5歳児でも分かる介護の話~祖母とママと保育園児が笑って学ぶ毎日ケアの大冒険~

[ 家族の四季と作法 ]

はじめに…今日から家族は“優しさ研究所”になります

ある日、保育園児が、祖母の横でポツリと言いました。「ねぇママ。おばあちゃんって、なんで急にトイレ行きたくなるの?」……その瞬間、ママの頭の中で“人生のテスト問題”みたいな警報が鳴ります。答えたい。でも、難しい言葉は使いたくない。祖母の気持ちも大事にしたい。しかも、子どもって、こっちが一瞬でも言葉を迷うと、ニコニコしながら追い質問を投げてくるんですよね。まるで小さな名探偵。

この連載(という気持ちで書く記事)は、「5歳児に説明できるくらい、優しい言葉で」「でも大人が読んでも“なるほど”が残るように」介護のモヤモヤをほどいていきます。トイレの話、食べる話、転びそうになる話、怒っちゃう話、同じことを何回も言う話。全部、誰かを笑いものにするためじゃなくて、みんなが少しラクになるための“生活の知恵”として、祖母・ママ・保育園児の会話で料理していきます。時々、ねこ先生(心の中のツッコミ役)が登場するかもしれません。

読み終わる頃には、あなたの中に「手伝う前に、まず聞く」「急ぐときほど、ゆっくり」「正解は1つじゃない」みたいな合言葉が、フワッと残るはずです。そして最後には、付録として「一問一答100」を用意します。困った時にパッと開ける、家族の“お守りページ”みたいな存在になれたら嬉しいです。

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第1章…保育園児のひと言が全部を暴く「なんで?」介護ツッコミ劇場

朝のリビングは、割りと小さな劇場です。祖母はテレビの音を少し大きめにして、お茶を啜っている。ママは洗濯物をたたみながら、今日の予定を頭の中で組み立てている。そこへ保育園児が、手にしたぬいぐるみをゆらゆらさせながら入ってきて、いきなり核心を突くのです。

「ねぇママ。おばあちゃんってさ、さっきご飯食べたのに、すぐ“まだ食べてない”って言うの。嘘?」

……嘘、じゃない。だけど、説明が難しい。ママは一瞬、口が半開きになります。祖母の顔を見ると、祖母は悪気ゼロの顔で「食べてないよ?」と言っている。ここでママが慌てて「食べたでしょ!」と強めに言うと、祖母の心に“グサッ”が刺さることがある。さらに保育園児が「ほらぁ!」と勝ち誇る。家の空気が、ジワッとイヤな方向へ動く。はい、これ、家庭あるあるです。

そこで登場するのが、ママの“優しさ研究所モード”。まずは、子どもの疑問を受け止めます。「良いところに気づいたね。嘘っていうよりね、記憶が“かくれんぼ”してる感じなんだよ」と言ってみる。すると保育園児は目を真ん丸にして、「記憶が、かくれんぼ?」と食いつきます。ここ、チャンスです。

記憶って、引き出しみたいなもので、すぐ開く日もあれば、今日は固い日もある。祖母の引き出しが今日は開きづらいだけで、祖母がわざと困らせているわけじゃない。そう説明すると、子どもは案外すんなり納得します。「じゃあ、引き出し、開けるの手伝えば良い?」と来る。良い質問。ママは心の中で小さく拍手します。

でも実は、引き出しは“こじ開けない”方が上手くいくこともあります。ここで大切なのは、祖母の気持ちを守りながら、場を丸く収めること。ママは祖母に向かって「お茶のお代わりいる? それとね、さっき何のおかずが一番美味しかった?」と聞きます。すると祖母は「煮物かなぁ」と答える。食べた証拠を探すのではなく、“食事の楽しかった感じ”を引っ張ってくる作戦です。これは、家族の会話として自然で、しかも祖母を責めない。

保育園児は横で「煮物って、あの、だいこんのやつ?」と会話に入る。祖母は笑って「そうそう、軟らかいやつ」と言う。ほら、空気が戻ってきました。ここでママが、「じゃあね、もう一回食べたくなっちゃったのかもね」と冗談っぽく言うと、祖母も子どもも笑えることがあります。笑いは、一番優しい安全装置です。

とはいえ、毎回これが通じるわけじゃありません。別の朝には、保育園児がこんな爆弾を落とします。「おばあちゃん、さっきまでトイレ行かないって言ったのに、急に走って行ったよ。なんで急なの?」

これも“劇場あるある”。祖母は「さっきは大丈夫だったの!」と言い、ママは「じゃあ早めに行こうよ」と言い、保育園児は「さっき行けば良かったのに」と正論パンチを放つ。……はい、これ、誰も悪くないのに空気がギスりやすい場面です。

ここで5歳児に伝えたいのは、「トイレは気持ちだけで決まらない」ってこと。ママは言います。「おしっこってね、体の中のコップに溜まるんだよ。いっぱいになっても、気づくのが遅れることがあるの。いっぱいになったら、ベルが鳴るでしょ? そのベルが“今!!”って急に鳴ることがあるんだよ」。子どもはベルが好きです。だいたい伝わります。

そして大人向けには、もう1つ補足。年齢や体の状態によって、感じ方や間に合う速さが変わることがある。さらに「恥ずかしい」「失敗したくない」「手伝われたくない」などの気持ちが混ざると、本人が“行きたい”を言うタイミングが遅れることもある。だから正解は「早く行きな!」ではなく、「行くタイミングを一緒に作る」になります。

ママは祖母に、命令じゃなくて提案の形で声をかけます。「おばあちゃん、お茶飲んだし、今のうちに一回行っておく? 行って戻ってきたら、テレビの続き一緒に見よう」。これだと祖母も“自分で決めた感じ”が残りやすい。保育園児には「トイレはね、間に合うために行くんじゃなくて、安心するために行くんだよ」と教えます。子どもの頭の中で、トイレが“怒られる場所”から“安心スポット”に変わります。

この章で一番伝えたいのは、保育園児の「なんで?」は、家族を困らせる爆弾じゃなくて、家族を助ける“ライト”だということです。ライトが当たると、見えなかった困りごとが見えてきます。見えてきたら、責めるんじゃなくて、ちょっと工夫する。ちょっと順番を変える。ちょっと言い方を変える。ちょっと笑う。

今日の合言葉はこれにしましょう。「正しさより、安心」。保育園児がまた鋭い質問を投げてきたら、ママは心の中でねこ先生に言わせてください。「それ、良い質問ニャ。今日も研究がはかどるニャ」。鼻歌と共にそう思えた日は、たぶん家族みんなが少しラクです。


第2章…祖母の“あるある迷宮”とママの即席名探偵タイム

午後の家って、何故か“迷宮”になりやすいんです。朝はまあまあ平和だったのに、夕方が近づくと、祖母が急に落ち着かなくなったり、探し物が増えたり、同じ質問が増えたりする。保育園児は空気の変化に敏感なので、すぐに気づいてしまいます。

「ねぇママ、おばあちゃんさっきから同じこと3回聞いてるよ? わざと?」

ママは心の中で探偵帽をかぶります。はい、今日も始まりました。“即席名探偵タイム”。わざとじゃない。でも、説明の仕方を間違えると、祖母の心がシュンとなる。だからママは、子どもにこう言います。「わざとじゃなくてね、頭の中の“案内係”が、今休憩してるみたいなんだ。だから同じ道をぐるぐるしちゃう日があるの」。保育園児は「じゃあ、案内係さん、眠いの?」と聞く。うん、そういうことにしておこう。5歳児に伝わる言葉って、強い味方です。

祖母の迷宮で良くあるのが、「ここどこだっけ?」や「帰りたい」。家にいるのに帰りたい。これ、大人は一瞬フリーズします。保育園児もびっくりして「えっ、ここ、お家じゃん」と言いたくなる。でも、ここで正論をぶつけると、祖母は余計に不安になります。迷宮に迷い込んでいる人に、「地図見て!」と怒っても、地図が読めない状態なら苦しいだけなんですよね。

そんな時、ママは“事実”より“気持ち”を拾います。「帰りたいんだね。ちょっと心が寂しくなったのかな」。すると祖母は、理由がはっきり言えなくても、フッと表情が和らぐことがあります。保育園児には、小声でこう教えます。「帰りたいって言うのはね、“安心する場所に行きたい”って意味のことがあるんだよ」。すると保育園児は、祖母の手を握って「じゃあ、ここにいよ!一緒にお茶飲む?」と誘う。これ、実はすごく良い。子どもの一言が、迷宮の壁に小さな穴を開けることがあるんです。

さて、名探偵タイムの本番はここからです。ママは“原因当てクイズ”をします。祖母が落ち着かない時、だいたい体か環境のどこかにサインがある。例えば、お腹が空いている、トイレが近い、疲れている、寒い・暑い、音がうるさい、光が眩しい、服がチクチクする。保育園児に言うなら、「迷宮のスイッチが押されちゃった結果」みたいなものです。

だからママは、祖母に質問を1つだけ投げます。たくさん聞くと余計に混乱することがあるので、少なく、優しく。「おばあちゃん、お茶飲む? それともトイレ行ってからにする?」みたいに、選べる形にする。祖母は“決めた感”が残ると落ち着きやすいんです。保育園児には「ママは今ね、おばあちゃんの“困ってるのはどれ?”を当ててるの。名探偵ごっこだよ」と伝えると、家の空気がちょっと楽しくなります。

迷宮の中で、もう1つ多いのが「物がない!」事件です。祖母が「あれが盗られた」「どこかに消えた」と言うと、保育園児は目を丸くして「泥棒!?」と騒ぎたくなる。でもここも、正面から「盗られてない!」と否定すると、祖母の不安が強くなりやすい。なのでママは、探偵らしく言います。「盗られたかどうかは、いったん置いといて、一緒に探そう。宝探しだね」。保育園児は宝探しに弱いので、すぐ戦力になります。

この時、大事なのは、祖母を“疑われた人”にしないことです。例えば「またどこかにしまったでしょ」と言うと、祖母は恥ずかしくなったり、怒ったりします。そうじゃなくて、「大事な物ほど、うっかりかくれんぼするよね」と言う。祖母の面子を守りながら、事態だけを解決する。これが家族の優しさの技術です。

見つかった時は、さらに大事な仕上げがあります。保育園児が「ほらここにあったじゃん!」と言うと、祖母の心がシュンと沈むことがある。なのでママが先に言います。「見つかって良かった! かくれんぼ上手だったねぇ」。祖母が笑えたら勝ちです。保育園児にも「勝ち負けじゃなくて、安心できたら大成功だよ」と伝えると、子どもはちゃんと覚えます。5歳児、侮れません。

それでも、どうしても迷宮が深くなる日があります。夕方に不安が強くなったり、ソワソワが増えたり、言葉がきつくなったり。そんな日は、ママは“名探偵の最終兵器”を出します。難しい説得をしない代わりに、出来るだけ安心の材料を増やす。部屋を明るくする、時計やカレンダーを見やすくする、いつもの音楽を流す、温かい飲み物にする、話題を替えて手を動かすことを提案する。保育園児に言うなら、「迷宮の道に、明かりをつける」作戦です。

そして何より、家族が忘れないでいたいのはこれです。迷宮に迷い込む祖母が悪いわけじゃない。ママが完璧じゃないのも当たり前。保育園児が正論を言いたくなるのも自然。だからこそ、家族の合言葉は“優しく戻す”で良いんです。正しい地図を見せるより、手をつないで出口に向かう感じ。

最後に、保育園児が小さな声で言いました。「おばあちゃん、大丈夫? 今、ここ、温かい?」祖母は少し笑って「うん、温かいよ」と答える。ママは心の中で、ねこ先生に言わせます。「今日の名探偵チーム、たいへん優秀ニャ」。

今日の合言葉は、「事実より、安心」。迷宮の日でも、家族が同じ方向を向けたら、それだけで十分、良い1日です。


第3章…ケアのコツは魔法じゃない~「声かけ・見守り・手伝い過ぎ問題」大作戦~

保育園児が、ある日こう言いました。「ママってさ、おばあちゃんに“言い方”変える時あるよね。なんで?」……鋭い。観察力が、既にベテラン職員レベルです。

ママは一瞬、心の中でねこ先生に相談します。「ねぇ先生、言い方ってそんなに大事ニャ?」すると先生は、しっぽで机を叩く勢いで言います。「大事ニャ。言い方1つで、毎日がコントにも、名作にもなるニャ」。よし、今日はその“言い方の魔法”を、魔法じゃない形で解き明かす回です。

声かけは「順番」を間違えるとすぐにドミノが倒れる

例えば祖母が立ち上がろうとして、フラッとした瞬間。ママが慌てて「危ない!」と言うと、祖母はビクッとして固まります。固まると、余計にバランスが崩れやすい。保育園児も「危ないって言ったら止まるのに!」と正論を言いたくなる。ところが現実の体は、信号みたいにピタッとは止まれないんですよね。

ここでママは、声掛けの順番を変えます。まずは“相手の動きに合わせる言葉”を出します。「一緒に、ゆっくり立とうか」。その後に“安全の提案”を足します。「手を貸すね」「イスを少し近くにするね」。最後に“励まし”で締める。「いい感じ、ゆっくりで大正解」。この順番だと、祖母は責められた気持ちになり難く、体も落ち着きやすいんです。

保育園児にはこう説明できます。「おばあちゃんの体はね、ブレーキが“ゆっくりタイプ”の日があるの。だからママは“ゆっくり号”に合わせてしゃべってるんだよ」。すると保育園児は納得して、急に小声で言い出します。「おばあちゃん、ゆっくり号、出発しまーす」。……それ、めちゃくちゃ良い声掛けです。

見守りは「見張り」じゃない~コツは“そっと支える距離”~

次に出てくるのが、家族の永遠のテーマ。「見守りってどこまで?」問題です。祖母が自分でやろうとしている時、ママは手を出すべきか、見ているべきか迷う。保育園児は横で「ママ、なんで助けないの?」と聞く。祖母は祖母で「自分で出来る!」と言う。三者三様で、家の空気がギュッとなります。

ここで大事なのは、見守りを“放置”にしないこと、そして“監視”にもしないことです。見守りって、実は「失敗しないように、先に整えておく」ことが多い。床の小さな段差を無くす、足元を明るくする、物を取りやすい位置に置く、イスの向きを変える。祖母が動く前に、ママがそっと舞台を整えておく。これなら祖母の自立を守りながら、安全も上がります。

保育園児に言うなら、「ママはね、おばあちゃんの“出来る”を増やすために、こっそりお手伝いしてるの。ヒーローみたいにドーンじゃなくて、忍者みたいにスッ」。すると子どもは何故か胸を張ります。「じゃあ、私も忍者!」と言って、床のオモチャを片付け始めたりする。これ、家庭の平和に直結します。

手伝い過ぎ問題は「優しさが速過ぎる」だけのことが多い

そしてラスボス、手伝い過ぎ問題。祖母がボタンを留めようとしている時、ママが反射で手を出す。祖母は「もう!」となる。ママは「時間がないのに!」となる。保育園児は「喧嘩やめて~」となる。はい、家庭内サンドイッチ地獄、完成です。

ここで覚えておくと助かるのが、手伝う前の“ひと言の許可”です。ママはこう言ってみます。「手、貸そうか?それとも見てる?」。祖母が「見てて」と言えば、ママは見守り忍者に戻る。「手伝って」と言えば、祖母は“頼めた自分”を保てる。ポイントは、手伝うかどうかをママが勝手に決めないこと。祖母が“決める側”にいるだけで、空気が和らぎます。

保育園児にはさらに分かりやすく言えます。「ママはね、手が勝手に動いちゃう時があるの。優しさが速過ぎるの」。子どもは笑います。「優しさ速過ぎ~!」って。笑えると、家の中の緊張はちゃんとほどけます。

それでも時間がない日もあります。そういう日は、“やる順番”を工夫すると喧嘩が減ります。例えば服のボタン全部を完璧に留めるより、まず暖かくしてから、後で整える。外出前なら、靴を履いてから上着を整えるなど、体が安定する順にする。祖母の体にとっても、その方がラクなことが多いんです。家族の正解は、いつも「完璧」ではなく「今日の安全と気分」です。

最後に、保育園児が祖母に言いました。「おばあちゃん、ママに“手伝って”って言って良いんだよ。言ったらママ、忍者になるから」。祖母は笑って「じゃあ今日は忍者にお願いしようかね」と言う。ママは、心の中でガッツポーズします。家族の会話が、“出来ない”を責める方向じゃなく、“どうしたら出来る?”に向いた瞬間です。

今日の合言葉はこれにしましょう。「手を出す前に、口で許可」「急ぐ日は、順番を変える」。この2つがあるだけで、毎日の小さな衝突が、かなり減っていきます。


第4章…家族会議がコントになる日~笑って整える暮らしと心の守り方~

日曜日の夕方、ママは小さく深呼吸します。冷蔵庫には買い物メモ、テーブルにはお茶、祖母は「まあまあ、そんな大袈裟にしなくても」と笑い、保育園児は何故か折り紙を持って正座している。はい、今夜は“家族会議”の日です。言い方を変えると、「明日の平和を守るための作戦会議」です。

ただ、家族会議って、放っておくとすぐコントになります。祖母は「私はまだまだ出来る」と言い、ママは「でもこの前ヒヤッとしたよね」と言い、保育園児は「じゃあ、皆で手を繋げば良いじゃん」と結論を出す。ねこ先生(心の中のツッコミ役)は、ここでひと言。「結論が早いのは才能ニャ。でも現実はもう少し段取りがいるニャ」。

そこでママは、会議の“台本”を密かに用意していました。台本といっても難しいものではありません。「今日決めるのは、1つだけ」というルールです。これ、めちゃくちゃ効きます。あれもこれも話すと疲れるし、祖母も気持ちが追いつかない。だから「今週は、トイレのタイミングだけ整えよう」とか「今週は、転び難い部屋作りだけやろう」とか、焦点を1つに絞る。すると家族の空気が、フッと軽くなります。

保育園児が「じゃあ、今日の“決めるやつ”は何?」と聞きます。ここでママは、子どもを“会議メンバー”としてちゃんと入れます。「今日はね、おばあちゃんが安心してトイレに行ける作戦を考えるよ」。すると保育園児は目をキラキラさせて、「私、はんこ係する!」と言い出す。何故か折り紙に丸を描いて、議事録っぽいものを作り始めました。家庭の会議に、急に謎の役職が生まれます。

家族会議のコツは「誰が悪いか」を探さないこと

会議がギスギスしやすいのは、「誰のせい?」を探してしまう時です。トイレが間に合わなかった、転びそうになった、同じ話が増えた。こういう出来事があると、つい「もっと早く言ってくれたら」「ちゃんと見ててよ」「自分で気をつけて」になりがち。でも、それを言った瞬間に、祖母の心はシュンと縮みます。ママも自己嫌悪になり、保育園児は空気を察して黙ってしまう。これ、誰も得しません。

だからママは、言い方を“事件”から“状況”に変えます。「間に合わないことがあったね」ではなく、「間に合い難い時間があるね」。責める矢印を、人じゃなくて“仕組み”に向けるんです。祖母も「年をとるとねぇ」と言いやすくなるし、ママも「じゃあ仕組みを変えよう」と動きやすくなる。保育園児は「仕組みって何?」と聞きます。ここでママは笑いながら言います。「仕組みはね、皆がラクになる“工夫セット”のこと」。

祖母は少し考えて、「夕方が近いと落ち着かない」とポツリと言います。保育園児が「夕方って、怖いの?」と聞く。祖母は「何となくね」と笑う。ママはここで、正解を押しつけません。「そっか、何となく落ち着かないんだね。じゃあ夕方は“安心セット”を増やそう」と提案します。祖母の気持ちを、まず“そうなんだね”で受け止める。それだけで会議は前に進みます。

「やること」より先に「安心」を決めると上手くいく

会議の途中で、保育園児がいきなり立ち上がり、折り紙の丸を掲げて言います。「安心マーク、出来ました! これ、どこに貼るの?」……天才です。実は、家庭の介護で一番大切なのは、やることの数を増やすことじゃなくて、“安心が増えるポイント”を決めること。安心が増えると、行動も落ち着くからです。

ママは「じゃあ、おばあちゃんが安心出来る場所に貼ろう」と言って、祖母のよく座る椅子の近くに“安心マーク”を貼ります。祖母が笑って「私は子ども扱いかい」と言いそうな空気が一瞬流れますが、ママはすぐ返します。「違う違う、これは“家族の合図”だよ。ママが焦ってる時も、このマーク見たら“ゆっくり号”になるって決めるの」。祖母が吹き出し、保育園児は「ママ、ゆっくり号~!」と楽しそうに言う。笑いが入ると、祖母のプライドも傷つき難い。家庭の知恵って、こういうところに宿ります。

それからママは、今日決める“1つ”をはっきりさせます。「夕方のトイレは、声掛けを“提案の形”にする。行けそうなら一緒に行く。無理そうなら温かいお茶で落ち着いてから、もう一度提案する」。祖母も「それなら良いよ」と言いやすい。保育園児は「じゃあ、私は“ゆっくり係”ね!」と勝手に役職を増やします。家庭の役職はだいたい勝手に増えるものです。

つらい気持ちは会議で「軽くして良い」

会議の最後に、ママは小さく本音を出します。「正直ね、私、上手く出来ない日があるとへこむんだ」。祖母は少し驚いた顔をして、「あんたも大変だね」と言います。保育園児は「ママ、大丈夫。間違えても、またやれば良いよ」と、サラッと言う。大人が一番欲しい言葉を、子どもが一番あっさり言うことってありますよね。

介護の話って、どうしても“正しくやる”に寄りがちです。でも家族は、施設でも会社でもなく、生活の場です。正しさだけを積み上げると、息が苦しくなる。だから会議のゴールは「完璧」じゃなくて、「明日が少しラクになる」くらいで十分。もし不安が強かったり、体の変化が気になる時は、専門の人に相談するのも大事な作戦です。ママが全部抱え込まなくて良い。抱え込み過ぎると、家庭の空気まで固まってしまいます。

会議が終わると、保育園児が折り紙の議事録を祖母に渡して言いました。「これ、今日の約束。おばあちゃん、安心してね」。祖母はそれを受け取って、「ありがとうね」と笑う。ママは、胸の中でねこ先生に言わせます。「会議、成功ニャ。今日の勝ちは“安心が増えたこと”ニャ」。

今日の合言葉はこれにしましょう。「決めるのは1つ、増やすのは安心」。明日のあなたの家が、ちょっとだけ笑いやすくなりますように。

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まとめ…明日から使える合言葉と付録100問一答の入口へ

ここまで、祖母とママと保育園児の3人(+心の中のねこ先生)で、家の中に出来がちな“介護の小さな嵐”を、出来るだけ笑いながらほどいてきました。トイレのタイミングが急に変わる日もあるし、同じ質問が増える日もあるし、手伝い方1つで空気がピリッとする日もある。だけど、どの場面にも共通していたのは、「誰かが悪い」じゃなくて、「皆が困ってる」という事実でした。

保育園児の「何で?」は、時々爆弾みたいに聞こえます。でも本当は、家族にライトを当ててくれる質問でした。祖母の気持ちを傷つけずに説明するには、正しさをぶつけるより、たとえ話で“安心”を先に届ける方が上手くいく。ママが手を出す前に「手伝おうか?見てる?」と許可を取るだけで、祖母の“自分で決めた感じ”が守られやすい。夕方のソワソワには、説得より「明かりを増やす」「温かい飲み物」「いつもの音」みたいな安心材料が効くことがある。家族会議は、正解を決める場じゃなくて、明日が少しラクになる“仕組み”を1つだけ決める場にすると続きやすい。全部、魔法じゃなくて、順番と距離と声の温度の話でした。

そして、一番大切なのは、家族が“同じ側”に立つことです。祖母と戦わない。ママも自分を責め過ぎない。保育園児の正論を悪者にしない。家族の合言葉は、難しい言葉じゃなくていいんです。「正しさより安心」「手を出す前に口で許可」「急ぐ日は順番を変える」「決めるのは1つ、増やすのは安心」。これだけでも、毎日のギスッが、フワッと減る日が増えます。

さて、ここからが“困った時の助け船”です。記事の最後には付録として「一問一答100」を付けます。祖母の気持ちが揺れた時、ママの心が疲れた時、保育園児の質問が鋭すぎた時、パッと開いて使えるように。読むだけでもいいし、家族会議の時に1問だけ選んで「今日はこれでいこう」と決めても良い。毎日全部やる必要はありません。1つでいい。1つ増えるだけで、家はちゃんと変わります。

次から、祖母・ママ・保育園児の会話で進む「付録 一問一答100」が始まります。あなたの家の“優しさ研究所”が、今日より少し温かく回りますように。ねこ先生も、しっぽを立てて応援してくれます。

おまけの付録~一問一答100困った時にパッと開く「家族のやさしさ辞典」~

ここからは、祖母・ママ・保育園児の毎日に出てきがちな「えっ、どうする?」を、一問一答でまとめました。全部を覚える必要はありません。困った場面で、1つ拾って使えたら大成功です。ねこ先生も、ページの隅で頷いています。

体と生活の「何で?」編

1.Q:おばあちゃんが急にトイレに行きたくなるのは何で?
A:体の中の“コップ”が一杯になってから気づくことがあるからだよ。ベルが「今!」って急に鳴る日もあるんだ。

2.Q:トイレに誘うと「行かない」って言うのに、後で慌てるのは何で?
A:「失敗したくない」「まだ大丈夫」って気持ちが先に立つことがあるよ。命令より「今のうちに行っとく?」が効きやすい。

3.Q:トイレの声掛け、どんな言い方が角が立ち難い?
A:「行きな」より「行っておくと安心だよね」。安心を先に渡すとスムーズ。

4.Q:夜にトイレが増えるのは何で?
A:寝る前に体が休む準備をすると、出したくなることがあるよ。冷えや水分量も関係する。

5.Q:トイレの失敗が続いたら、まず何を変える?
A:責めるより、時間帯の“予告”を増やすのが先。「今のうちに行っとこ」って合図を決めよう。

6.Q:おばあちゃんが立つとふらつくのは何で?
A:体の“ロケット”の燃料が足りない日があるから。急発進より、ゆっくり点火が大事。

7.Q:立ち上がりの時、何て声を掛けると良い?
A:「危ない!」より「ゆっくり一緒に立とう」。体が固まらずに済むよ。

8.Q:転びそうで怖い。手を出すべき?
A:まずは“舞台作り”。床の物を減らして、イスを近づけて、手を出す前に環境を整えると安全。

9.Q:足元が危ない気がする時、家で出来る工夫は?
A:暗さ・段差・滑りやすさを減らすのが王道。ねこ先生的には「床にオモチャを置くと、罠ニャ」。

10.Q:靴やスリッパで転びやすくなる?
A:なるよ。緩い・滑る・爪先が上がらないと危険が増える。足は毎日使う大事な相棒。

11.Q:おばあちゃんが「眩暈する」って言う時は?
A:無理させず座って休むのが先。続くなら早めに専門の人へ相談しよう。

12.Q:食べるのが遅くなったのは何故?
A:喉や口の動きがゆっくりになることがあるよ。急かすより、安心して食べられる空気が大事。

13.Q:咽込むのは何故?
A:喉には“フタ”があって、タイミングがずれると咽込みやすい。焦りや乾きでも起きるよ。

14.Q:咽込んだら、すぐ背中を叩いて良い?
A:強く叩くより、落ち着いて呼吸を整えるのが先のことが多いよ。慌てると余計に苦しくなる。

15.Q:飲み物で咽込みやすい時は?
A:一口を小さくして、ゆっくり。氷で冷た過ぎると咽込む人もいるよ。

16.Q:食事の時にイライラが増えるのは何故?
A:疲れやすい時間帯だったり、上手く飲み込めない不安があることも。責めるより状況の調整を。

17.Q:ご飯を「食べてない」って言うのは嘘?
A:嘘じゃなくて、記憶の引き出しが開きづらいだけの日がある。責めると不安が増えるよ。

18.Q:同じ話を何回もするのは何で?
A:安心のボタンを何回も押してる感じ。否定より「うんうん」って受け止めると落ち着きやすい。

19.Q:痛いところが増えた気がする…どう声掛けする?
A:「また?」じゃなくて「どんな痛み?」。痛みは体の警報ベルだから、まず話を聞こう。

20.Q:夜に眠れない日があるのは何故?
A:体内時計がズレたり、昼寝が長かったり、不安があったり。昼と夜のメリハリが鍵。

21.Q:昼寝し過ぎると夜に影響する?
A:することがあるよ。昼寝は短めに、夕方近くは控えると夜がラク。

22.Q:お風呂を嫌がるのは何故?
A:寒さ、怖さ、恥ずかしさ、疲れ。お風呂はイベントだから、安心の段取りがいる。

23.Q:入浴の声かけで揉めないコツは?
A:「入って」より「温まると気持ち良いよね。今と後、どっちが良い?」選べる形が強い。

24.Q:着替えでイライラが増えるのは何故?
A:腕が迷子になったり、ボタンが難しくなったり。出来ないより“やり難い”ことが増える。

25.Q:着替えはどこまで手伝う?
A:「手伝おうか?見てる?」の許可が最強。本人が決めると喧嘩が減る。

心の「もやもや」編

26.Q:急に怒るのは性格が変わったの?
A:怒りは“怖い”の裏返しのことが多い。まず安心を増やそう。

27.Q:キツイ言葉を言われて傷ついた…どうしたら?
A:そのまま受け止めすぎないで。「今つらいんだね」と状況に分けて考えると心が守れる。

28.Q:「帰りたい」って家で言うのは何故?
A:「安心出来る場所に行きたい」サインのことがある。場所より気持ちを拾おう。

29.Q:「帰りたい」って言われたら何て返す?
A:「帰りたいんだね。お茶飲んで落ち着こうか」。否定より寄り添いが効きやすい。

30.Q:夕方になると落ち着かないのは何故?
A:光や疲れで不安が増えやすい時間帯の人がいる。明るさと安心セットが役立つ。

31.Q:不安を減らす“安心セット”って何?
A:明るさ、時計、いつもの音、温かい飲み物、手を動かすこと。家の中の安心材料だよ。

32.Q:同じ質問を何回もされたら、どう返す?
A:毎回勝負しない。「一緒に確認しよう」でOK。気持ちに余裕がある時は冗談も効く。

33.Q:本人のプライドを守る言い方って?
A:「出来ない」じゃなくて「やり難いね」。人を下げずに状況だけ直す。

34.Q:本人が「自分で出来る!」と言う時は?
A:その気持ちは宝物。危険がなければ見守り忍者、危険があるなら舞台を整えてから。

35.Q:家族が疲れたら、まず何をして良い?
A:休んでいい。抱え込みは長続きしない。助けを借りるのは負けじゃない。

36.Q:罪悪感が消えない…どう考えたら?
A:「頑張ってる証拠」として扱おう。罪悪感は努力の影。ゼロを目指さなくて良い。

37.Q:泣きたくなる日がある。弱い?
A:弱くない。心の水やり。泣けるのは、まだ力が残ってる証拠でもあるよ。

38.Q:家族が喧嘩しやすい話題は?
A:正しさの押し合いになりやすい所。会話のゴールを「明日ラク」にすると落ち着く。

39.Q:家族会議のコツは?
A:「今日決めるのは1つだけ」。これだけで会議が続く。

40.Q:会議が重くなるのを防ぐには?
A:笑いの役を用意する。保育園児の“役職”は最強。ねこ先生も賛成ニャ。

保育園児の「何で?」に答える編

41.Q:子どもが「おばあちゃん、嘘?」と言ったら?
A:否定より説明。「記憶がかくれんぼしてる日があるんだよ」。子どもは理解できる。

42.Q:子どもが「何で出来ないの?」と言ったら?
A:「出来ないんじゃなくて、ゆっくりなんだよ」。スピードの違いとして伝えると優しくなる。

43.Q:子どもに介護の話をして良い?
A:して良いよ。怖がらせず、笑いと安心で包むと、子どもは頼れる味方になる。

44.Q:子どもに頼れる役はある?
A:あるよ。「ゆっくり係」「お茶係」「床の罠チェック係」。役があると参加しやすい。

45.Q:子どもが余計なことを言ってしまう…?
A:責めずに合図を決めよう。「合言葉は“優しく戻す”】【声は小さく】みたいに遊びにする。

46.Q:子どもが怖がったら?
A:「怖いよね」で受け止めて、安心の説明に変える。「体の調子が変わる日がある」程度で十分。

47.Q:子どもが「泥棒?」と騒いだら?
A:「宝探ししよう」に変換。大人の空気も守れるし、祖母の心も守れる。

48.Q:子どもが「何で怒るの?」と聞いたら?
A:「怖いのサインかもしれない」。怒りを悪者にしない説明が大事。

49.Q:子どもが「おばあちゃん、可哀相…」と言ったら?
A:「可哀相じゃなくて、助け合いだよ」。同情より、尊重を教えよう。

50.Q:子どもが祖母に優し過ぎて疲れそう…?
A:子どもは子ども。役割を背負わせ過ぎない。「ありがとう」で十分だよ。

声掛け・関わり方の技術編

51.Q:声掛けで一番大事なことは?
A:順番。まず安心、次に提案、最後に励まし。逆にすると反発が増えやすい。

52.Q:「危ない!」は言っちゃダメ?
A:緊急なら言って良い。でも普段は「ゆっくり」で代用すると体が固まり難い。

53.Q:命令口調になりがち…。どう直す?
A:「〜して」から「〜しようか?」へ。最後を“か?”にするだけで空気が変わる。

54.Q:本人が怒っている時、説明しても良い?
A:怒りの最中は説明が届き難い。まず落ち着く材料を増やしてから。

55.Q:否定しない会話のコツは?
A:「違う!」の代わりに「そう思ったんだね」。気持ちを拾ってから、現実へ戻す。

56.Q:本人が恥ずかしがる話題(トイレなど)どうする?
A:短く、軽く、秘密っぽく。「こっそり作戦ね」。尊厳を守る言い方が強い。

57.Q:手伝い過ぎを防ぐ合言葉は?
A:「手を出す前に、口で許可」。これだけ覚えればだいぶ平和。

58.Q:つい急かしてしまう…。
A:「急ぐ日は順番を変える」。完璧より安全と安心を優先して良い。

59.Q:本人の“出来る”を増やすコツは?
A:環境を整えてから任せる。本人の前でやり直さない。成功体験を守る。

60.Q:褒め方はどうしたら?
A:「出来た」より「良いペース」。結果より過程を褒めると自信が残る。

介護の場面別「どうする?」編

61.Q:薬を飲み忘れる。どうしたら?
A:責めずに仕組み化。時間の合図、置き場所、声掛けを固定すると忘れ難い。

62.Q:水分をあまり取らない。
A:「飲んで」より「一口いこう」。小さく始めると通りやすい。

63.Q:便秘っぽい。家庭で出来ることは?
A:食事・水分・動き・トイレの落ち着く時間。無理は禁物、心配なら相談を。

64.Q:夜に何度も起きる。
A:冷え、不安、生活リズムなどが重なることがある。部屋の安心度を上げよう。

65.Q:物をしまい込み過ぎる。
A:宝物を守ってる気持ちもある。取り上げず、置き場所を一緒に決めると揉め難い。

66.Q:財布や鍵が見つからない事件が多い。
A:固定の“帰る場所”を作るのが強い。戻す場所があると迷子が減る。

67.Q:「盗られた」と言う。
A:否定より「一緒に探そう」。安心を取り戻すのが先。

68.Q:外に出たがる。
A:散歩が出来るなら良い刺激。難しい日は窓辺で外を見るだけでも落ち着くことがある。

69.Q:テレビの音が大きい。
A:聞こえづらい可能性も。音量を責めるより、座る位置や環境を工夫しよう。

70.Q:料理や家事をやりたがる。
A:出来る範囲で役を残すと自信になる。危険な所だけ家族が守るのがコツ。

家族の心を守る編

71.Q:家族が「自分ばかり」と思ってしまう。
A:自然な気持ち。役割を見える化して、少しでも分けるとラクになる。

72.Q:兄弟姉妹で意見が割れる。
A:正解探しより、本人の安心を中心に。ゴールを「明日ラク」に合わせよう。

73.Q:家の空気が重い。
A:笑いの仕掛けを入れる。役職ごっこ、合言葉、ねこ先生の一言でも良い。

74.Q:怒鳴ってしまった。取り返しつく?
A:つくよ。「さっきはごめんね」で十分。修復は“短く早く”が強い。

75.Q:介護がつらいと言うのが怖い。
A:言って良い。つらいは状況の説明。言えたら、助けが入りやすくなる。

76.Q:自分の時間がない。
A:小さく作ろう。数分でも深呼吸や温かい飲み物は心を助ける。

77.Q:眠れないほど心配になる。
A:心配が続くと体が疲れる。相談先を持つのは大事な安全策だよ。

78.Q:周囲の目が気になる。
A:家族の生活は家庭ごとに違う。比べるより、本人の安心を優先して良い。

79.Q:祖母が「迷惑かけてごめん」と言う。
A:「迷惑じゃないよ」+「助け合いだよ」。役割があると人は安心する。

80.Q:祖母を子ども扱いしてしまいそう。
A:扱いではなく“尊重”を意識。選べる声掛けが尊重を守る。

ちょっと専門っぽい話を超優しく編

81.Q:介護の相談って誰にするの?
A:地域の窓口や専門の人へ。家族だけで抱え込まないのが長続きのコツ。

82.Q:ケアマネって何をする人?
A:作戦会議のまとめ役。家族と一緒に、生活を整える方法を考える人だよ。

83.Q:デイサービスってどんな所?
A:日帰りで、体を動かしたり、お風呂や食事をしたり、人と会える場所。家族の休憩にもなる。

84.Q:訪問介護って?
A:家に来て手伝ってくれる仕組み。家のやり方に合わせて支えてくれる。

85.Q:施設は怖い場所?
A:生活の場。合う所も合わない所もある。見学して空気を確かめるのが大事。

86.Q:専門の人に頼むのは負け?
A:負けじゃない。チームを増やす作戦。強い家は、助けを上手に借りる。

87.Q:急に状態が変わったら?
A:無理に様子見を続けず、早めに相談。体の変化は早い時がある。

88.Q:物忘れと認知症は同じ?
A:似て見えるけど違いがある。気になる時は専門の人に相談して整理すると安心。

89.Q:本人の世界が違うことがある。否定すべき?
A:否定より安心を優先。危険がなければ、気持ちを守って現実へ戻すのが穏やか。

90.Q:家族が説明しても通じない。どうする?
A:説明より体験。安心の行動(お茶、明るさ、手を動かす)で落ち着くことがある。

毎日の「合言葉」編

91.Q:今日の合言葉、何にする?
A:「正しさより安心」。迷ったらこれ。

92.Q:手伝うか迷ったら?
A:「手を出す前に、口で許可」。

93.Q:急いでる日に限って上手くいかない。
A:「急ぐ日は順番を変える」。安全と安心を先に。

94.Q:家族会議が続かない。
A:「決めるのは1つ」。増やすのは安心。

95.Q:空気がピリッとした。どう戻す?
A:「いったんお茶」。温かい飲み物は家庭のリセットボタン。

96.Q:祖母の気持ちが分からない。
A:「分からない」からこそ聞ける。「今どんな感じ?」で良い。

97.Q:保育園児が正論パンチを出す。
A:「良い目だね」と褒めて、言い方を一緒に練習。「優しく言うゲーム」にする。

98.Q:家族が笑えない日もある。
A:あるよ。笑いは義務じゃない。休んで、明日またやれば良い。

99.Q:今日、上手く出来なかった。
A:上手く出来ない日があって当たり前。家庭は試合じゃなく、暮らしだから。

100.Q:一番大事なことは?
A:家族が同じ側に立つこと。祖母と戦わない、ママも自分を責め過ぎない、子どもも仲間。ねこ先生は言います。「それが最強ニャ」。

今日も閲覧ありがとうございましたm(__)m


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