高齢者のレクリェーション!夏の8月と9月と3月に外出レクで新機軸のおすすめをご提案です。

[ ☆ 3月 March ☆彡 ]

はじめに

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高齢者施設やデイサービスでよくある外出行事。

もうパターンは出尽くした感がありませんか?

それも職員主導で楽しませる形ばかり…。

介護は介護を受ける人のためにするのですが…。

施設が年中行事に含まず、見事に避けまくることが1つあるのです。

盆踊りを入れても盆をしない。

秋祭りをしてもお彼岸を入れない。

死や別れを連想するから避けるのかもしれませんし、ご家族と親密な時を過ごしていただくために外すという理由もあるでしょう。

けれど、全員外すのは検討違いじゃないですか?

今回は、お盆とお彼岸、3つの仏事をレクリェーションとして昇華するコツを記事にまとめました。

是非、参考にアレンジして担当者様には導入してみてくださいね(*^▽^*)



高齢者のレクリェーションを考える時に対象となる高齢者の状態を考えよう

表題は立派ですけど…。

お盆とお彼岸という仏事をレクリェーションに取り入れる工夫…。

まず、このレクリェーション企画書は先述した課題もありますので、個別レクリェーションに位置付けましょう。

理由の詳細は以下の通り…。

事業所を利用する利用者さんと家族さんの背景を優先する

お盆やお彼岸に帰省する家族様が存在する利用者さんは省きます。

ご家族様とお盆やお彼岸を過ごしていただくことがレクリェーションを受けるよりも有意義だからです。

身寄りがない、子ども様が存在しないなどの理由がある方が対象になりますよね。

身寄りや家族のない方でも心情に影響することを考慮する

そう…利用者さん自身の気持ちや背景、ご家族や親族のお気持ちを配慮して実践することが大切です。

ですから、実施前に十分なリサーチを行うことが不可欠です。

訴訟社会ですので、どこからどのようにクレームが付くか分かりません。

クレームに縮こまり、レクリェーションに取り組まないことも頷ける要素ですよね。

職員が仏事の最低限度の知識を持つことが大事です

誘導や介助、引率する職員の仏事に関する基礎知識がとても重要です。

万難を排して実施したとしても、結果、不満やクレームにさらされるようでは本末転倒ですよね。

様々な宗教の基礎知識や墓地、盆や彼岸の風習を理解することで、初めて適切に盆やお彼岸を取り入れたレクリェーションを実施できます。

逆転の発想をしますと、盆やお彼岸をレクリェーションに取り込むことが出来る施設は、現在の日本の中でもトップクラスの施設として名声を得ることになります。

高齢者のレクリェーションにお盆やお彼岸を取り込む理由

先述したように、お盆やお彼岸は仏事ですよね。

我々、介護者の中では、まだ生活に重い位置づけで仏事を持つ家庭は少なく減っています。

核家族で離れて過ごす。

分家初代…。

いろいろな事情で若い世代は仏事に触れる機会が少ないかもしれませんね。

ですが、余命が分からない、介護を受ける状態の利用者さんには仏事や死後の世界が強く頭に残る傾向があります。

だからこそ、墓地や死後に繋がる盆や彼岸の風習を避ける向き、楽しいであろう盆踊りや花火大会、灯籠流しなどのイベントで誤魔化すのもありでしょう。

でも、本質の何も改善しませんよね?

と、ここまでは現代の若い世代の解釈で高齢者の解釈は違うのです

視る視点を変えましょう。

高齢者さんの心情を深く察することが大事です。

今の高齢者さんの若い時代は、複合世帯が主で大勢で集まり過ごすのが当たり前の時代。

介護も家族全体で分業して幼児から頑張っていたんですよ。

お盆やお彼岸のお供え物作りから、お仏壇、お墓のお供えまで小さい頃から取り組んできた世代なのです。

病気や怪我で介護を受けるようになるまでは、きっと習慣として頑張ってきたお勤め。

出来なくなった事、それが仏事です。

家の中で、お仏壇があって、片麻痺を抱えながら、一生懸命にご飯やお水をお供えする高齢者さんを私は何人も見てきました。

ご先祖様を敬い、先立った伴侶を敬う姿を何人も見てきました。

訪問介護で仏壇のお水やご飯が禁止という鬼のようなQ&Aの解釈だとも思いましたよ。

介護支援専門員時代、どうやってこれを毎日、解消しようと悩んだこともあります。

現状ではクリアする道はケアマネージャーや訪問系サービスには出来ないように封じられている状況とも言えます。

そこで合法的に解消できるのは施設か通所サービスとなるわけです

もちろん、毎日は無理です。

ですから、1年に3回あるお盆と秋春のお彼岸を解消してあげる道を作って欲しいなと思うのが本記事を書く発端ですかね。

そして、きっと日常的にお供えが出来ずに悩み、ストレスを抱える人ほど年の3回のレクリェーションの短時間であっても、お手伝いを受けて解消できるという効果は絶大なものがあります。

日常的な画一的レクリエーションよりも効果は著しいはずです。

高齢者のレクリェーションにお盆やお彼岸を取り込むのもいろんな理由付けができる

高齢者施設や通所サービスで実施するには多くの決まりがありますよね。

効果を記録する必要がある

□ 認知症予防、脳活性化、ストレス軽減に資する。回想法に勝る実地訓練になる。

…個別レクリェーションで外出機会を確保する代わりに、体験や思いを利用者さんに語っていただくことにしましょう。

満足ある記憶と思い出から語られる言葉は重みがあり、傾聴する他の利用者さんを感動させる効果が必ずあります。

□ 墓地は下見をしますけども、車両停車位置から、車椅子で向かうにしても課題がいくつかあります。車両停車位置から遠いとか、段差がいくつかあるなどの課題です。

…自走が可能な方には道路走行試験の効果を見込みます。

斜面であったり、自走限界能力などの測定記録を計測するという名目は十分な実施理由に出来ます。

歩ける方は歩き、車椅子の方は車椅子で移動できるようにする。

スロープなどの活用する福祉用具はもちろんですが、排泄面への配慮や発汗、水分補給なども気配りが大切です。

さらに仏事に活用する道具を利用者さんの自費で、準備は職員で行うという配慮も忘れてはいけませんよね。

やるからにはとことん、完璧さが求められますよね。

□ 日本の伝統文化に沿うことそのものが実施理由にできます。

…夏で言えば七夕であったり、夏祭りであったり、実施理由って適当ですよね?

お盆やお彼岸は利用者さん個人に向けてのレクリェーションとして重要な意義を持つことが出来ます。

ただし、希望される全員のうち、条件を満たせる人だけに提供される主旨説明が重要です。

また実施中、残る利用者さんの個別ケアも疎かにしてはならず、二面行動を計画的に実施する技量が求められます。

h3>具体的な実施に大事な事

このレクリェーションの実働にはとても手間がかかります。

一も二もリサーチ、アンケート、交渉の連続です。

墓地を管理する住職に依頼するところまで丁寧に行えば万事OKです。

忘れがちな点をいくつか書いておきますね。

外出する人数に付き添う人数。

さらに残りの利用者さんのケアに残る職員人数の対比率での人員人数を必ず運営基準を満たす形で保持せねばなりません。

そういう法律と決まりですからね。

あと車の走行日誌や行事企画書なども適切に記録せねばなりませんよね。

人が足らないのであれば、事務員、ボランティア、施設長などに予め呼びかけ外出向きに人員をプラスしていくことで解消は見込めます。

ただし、外出向きに核となる職員の指示が通る周到な根回しも重要ですよね。

登録制度の兼ね合いから、内向きに追加人員を振ることを避ければ実現が可能になります。

まとめ

これで十分に、高齢者の楽しみ、願いの1つが叶うことになるかなぁと期待して記事を書いていました。

これまで介護支援専門員として、この悩みを聞かされて解消する方法は訪問介護員さんでした。

それも保険は適用できませんので自費です。

2時間で4000円~8000円を人件費に支払い、花や道具を用意して…と結構な額になっていましたね。

デイサービスさんや施設さんでやらないか?と声をかけたこともあるのですが、実際に実施されたことは…今までありません。

人手不足と手間を嫌うのが重なったところが理由だと思います。

本当の意味で個別性を敷くということは、お盆やお彼岸に見る個性も尊重してしかるべきだと思うんですけどね(*^▽^*)

管理人
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