父の日に“ありがとう”を伝えたい!介護施設でできる感動の演出とじぃじの笑顔づくり

[ 6月の記事 ]

はじめに…「父の日って忘れられてない!?問題」から始めよう

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「ねえ、母の日ってさ、あんなに盛大だったのに、父の日って……え、今日だったの?」

そんなセリフがどこかのリビングで聞こえてきそうな、六月の第3日曜日。

お父さん、ごめんなさい。

いや、じぃじ、ごめんなさい。

世間の注目度で言えば、父の日ってたしかに“ひっそり系”。

でも、だからこそ光らせたい。

人生を背負ってきた、無口で優しいあの背中を。

介護施設にいるじぃじたちは、かつては一家の大黒柱、会社での顔、地域のまとめ役。

だけど今はちょっと控えめな存在。

しかも、女性の利用者さんに比べて人数も少なめ。

だからって、盛り上げない理由にはなりません。

「おじいちゃんが主役」の父の日って、実はイベントとしてめちゃくちゃポテンシャルあるんです。

プレゼント、メッセージ、レクリエーション、そのすべてが“数が少ない”という特性を逆手に取って、濃く、深く、心に残る1日を演出できるんです。

今年の父の日は、介護施設に笑いと涙と、ちょっぴり照れくさい表情が咲き誇る、特別なステージにしてみませんか?🩷

じぃじたちが照れながらもニッコリ笑ってくれたら、それがもう、大成功のサインです。

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第1章…プレゼントってあげるだけで終わらせるのはもったいないんです


父の日に、介護施設で“プレゼントを渡す”って、なんだかありふれたイベントに聞こえるかもしれません。

でも実際には、これはとんでもなく奥深い“人間ドラマの演出”だったりします。

なにせ、プレゼントを渡す相手は――人生の酸いも甘いも噛み締めた、“じぃじ”たち。

あらゆる修羅場を乗り越え、財布の紐と感情の紐を同時に締めてきたあの世代。

そんな彼らが、「え? これ、わしに? なんで?」とちょっぴり照れて笑ってくれる、その表情の尊さたるや。

お金では買えません。

いや、でも実際、少しはお金かかりますけどね、施設の予算的に(汗)

それに、施設によっては男性利用者が全体の1割か2割というところもあるのが実情。

数が少ないなら…数で勝負じゃなくて、“内容”で勝負しちゃいましょうよ。

つまりこういうことです。

たとえば、一人ひとりに違うプレゼントを用意して、「〇〇さんには、やっぱりこれだよね」って思わずうなずいちゃうようなグッズ。

もしくは、みんなおそろいにして、“じぃじ部隊”結成式のノリで写真撮影までやっちゃうとか。

もちろん、女性利用者さんにもこっそり便乗していただければ、嫉妬回避の予防策にもなります(これ、地味に大事です)。

プレゼントの中身に迷ったときは、やっぱり定番から入るのが安心。

おしゃれな帽子、マグカップ、靴下、ソフトな肌着、甘酒風味のゼリー飲料とか。

どれも“使える・着れる・食べれる”系は鉄板ですし、楽天市場やYahoo!ショッピングでも簡単に見つかるジャンルです。

え、そんなことまで考えて選ぶの?って?

はい、考えましょう、介護施設でもブログでもまずはじっくり考えることが命です(キリッ)

ただ、プレゼントを渡すだけで終わらないのが“父の日レク”の醍醐味。

たとえば、屋上で風を感じながら麦茶片手に「かんぱーい!」なんてやってみる。

飾りつけしたガーデンで「今日はじぃじ専用カフェです」とか言っちゃう。

そう、これはもはやレクリエーションという名の“人生のご褒美演出”なのです。

プレゼントに添えるのは、包装紙よりもあたたかい言葉の数々。

そして、いつもと違うちょっとした非日常。

そうすると不思議なもので、何も言わなかったじぃじが、ぽつりと昔の話をしてくれることもあります。

「昔はな、こういう帽子で通勤しとったんや」って。

いや、そんなエモい話、聞かされたら泣きますって…!

というわけで、父の日のプレゼント。

モノ選びも大切だけど、その“渡し方”と“演出”にこそ、心を込めたいところ🩷。

派手さよりも味わい深さで勝負です。

そして写真を撮って、アルバムに残すだけでなく、ご家族に郵送したら…そこから二次感動が起こるかもしれません。

じぃじが笑えば、介護施設が明るくなる。

そんな魔法、今年の父の日にぜひ使ってみてくださいね。

第2章…メッセージって心を刺す愛の手紙だったりする


父の日にプレゼントを渡すだけでも素敵なのに、そこにメッセージを添えたら……もう、それはのごちそうです。

糖質ゼロでも涙腺にはグッと効く、栄養たっぷりの言葉たち。

しかも相手は、人生の先輩であり、おそらくほぼ全員が“感動ドラマはテレビでしか観ていない”ような無骨なじぃじたちです。

だからこそ、ひとたび心に刺さる言葉が届けば、あとはもう反応がピュア。

「うん…こういうの、弱いんだよ…」とか照れながら、ちょっとだけ目頭を押さえるんです。

ええ、そういう瞬間、私たちは見逃しません。

ただし、メッセージには注意も必要。

というのも、“父の日”という言葉には「子どもがいる前提」がチラつきます。

だけど、人生ってそれぞれです。

独身だった方、結婚はしてもお子様がいなかった方も、当然いらっしゃいます。

だからこそ、“父”という役割だけじゃなく、“男として頑張ってきた人生そのもの”を讃えるのが、父の日メッセージの真骨頂なんです。

たとえばこんな感じです。

「長年、地域の安全を守ってくださったことに感謝を込めて」「〇〇工場の技術は、今でも語り草です」みたいに、ちょっと昔話を引っ張ってきて、本人すら忘れていた武勇伝を表彰風に書いてしまう。

これがまた効くんですよ。

昔のじぃじ、イケてた伝説を呼び起こすんですから。

もし記憶があいまいでも大丈夫、スタッフが取材記者になったつもりで、“聞き書き”してしまえばいいんです。

言葉のシャワーで、じぃじの心を温めていきましょう。

形は自由です。

賞状でも色紙でも、メッセージカードでもフォトフレームでも、お好きなフォーマットで。

でも大切なのは、“あなたを見ていましたよ”という視線がちゃんと伝わること。

人は、誰かに見つめられたと感じたとき、一番あたたかくなるのです。

そもそも、人生の表舞台でバンバン自分語りしてきたじぃじは少ないのです。

多くは「俺なんて…」とひとこと呟いてしまうような、謙遜の達人たち。

だからこそ、職員がじぃじの人生の“聞き役”になってくれるだけで、すでに感動の種は蒔かれているんですよね。

「今はもう引退したけど、かつては〇〇町の消防団でね」

「若い頃は大型バイクに乗って、山越えしたもんだ」

そんな何気ない会話の中に、輝きの原石がゴロゴロしてるんです。

あとは、それをキラッと磨いて、父の日という名の舞台に乗せてあげるだけ。

言葉は小さな贈り物だけど、受け取るじぃじの胸の中では、きっと一生モノの宝物になるはずです。

もし、ご家族がそのメッセージを目にしたら……「あっ、うちの父、こんなこと話してたの!?」って驚きと誇りで、またひとつ温かな物語が家族の中に生まれていくのです。

父の日は、“モノ”より“言葉”が心を動かす日🩷。

どんなにさりげなくても、じぃじの人生にスポットライトを当てるのは、施設スタッフにしかできない最高の仕事かもしれませんね。

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第3章…レクリエーションは照れくさいけど人生の舞台


プレゼントも、メッセージも、じゅうぶん心に残るイベントです。

でもせっかくなら、もうひと押ししたくなるのが“レクリエーション”の魔法。

普段は「そんな派手なのはワシには似合わん」なんて言っていたじぃじたちも、いざ始まってしまえば誰よりもノリノリで主役を務めてしまうから、これがまた面白いんです。

たとえばまずは、朝から“じぃじ改造計画”がスタートします。

お風呂に好きな香りの入浴剤を溶かして、髭を整えて、眉もちょっとだけシュッとさせて。

「今日はちょっと男前じゃない?」なんて言われた日には、「ワシは昔からこうだ」と強がりながらも、耳が真っ赤になってるのがバレバレです。

そして、お気に入りの服に着替えたら、いよいよ式典会場――といっても食堂だったりレクルームだったりするんですけど、そこをきらびやかに飾って、人生最大級の“父の日セレモニー”を演出しちゃいます。

ちなみにこの時点で、撮影班はスタンバイ必須。

ピシッと背筋が伸びたじぃじの姿って、まさに奇跡の一枚レベルの輝きなんです。

表彰状を手にした瞬間のじぃじの表情は、誇らしさと照れが7:3くらいで混ざっていて、スタッフはそれを見て「今年もやってよかった…」と感無量。

もちろん、メッセージ付きプレゼントを贈るタイミングでは、ひとことコメントを添えて、「この帽子、釣りが趣味だった〇〇さんにぴったりですね!」なんて盛り上げ方をすれば、場の空気もさらに華やぎます。

レクのメインイベントは、ちょっと意外な“展示式”でもいいんです。

じぃじたちの部屋にプレゼントと一緒に表彰状やメッセージカードを飾って、ミニギャラリーを作っちゃう。

そうすると、ふらっと寄った他の利用者さんや職員が「わ〜素敵!」と足を止める小さな奇跡が、毎日そこに生まれ続けるんです。

つまり、父の日レクは“その日だけ”じゃなくて、後日にも余韻を残す設計が大事なんですね。

でも、父の日の演出って、ただ厳かにやればいいってわけでもありません。

高齢者の方々って、意外と“おふざけ”にも乗ってくれるんですよ。

たとえば「父の日漫才大会」とか、「昔の武勇伝発表会」なんてやってみたら、みなさん実はけっこう饒舌なんです。

ええ、本番ではまさかのマイク離さないパターン、あるあるです。

写真撮影が終わったら、いよいよフィナーレは“お茶とお菓子と笑い話”。

できればその場でプリントした写真を飾って、「これは孫にも見せようかな」なんて、次の物語につながる余白を残してあげるのが最高です。

レクリエーションって、派手なゲームや派手な演出じゃなくてもいいんです。

大切なのは、“あなたが主役ですよ”と伝わる空気🩷。

そして、笑ったあとにちょっと泣けてくるような、そんな1日。

父の日は、じぃじの人生に拍手を贈る最高のタイミング。

だからこそ、職員みんなで作り上げるこのレクは、じぃじにとって“第二の卒業式”みたいな特別な舞台になるかもしれません。

今年の父の日、どこよりも素敵なレクリエーションを、あなたの施設でぜひ。


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まとめ…父の日には介護施設から人生ラブレターを


母の日にはお花を贈って涙し、父の日には…あ、忘れてた!なんて経験、実は意外とあるあるだったりします。

でもね、介護施設ではそんな“うっかり”は絶対に起こさせません。

なぜなら、ここには人生を走り抜けてきたじぃじたちが、今日もきちんと背中を見せてくれているからです。

プレゼントは、ただのモノじゃありません。

帽子ひとつにしても、「あの日、おしゃれして出かけた思い出」が蘇る魔法のアイテム。

お菓子ひとつで、「子どもに内緒で食べてた懐かしい味」に戻れるタイムマシン。

そんなプレゼントを手渡す日、それが父の日なんです。

メッセージは、言葉という名の「ラブレター」。

しかも書くのはご家族だけじゃなく、職員、スタッフ、時には同室の仲良しさんまで。

人生の軌跡をたどるようにひとこと添えるだけで、じぃじの目尻がゆる〜く下がって、心のドアが静かに開いていく…。

それがこのイベントの醍醐味。

そしてレクリエーションは、人生のエンディングノートに新しく書き加えられる“黄金の一日”。

ステージは施設のホールでも食堂でも中庭でも構いません。

主役は、ずっと自分を後回しにしてきたじぃじです。

今日だけは、みんなでその人生を称え、たたえ、そして、笑い飛ばしながら拍手を送るんです。

気がつけば、施設内のあちこちに笑い声。

廊下には写真とメッセージカード、じぃじの名言集が掲示され、ご家族にはその写真が郵送される。

そんなアフターストーリーまで含めてが、父の日レクリエーションなんですね。

このイベントをきっかけに、ご家族がさらに深く関わるようになったり、施設の雰囲気が和らいだり、他の利用者さんたちが「来年は私たちも何かしてほしいわ〜」と笑顔を見せたりする…そんな波及効果があるから、やめられないんです。

父の日って、地味だけど実はものすごく“濃い”。

職員がどれだけアイデアと愛情を注ぐかで、年に一度の伝説が生まれるんです。

最後に、父の日は“感謝の押し売り”じゃなくて、“共感のプレゼント”でありたいもの。

誰もが心に抱えている、懐かしくて、ちょっと誇らしい“あの頃”を、そっと引き出すように🩷。

さあ、今年も準備は万端ですか?

いつも控えめなじぃじの笑顔が、カメラのフレームいっぱいに広がったら、それがきっと、あなたの努力が実ったサインですよ。

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