4月11日はガッツポーズの日~1センチの勝利に拍手が鳴る施設の午後~

[ 4月の記事 ]

はじめに…ガッツポーズは筋トレじゃない、心の点火ボタンだ

4月11日は「ガッツポーズの日」。この記念日がどうして介護やリハビリの現場と相性が良いのかというと、ガッツポーズが一番似合うのは“派手な成功”じゃなくて、“小さな出来た”だからです。例えば、ベッドから立ち上がる時に体がほんの少し前へ出た。椅子から立つ時に手の位置が今日だけ良かった。廊下で一歩が出た。笑顔が出た。深呼吸が出来た。これ、全部ガッツポーズ案件です。

ところがこの「小さな勝ち」、放っておくと本人の中でスルーされがちです。職員さんも忙しいと、心の中では拍手していても言葉が追いつかない日があります。するとせっかくの前進が、「まあ、いつものこと」で終わってしまう。もったいないんですよね。リハビリって、体を鍛える時間でもありますが、同じくらい“気持ちが続く仕組み”を育てる時間でもありますから。

だから今日は、ガッツポーズを「元気の合図」として、ちゃんと場に置いてみます。コツは簡単で、驚くほど地味です。「凄い!」と大きく褒めるより、「今の良かった!」と“今ここ”を言い当てる。これだけで、本人は「見てもらえてる」と感じやすくなります。結果が大きいか小さいかより、見逃されなかったことが、次の一歩の燃料になるんです。

この記事では、施設の午後に取り入れやすい「出来た瞬間を逃さない祝福レク」を、ユーモア多めの読み物としてまとめていきます。派手な演出は必要ありません。むしろ、静かに安全を守りながら、喜びだけはしっかり盛大に。転ばず、焦らせず、でも心は躍らせる。そんな“拍手の段取り”を一緒に作っていきましょう。

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第1章…ガッツポーズの日の主役は「大成功」ではなく「小さな勝ち」

ガッツポーズというと、どうしても“勝った人のポーズ”みたいに見えます。スポーツ中継で、最後の1球が決まった瞬間に「よっしゃ!」と腕を上げる、あの感じ。でも介護・リハビリの現場で一番価値があるのは、そこまで派手な勝利じゃありません。むしろ、目立たない勝利ほど尊い。何故なら、その勝利は「明日に繋がる形」で残るからです。

例えば、立ち上がる時に、膝がいつもより少しだけ前へ出た。杖を持つ手が、今日は落ち着いていた。歩く時に、足の裏がちゃんと床に触れた。笑った後に息が乱れずに戻った。家族や職員さんの声に「うん」と返事が出来た。これらは全部、“見つけた人だけが拾える宝物”です。本人が自分で気づける日もありますが、気づけない日もある。疲れていたり、調子が悪かったり、「こんなの当たり前」と自分に厳しかったりすると、宝物は床に落ちたままになります。

だから、ガッツポーズの日の最初の仕事は、勝利のサイズを小さくすることです。小さくするというより、正しくする。大きなゴールは遠いけれど、小さなゴールなら今日の中に置ける。今日の中に置けると、今日の中で達成できる。達成できると、明日もやる理由が残る。リハビリはこの“理由の連鎖”が命です。

ここで、1つ大事な考え方を混ぜます。勝利を「本人の能力」だけで決めないことです。例えば「今日は自分で立てた」も勝利ですが、「今日は“声掛けを聞いて”立てた」でも勝利です。「今日は“手すりを使って”立てた」も勝利です。道具を使ったらズル、ではありません。安全に辿り着くための工夫は、立派な勝利です。むしろ、工夫できた日は“賢い勝利”です。

施設のレクとして扱うなら、勝利の見つけ方にもコツがあります。大袈裟に探す必要はなくて、“いつもと違う一瞬”を見つけるだけで良いんです。表情が和らいだり、目線が上がった、背中が少し伸びた、返事が早かった。こういう変化は、本人の心と体が「動ける未来の方向」を教えてくれます。つまり小さな勝ちは、盛り上げポイントであると同時に、ケアのヒントでもある。だから見つけたら、拾って、ちゃんと渡してあげる。「今の良かったですよ」と。

そしてこの章の最後に、もう1つだけユーモアのスイッチを仕込んでおきます。ガッツポーズは腕を上げるもの、と思い込まないこと。手が上がらない日もあります。腕が重い日もあります。そんな時は、指先だけの“ミニガッツ”でいい。親指をちょこんと立てるだけでも良いんです。膝の上で小さく握りこぶしを作るだけでも良い。心の中で「よし」と言えたら、それも立派なガッツポーズです。勝利は、見える形が全てじゃない。だからこそ、周りが見つけて言葉にすると、本人の中で勝利が“本物”に昇華されます。

次の章では、この小さな勝ちを「その場で祝う」方法に入ります。拍手のタイミング、言葉の選び方、場の空気の作り方。ガッツポーズの日は、祝福を後回しにしない日です。今ここで、よっしゃ、をたくさん作っていきます。


第2章…拍手が先で説明は後~出来た瞬間を逃さない祝福レク~

リハビリや日常動作の場面で「出来た!」が出た時、一番もったいないのは何かというと、祝う前に説明を始めてしまうことです。職員さんの頭の中では、もう次の安全確認や次の手順が走っていますから、「今の動きはね」と言いたくなる。分かります。分かるんですが、ここは4月11日。ガッツポーズの日です。今日はルールを1つだけ変えます。「拍手が先、説明は後」。これで場の温度が一気に変わります。

何故、拍手が効くのか?拍手は、言葉より早いからです。言葉は選ばないといけないけれど、拍手は鳴らすだけで良い。しかも“正解が1つ”なんです。「今の良かった」を手で先に伝えられる。本人がまだ息を整えている途中でも届く。つまり拍手は、出来た瞬間の熱を冷まさないための“蓋”みたいな役割をしてくれます。

ここで今日のレクリエーションの主役が決まります。名付けて「ガッツポーズ速報」。テレビのスポーツニュースみたいに、出来た瞬間を見逃さずに、すぐ祝う。施設の中で“速報”と言うだけで、ちょっと笑える空気が生まれます。速報といっても大袈裟なことはしません。手を叩く、笑顔で頷く、ひと言だけ添える。これだけ。むしろ、ここが丁寧だと、午後全体が明るくなります。

祝福を“イベント化”すると職員も利用者もラクになる

「出来たら祝う」って、言うのは簡単ですが、忙しいとすぐに抜けます。だから仕組みにしてしまいます。例えば、午前の体操や歩行練習、移乗、トイレ動作、食事の姿勢作り。どの場面でも良いので、今日は「祝う合図」を決めておく。合図は立派でなくて構いません。むしろ、ちょっとダサいくらいが長続きします。「よっ、名人!」でも良いし、「はい、ガッツ!」でも良い。言うたびに少し照れる、その照れが場を和ませます。

さらに混ぜ混ぜ提案です。祝福の合図を“お店っぽく”するのもおすすめです。昨日のあんぱん喫茶のノリを借りて、「本日のおすすめ、今の立ち上がりでございます」と言ってみる。施設の日常は、少しだけ演出を入れると、空気が柔らかくなります。演出と言っても、嘘をつくわけではありません。出来たことを、出来たタイミングで、ちゃんと届けるだけです。

「よく分からないけど拍手される」が最強の日もある

祝うのが難しいのは、成果がはっきり見えない時です。歩数が増えたわけでもない、立位時間が伸びたわけでもない。でも表情が明るい。目線が上がった。返事が早い。こういう変化は、数字にし難いけれど、現場ではとても大事です。だから今日は、そこも祝います。

ただし、祝う理由を長く説明しないのがコツです。本人からすると、「どこが良かったの?」となることがあります。そこで便利なのが、短い言葉です。「今の、良い顔」「今の、姿勢が綺麗」「今の、落ち着いてた」。これで十分。言い切る。理由を語り過ぎない。祝福は、分析ではなく贈り物です。

そしてもう1つ。祝われる側が照れて「そんなことない」と言う時があります。ここは真剣に説得しなくて大丈夫です。照れは正常反応です。そんな時は、軽く返します。「じゃあ今日は“そんなことない記念日”にしましょう」。この一言で、勝利は空気の中に残ります。残れば勝ちです。

ガッツポーズは腕じゃない~体全体の「よし」で良い~

腕を上げるガッツポーズが難しい方もいます。だから“代替ガッツ”を用意しておくと、全員参加の空気になります。握りこぶしを膝の上で作るだけの「膝上ガッツ」。指先で小さく丸を作る「こっそりガッツ」。目を細めてうなずく「無言ガッツ」。これ、名前を付けた時点で笑いが起きやすいです。笑いは呼吸を整えて、緊張をほどいて、動きやすさにも繋がります。

祝福は、派手さではなく回数が大事です。1回の大きな拍手より、10回の小さな拍手。リハビリが続く人ほど、ここが効いてきます。今日のレクリエーションは、拍手のハードルを下げて、祝福の回数を増やすこと。これが「出来た瞬間を逃さない」コツです。

次の章では、祝福の“言葉”をもう少し磨いていきます。「すごい!」より「今の良かった!」が効く理由と、家族にも使いやすい言い回し。言葉が変わると、本人の自信の残り方が変わります。ガッツポーズの日は、言葉の腕前も上がる日です。

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第3章…「すごい!」より「今の良かった!」が刺さる魔法の声掛け

ガッツポーズの日に、一番化けるのは“言葉”です。拍手は早い、笑顔は強い。けれど最後に心に残るのは、やっぱり一言だったりします。ここでよく登場するのが「すごい!」。便利で、明るくて、言いやすい。でも現場では、時々こう返されます。「いや、全然すごくないよ」「当たり前だよ」「昔はもっと出来た」。すごいを受け取れない日もあるんです。本人が謙遜しているだけの時もあれば、自信が落ちている時もある。いずれにしても、こちらの応援が空振りすると、ちょっと切ない。

そこで登場するのが「今の良かった!」です。これは評価というより、実況です。大袈裟に持ち上げず、でも確実に見ていたことを伝える言葉。本人が否定し難いんですよね。「今の良かった」に対して「いや、今は今だよ」と言う人はあまりいません。言われた瞬間に、体の中に“良かった”がストンと落ちる。これが強い。

「すごい」は山で「良かった」は道しるべ

「すごい」は山のてっぺんを指します。頂上に立った人に向かって「すごい!」と言うと、とても気持ちが良い。けれど、リハビリの多くは“登山”ではなく“道作り”です。道が出来た瞬間、歩きやすくなった瞬間、曲がり角を上手に曲がれた瞬間。こういう時に「すごい!」と叫ぶと、少し距離が出ることがあります。「まだ頂上じゃない」と本人が感じてしまうからです。

一方「今の良かった!」は、道しるべを立てる言葉です。「そこ、良い感じだったよ」「そのやり方で合ってるよ」「その調子を続けよう」。これがあると、本人は次に何を繰り返せば良いかが分かります。言葉が次の一歩の設計図になる。ガッツポーズの日は、この設計図を増やす日にすると強いです。

“具体的”であるほど強い~でも長文は弱い~

声掛けで一番効くのは具体性です。ただし長くなると弱くなります。長文は説明になり、説明は評価になり、評価は時に負担になります。だから具体は短く、短く、短く。これがコツです。「今の、足が前に出た」「今の、目線が上がった」「今の、呼吸が落ち着いてる」「今の、手すりの持ち方が上手」。このくらいで十分。短い具体は、本人の中で“出来た感”をはっきりさせます。

ここで混ぜ混ぜ提案を1つ。声かけを“実況アナウンサー風”にすると、場が明るくなります。「おっと、今日の立ち上がり、安定感が違います!」「はい、足が前に出たー!」「本日の名場面、出ました!」。言葉だけ聞くと大袈裟ですが、顔が笑っていれば大丈夫。むしろ笑いが出ると、緊張がほどけて動きやすくなることもあります。もちろん、本人の性格に合わせて“控えめ実況”もできます。「今の、良いねぇ」くらいでも十分です。

家族が使うなら「褒める」より「見つける」

家族は、頑張って褒めようとして疲れることがあります。「とにかく褒めないと」と思うほど、言葉が不自然になる。でも家族が強いのは、褒めることより、見つけることです。「今の、前より楽そう」「今の、顔が明るい」「今の、止まらずに出来てた!」。評価をしないで、変化を見つけて渡す。これなら背伸びせず続きます。

もし本人が「そんなの当たり前」と返したら、そこで押し返さないのがコツです。押し返すと勝負になります。勝負になると疲れます。ここは笑いに変えます。「当たり前って言えるの、格好良い。じゃあ今日は“当たり前記念日”にしよう」。これで空気は丸くなり、本人の中に“見られていた”が残ります。残ったら勝ちです。

「出来た」を増やす言葉って実は“許可”の言葉

もう1つ大事な視点があります。「今の良かった!」は、本人に“そのままで良い”という許可を出す言葉でもあります。リハビリの途中は、本人が自分に厳しくなりがちです。「もっと出来るはず」「昔は出来てた」。その気持ちは大切ですが、厳しさだけだと心が先に折れます。だから周りが「今の良かった」を渡して、今の自分に丸をつける。丸が増えると、次の挑戦がしやすくなる。ガッツポーズは、挑戦の前に“安心”が必要が置けるんです。

次の章では、ここまでの「祝福」と「言葉」を、安全に続けるための段取りを扱います。盛り上がるほど転倒リスクや疲労は増えやすい。だから安全は静かに、喜びは盛大に。転ばず盛り上げる“裏方の技”を、ユーモアを混ぜつつまとめていきます。


第4章…安全は静かに喜びは盛大に~転ばず盛り上げる段取り術~

ガッツポーズの日は、盛り上がれば盛り上がるほど成功です。成功なんですが、同時に「盛り上がるほど危ない」も一緒に連れてきてしまいます。拍手が増える、笑い声が増える、本人の気持ちが前に出る。これは最高の流れ。けれど気持ちが前に出た瞬間、体が追いつかないことがある。つまり、今日、一番大事な裏方の仕事は、喜びを止めずに安全だけを静かに整えることです。舞台の上は明るく、舞台裏は冷静。これでいきましょう。

まず考えたいのは、ガッツポーズが生まれやすい場面です。立ち上がり、歩き出し、方向転換、座り直し、物を取る動作。ここは本人の「出来た!」が出やすい分、バランスも崩れやすい。だから段取りは、劇の照明みたいに“先に当てておく”のがコツです。椅子の位置、足元の物、手すりの確認、動線の確保。準備が出来ていると、職員さんは安心して拍手できるし、本人も安心して挑戦できます。

盛り上げ役と見守り役は同じ人にしなくて良いんです

ここで私の混ぜ混ぜ提案です。職員さんが複数いる場面なら、役割を分けると一気に安定します。盛り上げ役は声を出して場を温める人、見守り役は静かに足元や姿勢を見ている人。これは「仕事を分ける」というより、「空気を分ける」イメージです。盛り上げ役が一人で全部やろうとすると、声も出す、手も出す、目も配るで忙しくなり、気づいたら拍手が遅れる。見守り役がいると、盛り上げ役は安心して祝福に集中できます。結果として、本人の「出来た!」だけが綺麗に残ります。

もし職員さんが一人の場面でも大丈夫です。自分の中でスイッチを二つ持てば良いのです。動作の前は見守りモード、動作が終わった瞬間は祝福モード。合言葉は「終わってから拍手」。動いている最中に手を叩くと、支援の手が減ります。だから、拍手は“着地”の合図にする。着地ができたら拍手、これで安全と喜びが両立しやすくなります。

「よっしゃ!」の前に呼吸を整える一拍を入れる

ガッツポーズの日は、本人が頑張る分、呼吸も上がります。呼吸が上がると、次の動きが雑になりやすい。だから祝福の前に、ほんの一拍だけ“呼吸の間”を入れると、動きが安定します。ここは説教っぽく言わないのがコツです。「はい、今の良かった。じゃあ一回、フ~ってしよう」。この軽さが良いんです。真面目に「呼吸を整えてください」と言うと、急に体育の授業になります。今日は喫茶店ではありませんが、空気は“日常の楽しい時間”のままが正解です。

そして、この呼吸の間を“イベントっぽく”すると場が明るくなります。「ふータイム入ります!」「はい、ガッツ充電!」。少しふざけると、本人も照れ笑いしながら呼吸が整います。照れ笑いは強い味方です。筋肉が緩み、緊張がほどけ、体が動きやすくなります。

転倒を減らすのは禁止ではなく「選択肢」

安全のために「やらない」は簡単ですが、やらないばかりだとガッツポーズが出ません。そこで考え方を変えます。禁止ではなく、選択肢を増やす。例えば、歩く距離を短くする、歩く前に椅子に一度座る、手すりを使う、動作の回数を減らす、時間帯を変える。どれも“出来る形”に寄せる工夫です。本人の中で「やれた」が残る方が、次に繋がります。

ここで大事なのは、道具を使うことを“格下”にしないことです。手すりを使ったら負けではなく、手すりを選べたからこそ勝ち。杖を使ったら弱いではなく、杖で安全に進めたからこそ賢い勝ち。ガッツポーズは腕を上げるためのものじゃなく、明日も続けるためのものです。続く勝ちが一番強い。

「疲れた」を言えたらそれも勝利

盛り上がると、本人が疲れを言い出し難くなることがあります。「せっかく褒められたのに止めたら悪いかな」と思ってしまう。でも本当は、疲れを言えることが安全の鍵です。だから今日は、「疲れた」を言えたら拍手しても良い日です。もちろん盛大に拍手は照れるので、笑顔で「言えたの、えらい。休むのもガッツだね」と返す。これが出来ると、本人は安心して自分の体の声を出せるようになります。長く続ける人ほど、ここが重要です。

最後に、ガッツポーズの日の段取りを一言でまとめます。安全は静かに整えて、喜びは遠慮なく出す。拍手は着地に合わせて、言葉は短く具体的に。呼吸の一拍を忘れず、出来る形の選択肢を増やす。こうして「転ばずに盛り上がる」が出来ると、施設の空気は一段明るくなります。

次はいよいよ「まとめ」です。ガッツポーズが一日だけのイベントで終わらず、日々のケアに“勝てる空気”として残るように、温かく締めていきましょう。

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まとめ…明日もまた“勝てる形”で~ガッツポーズが続く施設の空気~

4月11日「ガッツポーズの日」は、腕を上げる日ではなく、“出来た瞬間”を見逃さない日でした。大成功よりも、小さな勝ち。1センチの前進、1歩の安定、1回の深呼吸、1つの笑顔。介護の場面では、そういう小さな勝ちを拾って、ちゃんと本人に返す。返した瞬間、勝利は「たまたま」ではなく「自分の力」に変わっていきます。

今日の合言葉は「拍手が先、説明は後」。出来た瞬間の熱を冷まさずに、まずは祝福を置く。すると本人の表情がほどけ、場の空気が明るくなる。そこに言葉を添えるなら、「すごい!」より「今の良かった!」。大袈裟に持ち上げるのではなく、今この瞬間を見ていたことを伝える。短く具体的な実況は、本人の中に“次も同じようにやれば良い”という道しるべを残してくれました。

そして、盛り上がるほど大事になるのが段取りです。安全は静かに整え、喜びは盛大に出す。拍手は着地の後、呼吸の一拍を挟み、出来る形の選択肢を増やす。道具を使った勝利は賢い勝利で、休む判断も立派なガッツ。そうやって「続く勝ち」を積み上げると、ガッツポーズの日は一日限りのイベントではなく、施設の日常に“勝てる空気”として残ります。

最後に、ちょっとした小ネタで締めましょう。ガッツポーズの反対は、たぶん“しょんぼりポーズ”です。でも、今日の施設にはしょんぼりが入り込む隙がありません。何故なら、小さな勝ちが見つかるたびに、誰かが心の中で「よっしゃ」を押しているから。明日もまた続けて、勝てる形でいきましょう。勝利は派手じゃなくていい。続くことが、一番格好良いガッツポーズです。

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