二十四節気の啓蟄の意味は?どんな日でどんな虫がいる?

[ ☆ 3月 March ☆彡 ]

はじめに

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二十四節気の1つ『 啓蟄 』は3月6日頃を指します。

啓は開く、蟄は冬眠している虫を表します。

そう…冬眠していた虫が出てくるという意味ですね。

今回はそんな頃合いのお話です(*^▽^*)



二十四節気の啓蟄の日の意味は?

まだまだ寒くて雪が降る時候なのですが、たまに温かい日もある時候です。

雪が降っても、積もるのが少なく、溶けるのも早くなります。

1年を24個に分けた指標の1つである啓蟄は、一定の期間のことを表しています。

正確には3月6日頃~20日頃のこと。

この期間をさらに3等分して七十二候という指標があり、
□ 蟄虫啓戸 ( すごもりむしとをひらく ) … 6日~10日
□ 桃始笑 ( ももはじめてさく ) … 11日~15日
□ 菜虫化蝶 ( なむしてふとなる ) … 16日~20日
と、分けられています。

漢字で凡その意味が分かりますよね、それぞれ…。

□ 土中に冬眠していた虫たちが、土を押しのけて外に出てくる頃。
□ 桃の花が咲き始める頃。
□ 菜っ葉を食べてしまう青虫が紋白蝶になる頃。
という意味ですよね。

虫が出てくるところから、蝶になるまで…昔からじっくり観察されていたのですね。

桃?

桃はその高貴な香りから、昔から高級品でした。

聖なる果実とも呼ばれ、病が治るとも、飾りとして室内で香りを楽しむなど富貴の象徴でした。

桃の節句もあって大事にされた桃の実や花ですが、現在では実を良くするのに摘蕾してしまうので、観光用に桃園でもない限りは寂しい咲き方にもなります。

和歌山県の岩出市や紀の川市には、『 荒川の桃 』とブランド化もされて、立派な桃の栽培農家さんが多くおられます。

時候になりますと桃源郷を思わせる桃林を見ながらのドライブが市中あちこちで出来ることでしょう。

もちろん7月の出荷時期にも一級品が揃います。

私の人生最高の桃はこの地域で体感したものです。

余談でした…。

二十四節気の啓蟄の日はどんな日?

三寒四温で少しずつ気温が上昇し始める啓蟄の頃。

日中の陽射しは少しずつ上昇しますが、上空の大気で寒暖が入り交じるので天候が変化しやすい頃合いとも言えるでしょう。

よく雨になりますし、雨で地面が濡れることで柔らかくなるので、虫たちが出てきやすい環境が整うのかもしれませんね。

さて、啓蟄の頃には 『 菰 ( こも ) はずし 』 という儀式があります。

実際に各土地土地では、2月下旬から3月中旬にかけて天候を見ながら、日付を決めて行っているようです。

この菰とは藁で編んだ敷物で、アイキャッチにあるような松の木に腹巻のように巻かれた物です。

菰はずしは、この菰を外す儀式です。

冬の間に松に害虫がつくことを防ぐために、啓蟄の頃に外すわけです。

正確には松の木を守るために菰に害虫を集めて、外して一網打尽に燃やすという昔からの知恵ですね。

とはいえ、マツカレハなどの害虫よりも、その天敵となるヤニサシガメなどが菰に入り込むことが多くて、かえって松がダメになるとして、近年では減っているようです。

もちろん儀式として続く地域もたくさんあります。

冬でも、虫は土の中…とは限りませんものね。

何も知らない我々庶民から見ますと、冬でも虫と人の熾烈な戦いの世界を覗ける儀式なのかもしれませんね。

先人からの叡智に感服するばかりです。

二十四節気の啓蟄にはどんな虫がいる?

歳時記に登場します虫たちは、青虫と紋白蝶、マツカレハとヤニサシガメもあるでしょうね。

蟄虫啓戸…これに含まれる虫の記載が抜けていましたね…。

実際のところ、どんな虫がこの言葉の中に意味されているのかは記録がありません。

虫では紋白蝶などのチョウやガ、ミツバチやアリ、テントウムシ、カタツムリなど。

ヘビやカメ、カエルなんかも虫へんの入る漢字でしたね。

他にも冬眠中の動物たちも目覚めますよね…。

啓蟄の頃合いから気温と共に、こららの虫たちが目覚めるんですよね。

じつは<啓蟄の頃の意味の1つに、春に目覚めて農業を本格始動しましょう!という意味もあるのだとか…。 菰はずしもそうですが、温かくなったので、農作業に気合いを入れましょう! 虫の害を良く見て、駆除しましょう…頑張れ! という啓発の意味でしょうか…(*^▽^*)

まとめ

古来から、飢饉があったり、四季の厳しい寒暖の変化の中、生きることが大変だったのだろうなぁと歳時記を学ぶにつけ、ふと思います。

記録を付けて、編纂して公布したのは、時の政権ですが、民間発想でないところが、『 税金待ってます! 』の先の収穫高向上を見込む下心ゆえが透けて見えるような…気もしないでもないです…。

それはさて置き…。

ひねた解釈はともかくとしまして…。

農作業には年中休みなしです。

四季、温度、自然との闘いですよね。

日中は農地で作業、夜は藁を編んだり、加工食品を作る…。

年中無休でやることが山積みの農家さん…。

啓蟄の頃から虫との闘いの一年の幕明けとも言えそうです。

我々も自らのお仕事に本格始動して頑張らねばなりませんね(*^▽^*)

管理人
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