離、なんなら心の距離まで近い。
移乗、整容、食事介助、口腔ケア。
利用者さんのすぐそばで寄り添い、支え、声をかける。
これはもう、まさに“密着ケア”の連続である。
そしてそこに現れるのが、そう…汗とニオイという“距離感ブレイカー”。
どんなに笑顔で接しても、ふわっと漂う何かがあれば、その笑顔も台無しにされてしまうのが悲しいところ。
実際、「この人なんかちょっと…」と印象を左右するのは、スキルより先に身だしなみだったりする。
特に、利用者さんの中には嗅覚が敏感な方もいる。
「あら、今日も汗かいてるのね」と笑ってくれる方もいれば、「ちょっと…気になるわね」と黙ってしまう方も。
これは介護の世界が**“おもてなし”と“生活支援”の中間にある職業**だからこそ、においひとつで信頼が左右される、そんな微妙なラインを歩いているのです。
でもここで大事なのは、「完璧であれ!」という話ではありません。
なにしろ私たちは、朝から晩まで体を動かし続け、立ったりしゃがんだり、汗をかいては走り回る“体力勝負の専門職”。
暑い日も寒い日も関係なく、全力で寄り添っているのです。
だから、汗をかくなというのは無理な話。
でも、「かいたあと」「かく前にできること」がちょっとあると、それだけで印象はずいぶん変わるのです。
たとえば、脇汗を吸ってくれるインナーを着るとか、着替えをロッカーにもう一着用意しておくとか、リネン交換ついでに自分の汗もタオルでふき取る…なんて工夫。
ほんの小さなことだけれど、そうした積み重ねが“あの人は清潔感がある”“なんとなく気持ちがいい人”という印象につながっていく。
しかもそれが、実はチーム内での信頼にも影響していたりする。
だって、同じシフトで働く仲間同士、「あの人って汗っかきだけどいつもサラッとしてるよね」って言われたらちょっと嬉しくないですか?
結局、身だしなみって自分のためだけじゃない。
相手のためでもあり、チームの空気のためでもあり、ひいては自分の働きやすさにも直結する。
ニオイは目に見えないけれど、空気をつくる大きな要素。
汗は止められなくても、印象はコントロールできる。
そう思うと、ほんのひと工夫がちょっと誇らしく思えてくるから不思議です🩷。
第5章…無理せずできる!現場向きの汗対策グッズとプロたちの裏技あれこれ
「汗かくな」は無理でも、「ちょっと工夫する」は意外とできる。
それが、忙しさに負けない介護職の底力。
たとえば、早番の日。
朝の準備で走り回りながら「今日は着替え持ってきたっけ?」と思い出すあの瞬間。
そう、替えのTシャツ1枚が、その日の快適さを左右するってこと、現場経験者なら誰もが知っている。
けれども、毎回着替えてる時間があるわけでもない。
だったらどうする?
もう、服に吸わせるか、ニオイに勝たせるか、肌をサラサラにして勝負に出るしかないわけです。
まず語りたいのが「脇汗パッド付きインナー」のありがたみ。
まるで影のヒーロー、舞台裏で汗を吸って黙々と働いてくれるその存在感に、介護士の多くが今日も救われている。
白いユニフォームが「午前中の出来事」を視覚的に教えてくる前に、こっそり止めてくれるのがこのアイテム。
誰にもバレず、でも自分だけが知ってる「仕込んでる感」が、ちょっとした安心にもなる。
そして、デオドラント界の古典にして王者、「ミョウバン系スプレー」。
これがなかなかの仕事人。
朝にシュッとするだけで、菌の増殖を抑えてニオイの発生を予防してくれる。
まさに“未来に効くやつ”。
しかも自然派志向で肌にも優しいものが多いので、「マスクで肌荒れしてるけど、ワキまでもう勘弁して…」という職員さんにもオススメできる。
ちなみに、ナチュラルミョウバン石鹸もじわじわ人気。
これで洗っておくと、汗はかくけど“あの感じ”が出にくくなるという声も。
さらに見逃せないのが「速乾・通気性重視のユニフォーム選び」。
介護ウェアって、ただでさえ機能性が求められるのに、汗に強い素材を選ぶだけで全然違う。
ポリエステル混合よりも、メッシュ構造や吸湿速乾素材のほうが圧倒的に快適。
地味だけど重要。
実際、介護職専門ブランドが出しているユニフォームには、こうした汗対策機能を標準搭載しているものも多く、買い替えのタイミングでちょっと意識すると、夏がだいぶ楽になる。
そして最後に、実は一番頼れるのが「仲間の知恵袋」。
ある職員さんは、休憩中に濡れタオルで脇を拭いたあと、冷やした制汗ジェルを塗り直すというルーティンを持っていたり。
別の人は、市販のミントシートをユニフォームの裏に仕込んで、動くたびに清涼感を得るという発明をしていたり。
どれも「すごい対策」じゃないけど、「無理せず続けられること」の集まり。
汗は毎日のことだから、続けられるものこそが最強なのです🩷。
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まとめ…汗は流れても気持ちはさらっと介護士が爽やかに働けるために
汗は、働いている証し。
でも、においや不快感となれば話は別。
特に介護職のように、人と人とが至近距離で向き合う仕事では、“汗かきすぎ問題”は他人事じゃなく、自分の身だしなみにも直結してくるのです。
ワキ汗が服に染みて見える?
でも拭くヒマがない?
あるある。
ユニフォームが湿地帯になっている?
それもあるある。
でも、そこで「仕方ない」とあきらめるか、「ちょっと工夫してみよう」と思うかで、その日の快適さも、まわりからの印象も、ほんのり変わってきます。
それにしても、ただの汗じゃなく、「原発性腋窩多汗症(げんぱつせいえきかたかんしょう)」という病気まであるとは驚きでした。
思春期から苦しむ人もいて、でも誰にも言えずに悩んでいるケースも多い。
治療法も、ボトックス注射からミラドライまで実に多彩で、しかも7月25日には「ワキ汗治療の日」まで制定されている。
ここまできたら、もう汗は放っておけない社会テーマといえるのかもしれません。
けれど、私たち現場の介護士にとっては、治療うんぬんよりもまず「今どうするか」。
そこで登場するのが、ミョウバンスプレー、速乾インナー、脇汗パッド…といった、“現場で使えるリアル汗対策グッズ”たち。
そして何より、汗を気にしすぎず、でも配慮は忘れずに――そんなバランス感覚が、今日も私たちの仕事を支えてくれているのです🩷。
汗をかくのは止められない。
でも、汗とどう付き合うかは選べる。
そしてその選択が、誰かの笑顔を守ることにつながっている。
汗まみれになっても、ニオイに悩んでも、それでも現場で笑って働くあなたがいる限り、介護という仕事はとびきりかっこいいのです。
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