テーブルの上のレクリエーション!憲法記念日を語って笑って学びあう春の日に

目次
はじめに…イベント縮小?でも大丈夫!知的な談話で春の机上レクはいかがですか?
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5月3日、憲法記念日。
聞くだけで何やらお堅い響きが漂ってきそうですが、実はこの日、介護の現場ではちょっとした“困ったちゃんデー”でもあります。
なぜかって?
そりゃあゴールデンウィーク真っ只中ですもの。
「おばあちゃん、今日お休みもらえませんか? 子どもと出かける約束で…」と、育児中の職員さんや、「母の介護で家を空けられなくて…」と、家庭を支えるパートさんたちが一斉に戦線離脱していく時期。
施設内には、まるで歴史の荒波をくぐり抜けてきたような強者(つわもの)高齢者たちと、少数精鋭の現場職員だけが残されるのであります。
さあ困った。
こんな日にド派手なレクリエーションなんて、とてもじゃないけど人手が足りない。
じゃあ何をする?
そう、ここは“頭”と“心”を動かすレクリエーション、「語って学ぶ机上レク」の出番です!
憲法なんて難しそう?
いえいえ、難しくするのは解説書のほう。
実際は人間の「幸せ」と「生き方」を考えるとても身近なテーマです。
「戦争ってどんな風だった?」
「昔の暮らしはどんな感じ?」
「この国はどうして今こうなってるの?」
そんな問いかけをきっかけに、高齢者さんの記憶の扉がそっと開きます。
そしてその語りが、実は“声を出す練習”や“手振りの運動”になっているとしたら?
介護職員さんにとっては、“歴史の生データ”を聞ける勉強のチャンスだったりもして…。
人手不足の中でも、心が通い、未来につながる🩷。
そんな一日を、今年の憲法記念日に目指してみませんか?
第1章…ゴールデンウィークでも現場は通常営業?それでも笑える憲法レクのススメ!
世間がウキウキと浮かれムードで連休に突入している頃、介護施設はというと……はい、いつも通りの通常営業です。
むしろ人手は減って、現場の緊張感はいつも以上。
なにしろ「家族旅行でお休みを…」「子どもの日があって…」と、職員たちが羽ばたいていくのがこの時期。
気がつけば、今日の勤務表には自分の名前しか残ってない!?
なんてホラーな日も、あるあるですよね。
でも、ここで嘆いてばかりもいられません。
せっかくの憲法記念日、何かイベントらしいことを…と考えた時に、パッと浮かぶのが“机上レクリエーション”。
派手な装飾や買い出しも、機材の設置も不要。
必要なのは、テーブルとイスと、ほんの少しの知識と好奇心だけ。
あとは高齢者さんの「語りたい」「聞いてほしい」という想いがあれば、立派なレクリエーションが始まるのです。
「今日は憲法記念日ですね」と話を切り出すと、目を細めて語り始める方がきっといます。
「あの頃、玉音放送を聞いたのよ」「戦後すぐに紙芝居が流行ったのを覚えてる」「学校で何を学んでいたかって? そりゃあ今とは全然違うよ」などなど、実体験ベースの話がどんどん飛び出してくるから面白い。
しかもこれ、ただのおしゃべりじゃありません。
声を出すことは発声訓練、手を使って表現するのはリハビリ。
記憶を辿るのは回想療法。
つまり、知的好奇心をくすぐりながら、自然に身体と心も動いてしまうという、まさに“いいとこ取り”のレクなんです。
憲法?
なんだかおカタい…なんて思うかもしれませんが、実はこれほど人間味あふれるテーマはありません。
だって、基本的人権や平和主義って、毎日の生活に深く関わっているんですよ。
「電車がちゃんと動くのも憲法のおかげかも?」「笑って暮らせるのって、すごいことじゃない?」なんて視点から入れば、高齢者さんも思わず「なるほどねぇ」とうなずいてくれるはず。
イベントが難しい時期こそ、知的であたたかな“語らい”の時間を。
地味?
いえいえ、机の上で繰り広げられる“言葉の舞台”は、きっと想像以上に華やかで、そして意外なほど、楽しいのです🩷。
第2章…戦争体験から家族の思い出まで…語るうちに動き出す!心と身体のリハビリ効果
さぁ、「憲法記念日だから語りましょう」なんて言っても、いきなり「前文を音読して!」では誰も口を開きません。
そりゃそうです。
そんなレクリエーションがあったら、私だって静かにお茶をすすって黙秘しますとも。
けれど、「戦争のとき、食べ物ってどうしてたんですか?」とか、「地元に兵隊さん、来てましたか?」なんて問いかけると、一気に空気が変わります。
ピクリと表情が動き、記憶の引き出しが、ギィ……っとゆっくり開いていくのが分かるのです。
高齢者の皆さんは、歴史の“当事者”です。
教科書に書いてあることよりもずっとリアルな体験を、心と身体で覚えています。
空襲の記憶、疎開先の風景、焼け跡で見たもの、戦後の闇市のざわめき、憲法が変わったときの大人たちのざわざわした空気。
そのどれもが、まるで映画のようなドラマを秘めている。
しかも、それを語るという行為自体が、実はとても大きなリハビリ効果を持っているのです。
まずは声を出す。
これだけでも嚥下機能の訓練になります。
そして自然と出てくる手振り身振りは、肩や腕の柔軟運動に。
さらに、「あれって何年だったっけ?」「あの時、一緒にいたのは誰だったかな?」と頭を働かせること自体が、記憶を司る脳の活性化につながります。
机を囲み、ハーブティーでも片手にのんびり談笑しているだけ…と見せかけて、実はフルコース並みに頭も身体も使ってる。
これ、まさに究極の机上レクリエーションですよね🩷。
そしてもう一つ。
語られた話を聞いて驚くのは、実は職員さんたちかもしれません。
「えっ、この人が昔は…?」「まさかそんな体験をしてたなんて!」と、日ごろのおだやかな姿からは想像もつかないような“物語”が、ぽろりとこぼれ落ちてきます。
それをきっかけに、普段のケアでも声かけや接し方が少し変わる。
関係性が深まり、笑顔が増える。
そんな連鎖反応まで起こってしまうのですから、これはもう語る宝石箱、開けない手はありません。
ただし、話の引き出し役を務める職員さんにはちょっとしたコツが必要。
いきなり政治や宗教に踏み込まず、まずは「どんな遊びしてました?」「おやつはどんなの?」といった身近な話題からスタートして、徐々に深い話へと入っていくのがコツ。
最初からエンジン全開ではなく、あくまでスロースタート。
エピソードがこぼれ出すのを、ゆったりしたテンポで待つのが成功の秘訣です。
気がつけば、レクリエーションの時間はあっという間に過ぎ、みんながほんの少しだけ若返ったような顔をしている…。
そんな不思議な時間が、机の上で始まっているのです。
第3章…“あの頃”の記憶をどう使う?ブログや郷土史と未来への教材にしよう
さてさて、語って笑ってちょっと涙して…そんな語らいタイムが終わったら、はいおしまい、で終わらせるのはもったいなさすぎます。
だってそれは、まるで宝石をざくざく掘り当てておいて、そのまま土に埋め戻して帰るようなもの。
いえ、今こそ、その記憶たちに「日の目」を見せてあげる時です。
まず、王道なのが“記録”です🩷。
と言っても難しく考える必要はありません。
紙にメモしてもよし、職員さんがスマホで音声を残してもよし。
大事なのは、誰かの言葉が“その時だけの空気”で終わらないように残すこと。
もし時間と元気があるのなら、その記録をちょっと整えて“ブログ記事”にしてみませんか?
「〇〇施設の語り部たち」「昭和からの手紙」…なんてタイトルをつけて公開すれば、地域の人々や家族、はたまた歴史好きの読者たちから大きな反響があるかもしれません。
もう少し本格的に挑戦したい方は、地元の郷土資料館や市役所とタッグを組むのもおすすめです。
実際、戦中戦後の生活史を集めて展示や小冊子にしている地域はたくさんあります。
そこに“現場の声”が加われば、資料の価値はぐんと高まりますし、地域貢献にもなりますよね。
「この街には、こんな歴史があったんだ」と、未来の住人たちが感動してくれる日が来るかもしれません。
そして、もっとロマンあふれる提案もあります。
それは、語られた話を“物語”にしてしまうこと。
例えば、80年前の小さな町で、少年少女が戦争と平和のはざまで何を見て、どう生きたのか…。
そんなエピソードをもとに短編小説に仕上げて、エブリスタやnote、Kindleなどに投稿してみる。
するとどうでしょう、介護施設で行われた机上レクリエーションが、いつの間にか「文学作品のきっかけ」になっていた、なんてことも。
もちろん、「いやいや、そんな大それたことは…」という方もご安心を。
まずはほんの一歩、次に語るときのために「前回の話」を職員間で共有しておく。
それだけでも次回のレクリエーションがぐっと深みを増します。
そしてなにより、ご本人が語ったことを誰かが“覚えていてくれた”と分かった瞬間、あの方たちはきっと、誇らしそうに、ほんの少し照れながら、また語ってくれるのです。
思い出はしまい込むものではなく、回して輝かせるもの。
さぁ、この憲法記念日、語られた一言ひとことを、未来への種にしてみませんか?
第4章…机上レクがケアプランに⁉ 介護現場で記録が宝になる理由とは?
「レクリエーションなんて、どうせお遊びでしょ?」
――なんて、まだ言ってる人がいたら今すぐにメガホンで叫びたい。
いやいや、とんでもない!それ、むしろケアの根幹かもしれませんよ!と。
机の上で和やかに話していたと思ったら、そこには発声・記憶・指先運動・そして社会参加という、介護の4大エッセンスがぜーんぶ入っていた、なんてことがザラにあります。
言い換えるなら、机上レクリエーションは「話す版・機能訓練」なのです。
しかもこれが無料で、楽しく、しかも“続けたくなる”っていうんだから、ちょっと魔法めいてますよね。
では、その魔法の記録、どうするの?という話ですが、ここがポイントです。
「今日は〇〇さんが戦後のごはん事情を語りました」「△△さんがご自宅の防空壕のことを思い出されました」…この一言を記録に残すだけで、ものすごい価値が生まれます。
というのも、これって立派な生活歴アセスメントにもなりますし、本人の興味関心、会話能力の評価、さらには精神的な活性化の根拠にもなり得るからです。
実際にこれをベースに、次のケアプランに「回想レクリエーションの継続希望」なんて一文を忍ばせておくと、「この施設、ちゃんと個別性に配慮してるわね~」と、ケアマネさんやご家族にも好印象。
そして何より、高齢者ご本人が「今日はいっぱい話せた」「あのこと、誰かが覚えててくれた」と感じることで、自尊心と笑顔がぐんとアップするのです。
職員側にも副産物があります。
普段は“介助される側”だったあの方が、語りの中心になっていたり、他の利用者さんから「へぇ~!すごいね!」と称賛されていたりする姿を見ると、胸の中にホカホカとした灯がともる。
記録だけじゃなくて、心にも残るレクって、実はそういう時間のことなのかもしれませんね🩷。
さあ、もう「イベント縮小モードだからレクは軽くでいいか…」なんて思わないで。
むしろこの時期こそ、“語り”の力を味方につけて、利用者さんの人生をたっぷり語っていただきましょう。
その時間こそが、ケアの質を高める“宝の地図”になるのですから。
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まとめ…知識は心の杖!語り合うことで記念日は“生きた日”に変わっていく
憲法記念日。
それは教科書の中だけで眠っている日じゃありません。
今年の5月3日を、ちょっとだけ特別な一日に変えてみませんか?
「今日はイベント無理そうだなぁ」と思ったら、机の上に魔法をかけてみましょう。
紙もペンもいらない。用意するのは、あたたかな語りと、やさしいまなざし、そしてお茶の香りだけでいいんです。
そこに広がるのは、高齢者の人生という名の壮大な物語。
戦争をくぐり抜け、暮らしを立て直し、家族を支え、今に至る――その一言一言は、まるで“生きた歴史書”のページをめくるような時間です。
そして、そうした語りの場は、ただの思い出話では終わりません。
記憶が動き、身体が動き、心が動く。
聞く人の心も、そっと揺れます。
語られた話を記録し、次に繋げ、介護のケアプランに反映していくことだってできる。
あるいは、ブログにまとめて発信してみる。
もっと大きな夢を持てば、小説や地域資料にまで発展するかもしれません。
なんて豊かなレクリエーションでしょう。
憲法というテーマは、難しくて遠いようで、実は「わたしって、どんなふうに生きていいの?」という、とても身近な問いに向き合うためのヒントだったりします。
だからこそ、怒りでも、疑問でも、納得でも、何かしらの“心の声”が出てくる。
それを誰かと共有することで、社会を知ることになり、また、自分を見つめ直す機会にもなるのです。
イベント縮小の春でも、机の上は広がっていきます。
笑い声と、記憶と、やさしい語りが織りなすこのひととき。
それは、介護の現場に春風のような“対話の光”をもたらしてくれることでしょう。
さあ、今年の5月3日は、語ってみませんか?🩷
「憲法」ってテーマで、一番笑った人に、おかわりのお茶をどうぞ――(^-^)
[ ⭐ 今日も閲覧ありがとう 💖 ]
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