はじめに
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高齢者さんのレクリエーション企画です。
ホワイトデー?高齢者さんに馴染みがないんじゃ…。
そう思いますよね。
でも…これだけ広告やテレビがホワイトデーに染まりますと、誰でも意識しちゃうものです。
多少でも高齢者さんが興味のある世界であれば、可能性を膨らませたり、チャレンジしたり出来るように、お手伝いするのが介護職のお仕事!(*^▽^*)
高齢者レクリエーション企画!ホワイトデーどうする?
3月14日はホワイトデーです。
どこへお買い物に行かれましても、お菓子コーナーは元より他の食品コーナーでも、テレビでもラジオでもホワイトデーに関する話題で溢れています。
高齢者さんも若い頃から今現在まで色恋の粋も甘いも経験されてきておられるだけに、頭にはしっかりインプットされています。
実際にホワイトデーらしきアクションを自分がしたか…という話になるとゼロという方もおられるかもしれませんが、お子様と一緒に品物を買う…くらいのアクションはしたことがあるかもしれませんね。
さて、ホワイトデーのムードですから、便乗して活かすことでレクリエーションを盛り上げることも可能だというのが、今回の記事の主旨でございます。
1 イメージカラーは白
2 贈答品はマシュマロ・クッキー・飴・チョコレートなどのお菓子
3 ホワイトデーらしいメッセージカードやラッピング
ホワイトデーのイメージから引用して活用できるヒントはこの辺りになります。
高齢者レクリエーション企画!簡単工作?
工作と言いましても、いろいろな物作りが考えられますが…。
イメージカラーは白、清廉潔白にちなんだシンプルがテーマになります。
大きく崩さないように白を残しつつ、強調しつつ工作します。
はぃ…。
ほとんど何もしない。
簡単、無字で白…。
メッセージカードであれば文字とワンポイントスタンプくらいで完成させることが妥当でしょうか…?
さて、工作物にもいろいろな発想ができます。
1 ホワイトデーのペア意識を活用した品物 ( ペア カップリング )
□ 箸置き … 配膳した時に箸を置く置台。
… 牛乳パックの厚紙を活用して作る箸置き…はポピュラー?赤と青でペアにします。
… 陶器で焼き上げる手間暇を加えますと本格的なものにもチャレンジできますよね。
□ コースター … グラスの敷物。
… 基本丸く作りますが独創性ある形や色にしても置くグラスによっては映えます。
… 紙製の場合、輪郭を丁寧にハサミでギザギザや波カットにする精密作業もリハビリになります。
… 木の枝や板をボンドで接着して本格的なコースターにチャレンジしても楽しいです。
… かまぼこ板2枚を接着して削って作る木工細工も本格的に楽しめますよね。
… 刺繍など布製品を本格的にレース編みしてみても立派な作品が出来ます。
…などなど。
2 ホワイトデーのレクリエーションでグループを意識した物 ( グループワーク )
大勢で一斉に楽しむ方法としてはいろいろな企画が出来ます。
1 メッセージカード
… それぞれの高齢者さんに全員に対して 『 良い印象 』を感じる事柄を1人に対して1枚ずつ作成してもらいます。手書き・直筆で(*^▽^*)褒められて嫌な方はいませんので、褒め倒し大会はいかがでしょう?…中には素晴らしい文句が登場することも、よくあることです。
… 作成相手を身内・隣人に変えます。お菓子を添えて本当に配ってみますと身内や隣人との結束が高まり効果的です。
2 ムードを活かす
… 一定以上の年齢の方にとってドキドキなのがフォークダンスではないでしょうか?踊らなくてもバックミュージックで流すことで盛り上がる心情が創出できます。
… 実際にフォークダンスを踊るということも可能であれば実践されてみれば良いと思いますが、難しいですよね。テーブルを囲み、男女交互に着席して風船バレーやスプーンリレーを行うなど簡易化を図ってみても良いと思います。この時の小道具に色づけや工作要素を加味することもレクリエーションに最適です。
3 特定の意中のお相手に向けた品物 ( オリジナルで独創性あるもの 個別ワーク )
強い思いと集中力を必要とする個別ワークです。
もちろん、完成品は立派に売れば売れちゃいます。
箸置きやコースターなどの食事関連用品で少し触れましたが…。
日常的にお相手と使うことを意識して用意するものですので、お相手の好みのリサーチや一緒に交換用品として意識して制作しますと制作熱が入りますし、仕上がりもグレードアップしていきます。
高齢者レクリエーション企画!おやつ?お料理?それとも?
3章はホワイトデーを盛り上げるのに、高齢者のレクリエーションで食べ物を扱う場合です。
おやつ作り
定番はマシュマロやクッキー、キャンディーです。
それぞれを本格的に調理してみることも楽しいでしょう?
□ マシュマロ
□ クッキー
□ キャンディー
…じつは専門菓子屋さん並みに、プロ級に作ることは、そう簡単ではありません。
でも、皆で作るからこその味わいがありますよね。
さらに、クッキーにマシュマロを乗せて、生クリームでデコレートしてキャンディーを細かく砕いた物をアクセントに散らす…立派なスイーツですよね(*^▽^*)
四季の果物を添えますとグレードアップしますよね。
※ ワンポイントアドバイス
普通は、デイサービスや施設で作った場合、その場で作って食べてしまいます。
調理→時間の経過→雑菌の繁殖→食中毒とクレーマー対策…という流れがあるからです。
持ち帰りいただけるようにラッピング・包装をして贈答に活用いただけるように材料を吟味するという道もあります。
この場合、食中毒やそこから派生するクレームなどが、万が一、クレームが寄せられることを防ぐために、予め責任所在の一筆をレクリエーションをご案内して参加可否を伺う際に盛り込んでおくようにしましょう。
また持ち帰ったおやつについても当日消費を促すメッセージを添えておきましょう。
お料理
ホワイトデーのイメージカラーである白を活かしますと乳製品やシチューが真っ先に浮かびませんか?
高齢者さんのカルシウム補強とバランス良い野菜の栄養素…確かに合致しますよね。
シチューの他にもホワイトソースがけのお魚、お肉、お野菜もマッチします。
ブロッコリーもカリフラワーへ…など大部分が白に向くようにマッチングしていきますと雰囲気が創出できます。
ただ、真っ白にしますと栄養価も見た目もさっぱりし過ぎて楽しくないので基調を白にしてみましょう。
それとも?
ホワイトデーのお昼やおやつ、贈り物といろいろと企画を詰め込みましたら、けっこう1日がかりで楽しめませんか?
そこまで内容を詰め込んだ場合は、高齢者さんのご家族や親族、近隣のご招待デーに発展しましょう。
もちろんボランティアさんもご招待しましょう。
こうしたご招待はホワイトデーに限るお話ではありませんが、ホワイトの清浄なるイメージと、バレンタインに続く恋愛ムードなど人が集まる要素を内包していると言えるでしょう。
ご招待のお客様のおもてなしを考えた際に大切なのが飲み物。
お茶の定番、緑茶、ほうじ茶、玄米茶、ハーブティー
100%果汁にミネラルウオーター
葛湯、生姜湯、金柑湯、甘酒など…10種類もあればパーフェクトでしょうか。
まだ寒い日もありますからね。
温かい飲み物が喜ばれます。
近隣の農家さんで梅桃桜の花びらをいただいて、お皿の隅に3色を添えてお出ししますと花だけに華やかになりますよね。
…綺麗に洗ってくださいね。
…風味と見た目のアクセントとお伝えして食べても大きな害にはなりませんが一言添えておくとクレームがありません。(*^▽^*)
まとめ
ホワイトデーのレクリエーション企画の話題はいかがでしたでしょうか?
行事食に向きがちなのですけども、高齢者さんのレクリエーションで大切なのは自宅では出来ないこと、外出した先でこそ楽しめる大掛かり感に期待される向きが大きいです。
工作、食事、飲み物への工夫のアプローチ。
ご家族や地域を招待してのイベント化。
少人数から大人数まで企画の幅を変えて見ることで、企画段階で案がたくさん出来ます。
高齢者さんと共に職員さんも一緒に楽しめる企画を創出してくださいね(*^▽^*)