介護士ママの昼新年会は3回で心が昇る~友情が残る2時間台本~
目次
はじめに…食事会じゃなくお茶会で新年をちゃんと始める方法
新年って、本当は「始まった」だけで目出度いはずなのに、介護士ママの現実はそう簡単にいきません。シフトは容赦なく回り、家のことは勝手に減らず、子どもは元気で、身体は年末の疲れをまだ抱えたまま。気づけば「新年おめでとう」を言いながら、心だけが置いていかれる日もあります。
だから今回の新年会は、背伸びをしません。豪華な食事会を目指すのではなく、14時から16時の2時間だけ、家でお茶を飲む。これを堂々と「新年会」と名付けてしまう。おせちの残りと、お取り寄せスイーツと、温かい飲み物。それだけで十分です。むしろそれがいい。準備が軽いから続けられるし、続くから効く。新年のスタートに必要なのは派手さより、ちゃんと回復できる仕組みです。
しかも今回は、ただのお茶会ではありません。3人のママ友が順番に家を回して、3回やります。ここがポイントです。1回だけだと「楽しかったね」で終わりがちだけれど、3回あると、気持ちが積み上がっていきます。初笑いで心の蓋が開き、癒しで身体がほどけ、最後に手放して未来に渡す。そうやって新年の流れが出来ると、忙しい日々の中でも「私はちゃんと始められた」と思えるようになります。
もう1つ、この記事で大事にしたい結論があります。それは、3人の友情は不滅だということ。苦楽を共にしてきた関係は、派手なイベントがなくても育つし、むしろ疲れている時ほど支えになります。しんどい日も、上り坂も、楽しく昇るのも一緒。大袈裟じゃなく、その感覚があるだけで人は強くなれます。
この先の章では、家回しのコツと、2時間で満足度を最大にする台本を用意します。第1回は「福ガチャ交換会」で初笑いを確定させ、第2回は「香りと手のメンテ会」で愛用アイテムをお披露目し、第3回は「厄落とし破り・未来封筒会」でテーマを替えながら一年の流れを作る。どれも準備は軽く、話題になって、ちゃんと心が昇る方法です。新年の自分を、今年は置き去りにしない。そのための3回、始めましょう。
[広告]第1章…家回し新年会の作法~14~16時の2時間が一番強い~
家でお茶を飲むだけの新年会が、どうしてここまで効くのか。理由はシンプルで、介護士ママの暮らしは「夜に重心を置くほど難易度が上がる」からです。子どもの寝かしつけ、パパの帰宅、家の片付け、明日の準備。夜は用事が増える時間帯で、楽しいはずの集まりが、終わった瞬間に「片付けと現実」が追いかけてきます。
そこで、勝てる時間に固定します。14時から16時。子どもは学校、パパは仕事。家の空気がまだ荒れていない、頭も身体も“夕方の疲れ”が来る前。ここを2時間だけ切り取って「新年会」と名付けると、罪悪感が減り、準備も軽くなり、何より続けやすくなります。新年の行事って、1回の豪華さより、続いた回数の方が心に残ります。だから3回にする。そして続くように、時間を守る。この順番が強いんです。
ただし家開催は、頑張るほど失敗しやすい落とし穴もあります。ホストが張り切って、料理を増やして、皿を出して、疲れてしまうこと。これを防ぐために、この新年会は「食事会にしない」と最初に決めます。おせちの残りと、お取り寄せスイーツと、温かい飲み物で十分。むしろ“残り物”があることが美徳になるのが、このスタイルの良さです。新年って、立派に整えるより、余韻を味方にした方が温かい。
家回しを成立させるのは「ホストの負担を増やさない約束」
3人で順番に家を回すなら、一番守りたいのは公平さではなく、継続です。誰かが頑張り過ぎると、次の家が構えてしまう。だから、ホストの仕事は基本的に「温かい飲み物だけ」に寄せるのがコツです。ココアでもほうじ茶でも、ハーブティーでも、香りが立つ温かさがあるだけで、冬の幸福度は跳ね上がります。
おせちの残りがある家は、それを“その家の福”として出せばいいし、無い家は無理に作らない。代わりに、お取り寄せスイーツを主役にしてしまえばいい。大切なのは、豪華かどうかではなく「今の自分たちの暮らしに合っているか」です。紳士淑女の福彩心の読者さんほど、ここに共感してくれますよね。
2時間を濃くするのは「最初の10分」と「最後の15分」
短い集まりは、最初と最後が整っていると、満足度がひと跳ねします。到着したら、まず飲み物を手に取る。これが開始の合図です。席に座ったら、雑談を広げる前に「今日は何回目の新年会で、どの役割の回か」をひと言で確認する。第1回は初笑い、第2回は癒し、第3回は締め。役割を共有しておくと、話が散らからず、自然に盛り上がります。
そして最後の15分は、片付けを“儀式”にしてしまうのが賢いです。ガチャのカプセルを片付ける、クリームをしまう、紙をまとめる。片付けを始めた瞬間に「もうすぐ終わりだな」が共有されるので、ダラダラ延長になりません。家の集まりは、終わりが美しいほど次が気軽になります。ここが3回完走の鍵です。
「今日は話す日」「今日は黙っていい日」を最初から許すと空気が優しくなる
介護士の仕事は、相手に合わせて気を配る時間が長い。だからプライベートでは、会話を盛り上げる努力を捨てて良いんです。お茶会なのに、ずっと喋り続けなくていい。笑って、黙って、甘い物を食べて、温かい飲み物を飲む。それで回復に繋がります。
ここで効く小さな合言葉を入れておくと、場が一段と優しくなります。「今日は元気な人が多めに話して、疲れてる人は聞いてるだけでも勝ち」。これだけで、誰も無理をしない。新年会の目的は“充電”なので、元気を見せる必要が無いんです。
第1章で整えたいのは、結局この一点です。新年会は「準備を頑張る行事」ではなく、「自分たちを守る仕組み」。14時から16時の2時間、食事会にしない、家回しで3回、ホストを疲れさせない。ここまで決まれば、後は中身を遊ぶだけです。
次の第2章では、第1回の初笑い担当「福ガチャ交換会」を、3回分の持ち寄りテーマまで含めて、笑いが確実に起きる形に仕上げていきます。
第2章…第1回「福ガチャ交換会」~持ち寄りテーマで初笑いを確定させる~
第1回の役割は、何がなんでも「初笑い」を起こして、新年会を軌道に乗せることです。ここで一度でも空気がフワッと明るくなると、次の第2回、第3回に勝手に進みます。逆に、初回がただのおしゃべりで終わると「またいつかね」で消えやすい。だから第1回は、会話力に頼らず、仕掛けで勝つ。福ガチャ交換会はそのための一番軽い装置です。
やり方は簡単で、各自が事前にガチャを1回だけ回して持ってくる。回数が増えるほど準備もお金も迷いも増えるので、1回で固定するのが大事です。そして当日は、持ってきたカプセルを“自分のために”開けないで、“誰かに当てるために”交換する。ここに福の感じが生まれます。自分では選ばない物が、自分の手に来る。これが面白いし、笑いの起爆剤になります。
テーマがあると「同じガチャ」でも会話が別物になる
福ガチャが強いのは、テーマを決めた時です。テーマがないと「可愛いね」で終わってしまうことがあるけれど、テーマがあると「何故それを選んだの?」が自然に生まれます。しかも“狙い”があるから、ガチャを回す時間も短くなり、迷いが減る。介護士ママにとって、これは重要です。年末年始の疲れは、判断疲れでもあるからです。
ここで、「3回分でテーマを変える」という考え方も活かせますし、この章の福ガチャは第1回の催しとして挙げてますが、バリエーションから考えてみると、体験の面白さがグッと増えます。読者さんは、この第1回の中身をやるなら次のどれから選んでみますか?
持ち寄りテーマ案①「今年の私に必要な“ご機嫌”」宣言
初笑い担当として一番相性が良いのが、このテーマです。可愛い、緩い、何故それが出た、で正解になります。交換して開けたら「それが今年の私に必要な理由」を短く言う。難しく考えないで、言い切りで終わる。例えば「これは私の顔に笑いを増やす係」「これは職場で落ち込んだ時に触る係」みたいに、福ガチャの当選品に、勝手に役職を与えてみると笑えます。物に役割を付けると、ただの小物が“福の象徴”に変わります。
持ち寄りテーマ案②「仕事に効く“お守り”」
新年会は楽しいだけじゃなく、現実が少しラクになると心強い。そこで第2案は、介護士ママらしい“仕事に効く”テーマです。小さくて持ち運べる物、触って落ち着く物、見て気分が戻る物。そういう方向に寄せると、笑いながらも実用な福ガチャになります。
開封した後におすすめなのが、「これを使う場面」を1つだけ宣言することです。職場のロッカー、ペンケース、ポーチ、車の鍵の近く。置き場所か使う場面を決めて宣言すると、福がちゃんと日常に入り込みます。新年会が“その場限り”にならず、使って未来に伸びる感覚が出ます。
持ち寄りテーマ案③「家族に見せても笑われない“福”」
家開催は、家族の視線も含めて安心して楽しめることが大事です。だから第3案は、家の空気に馴染むテーマ。子どもが見ても楽しい、リビングに置いても変じゃない、ちょっとした縁起物っぽく見える。そんな方向に寄せると、大事な家族にも馴染みやすくなります。
ここで面白いのが、「それを家のどこに置くか」を新年会の皆で決めることです。玄関、テレビ台、キッチン、寝室。置き場所の話は家庭の生活感が出るので、自然に話題が広がります。しかも家の中で目に入る場所に置くと、新年会の気持ちが長持ちします。新年会に参加する仲間のセンスをもらう…これも我が家の福になることでしょう。
初笑いを確定させる小技は「全員が同じ顔をしない」こと
これは実際の会で多様性が効くポイントになるという考え方です。3人が同じリアクションだと、場が平らになります。だから福ガチャ交換会では、リアクションを3種類に分けると良い。たとえば、1人は「声を出して笑う」、1人は「しみじみ嬉しがる」、もう1人は「ツッコミ担当で盛り上げる」。役割を決めるというより、自然にそうなるように新年会のメンバーに予め楽しみ方のルールとして意識するだけで十分です。こうした場面のどこかで自動シャッターが切られた写真は、写真としてもAIで絵にしても“物語性”が出ます。
第1回は、準備が軽いのに笑いが起きやすく、始まりの空気を作る力が強いところをまとめました。だからこそ、1人1回のルールと、持ち寄りと持ち帰りテーマが鍵になります。初笑いが確定することで、次の第3章の「香りと手のメンテ会」が、ただの美容トークではなく“回復の回”として輝きます。次は、愛用アイテムのお披露目を、疲れない形で楽しく回すコツに進みましょう。
第3章…第2回「香りと手のメンテ会」~愛用コスメお披露目で癒しを取り戻す~
第1回で笑って新年の空気を開いたら、第2回は「回復と癒し」を取りにいきます。介護士ママの回復は、寝れば終わるタイプばかりではありません。手は荒れやすく、指先は酷使され、冬は乾燥で小さな痛みが積もる。さらに、ケア用品やスキンケアは“自分を後回しにしやすい場所”でもあります。だからこそ、新年会の名目で、堂々と手を労わる。これが、第2回の勝ち方です。
ただし、ここで1つだけ注意があります。美容の話は、やり方を間違えると「比べ合い」になってしまうこと。高い物が偉い、詳しい人が強い、そんな空気が少しでも出ると、癒しではなく疲れになってしまいます。だから第2回は、初めに小さな約束を置きます。高い物ほど偉いのは禁止。肌質も暮らしも違うのが前提。目的は“勝負”ではなく“回復”。この合意があるだけで、場が一段優しくなります。
お披露目会が強い理由は「実用品だから新年会の後も効く」
福ガチャは気持ちを上げる福でした。けれど第2回の福は、もっと地味で、もっと強い。自分が毎日使っているものは、嘘がつけないからです。好きで続けている理由があり、手に取るたびに気分が戻る。だから愛用品を見せ合うだけで、お互いの暮らしの工夫が伝わり、真似出来る部分が必ず出てきます。
しかも、家での開催にピッタリです。テーブルに置いて、香りを確かめたり、少しだけ手に取ったり、塗り心地を言葉にしたり。会話が自然に生まれて、静かなのに満足度が高い。新年会なのに、疲れない。ここが第2回の魅力です。
第2回も「持ち寄りテーマ」を決めると、話が散らからない
美容の話は、放っておくと尽きません。尽きないのは楽しいけれど、2時間で収めるためには、毎回のテーマがあると強いです。ここでは3回分のテーマ案を用意しておきます。読者さんがお仲間と自分の暮らしに合わせて選んでみてくださいね。お仲間とのプラス1の至福となるきっかけにしてもらえたらと思います。
テーマ案①「仕事の手を守るハンドケア」
介護士ママの現実に一番直結するテーマはこれです。ハンドクリーム、保湿力が高いけれどベタつき難い物、香りが強過ぎない物、手袋と相性がいい物。そういう“仕事の手”に効く話は、盛り上がるのに、誰も傷つかない。そこがとても良いところなんです。
1回の新年会でのお披露目は1人1点で十分。理由を一言だけ添えて見せるだけで会話が生まれます。大切なのは「手荒れがゼロになる」ではなく、「私がラクになる」。この視点にすると、癒しの温度が保てます。ラクになるポイント、香りの好み、塗布する感触、肌心地、持続感など一言ポイントはたくさんあります。
テーマ案②「冬の肌を救う乾燥対策スキンケア」
顔や首元、肘や膝。冬は乾燥が全身に広がりやすい。ここは家開催ならではの“落ち着いた共有”が出来ます。化粧水や乳液、美容液の話もいいし、リップケアでもいい。ポイントは、専門知識で語らないことです。「これを使うと、朝の自分が嫌じゃない」みたいな感覚の言葉が、一番伝わります。
そして、ここでも“比べない”が大事です。肌は個人差が大きい。だから効果を断言するより、「私はこうだった」という語り方が優しい。紳士淑女の読者さんが安心して読める空気になります。つまり、楽しい会話の中でお仲間はこうして楽しんでいるんだと、その姿を見れることが至福でもあり、自身の癒しと明日のプラス1のポイントにもなるのです。
テーマ案③「気分を戻す香りとスイッチ」
第2回の新年会を、より新年らしくするならこのテーマです。香りは、気持ちの切り替えに直結します。ハンドクリームの香りでも、リップでも、入浴剤でも、アロマでもいい。大事なのは「私のスイッチになる香り」を持ち寄ることです。
このテーマは、おせちの残りやスイーツとも相性がいい。甘い香り、ほうじ茶の香り、柑橘の香り。部屋の中に“冬の幸福感”が増えて、自然に表情が柔らかくなります。ただ注意したいのは香りは効き香りにとどめること。3人が持ち寄った香りを拡散させないことも工夫の1つ。複雑に混ざった時の香りは誰も想像せずに持ち寄りますからね。効き香りをしてお仲間の好みと満足している姿に至福を感じるところと自分が気に入れば明日以降のプラス1にもなることでしょう。
癒しの新年会を成立させる小技は「静かな時間を最初から許す」
第2回は、盛り上げる必要がありません。むしろ、盛り上げようとすると疲れます。だから、最初から静かな時間を許します。うっとり香りを確かめる瞬間、手に塗って沁み込むのを待つ瞬間、温かい飲み物を飲む瞬間。その沈黙は気まずさではなく、回復の時間です。
そして最後に1つだけ、軽い笑いを必ず入れると締まりが良くなります。「今年の自分を甘やかす言い訳ポイント」を一言ずつ言う。真面目に頑張る宣言じゃなくていい。「乾燥に負けないために、私は正しく甘やかす」みたいな、笑える言い訳で大丈夫です。これで癒し回が重くならず、次の第4章の締め回へ気持ちよく繋がります。
新年会の第2回は、心を励ます回ではなく、身体と気分を労わる回です。愛用品のお披露目は、暮らしの知恵の交換でもあり、友情の確認でもあります。ここで回復できた人ほど、第3回の「厄落とし破り・未来封筒会」が深く効いて、温かい締めになるかもしれません。次はいよいよ、手放して未来に渡す締め回へ進みます。
第4章…第3回「厄落とし破り・未来封筒会」~テーマ替えで一年の流れを作る~
第3回の役割は「締め」です。ここで終わり方が美しいと、3回の新年会がただの楽しい集まりではなく、「今年をちゃんと始められた」という手応えに変わります。介護士ママの一年は、日々の積み重ねの中で心が置いていかれやすい。だから最後は、少しだけ自分の心に手を当てる回にします。重くする必要はありません。むしろ、軽やかに、だけど確実に。これが「厄落とし破り・未来封筒会」の目指す強さです。
やることは簡単です。紙とペンを用意して、短く書いて、破って、捨てる。そして小さな封筒に、未来の自分に渡す言葉を入れて封をする。たったそれだけなのに、何故か効きます。言葉にする前に、胸の中で膨らんでいたものが、紙に移る。破る行為で「もう背負わない」と身体が理解する。封筒に入れた言葉が「未来はどんどんまだまだ作れる」と思わせてくれる。新年会の締めとして、これ以上に手軽で品のある手法はなかなかありません。
この回は「言わなくていい」を最初に決めると安心して深くなる
3人の友情が不滅なのは、無理にさらけ出さなくても通じ合えるからです。だからこの回では、書いた内容を読み上げる必要はありません。見せなくていい。言わなくていい。言葉にしなくても、紙に書けただけで十分です。もし言いたい人がいれば、短く言えばいい。言わない人がいても、それが正しい。最初にその空気を作っておくと、場がグッと優しくなります。
そして大事なのは、破る時のルールです。派手な音を出す必要も、演出も要りません。静かにビリッと破って、笑って捨てる。それで十分に「厄落とし」になります。静かに破るのに、心は軽くなる。この不思議さが、第3回の醍醐味です。
テーマ替えがベスト~3回分の締めテーマで“人生の幅”を作る~
ここはテーマを替えると最高です。新年会は3回あるからこそ、人生のいろいろな角度に手が届きやすくなります。ユーモア、子どもの成長、家族の成長、仕事のスキルアップ。ネタは尽きることが無く、全部が介護士ママの現実です。テーマが変わると、同じ手法でも心の動きが変わる。飽きないし、毎回ちゃんと新しい締めになります。予め未来に向けた角度の新年会ごとの色を決めるということです。
テーマ①「ユーモア厄落とし」~笑って捨てるのが一番強い~
まずは軽くて品のある笑いで締めたい時のテーマです。破る紙に書くのは、大きな悩みではなく、日常の“どうでもいいのに刺さってるやつ”。例えば、ちょっとした忘れ物、謎の焦り、意味のない罪悪感。名前を付けて書くと笑えるネタになります。「私は今年、朝の焦り妖怪と距離を置く」みたいな多少の謎感とユーモアな感じです。
未来封筒には今回は「私を笑わせる一言」を入れます。「朝の腹巻き湯たんぽ忘れない」「ぽっこり靴下二重履き」「夜中にこっそりお風呂は1時間」明るい言葉、変な言葉、無駄に格好いい言葉。未来の自分が読んでクスッと出来れば勝ちです。新年のスタートって、本当はこれくらい軽くていい。軽いのに、効く。それがユーモアテーマです。もちろん、誇張も入るのですがお仲間の誰かの日常が垣間見れて共感することも首を傾げることもあるけど、全部を含めて優しい時間を演出してくれます。
テーマ②「子どもの成長」~比べ癖を破って愛情を封筒に入れる~
子育ては、喜びも大きいけれど、心の重さも出やすい。だからこのテーマは、親の心をラクにするための締め括りです。破る紙に書くのは、子どもそのものではなく「自分の中の焦り」。周りと比べてしまう癖、ちゃんとやらせなきゃと思う圧、怒りたくないのに怒ってしまう罪悪感。そういう重りを書いて破ると、胸が少し軽くなります。
未来封筒には「1か月後の子どもに言いたい言葉」を入れてみます。「朝ひと声で起こす工夫を10個仕込む」「こっそり香りと反応の自由研究の題材にする」子ども本人に渡す必要はありません。自分が読むだけで十分です。「今日も生きててくれてありがとう」みたいな言葉でもいいし、「見守る力を増やす」みたいな誓いでもいい。お仲間と持ち寄ることで、癒しだけでなく明日の生活の意外な発見がプラス1になるかもしれません。
テーマ③「家族の成長/仕事のスキルアップ」~どちらかを選んで“今年の軸”にする~
最後は、家庭寄りでも仕事寄りでも選べるテーマです。家族の成長なら、破る紙に書くのは「家庭の中で背負い過ぎている役割」。全部を自分が回さなきゃという思い込み、頼るのが下手な癖、頑張りの過剰。これを破って捨てる。未来封筒には「家族に渡したい感謝の一言」を入れます。渡してもいいし、渡さなくてもいい。書いただけで、心の向きが変わります。
仕事のスキルアップなら、破る紙に書くのは「苦手意識」。失敗への怖さ、緊張、できないと思い込む癖。これを破って捨てる。未来封筒には「来月の自分が出来ていたい一手」を入れます。大きな目標ではなく、小さな一手。例えば、記録を丁寧にする、声掛けを一つ増やす、休憩を守る。現実に寄せるほど、未来に届きます。意外なことにお仲間が同職種であっても他の職種であっても新たな発見や気づきを得るプラス1の機会になることもあります。
締めの儀式は「友情は不滅」を短い合図にする
この回の最後に、合言葉にするとしたら、3人の友情は不滅。苦楽を共にする。上り坂も、楽しく昇るのも一緒。大袈裟に語らなくていい。温かい飲み物を一口飲んで、ただ一言だけ言って楽しく共有する。「今年も一緒に昇ろう」。それだけで十分です。
第3回も、派手なイベントではありません。けれど確実に、心の向きが整う回です。破って捨てて、言葉を封じて、未来に渡す。新年会の締めとして、品があり、優しく、効き目が残る。これで3回分の新年会は完成です。次のまとめでは、3回をやり切った人の心に残るものを、もう一度ギュッと握り直して終わりましょう。
[広告]まとめ…3人の友情は不滅~苦楽も上り坂も一緒に笑って昇り切る~
新年って、本当は「始める」と決めた人から始まります。豪華な予定を立てられた人だけが勝つわけじゃない。介護士ママの現実は、毎日が忙しくて、気付けば季節の行事すら通り過ぎてしまうことがある。だからこそ今回の新年会は、背伸びをしないのに、ちゃんと効く形にしました。14時から16時の2時間だけ、食事会にしないお茶会を、新年会と名付ける。おせちの残りと、お取り寄せスイーツと、温かい飲み物。それだけでいい、と決める。その決め方が、一番強くなれるスタートになります。
3回にする意味も、ここで改めてはっきりします。1回だけだと「楽しかったね」で終わることがあるけれど、3回あると、心の中に流れが出来ます。第1回の福ガチャ交換会は、初笑いで新年の空気を開く回でした。会話力に頼らず、仕掛けで勝つ。持ち寄りテーマを決めて、1人1回だけにするから、準備が軽くて、笑いが濃い。あの一瞬の「何これ!」が、年始の空気を一気に明るくしてくれます。
第2回の香りと手のメンテ会は、癒しを取り戻す回でした。愛用コスメのお披露目は、派手さではなく、暮らしの工夫と実感が伝わるのが良い。比べ合いにならない約束を置けば、誰も疲れず、誰かの役に立つ。冬の乾燥の中で、手に塗る、香りを確かめる、温かい飲み物を飲む。その静かな時間こそが、介護士ママに必要な回復だったはずです。
第3回の厄落とし破り・未来封筒会は、締めとして品があり、しかも効き目が残る回でした。言わなくていい、見せなくていい、と最初に許すから安心して書ける。破って捨てることで身体が手放し、封筒に入れた言葉が未来へ繋がる。テーマを変えれば、ユーモアでも、子どもの成長でも、家族の成長でも、仕事のスキルアップでも、毎回違う形で一年の軸が作れます。派手じゃないのに、ちゃんと人生が前に進む感じが残る。これが第3回の強さでした。
そして、この記事が最後に握り直したい結論は一つです。3人の友情は不滅。苦楽を共にする関係は、特別な場所に行かなくても育つし、忙しいほど支えになる。上り坂を昇るのは一人でも出来るけれど、楽しく昇るのは一緒の方がいい。笑って、整って、手放して、また現実に戻る。その繰り返しの中で、友情は“ただ続く”のではなく、“ちゃんと強くなる”。
今年の新年会は、豪華にする必要はありません。大切なのは、軽く続けられて、確実に心が昇ること。2時間のお茶会を、新年会と名付けていい。むしろ名付けた瞬間から、もう新年は始まっています。さあ、あなたの家から始めましょう。次は友だちの家で、そしてもう一回。3回分の「始めた感」が、今年のあなたを守ってくれます。
今日も閲覧ありがとうございましたm(__)m
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