高齢者のレクリエーション!3月はお花見!企画のコツと注意点をご紹介
1はじめに
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3月も下旬になりますとお花見シーズンの到来です。
例年、雨だったり、風が吹いたりで、
気候の変わり目なので意外と厳しいお花見なのですが…。
高齢者さんもシーズンのお花見を楽しみにされているはず!
今日は高齢者施設や病院でレクリエーションの一環として
楽しむお花見の行事を企画してみました。
2高齢者のレクリエーション3月はお花見いかがですか?
日中はポカポカとした陽気に包まれるような心地よさが感じられる気候…。
満開に咲く桜の花…。
お花見弁当を持参して楽しむお花見は最高です。
梅祭りで白い梅の花、ひな祭りでピンクの桃の花、
お花見で折衷されたかのような淡いピンクの桜…。
ほら、春のお花が満載ですけど、最後の集大成が桜のようですよね…。
ここは是非とも春のビッグイベントの総仕上げとして、
桜のお花見を楽しんでおきたいところです。
3高齢者のレクリエーションでお花見を企画するコツとは?
さて、施設では何事も企画書ありきです。
お弁当を持ってお花見を楽しむ!
これでは企画書が通りません。
企画書作りには、野外散策の表題を当てますが、
効果に気分転換…これも通りません。
成果や効果の検証が出来ないからです。
ここは何に着目して成果を目指すのか?
得られる効果をどう検証したり、
評価するのかという意識をもって企画することが大切です。
まず前提となる確認事項は、
1 時間はどのくらい?適切性がある?
2 参加人数は?安全性は担保できる?
3 お弁当を含む準備物と運搬の段取り…衛生的な保管方法も大丈夫?
4 行事中の役割分担は出来ている?
5 全員の排泄や保清など必要な介護提供が担保出来るか?
6 ご病気で外出できない方の担保が出来ている?介護不足が発生しない?
7 寒暖や風などの天候配慮が可能か?
その後にお花見を実施出来る目算でイメージ。
シミュレーションです。
笑顔で楽しく…花びらを集めて…。
あ、これ色紙に貼ったら季節の飾り作りが出来ます。
お風呂に散らしても豊かな風情を感じさせてくれます。
夕食のお料理のお盆の端に数枚並べても…。
食欲が増していただけるでしょうか…。
甘酒に花びらを浮かべてお出ししても…。
あ、食べ物に逸れています…。
そう予めイメージしてみると予想は花見行事に留まらず、
施設や病院に戻った後の様子がガラリと変わることが
ご理解いただけますでしょうか?
実施前から実施後までの
シミュレーションを徹底する
次にお花見の効果検証法を考えておくことが大事です。
お花見をしている写真を撮って、施設内に貼り出す。
ご希望に合わせて高齢者さん、ご家族さんに焼き増して贈る。
講評をアンケートして効果を集計する。
これも1つの方法ですが…。
出てくる回答は、
『 桜の花がとても綺麗で目の保養になりました 』
…という漠然としたものしか出てきません。
桜の花びらで色紙などの制作物や甘酒やお料理に添える工夫を先述しましたが、
工夫を最大限生かして写真にしますと評価点が重複して発生していきますので、
効果の累積が目に見えて評価しやすくなります。
写真や動画の撮影をしまくる!
記録は後から付いてくる!
さて、もう1つ企画段階で深めてみましょう。
事前に場所を下見しておきまして、
桜の木はもちろん、トイレ、斜面などを路面チェック。
ここで、あえて安全性のある悪路をチョイスします。
日頃は平坦な施設内でのリハビリ訓練しか行っておりませんので、
自然な社会での実証実験を行うわけです。
もちろん、怪我が無いように慎重に行います。
この訓練結果も1つの効果や検証のポイントになります。
□ 足がまったくあがらない
□ 歩幅が進まなくなる
□ 歩く姿勢が前傾姿勢になる
□ ふらつきが出やすい
□ 後方傾斜が出る
…などなど、普段のリハビリとは違う検証結果が出てくるはずです。
こうした場面を理学療法士や看護師さんの随行を求めて
専門的に実施や記録してもらっても良いと思いますし、
記録物を担当者会議で開示して、
利用者さんの援助計画の改訂に役立てていくという観点も大切でしょう。
もちろん施設や病院におけるお花見行事の十分な効果や
検証の役割を果たすことは言うまでもありません。
専門職の視点からの評価を入れる!
撮影もお任せしてみよう!
4高齢者のレクリエーションでお花見をする注意点をご紹介
お花見のレクリエーションでの注意点は、
介護のプロの皆様が引率されますので、
トイレと寒暖変化など気候対応に尽きると思います。
トイレ介助をしているうちに目離しをしてしまい、
宴席でトラブルになる…。
軽微な怪我から最悪、行方不明者を出しかねないような事態まで
十分に注意しましょう。
温かいと思っていても、
風が強くなると急に寒くなることもあります。
不慣れな場所で急にトイレに行きたくなって
慌てて怪我をした…
こんな事態にも注意が必要です。
念の為、保清セットや着替えの予備、膝掛けやカイロなどを用意しておくようにしましょう。
最後に…。
団体で動くとなると準備が大変。
行事中の職員さんの負担もとても大きいです。
『 あ、晴れていて温かい! 』
お花見にレッツゴー!
その時のその場の気分でお花見を決定して外出することが出来る…。
じつは、これが本当に豊かな生活なのかもしれません。
5まとめ
最後はちょっと余談を入れましたが、
お花見を個別レクリエーションとして、
導入されてみても効果が上がります。
綺麗は花びらを集めて施設に戻り、
その日1日を花の美しさと共に満喫して過ごす。
なんとも贅沢な話です。
野原で桜の木々に囲まれながら、
15分ほどお昼寝してみても気持ち良いです…。
効果云々はこの文字に出来ない気持ち良さだ!
と言いたくなりますが…
お仕事とは記録と説明と確認が要求されるものなのです。
気持ち良く実施して、
結果も気持ち良く山ほどたくさんの思い出としてしっかり残す!
是非、高齢者さんと介護者さん、一緒にお花見の行事を楽しんでみてください。
誠にありがとうございました。
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是非、お寄せくださいましたら幸いです。
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