虹ってほんとに作れるの?虹の日に教わった“心にかかる七色の実験”

目次
はじめに…白衣の先生がやってきた!?7月16日虹の日に科学教室が開かれた!
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7月16日、今日は「虹の日」だって?
そんな記念日、誰が決めたんだってツッコミを入れたくなる気持ちは分かるけど、聞いてビックリ。
「なな(7)いろ(16)」という語呂合わせと、ちょうど梅雨明けのタイミングで虹が出やすい時期だからっていう、なんだか納得の制定理由。
しかも「人と人、世代と世代を虹のようにつなぐ日」なんて、ちょっと良いこと言ってる。
ということで今日は、白衣をバサッと羽織った“自称・虹博士”が、科学教室をひらいちゃいます。
テーマはズバリ、「虹って、作れるの!?」🩷
そう、今回は空を見上げるだけじゃない。
室内でも、夜でも、さらにはおじいちゃんとおばあちゃんでも虹を出せる…かもしれない、そんなドキドキの自由研究型エンタメ教室にようこそ。
実験道具はお持ちですか?
心の準備はいいですか?
それでは始めましょう、虹の向こうへレッツらゴー!
第1章…「先生~!虹ってなんで七色なんですかぁ!?」〜水と光と知られざる分裂劇〜
「ねぇ先生、虹ってなんで七色なんですかぁ!?」
科学教室が始まって3分、誰かが聞くであろう王道質問が飛び出した。
すると先生は白衣のポケットから何やらレモンキャンディーを取り出しながら、ドヤ顔で言い放った。
「それはね、光が我慢できずに、勝手にバラバラになっちゃうからだよ。」
……は?
となった子どもたちと職員さんの間に、微妙な空気が流れたが、ここからが先生の本領発揮である。
「光ってね、もともとは“白い”って思われてるけど、実は中にはたくさんの色が隠れてるんだよ。それが水滴の中に入るときに、スパーン!と進行方向を変えられて、それぞれの色に分かれる。まるで、旅行中に全員が別々のトイレに駆け込む修学旅行みたいなものなんだ。」
「赤は悠々、青はちょっと真面目、紫なんて引きこもりがち。で、最後に並ぶと、見た目が七色になる。日本では特に、“赤・橙・黄・緑・青・藍・紫”っていうね、色彩のちゃんこ鍋状態。」
ちなみに、国によっては五色だったり三色だったりするらしい。
ああ、世界は広い。
そして虹も自由だ。
でも、日本人は几帳面だからだろうか。
きっちり七色にして「これが虹です」って説明したくなっちゃうのだろう。
まるで、冷蔵庫の中をキレイに仕切りたがるお母さんのように。
「ね、虹って実は結構、文化的なんだよ。」と先生が言うと、奥の方から職員さんがボソリとつぶやいた。
「文化的って言ったら、給食に七色ゼリーとか出したらいいのにね。」
そう、虹は美しいだけじゃなく、ちょっとお腹が空いてくる。
七色の意味を知った子どもたち、そして施設のおじいちゃん・おばあちゃんたちは、もうすでに次の質問に心が踊っていた🩷。
「ねぇ先生、虹って夜にも見えるんですか?」
さあ、次のチャレンジは“夜の虹”――
科学教室、ますます不思議な実験ゾーンに突入していきます。
第2章…「夜でも虹は見えますか?」〜月光のいたずらと投光器の魔力〜
「先生~!虹って夜にも出るんですかーっ!?」
その問いに、先生はおもむろに電気を消した。
部屋が一気に暗くなる。
「えっ…何?停電?え、ホラーの時間なの?」「違う違う!落ち着いて!」
教室内がざわついたその瞬間、先生のポケットから取り出されたのは――懐中電灯。
しかも強烈に明るいやつ。
「よーく聞いてね。実は夜にも虹が出ることがあるんだよ。名を“ムーンボウ”という。」
ムーンボウ。
なんかRPGの魔法みたいな名前だが、れっきとした自然現象である。
月の光が水滴にあたって、太陽の時と同じように屈折&反射&分散して虹が生まれる。
ただし、あくまで月の光なので、明るさが足りない。
「結果、肉眼では白っぽくしか見えない。なんか…幽霊みたいな虹だね。」
「それ、余計こわいわ。」と誰かが突っ込んだ。
でもそれだけじゃ終わらないのが、我らが虹博士である。
「じゃあ…人工的に、夜でも虹を出したいと思いませんかーっ!?」
一瞬の沈黙のあと、「え、そんなことできるの!?」と、どよめきが起こる。
ここからが本日の“応用実験コーナー”である。
「用意するのは――投光器、霧、水。そして情熱。」
そう言って、先生は教室のすみで霧吹きを片手に水をまいた。
そして後ろから投光器を照射!するとどうでしょう――
「で…出たぁぁぁーーー!!七色っぽいの、見えるーーー!!」
子どもたちと職員さんが一斉に歓声をあげた。
「スマホのカメラで撮ってごらん。肉眼で見えにくくても、カメラにはハッキリ写るから。」
これはれっきとした“自由研究キラーアイテム”であり、“レクリエーション界の伏兵”であり、“高齢者施設での癒し演出”にもなると先生は力説する。
しかもこの投光器実験、夜でも昼でもOK。
水と光があればいいのだから。
ただし、水はちゃんと霧状にしてね🩷。
でないと、ただのずぶ濡れパーティーになるので要注意。
「さぁ、いよいよ君たちも虹職人になれる時間がやってきた。次の章では、いよいよ“家庭でもできる虹実験”を公開しよう。ホース?スプレー?何を使うかは…お楽しみに♪」
そのとき、教室の外から見ていたひいじいちゃんがポツリとつぶやいた。
「ワシの若い頃にも、虹は出とったけど…作れる時代になるとはなぁ…」
そう、時代は進化する。
そして、虹もまた進化する。
第3章…「さあ、みんなで実験だぁーっ!」〜スプレーとライトで虹が出た!?〜
「というわけで!いよいよ実験タイム突入~!!」
先生のテンションが最高潮に達したところで、教室の空気がピリッと変わる。
「じゃあ今日は、家でもできる“虹メーカー2025”をつくります!」と叫ぶ先生の手には、まさかの100均スプレーボトルと、ちょっと強めのLEDライト。
なんなら予算が足りなくて、ライトはスマホの懐中電灯で代用とのこと。
「よーし、実験スタート。まずは暗めの部屋を用意します。カーテン閉めて、心の扉も閉めて…あ、いやそれは開いておいてくださいね!」
教室が笑いに包まれつつ、準備が整う。
「次に、背後からライトで照らしながら、前方に霧をシュシュッと吹きかけます。いいですか?光は背中から、霧は前へ――人生みたいですね!」
誰もが心の中で「うまいこと言ったな…」と突っ込んだその瞬間。
「……あっ!せ、先生っ!なんか見えた!」「ほんとだっ、色が…!色が出てるー!!」
そう、それは確かにあった。白い壁の前に、ぼんやりと、でも確かに七色っぽいグラデーションが現れていたのだ。
「すごーい!!これってほんとに…虹?」
「うむ、これが光の分散ってやつだ。スマホで写真撮ってごらん、もっとはっきり写るから。SNS映えにも最適だよ。」
「#夜の虹 #スプレー革命 #光と水のコラボ」など、タグは勝手に増殖していく。
「これさ、夏休みの自由研究にも最高じゃない!?」と職員さんが声を上げると、隣のおじいちゃんがポツリと一言。
「ワシらの頃は虹なんて“出るもん”で、“作るもん”じゃなかったんじゃが…」
その横で、おばあちゃんがニコニコしながらスプレーを構えた。
「ちょっと、あんた、霧吹き加減が甘いのよ。昔から、お風呂掃除もそうだったんだから…」
「ぬぬぬっ…今こそ、雪辱の時…!」
そう、科学はいつでも世代を超える。
子どもも、高齢者も、スマホ世代も、戦後世代も🩷。
みんなでひとつの虹をつくる瞬間に、教室がちょっとあたたかくなった。
そして先生は言った。
「さぁ、次は…本当の虹が生まれた場所――とあるご長寿カップルが挑戦した、“奇跡の虹再現物語”を紹介しましょう。」
今、実験は心へと続いていく。
第4章…ひいじいちゃんとひいばあちゃんが挑戦した心にかかる七色の橋
その日、施設のレクリエーションルームは、なにやらいつもよりワクワクした空気に包まれていた。
虹の日記念イベント、題して「目指せ!虹マスター!」が始まるというのだ。
職員さんたちは霧吹きとライトを手に、「今どきのレクは科学が基本!」と息巻いている。
だが、会場のすみに座っていたのは、施設の最長老ペア――御年97歳のひいじいちゃんと、95歳のひいばあちゃん。
「昔は空にしか出なかったんじゃぞ、虹ってやつは…」
「それを今は自分で作るんだと?世も末だねぇ…あんた、ライト持てるかい?」
職員がそっとサポートしながら、ふたりに実験の主役を任せてみた。
ひいじいちゃんがやや震える手でライトを構え、ひいばあちゃんが「せーの!」と気合いとともに霧をシュシュッと前に吹きかける。
最初はうまくいかず、照らす方向がずれて、ただの水しぶきが壁を濡らすだけ。
「ほら~、もっと左!ちょい下!いや、上すぎるってば!」
何回かやり直しながら、近くで孫とのビデオ通話が繋がっていく。
「じいちゃーん!ばあちゃーん!がんばれー!!」
タブレット越しに聞こえる元気な声に励まされ、ひいばあちゃんが最後の一吹きをかけた瞬間――
「あっ……見えた!虹!ほんとに、出た!」
「えっ、ほんと!? ワシらが…出したのか!?」
そこにあったのは、確かに七色のうっすらとした光の帯。
きちんと赤から紫までのグラデーションが、壁に浮かんでいた。
拍手と歓声と、なんだかよく分からない涙の時間が、静かに流れる。
ひいじいちゃんは照れくさそうに、でもちょっと誇らしげにポツリとつぶやいた。
「ワシら、まだ虹かけられるんだな…」
「何言ってんのよ、虹だけじゃなくて、家族ともつながってるでしょ」
「ふぉっふぉっ…そういうことか」
タブレットの向こうの孫は笑っていた。
誰かと一緒に見た虹は、ただの大気現象ではなく、**“心にかかる橋”**になったのだ🩷。
その後、施設の壁にはカラフルな虹の絵とともに、ひいじいちゃんとひいばあちゃんのツーショットが飾られることとなった。
キャプションにはこう書かれていた――
「光と水、そして愛がそろえば、いつでも虹は出せる」
第5章…その虹を施設にかけてみた!〜夏祭りで現れた七色の奇跡〜
夕方、施設の中庭が少しずつにぎやかになってきた。
焼きそばの匂い、かき氷機の音、風鈴のちりりという音が混じり合い、そこに職員のテンション高めの声が飛び交う。
「さぁさぁ皆さま、お待たせしましたーっ!今年の夏祭り、最大の見せ場が近づいてまいりましたっ!」
呼び出された利用者さんたちは、普段は室内派の方もなんとなく気になって椅子に座る。
全員が空を…いや、**“施設の壁”**を見上げるように、円を描くように並べられていた。
そしてついに――
2階のバルコニーに現れたのは、ホースを構えた職員たち。
「放てーいっ!!」の合図とともに、勢いよく、霧状の水が噴き出した!
ブシャァァァアアアアアァア!!!
……ただの水撒きかと思ったその瞬間、利用者たちの背後から、**超強力なLED投光器がビカーッ!**と光を放つ。
角度よし、霧の粒度よし、タイミングよし。
「見えたーーーーーーーー!!!」
最初に声を上げたのは、小学3年生のボランティアちゃんだった。
「虹だ!ほんとに虹がかかってるっ!!しかも施設にっ!!」
指差すその先には、壁いっぱいにぼんやりと広がる七色のグラデーション。
赤、橙、黄、緑、青、藍、紫……はっきりとは見えないけれど、確かにそこに“虹の存在”が感じられた。
「わぁぁぁ~…」とため息混じりの感動の声が、次々と漏れる。
「まさかこの歳になって、自分が作った虹を、みんなで見るとはなぁ…」
「施設の壁に虹なんて、なんか…いいね。建物にも、心にもかかった感じ。」
そのあたりからは、もう祭りというより、ちょっとしたセレモニー。
スマホで動画を撮る人、家族に中継する人、スタッフが「これ今日のブログに絶対載せますからね!」と叫ぶ声。
夜風とともに、虹は数分でふわっと消えていったけれど、そこに残ったのは言葉じゃうまく伝えられない、確かな思い出だった。
終わったあと、じいちゃんがポツリと呟く。
「なんか、あの虹、みんなの願いが出てきたみたいだったな」
ばあちゃんが笑って返す。
「じゃあ今度は、お願いも一緒に撒こうかね。七夕より願いが叶いそうよ」
夏の夜に現れた、施設の壁を包み込む虹。
それはただの実験じゃない。
水と光と、たくさんの心がそろった、七色の奇跡だった🩷。
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まとめ…見える虹よりかけたい虹を!人と人をつなぐちょっと不思議な光の正体
「虹って、空に出るだけじゃないんだなぁ」
今日の教室、誰かがそう呟いたとき、先生はニヤリと笑って言った。
「ええ、今の時代、虹は“作れる”んです。でもね――それより大事なのは、“誰と見るか”なんです。」
虹というのは、水と光と角度がそろって初めて見える不思議な現象。
それはまるで、人と人とのつながりそのもの。
優しい言葉が水滴で、思いやりが光なら、心に虹がかかるタイミングは日常の中にいくつも転がっているのかもしれません。
たとえば、手を引いて歩くとき。
たとえば、顔を見て笑ったとき。
あるいは――一緒に水を撒いて、施設の壁に七色の光を出してみせた、あの瞬間のように。
見えないところで準備をしてくれた職員さん。
手を取り合って挑戦してくれた高齢者のみなさん。
そして一緒に驚いて、笑ってくれたこどもたち。
みんなの心の角度がぴたっとそろったとき、ほんとうの虹は空じゃなくて、「人と人の間」にかかるのかもしれません。
7月16日は虹の日。
それは誰かと向き合い、心に虹をかけるきっかけになる日。
空を見上げてもいいし、ホースで水を撒いてもいいし、笑いながら光を当ててもいい。
大切なのは、見えたかどうかじゃない。
かけたいと思った、その気持ちの先に、きっと七色が広がっているはずです🩷。
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