夫が尿管結石で入院した時の体験談 ~ 入院編 ~
はじめに
Menu
さて入院直前編に続く、入院中の体験談。
細かいところはいろいろあるのですけども、尿管結石にちなんだ部分に絞り込みです。
え?いろいろ書くのだろって?
近年、貴重な入院体験ですからね。
ケアマネージャーさんは意外に知らない入院の実態もあるものですよ。
是非、参照してくださいね(*^▽^*)
尿管結石での入院日当日
入院日=手術日ですね。
他の病気だと、事前に検査だとか手順を踏むのだろうけども、当日の朝から絶食の上で入院。
浣腸も初体験だったようですね。
若い看護師さんに浣腸をされて引き攣ったとか…。
医療用の浣腸って長い管が先端に付いてますよね…あれ、奥の方から全部、排便するように促すためのもの。
時間と共に便が下りてくると、麻酔中はダダ漏れになってしまいますから。
そう尿管結石をレーザーで砕く手術は、下半身麻酔で実施。
初の麻酔も歯を除いて広範囲は初体験。
浣腸?
『 3分くらい我慢してくださいね 』と看護師さんに言われましたが、3分も我慢できず、1分程度で出てしまったとか、我慢強くないなぁと思いつつ…。
でもって汚染していませんけど、シャワー室を勧められて共同浴槽へ。
シャワー室も…普段、患者さんが車椅子で利用すべく広いスペースの個浴ですが…まぁ乱雑な物置きでして…夫はここで先行きの不安を感じたそうな…。
その後、時間が過ぎて時間となり、大の大男が…車椅子で運ばれて行きました。
手術室までは歩けても車椅子が原則なんだとかで、運ばれて小柄な女性看護師さんに押されて行きましたね。
…なかなか笑いを堪えるのが大変でした…。
さて手術の舞台はどうだったのか?
手術台はベッドでして、産婦人科のベッドと同じ構造ですね。
上で寝て、横向いて腰に麻酔。
麻酔が効いて、触っても感じない状態になったら、腰から下の寝ている部分がガチャンと外れて足を開いて固定する支えが下からせり上がるわけです。
で、患者の顔の横にも画面があったらしくて自分の内臓と手術状況を見せて貰えたのだそうだ。
レーザーと言ってもビーっとビームではなくてパンッパンッと玩具の鉄砲のような発射音で、尿管内の産毛と共に石は砕かれて液体があるので水の中で発射の度に舞い上がるように舞うのだとか…。
『 数十発の射的を俺の体の中で楽しまれましたか、お医者様? 』
そんな感慨を夫は抱きながら、腎臓から膀胱にかけてライン上に始まり、上半身に熱感。それも体内から沸き上がる熱間を感じるのだそうです。
帰りはベッドごとで移動して居室まで戻ってきました。
手術台から70kgの巨体を6人掛かりで、ヨッコイセとシーツを担架代わりに移動したのだとか…。
お医者様、肉体労働までお疲れ様でございました。
入院中に起こった印象深い出来事
家族は誰も付き添わなかったんですけどね。
だって育児もありますし、家事もあるもの。
夫は入院中にだいぶ大変だったようだ。
術後は留置カテーテルという排尿の固定式の管が入り、下半身は麻痺したまま。
少しずつ腰の中心から麻酔は抜けたようだ。
で、人生初のおむつを体験中だったんですけどね。
どうもおむつが腰で膨らむ。座布団の上に寝ている間隔だったらしい。
そして股下が肌とどんどん離れていく。
夫は…『 これカテーテルから尿が漏れてんじゃね?意図せず失禁? 』
と、定時に点滴交換に来訪する看護師さんに尋ねたらしい。
布団を捲って、おむつも開いて確認してくれたけど、『 大丈夫ですよ~ 』と、そのまま閉じて去っていくことが2度、3度…。
同じ質問がしつこいとも思うんですけど…。
で、術後の17時から翌朝まで、頭は付けたまま、寝返りまで、起きたらダメという決まりをひたすら守ったと…。
後頭部に寝禿げが出来る思いだったとか…。
ちなみに起きようとしたらしいけども、頭痛がひどくなり諦めたとも…。
患者は言うことを聞かないものだ…。
翌朝~翌々日退院まで
まぁ~ご機嫌が悪い悪い…。
翌朝、看護師さんがカテーテルを、引き抜いたと…やりように不満爆発で…。
さらに点滴をコロコロしながら、トイレに向かうこと…頻尿…。
尿管結石の砕いたかけらがコロコロと尿に混ざって出るものだから、違和感が満載…。
砕いたんだから、命には別条なくなったし、凄い痛みからも解放されたというのに、この不満は何故?ってところです。
で、しっかり食べていたものの、退院時にはふらふら~としてて、最終日に機嫌が良くなるかと思えば、『 会計してきたら、またフロアにお戻りくださいね、タグを外しますから~ 』と、病院システム…。
治療の終わりと共に逃走する人も少なくないのだとかで、そんなシステムがあることを初めて知る…。
そして機嫌が悪いまま、2泊3日分、10万円の会計 ( 事前に負担減免してこれね…。 ) をして退院した…。
そんなわけで入院は無事に通過したけども不満しか残らないという…
そこは夫もケアマネージャーですから、もう着眼点が鋭いし、細かい。
自分のところの施設と比較してどうだとか、事前説明が足らないだとか。
病院食は水気だらけで旬の素材を1つも使わない冷凍三昧だったとか…。
おむつ交換1つしなかったと…。
あ、あの腰の部分のおむつが座布団化するやつね、麻酔が抜ける時って、毛穴が復活するので汗を掻いて動くという発汗作用。
座布団は汗を吸収した結果。
おむつが股下に垂れ下がったのも、それだけの発汗量だったから重くなったわけ。
見た目には汚染もないが、開いた時点で重みくらいはすぐに分かりそうなもの。
夫も、少しは介護保険の利用者さんの気持ちが体験できたので良かったのではないだろうか?(*^▽^*)
最後に
病院に向けて矛先が向きつつも、まだ片側の腎臓にはカテーテルが入ったままで石がある。
両側は同時にできないのだそうな…。
単に2回に分けて、月を跨いで入院費の勘定?
とも勘ぐったが…いかんともしがたい空想である。
ただ本人と家族の闘いはここからまだ続くことになったのは次のお話…。
と、いうわけで3部へ持ち越しです(*^▽^*)
誠にありがとうございました。
お気づきのご感想を
是非、お寄せくださいましたら幸いです。
応援をよろしくお願いします]
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。