4月の新人歓迎会が特養で神回に!~理事長と事務長が介助して学ぶ『尊厳って何だっけ?』~

[ 4月の記事 ]

はじめに…春の特養に新ルール誕生!~主役は新人だけじゃない~

春は不思議です。桜が咲いただけで人は優しくなり、空気がぬるむだけで「新しいこと、始めたいな」と思ってしまう。だから毎年4月、世の中は歓迎会の季節になります。新人さんはピカピカ、先輩はニコニコ、そして幹事は胃がキリキリ。ここまではどこの世界も同じです。

でも、今回の記事の特養の4月は少し違います。新人さんが増えるのはもちろんですが、その隣には、変わらず暮らしている入居者さんがいます。ここが大事で、介護の現場の「歓迎」は、新人さんだけに向けるものじゃないんです。入居者さんにとって新人さんは、生活に入ってくる新しい人。嬉しい反面、不安もある。どんな声で話す人だろう、どんな手つきだろう、どんなテンポだろう。つまり新人さんも、入居者さんも、どちらも“迎えられる側”であり、同時に“迎える側”でもある。ここが特養の春の面白さであり、難しいところでもあります。

そこで今回の企画です。名付けて、施設版「新人歓迎会・尊厳って何だっけ?」デー。お祝いの対象は新人さんだけじゃありません。入居者さんもおもてなしの主役にします。まずは希望を擦り合わせて、可能な範囲で「この人にとって気持ちの良い1日」を丁寧に組み立てる。食事も、過ごし方も、声掛けも、いつもより一段優しく、いつもより一段丁寧に。春の特別メニューも添えて、入居者さんに「今日はちょっと良い日だな」と感じてもらえる1日にします。

そして新人さんには、もう1つの“歓迎”を贈ります。体験です。ただし、昔みたいな根性試しではありません。ここで目指すのは「恥をかかせる」ことではなく、「恥ずかしさが生まれる瞬間を理解する」こと。動けない世界、待つ世界、頼む世界、見られるかもしれない世界。その世界に一度だけ足を踏み入れて、入居者さんの気持ちの入り口に触れてもらいます。

ここで登場するのが、福彩心の名物コンビです。特養の理事長と事務長。今回、何と彼らが介助担当になります。書類と会議で鍛えた手腕を封印し、現場の手で語る日。理事長はニコッとしながら言います。「今日は口じゃない。手で説明する」。事務長は腕まくりして言います。「段取りは任せて。…ただし主任の監察付きで」。そう、主任は監察役です。監視じゃありません。安全と尊厳を守るブレーキ係。テンポが速くなりそうなら止める、声掛けが雑になりそうなら戻す、本人の選択肢が消えそうなら増やす。誰かを追い込むためではなく、全員を守るために立ちます。ここが現代版の肝です。

入浴の体験は、入居者さんと時間が重ならない夕方以降に行います。これは大切な線引きです。入居者さんの生活を“研修の舞台”にしない。入居者さんは入居者さんのままで、尊重される存在。新人さんの体験は研修枠で完結させる。そうすることで、体験の質を上げながら、現場の流れを守れます。

そして最後に、付録として新人さんに向けた「100の質問アンケート」を用意します。ここで一番大切なのは、「評価に一切関係しません」と備考欄にはっきり書くこと。これがあるだけで、新人さんは安心して本音を書けます。本音が書けたら、体験は“ただのイベント”から“学び”へ変わります。学びになれば、翌日からのケアが変わります。ケアが変われば、入居者さんの毎日が少し変わります。春の1日が、未来に伸びていくんです。

さて、長い始めのコーナーでしたが準備は整いました。主役は新人さんだけじゃない。入居者さんの気持ちも、新人さんの不安も、理事長と事務長のプライドも、主任のプロ魂も、全部まとめて春の舞台に上げます。合言葉はこれです。「尊厳って何だっけ?」答えは、教科書じゃなく、現場の空気の中にあります。笑いながら、でも真剣に、一緒に探しにいきましょう。

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第1章…おもてなしの相手は二人いる~入居者さんと新人さんのどっちも大事~

4月の特養で一番増えるもの、それは“名札”です。新品の名札が胸元でピカッと光り、本人はニコッとしているのに目だけが「怖い!」と叫んでいる。新人さんって、だいたい、そういう生き物です。しかも特養は、病院とも違うし、保育園とも違う。ここは「暮らしの場所」ですから、緊張の種類がいきなり深い。例えるなら、新人さんは“初めての長期ホームステイに来た留学生”みたいな感じです。言葉も文化も分からないのに、目の前には人生の大先輩がいて、しかも毎日会う。そりゃ、心の中で正座します。

でも、この章で言いたいのはここです。新人さんが緊張しているのは当たり前として、受け入れ側の入居者さんだって初めては緊張している。ここを忘れると、春の空気は一瞬でズレます。新人さんが現場に入ってくるということは、入居者さんの生活に“新しい手”が入ってくるということ。手の温度、手の置き方、声の大きさ、声の速さ、呼び方、距離感。全部が生活の一部になるんです。つまり4月は、入居者さんにとっても「新しい人を迎える月」。歓迎される側は新人だけというわけじゃないんです。

“歓迎する”ってのは拍手じゃなくて調整である

歓迎会というと、乾杯と拍手と挨拶を思い浮かべがちですが、この特養での歓迎はもっと地味で、もっと強い。正体は「すり合わせ」です。入居者さんが普段どんなペースで過ごしているか、何が好きで、何が苦手で、どんな時に不安になるか。ここを新人さんのために確認するというより、入居者さんのために、全員で調整する。これが“おもてなし”の本体になります。

入居者さんにとって「苦痛が少ない」状態とは、提供する側が勝手に決めるものではありません。そこを勘違いしまくると、どれだけ丁寧にしているつもりでも、本人の中では「急かされた」「恥ずかしかった」「怖かった」が残ります。新人さんの成長のためにも、ここは是非とも最初に知って欲しいポイントです。だからこそ、この今回の歓迎会は、まず入居者さんの希望を聞くところから始まります。お祝いの特別メニューを用意するのも、ただ豪華にするためじゃなくて、「自分のために考えてくれた」と感じてもらうためです。おもてなしって、胃袋より先に心に届くものなんです。

そして新人さんの方にも、おもてなしが必要です。新人さんは新人さんで、緊張で頭が一杯です。入居者さんの名前と顔を覚えるだけで容量がいっぱい。そこに「空気を読め」「察しろ」「見て覚えろ」が重なると、脳内はすぐ大渋滞します。だから4月は、入居者さんだけでなく新人さんにも「分かりやすい安心」を用意する月。歓迎するって、盛り上げることじゃなくて、安心を設計することなんです。

主役が二人いると幹事は三人になる

さて、記事で登場する理事長と事務長の説明です。施設版の歓迎会では、彼らが介助担当になる。これがただのウケ狙いではなく、ちゃんと意味があるのが今回の肝の1つです。

理事長は言います。「今日は理念を掲げる日じゃない。手を動かす日だ」。事務長は言います。「私は段取りの人間だ。段取りで尊厳を守る」。この2人が前に出ると、空気が変わります。新人さんは「え、上の人がここまでやるの?」と驚いて、心の緊張が少し解ける。入居者さんは「今日はいつもより丁寧だな」と感じやすい。現場の人は「やり方を雑に出来ない」と背筋が伸びる。つまり全員に作用するんです。これが“文化を作る”ということです。

そして主任。主任は監察役です。ここでいう監察は、怖いやつじゃありません。罰を探す人ではなく、尊厳を守る人。声掛けが飛んだら止める、ペースが速くなったら戻す、本人の選択肢が消えたら増やす。主任がいることで、歓迎会が「ノリ」ではなく「学び」になります。新人さんにとっても「安心して失敗できる」場になる。失敗できる場がある人は、ちゃんと成長します。

入居者さんにとっての「良い日」をちゃんとした“良い日”にする

ここで忘れちゃいけないのが、入居者さんの側の満足です。新人研修だからといって、入居者さんの生活が研修の道具になってはいけません。だから、入居者さんのおもてなしは、おもてなしとして完成させる。希望を擦り合わせた1日を提供し、普段より丁寧な対応を重ね、「今日は気持ちが良かった」と感じてもらう。これが出来たら、歓迎会は入居者さんにとっても“歓迎される日”になります。

新人さんは、その入居者さんの表情を見て学びます。「優しさって、こういう形なんだ」「急がせないって、こういう空気なんだ」。教科書より先に、表情が先生になります。人生の先輩は、言葉だけで教えてくれる存在じゃありません。存在そのものが、学びの源なんです。

だから、この施設版の歓迎会は、主役が二人いる歓迎会です。入居者さんの気持ちを中心に置きつつ、新人さんの不安も救う。その両方が出来た時、特養の4月はただ忙しいだけの月じゃなくなります。春の空気が、ちゃんと“暮らしの優しさ”に変わっていく。さあ次の章では、いよいよ新人さんが「入居者役」を体験する日へ進みましょう。ここから、笑いも驚きも増えていきます。


第2章…新人が“入居者役”を体験する日~動けない世界で見えてくる本音~

さて、いよいよ本編です。施設版歓迎会の名物イベント、「新人職員・入居者役デー」。名前だけ聞くとコントみたいですが、やることは案外、真面目です。新人さんには朝から「今日は入居者さんの世界を体験します」と伝えます。すると新人さんはたいてい、笑って頷きます。ここでポイントは、笑顔の種類です。表情はにこやか、目は「え、マジで?」。この二重構造こそ、体験の入口として完璧です。

この日、新人さんは“自力で勝手に動いてはいけない”ルールになります。何かしたい時は、遠慮なく介助を希望して良い。その代わり、「お願いする」「待つ」「伝える」という、入居者さんが毎日やっていることを、新人さんが一日分やります。これが、ただの体験ではなく“気持ちのリハビリ”になるんです。

動けないって暇じゃなくて忙しい

新人さんが最初にびっくりするのは、「動けないと暇だと思ったのに、むしろ忙しい」という事実です。忙しいのは体ではなく、頭の中。何かしたいのに出来ない。したいのに言い出し難い。言ったのに伝わっているか不安。待っている間に時間がどんどん伸びる。伸びた時間が心配をどんどん増やす。これ、入居者さんが日々経験している感覚の縮図です。太鼓がどんどん鳴り響き続ける感覚です。

例えばコップの水1つ。新人さんは普段なら立って取りに行けば終わりですが、今日はそれが出来ません。「お水をお願いします」と言う。言えたとしても、声が届いたか分からない。忙しい人の背中を見ると、急に言いづらくなる。言えたとしても、今すぐ来るとは限らない。待っている時間に「さっきの言い方、失礼じゃなかったかな」「忙しいのに頼んでしまったかな」と心がざわつく。この“心のざわつき”が、動けない世界のリアルです。

理事長がここでひと言、サラっと言います。「人は動けないと、遠慮が増える」。新人さんは「はい」と返事をしますが、内心はこうです。「増えます。めちゃくちゃ増えます」。この内心のツッコミが出た時点で、もう学びは始まっています。

トイレは“用を足す”より“言い出す”が重い

次に来るのがトイレです。ここが体験の山場の1つ。ただし目的は、過激さではありません。恥をかかせることでもありません。目的は「恥ずかしさが生まれる条件」を知ることです。

新人さんはおむつを装着し、トイレの利用は入居者さんの状態を想定して行います。大切なのはここで、トイレそのものより前段階です。「行きたい」と言うまでの心理。ここが本当に重い。言い出すタイミング、相手の忙しさ、声の届き方、言った後の待ち時間。そこに「失敗したらどうしよう」という不安が混ざると、心は一気に焦ります。焦ると、言葉が短くなる。短くなると、冷たく聞こえる。冷たく聞こえると、今度は罪悪感が生まれる。トイレの周辺には、感情がギュウギュウに詰まっているんです。

ここで事務長が腕を組みます。「段取りの本丸はトイレだ」。そして主任がすかさず入ります。「段取りより先に、安心です」。このやり取りが、まさに現代で重要なところ。早く回すことが正義ではなく、本人が“安心して言える空気”が正義。新人さんは、たぶんこの瞬間に気づきます。「苦痛が少ないかどうかを決めるのは、自分じゃない」。決めるのは、体験している自分の心の方だ、と。

食事は“食べる”じゃなく“任せる”が難しい

昼食。特別メニューの日です。新人さんも入居者さんと同じメニューをいただきます。ただし、新人さんは全介助を受ける想定で食事介助を受けます。ここで起きるのは、羞恥心だけではありません。むしろ「任せる難しさ」が前に出てきます。

人に食べさせてもらうと、ペースが合わないことがあります。早いと怖い、遅いと焦れる。口に入る量が多いとドキッとする。飲み込むタイミングがズレると不安が増える。ここで大事なのは、介助の技術より、確認の言葉です。「次いきますね」「このくらいで大丈夫ですか」「お水は挟みますか」。この短い一言があるだけで、恐怖が安心に変わります。

理事長はこの場面で、いつもの“上の人の顔”をやめます。完全に介助者の顔になります。すると新人さんは、安心して食べられる。安心して食べられると、心が少し開く。心が開くと、初めて「ありがたい」が出てくる。食事介助って、栄養を入れるだけの仕事じゃない。安心を入れる仕事なんだと体で分かります。

夕方以降の入浴は入居者さんと“同じ時間にしない”から成立する

そして最後の大山場、入浴です。入浴は夕方以降、入居者さんの入浴と重ならない時間に行います。ここが大切な線引き。入居者さんの生活は研修の舞台ではない。研修は研修として完結させる。だからこそ体験の質が上がります。

新人さんは水着で入浴介助を受け、同性介助で進めます。ここでも目的は裸そのものではありませんから水着の着用でOK。目的は「怖さが生まれる瞬間」と「怖さが消える瞬間」を知ることです。脱衣場の寒さ、待つ時間、声掛けの有無、タオルの当て方、触れる前のひと言。これらが揃うと、体は同じでも心はまったく違う状態になります。

主任はここで監察役として光ります。理事長の手が早くなると止めます。事務長が段取りで押し切ろうとすると止めます。そして必ず言わせます。「今から触れます」「こちらで良いですか」「怖くないですか」。新人さんの返事が小さければ、待ちます。返事が出なければ、聞き直します。この“待つ力”が、尊厳を守る力なんです。

体験のゴールは「反省」じゃなく「言葉になる感覚」

ここまで来ると新人さんは、少し疲れています。体が疲れたというより、心がたくさん動いた疲れです。でも、この疲れは嫌な疲れではありません。「分かった気がする」という静かな疲れです。

そしてこの日のゴールは、反省会ではありません。武勇伝でもありません。感覚を言葉にすることです。「何が怖かったか」「何が安心だったか」「何が言いづらかったか」「どうして欲しかったか」。これを言葉に出来た新人さんは、翌日からケアがガラッと変わります。ここで変わるのは手順ではなく、空気の作り方。声の速さ、距離、待ち方、選ばせ方。これらが変わると、入居者さんの苦痛の“少なさ”が、提供者の都合ではなく入居者さんの感覚に近づいていきます。

さあ、次の章では、何故、理事長と事務長が介助に入るのか、その意味をもう一段深掘りします。理念は壁に貼るものじゃありません。手に宿るものです。ここからが、一番コミカルで、一番刺さる場面が出てきます。


第3章…理事長と事務長が介助に入る理由~理念を口じゃなく手で語る夜~

さて、新人さんが「動けない世界」の入口に立ったところで、読者の頭には、きっと疑問が浮かびます。「え、これを理事長と事務長が全部やるの?」と。はい、やります。何故なら、ここが今回の企画の肝であり、一番面白く、一番効くところだからです。

介護の世界って、ともすると“言葉が立派になりがち”なんです。理念、方針、研修、改善、品質、尊重。どれも大事。でも不思議なことに、言葉が立派になるほど、現場の手が荒れることがあります。忙しさのせいもあるし、慣れのせいもあるし、「このくらいで十分だろう」という自分なりの最低ラインが、知らないうちに“低いレベルで標準”になってしまうこともある。そこに「効率」や「ラク」が混ざると、本人の感じ方より、提供側の都合が前に出てしまうことがあります。

だからこそ今回の新人歓迎会は、上にいる人が“現場に降りてくる”形にします。しかもただ降りるのではなく、介助のど真ん中に入る。これが施設の空気を変えるんです。新人だけの学びじゃなく、施設全体の学びになります。

理事長の介助は宣言ではなく「空気」を作る

理事長が介助に入ると、何が起きるか。まず新人さんが驚きます。次に現場の職員が驚きます。そして入居者さんが、フッと表情を変えます。入居者さんは敏感です。「今日は鬼のように丁寧だな」「今日は空気が究極に重くて違うな」を、いち早く感じ取ります。

理事長は言います。「今日は新人さんが主役…でも、主役が安心できる舞台を作るのは、こっちの仕事だよね」。この言い方が大事で、理事長は“偉い人として介助する”のではなく、“介助者として普通に介助する”。そこに、施設の理想が宿ります。誰がやるかより、どうやるか。これを上の人が体で示すと、理念が紙から自然な空気になります。

新人さんはここで、もう1つ学びます。「尊厳」は、正しい言葉を使うことじゃない。立ち位置、声の速さ、触れる前の一言、待つ力。あちこちの細部に住んでいる。理事長がそれを当たり前にやっているのを見ると、新人さんは“これが標準なんだ”と思える。新人研修の価値は、ここで跳ね上がります。

事務長の段取りはスピードじゃなく「安心の順番」

次は事務長です。事務長という生き物は、段取りが大好きです。段取りは正義、段取りは命。段取りが崩れると眉間にシワが寄ります。そういう人が介助に入ると、最初はこうなりがちです。「はい次、はい次、はい次」。つまり、スムーズに進めたくなる。

ここで主任が、優しく刺します。「事務長、順番が逆です」。事務長は一瞬止まります。「え、私の段取りが?」主任は静かに言います。「安心が先で、段取りは後です」。このやり取り、現場の人は深く頷きます。新人さんは「なるほど」と思いつつ、心の中ではこう呟きます。「主任、強い。優しくて芯が強い」。

事務長が学ぶのは、段取りを捨てることじゃありません。段取りの中身を入れ替えることです。一番先に置くのはスピードではなく、本人の安心。確認して、選んでもらって、同意を得て、進む。これが“安心の段取り”です。事務長がそれを体でやると、施設の全員が「あ、これがうちのやり方ね」と共有できます。上の人が変わると、現場の標準も変わる。これは強味になります。

上の人が介助に入ると現場の“雑さ”が消える理由

ここからは、少しコミカルな真実を言います。上の人が現場に来ると、何故かタオルの畳み方が急に美しくなります。何故か声のトーンが一段柔らかくなります。何故か足元の物が片付きます。何故か「ちょっと待ってね」が丁寧になります。そう、現場は誰でも“本気”を出せるんです。普段、本気を出せていないわけじゃない。ただ忙しさの中で、出す順番が後ろに回っているだけ。

だから今回の企画は、その“本気”を新人さんと入居者さんのために、ちゃんと前に出す日です。上の人が介助に入るのは、見せるためではありません。もちろん見せれるレベルの提供が出来れば言うことはありませんが、日常的でない人の介護には限界があるものです。今回のお話では本気を思い出すためというのが目的です。尊厳を守る介助は、特別な技術じゃない。忘れてはいけない基本の積み重ね。そこを、施設全体で思い出す日になります。

「尊厳って何だっけ?」の答えは手の動きに出る

新人さんが体験で感じる「怖さ」「言いづらさ」「待つ不安」は、理事長と事務長にとっても他人事ではなくなります。書類の上の言葉が、体の感覚になります。すると、判断が変わる。指示が変わる。職場の空気が変わる。

ここで大事なのは、誰かを責める話にしないことです。「昔は厳しかった」「今は甘い」でもありません。「怠けるな、ちゃんとやれ」でもありません。テーマは、入居者さんの気持ちに物差しを戻すこと。苦痛が少ないかどうかを、提供側の都合で決めないこと。本人の感じ方を中心に置くこと。その中心に戻すために、上の人が介助に入り施設全体が再認識する。これが“現代版の新人歓迎会”の意味です。

そして夜。入浴の研修枠が終わり、新人さんがポツリと言うんです。「今日、一番怖かったのは、動けないことより…遠慮が増えることでした」。理事長が頷きます。「それが分かったら、もう今日の研修は成功だね」。事務長はメモを取ります。主任は一言だけ添えます。「明日から、待たせ方を変えましょう」。

そう、これです。理念を口で言うより、手で語る。上の人が介助に入る理由は、新人を育てるためだけじゃありません。施設全体が、入居者さんの気持ちに物差しを戻すため。春の1日が、ただのイベントじゃなく、施設の文化を更新する日になる。次の章では、その文化を守る要の存在、主任の“監察”がどうやって空気を守るのかを掘り下げます。ここがまた、笑えて、頼もしくて、地味に泣けます。


第4章…主任の監察が空気を守る~安全と尊厳のブレーキは優しく強い~

この企画が「ただの体験イベント」にならず、「ちゃんと学びに変わる日」になるかどうか。その分かれ道に立っているのが主任です。理事長と事務長が現場に降りてくるだけでも十分すごい。でも、それだけだと人は勢いで走ります。勢いは春の味方ですが、介護の現場では勢いがそのまま“急かし”に化けることがある。だから必要なのが、優しく強いブレーキ。主任の監察は、ここで効きます。

監察といっても、怖い人が腕を組んで「はい減点」と言う世界ではありません。主任は“減点の人”ではなく、“守る人”です。守るのは、新人さんの心、入居者さんの暮らし、そして施設の品。ついでに理事長と事務長のメンツも守ります。主任がいると、上の人も安心して学べるんです。これ、地味に大事なことです。

主任は「見張り」ではなく「尊厳の司令塔」

主任の仕事は、ひとことで言うなら「空気の調律」です。介護は技術も大切だけれど、同じくらい“空気”が大事です。声の速さ、距離、表情、待つ時間、触れる前のひと言。これらが整っていると、同じ介助でも苦痛は減り、安心は増えます。逆に空気が荒れると、本人は同じことをされても怖くなる。主任は、その境目を見ています。

ここで主任がよく言う“魔法の合図”があります。「一回、止めます」。これを言われると、全員がピタッと止まる。新人さんも、理事長も、事務長も、ついでに空気も止まる。止めた上で主任はこう言います。「今のは“早い”じゃなく、“確認が抜けた”です」。この言い方が上手い。誰かを責めない。けれどズレは正確に指摘する。新人さんはここで安心します。「失敗しても怒鳴られない」「でも、ちゃんと正してもらえる」。理事長と事務長はここで学びます。「現場って、こういうブレーキで守られてるんだ」。

主任の監察は、ルールのための監察ではありません。尊厳のための監察です。だから、目を光らせる場所が独特です。「どれだけ手順が正しいか」より、「本人の気持ちが置き去りになってないか」を見る。これが現代版の肝です。

「安全」と「尊厳」はセット~片方だけだと事故になる~

介護の怖いところは、安全だけ守っても尊厳が削れることがあるし、尊厳だけ守ろうとして安全が揺らぐこともあることです。主任はこの2つをセットで握ります。例えば新人さんの体験でも、動けない設定にするなら、本人の体調や不安をちゃんと拾う必要がある。拾わないと“体験”が“追い込み”に変わる。そこが一番危ない。

だから主任は、体験の前にこう宣言します。「今日は学びの日です。勇気比べの日じゃない。合図があればいつでも止めます」。この一言があるだけで、新人さんは自分の心を守れます。心が守られると、感受性が働きます。これがあなたの狙いに直結します。心が追い詰められると、人は感じるより先に守りに入ります。守りに入った新人さんは、入居者さんの気持ちを感じ取る余裕がなくなる。つまり学びが薄くなる。主任はそれを防ぐんです。

そして理事長と事務長にも容赦なくブレーキをかけます。事務長が段取りで前のめりになると、「段取りの前に、選択です」。理事長が良かれと思って介助を進めると、「声掛けのひと言、置いていきました」。こういう短い指摘が、現場の空気を守ります。短いけれど、効く。主任って、ほんとに“短文の職人”です。

記録は「評価」じゃなく「改善」~だから言葉が優しくなる~

主任が監察役になる時、もう1つ大事なのが記録です。ここで記録を「評価」にしてしまうと、新人さんは構えます。構えたら本音が消えます。本音が消えたら学びが消えます。だから主任の記録は、改善のためのメモにします。誰が出来たかではなく、何が起きたか。責める材料ではなく、次の工夫の材料。これを徹底すると、体験が一気に上品になります。

例えばメモはこうです。「待ち時間が伸びた場面があった」「声掛けのタイミングで安心が増えた」「寒さで緊張が上がった」「“今から触れる”のひと言で表情が緩んだ」。この内容なら、誰も傷つかない。でも現場は確実に良くなる。しかも、読み返した時に“尊厳ってこういうこと”というのが具体的に残ります。抽象の理念を、具体の行動に変換できる。主任の監察は、その翻訳機なんです。

夕方以降の入浴研修で主任が光る~「見えない不安」を見える化する~

入浴研修は夕方以降に行い、入居者さんと時間を重ねない。ここを守ったうえで、主任の監察が一番光るのが入浴前後です。入浴は身体だけじゃなく、心の裸が出やすい。恥ずかしさ、寒さ、待つ不安、触れられる怖さ。全部が混ざります。新人さんが体験するのは、入浴の手順ではなく、心の揺れです。

主任はここで、手順の上手さより、ひと言の有無を見ます。「今からお湯をかけます」「温度どうですか」「ここは自分でやりたいですか」「今は休みますか」。選べる場面を増やす。休める場面を作る。待てる空気を保つ。これが出来ると、同じ入浴でも怖さが下がります。怖さが下がると、人は受け身でいられます。受け身でいられると、介助が“支える”に変わります。支えるに変わると、尊厳が守られます。主任の監察は、こういう連鎖を作る役です。

最後に主任が言う「ひと言」が施設の文化になる

この章の締めに、主任の決め台詞を置きましょう。主任は研修の最後に、長い説教はしません。短くまとめます。例えばこんな風に。

「今日の答え合わせは、出来たかどうかじゃない。どう感じたかです。明日から、相手の“感じ方”を中心に置きましょう」

これを言われると、理事長も事務長も新人さんも、静かに頷きます。ここで全員が同じ方向を向く。これが“一体感”です。施設全体の一体感の構築は、こういう瞬間に生まれます。イベントの派手さではなく、言葉の向きと空気の整い方で生まれる

さあ、次はいよいよまとめです。春の1日がどう未来に伸びていくのか、そして「付録の質問」へどう繋ぐのか。笑いながら、でもちゃんと胸に残る終わり方にしていきましょう。

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まとめ…「尊厳って何だっけ?」が明日のケアを変える そして付録の質問へ

4月の新人歓迎会を、特養で“イベントデー”にしてみたらどうなるか。ここまで読んでくださったあなたは、もう答えを知っています。たぶん、笑ってしまう場面もあったはずです。理事長が介助者の顔になって真顔で「今から触れます」と言ったり、事務長が段取りを組み直して主任に「順番が逆です」と止められたり、新人さんが「動けないって暇じゃなくて忙しいんですね…」と呟いたり。いろいろ起きます。起きるけれど、全部が大事な“現場の真実”です。

この企画の一番の目的は、新人さんに「手順」を覚えさせることではありません。もっと根っこのところ、「相手の感じ方が中心」という物差しを、体と心に置いてもらうことです。苦痛が少ないかどうかを決めるのは、提供する側の都合ではなく、受ける側の感覚。ここがズレると、手早かろうが、どれだけ丁寧にしているつもりでも、相手の中には怖さや恥ずかしさが残ります。逆に、声掛けのひと言、待つ数秒、選べる余白、触れる前の合図、そういう小さな工夫で、同じ介助がまったく違う体験に変わる。新人さんがそれを一度でも体で知れる機会を持てたなら、現場は確実に変わります。

そして、この企画がただの“新人いじり”にも“根性試し”にもならない理由は、主役が新人さんだけではないからです。入居者さんを「おもてなしの対象」として、希望を擦り合わせ、気持ちの良い1日を整える。生活の場としての品を守り、入居者さんの暮らしを研修の舞台にしない。入浴研修は夕方以降にして時間を分ける。主任が監察役として、安心と尊厳のブレーキを握る。理事長と事務長が手を動かして、理念を紙から空気に変える。これらの仕掛けが揃うと、施設全体の「一体感」が生まれます。介護が“1つの社会”だという言葉が、ここで形になります。

もしこの記事を読んで「うちではそこまで出来ない」と思ったとしても大丈夫です。全部を完璧に真似る必要はありません。大切なのは、合言葉を持つことです。「尊厳って何だっけ?」この問いを、現場の中心に置くこと。忙しさの中で、いつのまにか提供側の都合が前に出てしまいそうな時に、この問いがブレーキになります。問いがある現場は、戻れます。戻れる現場は、強いです。

そして最後に。体験は、やっただけでは終わります。だからこその付録です。新人さん向けの「100の質問アンケート」を、まとめの後に置きます。ここで一番大切なのは、備考欄にこう書くことです。「評価に一切関係しません。気楽に、正直に答えてください」。これがあるだけで、新人さんの本音が出ます。本音が出たら、体験が言葉になります。言葉になったら、チームで共有できます。共有できたら、施設の文化になります。

4月の1日は、ただの1日で終わらせないようにしよう。入居者さんの気持ちを中心に置く文化は、誰か1人だけが頑張っても続きません。でも、理事長も事務長も主任も新人さんも、同じ問いを握れたら確実に続きます。笑いながら、でも真剣に。春の特養に、新しい歓迎の形を咲かせましょう。次のページからは、付録の質問です。あなたの施設の未来を育てる“言葉の種”を、ここに並べていきます。

付録~新人研修アンケート100(評価に一切関係しません)~

このアンケートは、あなたの学びを言葉にするためのものです。評価や人事には一切関係しません。安心して、気楽に、正直な気持ちで書いてください。答え方は自由記述でも、5段階でも大丈夫です。書けない質問は飛ばしてもOK。
※「同意」=「してもいいですか?」と尋ねて、OKをもらうこと。

1.今日の研修日は、始まる前にどんな気持ちでしたか?
2.研修が終わった今、一番強く残っている感情は何ですか?
3.一日の中で「一番安心した瞬間」はいつでしたか?
4.一日の中で「一番不安だった瞬間」はいつでしたか?
5.「思っていたより大変だったこと」は何でしたか?
6.「思っていたより大丈夫だったこと」は何でしたか?
7.体の疲れと、心の疲れは、どちらが大きかったですか?理由も教えてください。
8.時間の流れは速く感じましたか、遅く感じましたか?その理由は何ですか?
9.今日は「遠慮」が増えたと感じましたか?どんな場面で増えましたか?
10.今日は「助けを求めやすさ」はありましたか?求め難かった場面はありましたか?
11.「声を掛ける前に迷った」場面はありましたか?何が迷いの理由でしたか?
12.「待つ時間」が長く感じた場面はありましたか?その時の気持ちはどうでしたか?
13.待っている間、一番気になったことは何でしたか?
14.自分の希望を伝えられた場面はありましたか?伝えやすかった理由は何ですか?
15.希望を伝え難かった場面はありましたか?どこが壁になりましたか?
16.今日は「自分で決められること」がどれくらいありましたか?増やせそうですか?
17.「自分のペース」で出来たこと、出来なかったことは何ですか?
18.「恥ずかしさ」を感じた場面はありましたか?何がそう感じさせましたか?
19.「怖さ」を感じた場面はありましたか?どんな種類の怖さでしたか?
20.「嬉しかった一言」はありましたか?その言葉は何でしたか?
21.介助者の「最初の声掛け」で安心度は変わりましたか?どう変わりましたか?
22.介助者の「声の速さ」は聞き取りやすかったですか?
23.介助者の「声の大きさ」はちょうど良かったですか?
24.介助者の「目線の高さ」は安心に繋がりましたか?
25.介助者の「表情」は安心に繋がりましたか?
26.介助者の「言葉遣い」で気になった点はありましたか?
27.介助者が「待ってくれる」場面はありましたか?その時どう感じましたか?
28.介助者が「急かしているように感じた」場面はありましたか?
29.触れる前に「今から触れます」と伝えられると、気持ちはどう変わりましたか?
30.「説明があった時」と「説明がない時」で不安は違いましたか?
31.介助の途中で「選ばせてもらえた」場面はありましたか?何を選べましたか?
32.「選べなかった」ことで困ったことはありましたか?
33.「確認の質問」があると安心できましたか?どんな質問が助かりましたか?
34.「確認が少ない」と感じた場面はありましたか?
35.介助者の手の動きは丁寧に感じましたか?理由も教えてください。
36.介助者の距離感は近過ぎ・遠過ぎはありませんでしたか?
37.言い難いことを言う時、介助者の反応は安心できましたか?
38.介助者が忙しそうに見えると、お願いし難くなりましたか?
39.「申し訳なさ」を感じた場面はありましたか?その原因は何でしたか?
40.「ありがとう」が自然に出た場面はありましたか?何が良かったですか?
41.トイレに行きたい気持ちを、言い出しやすかったですか?
42.言い出し難かった場合、何があれば言いやすくなりますか?
43.待ち時間が不安を増やしましたか?減らしましたか?
44.「今どのくらい待つか」が分かると安心しますか?
45.トイレの導線や声掛けは安心に繋がりましたか?
46.排泄に関わる場面で、一番守って欲しいことは何だと思いましたか?
47.プライバシーへの配慮は十分に感じましたか?
48.トイレの場面で「尊厳」を感じた・失いそうになった瞬間はありましたか?
49.トイレの体験で、明日から自分が変えたい行動は何ですか?
50.食事の介助を受けると、ペースは合っていましたか?
51.一口の量は安心できましたか?
52.飲み込みのタイミングを合わせてもらえましたか?
53.「次いきますね」などの合図は助けになりましたか?
54.食事中に不安を減らした工夫は何でしたか?
55.食事中に不安が増えた要因は何でしたか?
56.食事の場面で、一番大切だと思ったことは何ですか?
57.食事の場面で、言い難かった希望はありましたか?
58.「味」より先に大事だと感じた要素は何でしたか?
59.食事介助をする側として、明日から気をつけたいことは何ですか?
60.入浴前の準備の段階で、不安はありましたか?
61.寒さや待ち時間は気になりましたか?
62.脱衣や着衣の場面で、安心できた声掛けはありましたか?
63.入浴中に一番怖かったことは何でしたか?
64.入浴中に一番安心したことは何でしたか?
65.温度や水の掛け方は安心できましたか?
66.触れられる時の合図はありましたか?それで安心は変わりましたか?
67.入浴の場面で、守られていると感じた配慮は何でしたか?
68.入浴の場面で、改善できそうな点は何でしたか?
69.入浴介助をする側として、明日から変えたい行動は何ですか?
70.「動けない」という設定で、一番つらかったのは何ですか?
71.「動けない」ことで、一番新しく気づいたことは何ですか?
72.「待つこと」に必要なのは何だと思いましたか?
73.「説明されること」と「同意を得ること」の違いを感じましたか?
74.「選択肢があるだけで安心する」場面はありましたか?
75.自分の気持ちを、途中で押し込めた場面はありましたか?
76.押し込めた理由は、恥ずかしさ、遠慮、怖さ、他に何がありましたか?
77.「この施設は安心だ」と感じた瞬間はありましたか?
78.逆に「ここは怖いかも」と感じた瞬間はありましたか?
79.今日の体験で、入居者さんへの見え方は変わりましたか?どこが変わりましたか?
80.今日の体験で、先輩職員への見え方は変わりましたか?どこが変わりましたか?
81.理事長が介助に入ったことは、安心や学びに影響しましたか?
82.事務長が介助に入ったことは、安心や学びに影響しましたか?
83.主任の監察は、安心や学びに影響しましたか?
84.「尊厳」という言葉の意味は、今日でどう変わりましたか?
85.「苦痛が少ない」とは、具体的にどういう状態だと思いましたか?
86.自分が提供する介助に、知らずに「最低限」になっていた部分はありそうですか?
87.「効率」より先に守るべきだと感じたものは何ですか?
88.明日からまず1つだけ変えるなら、何を変えますか?
89.この体験を、次の新人にもすすめたいですか?理由も教えてください。
90.体験をより良くするために、追加したい工夫はありますか?
91.この研修日は、施設の一体感作りに役立つと思いましたか?
92.入居者さんにとって、この取り組みは良い影響があると思いますか?
93.今日のあなた自身を、ひと言で表すと何ですか?
94.今日の体験で出会った「自分の弱さ」は何でしたか?
95.今日の体験で見つけた「自分の強さ」は何でしたか?
96.最後に、明日の自分へメッセージをひと言書いてください。
97.今日の体験で「やって良かった」と思えた瞬間はいつでしたか?
98.今日の体験で「ここは線引きが必要だ」と感じた点はありましたか?
99.もし自分が家族としてこの場面を見ていたら、安心できる点と不安になる点は何だと思いますか?
100.今日の学びをチームに1つだけ共有するとしたら、何を伝えますか?

今日も閲覧ありがとうございましたm(__)m


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