冬の宝石が転がる!~透明丸氷で“見る・聴く・遊ぶ”特養レク大全~

[ 冬が旬の記事 ]

はじめに…ウイスキーの影を消して氷を主役にする冬の作戦会議

冬のレクリエーションって、実は悩ましいんですよね。外は寒い、手先は冷える、床は濡れると危ない。なのに、季節感は出したい。そんな矛盾だらけの冬に、ひょいっと救世主みたいに現れるのが「氷」です。しかも、今回は“食べる氷”ではありません。飾って、転がして、音を鳴らして、光を当てて、溶けていくドラマまで楽しむ。いわば、冬の宝石で遊ぶ日です。

ただ、ここで1つ壁があります。透明で丸い氷って、どうしても大人のグラスのイメージがついて回る。特養の現場で「さて、今日は丸氷です」と言った瞬間、どこからともなく“バーのマスター”みたいな空気が漂ってしまう危険があるわけです。そこで本記事は、氷のイメージをきっぱり塗り替えます。丸氷はウイスキーの相棒ではなく、「冬の宝石」。氷の音は晩酌の合図ではなく、「冬の楽器」。この言い換えだけで、場の品格が一段上がり、現場の安心感もグッと増します。

透明な氷の作り方も、もちろん触れます。でも、主役はあくまで「遊び方」です。作り方は短く、キラキラは堂々と。何故なら、特養のレクは“手順の美しさ”よりも、“その場で笑顔がちゃんと増えるか”の方が強いからです。透明に拘り過ぎると、冷凍庫の前で職員さんが修行僧みたいな顔になりがちですし、肝心の当日は「溶ける前に急げ!」と、レクが運動会みたいになってしまいます。冬のレクは、焦ったら負けです。凍るのは氷だけで十分です。

このシリーズで扱うのは、食べない氷遊び。冷え過ぎない工夫を入れながら、「見る」「聴く」「転がす」「溶かす」で成立するメニューを中心に組み立てます。触る時間は短く、道具を使って安全に。参加は“見るだけ”でも大丈夫。氷に触れない人も、立派に主役になれます。実況係、審査員、宝石鑑定士、発掘隊長。役職だけはやたら増えますが、現場あるあるとして「役があると参加しやすい」のは強い味方です。

透明丸氷メーカーの紹介ページにあった「色をつける」「葉っぱを入れる」という発想も、しっかり活かします。緑の葉っぱが氷に閉じ込められているだけで、季節の空気が一気に立ち上がるんですよね。氷は冷たいのに、雰囲気は温かい。矛盾してるのに成立する、この感じが冬レクの醍醐味です。

さあ、氷で遊びましょう。冬の静けさの中で、トレーの上をコロコロ転がる丸氷が「コト…」と鳴った瞬間、何故か皆さんの顔がちょっとだけ子どもに戻ります。氷は溶けます。でも笑いは案外、溶け難い。そんな冬の時間を、ここから一緒に作っていきます。

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第1章…透明丸氷は“冬の宝石”だ!~作り方は短くキラキラは盛大に~

透明な氷って、お店の氷みたいに澄んでいて、見ているだけで気持ちがスッとしますよね。家庭の冷凍庫で作った氷が白く濁るのは、腕前が悪いわけでも、冷凍庫が古いわけでもありません。氷が凍る途中で、空気や水の中の成分が中に閉じ込められてしまい、「白い芯」として残ってしまうのが主な理由です。つまり、氷は悪くない。悪いのは、凍り方の都合です。ここは氷に謝りつつ、私たちが勝てるやり方でいきましょう。

透明にする考え方は、難しく聞こえるけど中身はシンプルです。「一気に全部を凍らせないで、ゆっくり上から凍らせて、白くなる原因を最後に追いやる」。この“追い出し作戦”が上手くいくと、キラキラの透明氷になります。クーラーボックスで上から凍らせる方法が有名なのも、これが理由です。ただ、今回は丸氷にしたい。そこで登場するのが、“タンブラーっぽい丸氷メーカー”です。あれは見た目こそコップみたいですが、役割は「氷を丸くする装置」ではなく、「氷を綺麗に凍らせる段取りを作る装置」なんですね。ここを理解すると、買うか買わないかの迷いがちょっと減ります。迷いが減った分、現場の余裕が増えます。伝説の装備はだいたい余裕です。

透明丸氷の作り方は“短くて良い”けどコツは外さない

作り方の説明の肝心なコツです。まず水は、出来れば浄水や軟水が扱いやすいです。沸騰させて冷ました水を使う人もいますが、魔法の儀式というより「空気が少し減って、ちょっと有利になる」程度の感覚で十分です。次に、説明書通りの時間で凍らせたら、最後に残った白っぽい部分や余った水は潔く手放します。捨てる勇気が透明を作ります。もったいない精神が強いほど、氷が白くなる。冬の教訓ですね。

そして最後の仕上げは、冷凍庫ではなく「光」です。透明丸氷は、光が当たった瞬間に完成します。窓辺の自然光、室内灯、スマホライト。どれでも良い。ライトを横から当てると、氷の中の屈折が宝石みたいに見えて、みんなの目が「おお…」になります。この「おお…」を引き出せたら、第1章は勝ちです。氷はもう、ただの冷たい塊ではありません。冬の宝石です。

緑の葉っぱを凍らせると氷が“季節の標本”になる

丸氷メーカーの紹介ページにあったアイデア、あれは良いです。色をつける、葉っぱを入れる、何かを閉じ込める。食べるためじゃなくても成立します。むしろ、食べない前提だからこそ「見た目に全振り」出来る。ここがとても特養向きです。

例えば緑の葉っぱ。大きめで形がはっきりした葉を選んで、氷の中に1枚だけ入れて凍らせると、氷がいきなり“標本”になります。冬の中に閉じ込めた夏みたいで、会話が生まれやすい。「これ、何の葉だろうね」「昔、庭に似たのがあったよ」「うちのばあちゃんは葉っぱで遊んでた」みたいに、記憶の引き出しが開きます。葉っぱはただの飾りじゃなく、会話の鍵になるわけです。鍵はブロック破壊で出るタイプではなく、氷から出ます。

色をつける場合も、濃くする必要はありません。淡い色の方が“宝石っぽさ”が出ます。濃過ぎると、何故かかき氷のシロップ感が出てしまって、途端に夏が侵入してきます。冬の記事なので、主張は控えめが上品です。

「透明じゃなくても勝てる」保険を用意しておくと現場が安心する

ここ、現場の人ほど共感してくれるポイントです。透明丸氷を目指しても、冷凍庫の機嫌や水の成分で「ちょい白い芯が残った」みたいなことは普通にあります。その時に落ち込まないために、レクの中でサラッと言っておくと強いです。「白さは雪っぽくて冬らしい」「透明は光で盛れる」。この保険があるだけで、作る側の心が折れません。折れない心が、レクを成功させます。

結局のところ、第1章のゴールは「透明丸氷を完璧に量産する」ではなく、「氷が主役になれる舞台を作る」ことです。透明なら宝石。少し白ければ雪玉。どっちでも冬は成立します。ここまで整えば、次の章でいよいよ氷を転がして音を鳴らし、皆さんを“冬の楽器隊”に任命できます。冬の楽器は、持ち替え不要。溶けたら終了。それくらい潔いのが、氷の良さです。


第2章…カンカンコトコト~氷の音楽会!~トレーの上で冬が鳴る~

透明丸氷が「冬の宝石」なら、ここから先は「冬の楽器」です。氷って、触った瞬間に冷たいのに、音が鳴った瞬間にちょっと笑える。このズルさがレク向きなんですよね。しかも音は、食べ物みたいに好みが割れ難い。「美味しい・美味しくない」で揉めない世界線。現場に優しい。まず、この時点で氷は合格です。

ただし特養でやる以上、冷たさと安全は大前提。ここは小難しい注意書きで空気を冷やすのではなく、段取りで事故を遠ざける方向にします。床を濡らさない、手を冷やし過ぎない、そして参加の形を1つに固定しない。触らなくても音は聴けるし、音を聴くだけでも立派な参加です。音楽会は、演奏しない人がいても成立しますからね。むしろ「聴衆が多いほど盛り上がる」まであります。

「トレー+タオル」で冬の音は安全に鳴る

舞台は机の上。ここが安心です。トレーを置いて、その下にタオルを1枚。これだけで、濡れた時の広がりを止められます。氷は素手で握りこまない。転がすのはトングでも良いし、タオル越しでも良い。ルールは簡単で、「冷たいものは賢く扱う」。それだけで十分です。

丸氷はコロコロ転がるので、勝手に音が出ます。最初の一音が出た瞬間、だいたい誰かがニヤッとします。「今の、良い音だねぇ」。この一言が出たらもう勝ちです。冬の空気が、机の上でちゃんと動き始めます。

音が変わると会話が増えて会話が増えると冬が楽しくなる

ここからが面白いところで、同じ氷でも、置くものが変わると音が変わります。金属っぽいトレーなら「カンカン」、プラスチックなら「コトコト」、木の板なら「コロン」。音の違いは、説明しなくても分かる。だから会話の切っ掛けにしやすいんです。

「どの音が好き?」と聞くだけで、その人の好みが自然に出ます。普段は返事が短い方でも、「こっちの音、落ち着くね」とポツリと言ったりします。氷は冷たいのに、会話は温まる。冬って、こういう矛盾が美味しい季節なんですよね。

ここで職員さんがやると強いのが、役職を勝手に増やすことです。「本日の音響監督」「氷の鑑定士」「冬の効果音係」。名前を付けるだけで、参加のハードルが下がります。参加者が増えると、音も増える。音が増えると、笑いも増える。氷はどんどん溶けるのに、場の熱量は上がっていく。不思議だけど、現場ではよく起こるやつです。

ゲームにすると一気に盛り上がるけどルールは薄味がちょうど良い

氷の音楽会は、難しいルールを入れない方が上手くいきます。おすすめは「真似っこ」と「当てっこ」。誰かがトレーの上で一回転がして音を鳴らす。次の人が同じリズムで鳴らしてみる。それだけで“合奏”になります。上手く出来なくても大丈夫で、むしろズレた方が笑えます。音楽会は失敗が味になる世界なので、特養と相性が良いんです。

もう1つは「どの素材の音でしょう?」という当てっこ。目を瞑って聴くだけ参加も出来ますし、声を出すのが難しい方は頷きや表情で参加できます。氷が勝手に助けてくれるレクって、そう多くないので、ここは遠慮なく氷に働いてもらいましょう。

冷え過ぎない工夫で氷は“優しい楽器”になる

氷は、長時間の接触さえ避ければ味方です。転がす時間を短くする、触れるのは道具越しにする、そして机の上で完結させる。この3つが守れていれば、氷は危ないものではなく、冬を感じる道具になります。

もし「冷たさが心配で、やっぱり不安」という場面があれば、氷の代役を用意しても良いんです。透明感のある保冷剤や、ツルッとしたボールを使って“音の練習”だけ先にやっておいて、本番の氷は最後にちょっとだけ登場させる。主役の登場時間を短くして、拍手だけもらって帰ってもらう。氷のタレント運用ですね。現場ではこういう割り切りが、一番強いです。

音は目に見えません。でも、耳に入った瞬間に空気を変えます。第2章のゴールは、透明丸氷を完璧に転がすことではなく、「冬って案外おもしろいね」と言える空気を作ること。トレーの上の小さなカンカンが、気づけばフロアの冬を丸ごと明るくしてくれます。次は、その氷を“溶かして勝つ”遊びに進みましょう。溶けるほど、ドラマが増えます。


第3章…発掘だ!救出だ!~氷の中のお宝ミッションで手も心も動く~

氷レクのずるいところは、転がすだけで楽しいのに、さらに「物語」まで背負わせられるところです。第2章で氷が“冬の楽器”になったなら、次は“冒険の舞台装置”になってもらいましょう。そう、氷の中にお宝を閉じ込めて、救出するやつです。聞こえは大袈裟ですが、実際は「氷が溶けるのを見て、手を動かして、当たったら嬉しい」だけ。なのに気分は探検隊。現場はいつも通りなのに、空気だけ急にロマンが増えます。冬ってこういう“急にロマン”が許される季節なんですよね。

ただし特養でやる以上、ここは“楽しさのための安全設計”を先に仕込んでおきます。氷の中に入れるものは、誤飲の心配がない大きさで、角が尖っていないもの。これだけで安心感が段違いです。小さくてキラキラのビーズのような氷は、見た目は最高なんですが、現場だと悪役になりがちです。キラキラは氷に任せて、宝は大きめにいきます。宝とは、勝手に大きく見せるものです。

「氷を割る」より「氷を溶かす」方が特養向き

お宝ミッションは、つい“叩いて割る”方向に行きたくなりますが、そこはグッと抑えて「溶かして救出」に寄せた方が、特養では安定します。理由は単純で、割ると飛ぶし濡れるし、テンションが上がると力加減が難しくなる。でも溶かすなら、飛ばないし、静かに盛り上がるし、何より「時間が味方」になります。氷が溶けていく過程そのものが、ちゃんとレクになるんです。

溶かし方は、ぬるま湯を少しだけ使うのがコツです。ここで熱湯を持ってきたら、氷が負けるのは早いけれど、レクのドラマが終わるのも早い。氷はドラマ担当なので、簡単に退場させない。霧吹き、スポイト、スプーンでちょっとずつ。これで十分です。参加者は「溶けていく変化」を見て、手先を動かして、最後に救出できる。やることが多いのに、負担は軽い。良いとこ取りです。

役割が増えるほど盛り上がる~探検隊は多職種連携でいく~

このお宝ミッション、実は「役割遊び」がめちゃくちゃ効きます。救出する人がいて、見守る人がいて、記録する人がいて、判定する人がいる。つまり、全員が主役になれる。これが特養で強いんです。身体機能や認知の差があっても、参加の形を変えれば同じ場に居られる。探検隊って、隊長だけで成り立ってないですからね。地図係も必要、実況係も必要、そして「それ、宝じゃなくて氷だよ」ってツッコむ人も必要です。ツッコミ担当がいると場が締まります。氷は溶けますが、ツッコミは溶けません。

宝の内容も、盛り上がりに直結します。例えば「季節の宝」として、葉っぱの形の飾りや、雪の結晶っぽい大きめのパーツ。あるいは“架空のお宝”として、紙に「宝石券」と書いたものをラミネートして入れる。救出した瞬間に「おめでとうございます、宝石券です」と言うだけで笑いが取れます。宝石券は換金できませんが、笑いは換金できない方が平和です。

「正解」を作らないと安心して楽しめる

この手のレクで大事なのは、「こうしなきゃいけない」を作らないことです。救出が早い人もいれば、ゆっくりの人もいる。溶かし方が豪快な人もいれば、職人みたいに丁寧な人もいる。全部正解にしてしまうのが、特養の勝ち方です。

そして、救出が最後まで上手くいかなくても、全然、良いんです。氷の中から宝が出なくても、出てきたのは会話と笑いです。結果としては、既に宝を掘り当てています。これを言葉に出来ると、レクとしての芯が強くなります。「宝は氷の中じゃなく、場の中にあった」みたいなやつです。言い切ると、ちょっとロマンっぽくなって冬に合います。

冷え過ぎ対策は「触らない仕組み」にすると自然に解決する

冷たさが心配な時は、触らない仕組みに寄せれば良い。氷を直接触らせない。トレーの中で完結させる。道具を持つのは職員が中心でも良いし、参加者は「指示役」「応援役」「判定役」でも良い。ここで無理をしないのが、冬レクの正義です。

一方で、参加者が「自分でやりたい」と強く希望することもあります。その時は、短時間だけタオル越しで触れる、手袋をつける、触ったらすぐ温かいおしぼりで手を戻す。こういう“戻し”をセットにすると安心です。氷は冷たい、でも手は冷やしっ放しにしない。このメリハリがあると、現場の不安が減ります。

発掘ミッションは、派手さはないのに、何故か盛り上がります。理由は簡単で、人は「溶けていくもの」から目が離せないからです。氷は静かに変化し続ける。そこに「宝」という目的が乗ると、自然に集中が生まれる。気づけば、机の周りに小さな円が出来て、みんなが同じものを見て笑っています。冬のレクで一番欲しいのは、実はこの光景かもしれません。

次の章では、この“見守る楽しさ”をさらに伸ばして、光と色と影を使った「氷の展示会」に仕上げます。溶けるほど美しくなる。そんな反則技を、氷にやってもらいましょう。


第4章…溶けるまでがドラマ!~光・色・影で“氷の展示会”を完成させる~

氷の良いところは、最初から最後まで「ずっと同じ顔」をしないところです。作った瞬間が完成ではなく、むしろそこからが本番。透明でキラキラしていたのに、時間が経つと表面にうっすら水の膜ができて、光の反射が変わる。角が少し丸くなって、影が柔らかくなる。最後は静かに溶けて、舞台から消える。こんなに“退場が美しい主役”って、なかなかいません。冬のレクで「短時間で盛り上がって、後味よく終われる」っていう理想を、氷は自然にやってくれます。

ここでやるのは、食べない、飲まない、でも一番映えるやつ。「氷の展示会」です。展示会というと大袈裟ですが、実際はトレーに氷を並べて、光を当てるだけ。なのに場が整う。特養って、こういう“ささやかな舞台作り”が効くんですよね。やり過ぎないのに華やぐ。氷はその代表選手です。

光を当てるだけで氷は宝石になる

まずは光です。氷の透明感は冷凍庫で完成するのではなく、光で完成します。窓辺の自然光が入る時間があるなら、それが一番綺麗。もし時間帯が合わなくても、卓上ライトやスマホライトで十分です。ポイントは「上から照らす」より「横から照らす」。横から当てると、氷の中で光が曲がって、急に宝石感が出ます。氷は屈折で勝負してくるタイプなので、照明の当て方で性格が変わるんです。

ここで小さな演出を1つ入れると、グッと華やかになります。「本日の展示テーマは“冬の宝石”です」と言って、職員さんが勝手に開会宣言をする。誰もチケットを持っていないのに、何故かみんなが“来場者の顔”になる。この瞬間があると、ただ氷を眺める時間が、ちゃんとイベントになります。

色は濃くしない~冬は“淡さ”が上品で強い~

次に色です。氷に色をつける発想は、まさに展示会向き。けれど、冬の記事で勝つ色は「淡い色」です。濃くすると夏っぽくなり、途端にかき氷が脳内に出てきます。冬の氷は、雪や霜みたいな繊細さが似合う。だから、薄い色をフワッと。色は主役にならず、光の相棒に徹します。

そして、透明氷が完璧じゃなくても色が助けてくれます。少し白い芯があっても、それは“雪の核”として成立します。冬の展示会では、欠点が味になる。ここが氷の優しさです。作った人の心も救ってくれる。まさに福祉的です。

葉っぱを入れると氷は“冬の標本”になって会話が生まれる

葉っぱや花弁など何かを一緒に凍らせるアイデア。これは展示会のエースです。氷の中に閉じ込められた葉っぱは、それだけで話題になります。しかも緑って、冬の室内では強い色です。視線を引き寄せるのに、派手過ぎない。さらに「これは何の葉だろう」「昔、庭にこういうのがあった」みたいな記憶の糸を引っ張ってくれます。氷は冷たいのに、思い出は温かい。冬にぴったりの対比です。

ここで大事なのは、“食べない前提だからこそ出来る遊び”として語ることです。食べるとなると嚥下や衛生や好みが絡みますが、展示なら「見て楽しむ」が正義。特養の現場では、この割り切りが強い。見るだけで楽しめる人が増え、参加の幅が広がります。

影は静かに盛り上がる氷の“影絵”は想像以上に効く

展示会で地味に盛り上がるのが「影」です。透明な氷は、影が薄いと思われがちですが、光を横から当てると床やトレーに、ジワッと不思議な影が出ます。色付きの氷なら、影にも色が落ちます。これが意外と綺麗で、「わぁ…」が出る。声が大きくなくても盛り上がる、静かなタイプの感動です。

もし可能なら、白い紙を敷くと影が見えやすくなります。紙は舞台の背景です。氷の主演俳優を引き立てるために、背景はシンプルが勝ちます。舞台裏の美学ですね。

溶けていく時間を“イベントの終わり方”に使うと後片付けが平和になる

展示会の締めは、氷が溶けることそのものに任せるのが一番綺麗です。氷が小さくなっていくのを見て、「そろそろ閉館ですね」と言えば、自然に終われます。これ、実は現場でめちゃくちゃ大事です。レクが終わる時って、熱量が残ったままだと切り替えが難しい。でも氷は、勝手に終わりを作ってくれる。主演が静かに退場してくれるので、観客も静かに席を立てる。こんなに後片付けが優しいレク、なかなかありません。

もちろん床は濡らさない工夫が必要ですが、そこは舞台の段取りです。トレーとタオルのセットがあれば、氷は安心して溶けられます。溶けることを止めない。むしろ、それをドラマにする。冬の展示会は、最後の一滴まで美味しい…いや、食べないんでした。最後の一滴まで“美しい”が正解ですね。

氷の展示会は、派手な動きがなくても成立します。むしろ、静かな時間の中で「同じものを一緒に眺める」ことが価値になる。特養の冬に必要なのは、こういう“静かに笑える華やかさ”かもしれません。ここまで来たら、氷はただの冷たい物体ではなく、冬を運んでくる装置です。次はいよいよまとめで、食べない氷遊びの良さを、綺麗に回収して終わりましょう。

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まとめ…食べないし冷え過ぎないけど笑える!~冬レクは氷で勝てる~

冬のレクリエーションは、正直、難易度が高い季節です。寒さで動きが鈍る、手先が冷える、床が濡れると危ない。条件が厳しいのに、季節感はちゃんと出したい。そんな冬に、氷は意外なほど頼れる相棒でした。しかも「食べるため」じゃなくて良い。むしろ食べないからこそ、氷は“安全に、上品に、遊びに全振り”できます。ここが特養の現場にぴったりという提案でした。

第1章では、透明丸氷を「ウイスキーの相棒」から「冬の宝石」へと改名しました。作り方は短く、コツは外さず、後は光で勝つ。完璧な透明じゃなくても、白さは雪玉の味になる。氷作りが修行になる前に、ちゃんと“宝石”として仕上げる発想に切り替えられたのが大きかったですね。氷は冷たいのに、作る側の気持ちは軽くなる。ここからもう、冬の勝ち筋が見えていました。

第2章では、トレーの上で丸氷を転がして「カンカン」「コトコト」と鳴らしました。音は目に見えないけれど、空気を変える力が強い。しかも味の好みで割れない。音響監督や鑑定士など、役職を勝手に増やせば、触らない参加も成立する。氷は楽器になって、場の温度を上げてくれました。氷は溶けても、笑いは案外溶けません。ここは冬の名場面でした。

第3章では、氷の中のお宝を救出する発掘ミッションに進みました。叩いて割るより、溶かして救出。霧吹きやスポイトでちょっとずつ進めると、静かな集中が生まれて、机の周りに自然な一体感ができます。宝が出ても出なくても、出てくるのは会話と達成感。探検隊は多職種連携で回る。隊長だけじゃなく、実況係、判定係、応援係がいてこそ楽しい。氷は舞台装置としても優秀でした。

第4章では、光・色・影で「氷の展示会」を完成させました。横から当てた光で宝石になる氷、淡い色で冬らしさが増す氷、葉っぱを閉じ込めて会話の鍵になる氷。そして、溶けていくこと自体が“閉館の合図”になる氷。終わり方まで美しい主役は貴重です。レクって、盛り上げるより“綺麗に終わらせる”方が難しい時がある。でも氷は、勝手に終わりを連れてきてくれました。なんて親切な主演俳優でしょう。

結局、今回の結論はシンプルです。冬は「大きく動く」より、「小さく美しく遊ぶ」方が強い。氷はその中心に立てます。触る時間を短くする、道具を使う、机の上で完結させる。これだけ守れば、氷は危ないものではなく、冬を楽しむ道具になります。そして何より、氷は“準備が多少うまくいかなくても成立する”。透明が甘くても雪玉になるし、色が薄くても光が補う。完璧を求めない現場ほど、氷は頼りになります。

もし次に現場で冬のレクに迷ったら、こう言って始めてみてください。「本日は冬の宝石展です。入場無料、退場は氷の気分次第です」。たぶん誰かが笑います。その笑いが出た時点で、氷はもう成功している。冬の主役は寒さじゃなくて、私たちの遊び心です。氷はそれを、ちゃんと冷やし過ぎずに守ってくれます。

最後に日夜頑張っている介護士の皆さんへ。自宅に戻ったら小さな丸氷をお好みのフレーバーで作ってお酒やジュース、はたまたスープで試してみてください。温冷の差で楽しめるのはもちろんですが、閉じ込めたフレーバーが徐々に溶けて混ざって、新たな風味や甘さが溶けるのに合わせて足されるようにしてみると憩いの一時が実現できます。冬ですから冷やし過ぎは禁物ですが、優雅でくつろぐ休息の時間を楽しめると思います。
※特養の高齢者さんは集団生活ですから、全員に同じようにとは出来なかったので食べることを今回は諦めた記事になりました。

今日も閲覧ありがとうございましたm(__)m


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