雨水の頃の高齢者のレクリエーション!おすすめ簡単企画[精神科病棟編]
はじめに
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今日は精神科病棟でどんなレクリエーションをしよう?
そんなお悩みを抱えるスタッフさん向けの記事です。
2月19日頃は二十四節気で雨水という期間に入ります。
この頃におすすめな企画を考えてみました(*^▽^*)
二十四節気の雨水の頃の高齢者レクリエーションは?
高齢者施設ではこの頃になりますと3月3日のひな祭りに向けた壁画や飾りつけの制作が本格的にスタートしている頃合いではないでしょうか。
節分以後の大型行事ってひな祭りまで…ない!…ですものね。
初午の縁日も地域によりますし…。
高齢者にバレンタインデーはちょっと…。
そんな取捨選択をしていると、2月は月末がまったり期間になります。
まったり期間=お怠け
ではありません。
レクリエーションは楽しむということと再創造して獲得するという2つの意味があります。
楽しむことと何かしら新しく獲得できる効果があれば良いわけです。
高齢者の方に、のんびり充填してもらって次の大型企画に挑戦いただく英気を養っていただくことも大切なのです。
ですから、この雨水の頃に、
□ 談話
□ 談笑
□ リラクゼーション
といったゆったりしたレクリエーションを中心に企画することも『 アリ 』でしょう。
高齢者レクリエーションのおすすめ簡単企画とは?
とはいえ、1日24時間、1年は365日。
限られた時間を有意義に!
着実に常に上昇する結果を残す!
そう張り切る思考の方は、職員さんにじつに多い。
お仕事ですから、当然ですよね。
でも高齢者さんは入院中で治療を受け、現状の今を四苦八苦して生きています。
進みたいか、足踏みしたいかは高齢者さん次第かもしれませんね。
意思を汲み取り、臨機応変に沿えることも大切かもしれません。
さて、ゆとりある時に普段できない企画をしてみませんか?
ゆとりをあえて作っておいて、意外な効果を狙ってみることも楽しさに繋がるのではないでしょうか?
雨水の頃はまだ寒いので、最も無意識に避けやすいのが外出です。
でも、日によっては春先の大気の爽やかさ、陽射しの温かさのありがたみを実感できる頃合いでもあります。
今回の企画、一言で表すと 『 外出 』 です。
外出準備
その日に一番、機嫌が悪い方…。
落ち着かない気持ちを抱えておられる方…。
このような方を選んでお声かけしてみましょう。
この時期はとても寒い日、風が吹いて荒れる日もありますが、13時~15時の最も温かい時間帯を選択して外出されると良いでしょう。
建物内の管理空間を異なり、自然の外気は大気汚染がひどいとは言われていても、やはり別格。
寒さ対策を十分にした後、短時間の外出を楽しみます。
外出理由
むやみに外出していただくだけでは記録に残りませんし、効果薄ですよね。
理由の付け方はいろいろとあります。
□ 定期的な外気浴プランの一環
□ 不安定路面の歩行バランス訓練
□ スーパーなど商店における社会復帰訓練
このような理由付けをしつつ、写真撮影と記録を整えて検証できるように整えましたら立派なレクリエーションになりますよね。
付き添い人員
□ 介護士さん
□ 看護師さん
□ 理学療法士さん
□ 事務員さん
□ 経営者さん
□ ご家族さん
この中から2~3名の高齢者さんにマンツーマンに近い体制を整えて外出します。
事務員さんや経営者さん、ご家族さんに参加いただくと見守りから介護まで、外出の中身そのものも充実してきますよね。
高齢者レクリエーションを精神科病棟で取り入れる工夫とは?
入院されますと、患者さんの心理はとても複雑です。
あきらめ…病気なので仕方がない…。
役に立たない…。
何も思うままに出来ない…。
そんな心理状態を抱えます。
早く病気を治して在宅復帰したいという焦りもあるでしょうし、温かいご家族の顔が脳裏から離れないという方もあるでしょう。
施設での管理空間やお薬、看護師さんや各セラピストさんの訓練も効果があるでしょう。
しかし、入院はどうしても…日常からは大きく乖離してしまいます。
ふと思い立って行動を企画する今回の外出レクリエーションは在宅復帰の一環になります。
例えば近所のスーパーに一緒に買い物に行き、患者さん全員分の昔懐かしい駄菓子を買って帰る。
外出して大気を感じて活動すること
患者仲間のために役に立つという効果
他にも地域での過去の記憶を辿る回想であったり、新たな生活のきっかけを実地に掴むことにもなるかもしれませんね。
前章で書いたように、同行者は常のスタッフ以外の人員を伴うことで専門家ではない一般的な感覚と接点を持つという貴重な機会にもなります(*^▽^*)
まとめ
精神科病棟と言いますと…厳重なセキュリティーロックのイメージ。
隔離された中で、スタッフさんは介護に看護に一生懸命に頑張られています。
ご病気ゆえに、こうした建物の構造になってしまうわけですが…。
対する支援者の層を厚くする試みをもって社会交流を推進してみても効果的ではないかなと思った次第です。
駄菓子を例にあげましたが、その方の人生でゆかりある氏神様への参拝や馴染の商店街など行き先はいろいろ挙げられるでしょう。
注意点としては病棟勤務の制服で付き添いをしないこと。
私服にしましょう。
制服で出掛けますと〇〇病院のスタッフが〇〇さんと外出していた…。
当然、地域の方は怪訝な視線を送り、無用な風評につながってしまいますからね。
患者さんと自然体で楽しむようにしましょう。
是非、いろいろな角度で地域社会との交流を目指してみてくださいね。
きっと患者さんはお元気になられるきっかけを掴まれると思います(*^▽^*)
誠にありがとうございました。
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