春の鼻が反乱!~くしゃみ音量コンテストと“空気の七人衆”大捜査~

[ 春が旬の記事 ]

はじめに…春は花より先に、鼻が主役になりがちです

春って、本来は「ポカポカ」「ウキウキ」「新しいスタート」の季節……のはずなんですが、現場ではだいたい最初に主役の座をかっさらうのが、花でも桜でもなく――鼻です。しかも上品に自己主張するならまだしも、春の鼻はだいたい反乱を起こします。そう、くしゃみという名の号砲で。

ある日、誰かのくしゃみが余りにも見事で、フロアの空気が一瞬だけ「しーん……」となりました。あの静けさ、たぶん花見の最中にウグイスが鳴いた時と同じ種類の静けさです。次の瞬間、誰かが言うんです。「今の、強かったね」。ここで終われば平和なのに、春はだいたい余計な遊び心を連れてくるので、「音量コンテスト」という、だれも正式には認めていないのに、何故か全員が参加してしまう競技が始まります。

もちろん、理事長は言います。「静粛に!」「衛生的に!」。事務長は言います。「対策って、結局どこまでやるんです?」。新人は空気を読まずに言います。「あの……くしゃみって、花粉だけじゃなくないですか?」。そう、問題はそこなんですよね。春の空気には“いろんなもの”が混ざっていて、しかも日によって機嫌が変わる。風が強かったり、空が霞んでいたり、遠くの匂いが鼻に刺さったり。花粉が悪者の顔をしていても、共犯がゾロゾロいる日があるんです。

この話は、ただの「くしゃみで笑う記事」では終わらせません。笑いながら、でもちゃんと「じゃあ、今日は何が飛んでる日っぽい?」「自分(や利用者さん)は、どの花粉のタイプっぽい?」「現場で無理なくできる守り方は?」まで持っていきます。スギなのか、ヒノキなのか、春の後半に強くなるタイプなのか――“どれに反応しているか”で作戦が変わるのが、アレルギーの面白くて厄介なところです。

さあ、春の鼻の反乱に、こちらも知恵とユーモアで応戦しましょう。合言葉は1つ。「静かにする」より先に、「原因を当てる」。そして最後は、笑って勝つ。そんな“鼻の平和維持”の物語、開幕です。

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第1章…くしゃみ一発で館内が静まり返る日~音量コンテスト開幕~

その日の朝は、いつもより空が明るくて、何だか「今日は平和そうだな」と思わせるタイプの春でした。こういう日に限って、春は裏切ります。フロアにフワッと、花が咲く前の“粉っぽい気配”が入り込んだ瞬間、誰かの鼻が先に咲くんです。フアックション、と。

くしゃみって、出た本人はだいたい真剣なんですよね。「止めよう」と思った時点で負けが確定していて、息を吸った瞬間にもう勝負は終わっている。ところが聞いている側は不思議なもので、あまりに見事だと、笑ってはいけない場面でも、つい目が合ってしまう。目が合うと、もうだめです。笑いは伝染します。春の風邪より早いスピードで。

その一発が、過去にないほど良い音だった日がありました。まるで、館内放送のチャイムを「まだまだだな」と鼻で言い返したみたいな音。ピタッと止まる会話。止まる足音。止まる空気。あの瞬間だけ、フロア全体が“春の野鳥観察会”になります。「今、鳴いたよね?」みたいな顔で、全員が無言で空気を確認し始める。で、誰かが小声で言うんです。

「今の……強かったね」

こういう一言は、火種です。しかも春の火種は乾燥しているので、よく燃えます。理事長が、すぐに空気を正します。「お静かに。皆さん、落ち着いて」。職員も一応頷く。「はい、落ち着きます」。ところが、事務長が横から余計な燃料を足すんです。「音量って、測れますか?」と。

新人が、何故かこの手の流れにだけ反応が速い。ポケットからスマホを出して、善意で言ってしまうんです。「音の大きさ、測れるアプリあります」。理事長の目が“春なのに吹雪”みたいな冷たさになります。「何故、今それを」。新人は無邪気に答えます。「季節の記録になるかなって」。事務長が嬉しそうに頷きます。「いいね、記録は大事だ」。理事長が低い声で言います。「記録する方向が違う…」。

こうして、正式には誰も認めていないのに、何故か全員が参加してしまう“くしゃみ音量コンテスト”が、ひっそり開幕します。参加者はだいたい無自覚で、審判はだいたい周りの人。くしゃみが出そうな人がいると、みんなが妙に優しくなるのも特徴です。「大丈夫?無理しないでね」と言いながら、心の中ではこう思っている。「出るなら、良いのを頼む」。

そして困るのは、くしゃみって連発する時があること。連発が始まると、もう試合の流れが出来てしまって、周囲の空気が妙に体育会系になります。「今のは惜しい」「次で更新ある」「呼吸整えて」。理事長が「静粛に」と言うほど静かになり、静かになった分だけ、次のくしゃみが際立つという地獄の循環。事務長が真面目な顔で「音量が大きい日は、空気に何かいる」と言い出して、理事長が「いるのはあなたの悪ノリです」と返す。春って、こういう“どうでも良いのに忘れられない事件”を作るのが上手いんですよね。

でも、この笑いの裏側で、ちゃんと大事なサインも出ています。くしゃみが増える日には、だいたい空気が乾いていたり、風が強かったり、外から何か運び込まれていたりする。つまり、鼻が反乱を起こしているのではなく、鼻が「今日、なんか来てますよ」と報告してくれている可能性があるわけです。

次の章では、この“なんか”の正体を、真面目に……と言いたいところですが、春はそんなに素直じゃないので、犯人が多過ぎる推理劇になります。花だけが悪者の顔をしている日もあれば、別の共犯が主役を張っている日もある。さあ、くしゃみ音量コンテストの裏で動く“空気の七人衆”を、一緒に洗い出していきましょう。


第2章…犯人は花だけじゃない~黄砂・PM2.5・煙・排気の連携プレー~

くしゃみ音量コンテストが始まってしまった以上、我々は次の段階に進まねばなりません。そう、「今日の空気、何が混ざってる?」という推理です。ここで急に理科の授業みたいにすると読者が眠くなるので、今回は“空気の七人衆”として登場してもらいましょう。悪者っぽいけど、正確には「悪者の日もあるし、ただの通りすがりの日もある」くらいの、ややこしい面々です。

まず、一番派手に暴れるのが「風」です。風が強い日は、空気が元気過ぎるんですよね。いろんなものを運び、いろんなものを巻き上げ、ついでに人の前髪まで持っていく。利用者さんが窓の外を見て「今日は荒れてるねえ」と言ったら、だいたい鼻も荒れています。理事長は風に向かって注意できないので、代わりに事務長へ注意します。「あなたの説明が風より長い」。事務長は真顔で返します。「風の話は長くなります」。そういう話ではありません。

次に、空がうっすら白っぽくなる日に現れやすいのが「黄砂」と「PM2.5」です。ここは、似ているようで別の存在として扱うのがコツです。黄砂っぽい日は、空がぼんやりして、遠くの景色が「水彩画かな?」みたいになります。目がしょぼしょぼ、喉がイガイガ、鼻がムズムズ。PM2.5っぽい日は、見た目だけでは分かりづらいこともあるけれど、体感として「なんか今日、空気が刺さるな……」という日があって、花粉と重なると“いつもの反応”が派手になったように感じる人もいます。新人が言います。「今日、空が霞んでますね」。事務長が言います。「犯人は複数だ」。理事長が言います。「推理ごっこは良いから、換気のタイミングだけ真面目に考えよう」。

そして、鼻にとって分かりやすいのが「煙」です。野焼きや、どこかで何かを燃やしている匂いが流れてくる日ってありますよね。あれはもう、匂いの時点で喉が先に拒否します。鼻は真面目なので、「これは異物です」と全力で排除しようとして、くしゃみを連射します。しかも煙は、くしゃみの音質を変えがちです。乾いたフアックション系ではなく、喉を巻き込んだワイルド系。音量コンテスト的には強そうに見えるけど、本人の体はしんどい。ここで理事長が珍しく優しくなります。「今日は勝負じゃない日だ」。事務長は残念そうに頷きます。「記録は取らない」。新人がそっと言います。「人として当たり前の判断ですね」。

さらに、道路が近い場所では「排気ガス」も地味に混ざってきます。工業地帯の方向から風が吹く日、交通量が多い道沿いを歩いた日、バス停で待った日など、体感が「鼻の奥がザラッとする」感じの日があります。これも、花粉のスイッチが入っている人にとっては、刺激が増えて余計に反応しやすく感じることがある。つまり、花粉が主役の日でも、舞台装置として他の刺激が照明を当て過ぎて、くしゃみが派手になっている可能性があるわけです。

そして最後に、本命っぽく振る舞う「花粉」が登場します。花粉はずるい。何故なら、見えないのに“季節の顔”をしているからです。春になると「花粉だよね」と言いやすいし、当たっている日も多い。でも、今日のくしゃみが花粉だけの責任とは限らない。七人衆が連携プレーをしている日がある。事務長がドヤ顔で言います。「だから対策は一枚盾では勝てない」。理事長が眉間にシワを寄せます。「言い方がゲーム過ぎる」。新人が乗っかります。「装備はマスクとメガネですか?」理事長が即答します。「乗るな」。

ここまで聞くと、「じゃあ結局、何が飛んでるのか分からないじゃないか」と思いますよね。そこが春のいやらしさであり、面白さでもあります。けれど、1つだけ確かなことがあります。花粉症はアレルギーなので、反応の強さは人によって違い、しかも「どの花粉に反応しているか」で時期も変わるということです。

というわけで次の章では、いよいよ花粉の正体に踏み込みます。スギなのか、ヒノキなのか、それとも春の後半から強くなるタイプなのか。くしゃみ音量コンテストの裏で、あなたの鼻が何に反応しているのか――犯人の“名札”を見に行きましょう。


第3章…スギ?ヒノキ?イネ科?~花粉の種類と飛ぶ時期で作戦が変わる~

「花粉がつらいんです」と、ひと言で言っても、鼻の中で暴れている犯人は1人とは限りません。むしろ春は“犯人が交代制”になりやすくて、スギが前半の主役を張ったかと思えば、後半にヒノキがマイクを奪い取り、さらに「え、まだ続くの?」という顔でイネ科が長期戦を始めることがあります。事務長が言います。「つまり、春のくしゃみはリレーです」。理事長が返します。「リレーでもバトンはいらない」。

ここで大事なのは、花粉症はアレルギーなので、体が「この花粉は敵です!」と覚えている相手に反応しやすい、ということです。だから同じ春でも、隣の人はケロッとしていて、あなたの鼻だけが戦国時代になる。つまり、空気が同じでも“受け取り方”が違うんですね。ここを押さえると、対策がグッと現実的になります。「全部が敵」だと疲れますが、「この時期の主犯はだれ?」と絞れると、鼻の気持ちも落ち着きます。たぶん。

春の前半はスギ~春の後半はヒノキになりやすい~

ざっくりした季節感で言うと、スギは冬の終わりから春の前半にかけて存在感が強くなりやすく、ヒノキはその後の春の後半で目立ちやすい、と言われます。地域やその年の天気でズレは出ますが、「3月辺りがきつくて、4月に入ってもまだ続く」タイプの人は、スギ単独ではなくヒノキも関わっている可能性が出てきます。

現場あるあるで言うと、3月は「くしゃみ音量コンテストが盛り上がる月」で、4月は「盛り上がりが終わらない月」です。理事長は4月の中旬辺りで悟ります。「これはブームじゃない」。事務長は言います。「これは季節です」。新人は言います。「僕の鼻だけ、進級してないです」。進級しなくて良いです。

長期戦の代表がイネ科~春の後ろにもう一回“山”が来ることもある~

春が終わりかけて「勝った」と思った頃に、もうひと山来る人がいます。その代表がイネ科です。イネ科は春から初夏にかけてじわじわ続きやすく、スギ・ヒノキの“ド派手な時期”とは別の意味で厄介です。派手じゃないのに、地味に続く。鼻が毎日じわっと疲れる。これ、精神的にきます。

ここで事務長は急に名言っぽいことを言います。「派手な敵より、地味な敵が怖い」。理事長は言い返します。「あなたの話も地味に長い」。新人は心の中で頷きます。「両方、正しい」。こうして職場の平和は保たれます。鼻の平和は保たれません。

秋にも別勢力がいるので春だけで決めつけない

春の話をしているのに秋の話を持ち出すのは、鼻から見れば大事なんです。ブタクサやヨモギなど、夏の終わりから秋にかけて目立つ花粉もあります。「春は落ち着くけど秋がダメ」という人もいますし、「春も秋もダメ」という二刀流もいます。二刀流、格好良く言っても鼻は喜びません。

だから、自分の“鼻カレンダー”をざっくり作るのが役に立ちます。3月がピークなのか、4月も続くのか、5月にもう一回上がるのか、秋にも来るのか。これが分かるだけで、「今日のくしゃみは花粉が主犯っぽい日なのか、七人衆が連携している日なのか」の見立てがしやすくなります。

そして、ここまで読んで「じゃあ私は何花粉なの?」となるんですが、これは最終的には医療機関の検査が一番確実です。とはいえ日常の感覚としては、「毎年同じ時期に同じ症状が出るか」「雨の日は楽になりやすいか、風の日に爆発しやすいか」「外に出た後に一気に来るか」といった“体の反応の癖”がヒントになります。鼻は文句を言いながら、意外と正直です。

次の章では、犯人がスギでもヒノキでもイネ科でも、あるいは花粉以外の共犯が強い日でも、現場で無理なくできる「鼻の平和維持作戦」をまとめていきます。音量コンテストはさておき、鼻に勝たせてあげましょう。春は、笑った者勝ちです。


第4章…鼻の平和維持作戦~玄関・服・空気・目鼻を守る現場ワザ~

ここまでで、春の空気が「花粉だけの単独犯」じゃなく、風や乾燥や黄砂っぽい日やPM2.5っぽい日、そして煙や排気の気配まで連携してくることが分かりました。つまり結論は1つ。こちらも一枚盾では足りません。理事長が言います。「気合いで乗り切る」。事務長が言います。「気合いは備品じゃない」。新人が言います。「備品で乗り切りましょう」。その通りです。春は、根性より仕組みが強い。

玄関は最前線~帰ってきたら“鼻の平和儀式”~

外から戻った瞬間が、一番勝負どころです。花粉でも砂でも煙でも、まず服と髪に乗ってきます。ここで「おかえり」より先にやることがある、というと人情が薄く聞こえますが、鼻にとっては人情より現実です。

玄関で上着を軽くはらってから入る、帽子があるなら外で取る、髪が長い人はまとめる。これだけで、室内に持ち込む量がグッと減ります。目が痒い時ほど顔をこすりたくなりますが、こすった瞬間に試合が延長戦に入るので、そこはグッと我慢して「手を洗う➡顔を洗う」の順番にします。施設なら、職員も利用者さんも“手洗いの流れ”があるので、そこに「春だけの追加ルール」として、顔を優しく拭く習慣を差し込むのが現実的です。

新人が「くしゃみが出る前に止めたいです」と言ったら、理事長は真顔で答えます。「それが出来たら春は平和だ」。事務長はにっこりします。「出来ないから仕組み化するんだよ」。春は哲学の季節でもあります。

室内は戦場じゃなく“整備された舞台”にする

室内の空気作りは、派手な必殺技より、地味な積み重ねが効きます。例えば掃除。乾いたホコリを舞い上げると鼻が喜んで仕事を始めてしまうので、拭き掃除は「軽く湿らせて」が基本になります。カーペットや布製品が多い場所は、花粉や細かい粒が居座りやすいので、春は少しだけ丁寧に。とはいえ、現場の時間は有限です。完璧を目指さず、「動線だけ守る」「人が集まる場所だけ守る」という発想にすると続きます。

加湿も、鼻には割りと効きます。空気が乾くと鼻や喉の粘膜が荒れて、刺激に弱くなりやすいからです。湿度は高過ぎても別の困りごとが出るので、だいたいの目安としては40〜60%くらいの“過ごしやすい範囲”を目指すと扱いやすいです。理事長は加湿器を見て「これで勝てるか」と言い、事務長は言います。「勝つというより、負けないための整備です」。鼻は勝ち負けの前に落ち着いて欲しい。

換気はさらに悩ましいところです。換気自体は大事なのに、外の空気が荒れている日ほど窓を開けたくない。ここは「開けっ放し」をやめて、「短い時間で、サッと入れ替える」という考え方にすると、両方の気持ちが少し丸く収まります。黄砂っぽく空がかすむ日や、外の匂いが刺さる日は、換気の時間や窓の開け方を控えめにして、別の方法で空気を整える工夫が役に立ちます。

二枚盾は強い~マスクとメガネは春の正装~

春の外出は、おしゃれより鼻の平和を優先する日があって良いです。マスクはそれだけで守りになるし、目の痒みが強い人はメガネや花粉対策用のゴーグル系が、体感を変えることがあります。現場だと「メガネが曇る問題」が発生しますが、曇るたびに理事長が渋い顔で言います。「見えないのは困る」。事務長が即答します。「鼻が荒れるのも困ります」。新人が言います。「じゃあ僕が拭きます」。新人、春はそういうところで評価が上がります。

洗濯物も、春は意地悪です。外干しが気持ち良い日に限って、鼻が負ける。だから春だけは、取り込む前に軽く払う、室内干しや乾燥機を使う、外干しするなら“カバーで守る”など、家の事情に合わせた小さな工夫で十分です。大事なのは、「出来る範囲で、続けられる形」にすること。続かない対策は、だいたい鼻に笑われます。

それでもつらい日は無理に我慢しないのが最短ルート

ここは大事なので、少しだけ真面目に言います。くしゃみや鼻水、目の痒みが強くて生活が崩れるレベルなら、市販薬や受診という選択肢が現実的です。ただし高齢の方や持病がある方は、眠気が強く出たり、口が乾いたり、ふらつきが出たりする薬もあるので、医師や薬剤師さんに相談しながらが安心です。現場ならなおさらで、「効くけど転びやすくなる」みたいな困りごとは避けたい。理事長もここは真面目になります。「安全第一」。事務長も頷きます。「そして鼻も第一」。新人は小声で言います。「全部第一ですね」。春は優先順位が渋滞します。

それから、鼻うがいみたいなケアを試す人もいますが、やり方によっては違和感が出ることもあるので、自分に合うかどうかは無理せず様子を見てください。春は“頑張った人ほど疲れる”罠があるので、対策は気合いよりも、ほどよく手を抜ける仕組みが勝ちます。

こうして見ると、鼻の平和維持作戦は、結局「玄関で落とす」「室内を整える」「外出時は二枚盾」「つらい日は専門家の力を借りる」という地味な四天王に落ち着きます。でも地味って、強いんです。派手な一撃で春を倒すより、毎日を静かに勝ち抜く。くしゃみ音量コンテストは、もう“開催されない日”が増えていくはずです。たぶん。

次はいよいよ締め括り。春の空気に振り回されながらも、笑って過ごした者勝ちになる結末へ、ちゃんと着地させましょう。

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まとめ…勝負は鼻で決まる~春を笑って乗り切る小さな習慣~

春のくしゃみ音量コンテストは、考えてみれば「鼻からの緊急速報」を、皆で笑いに変えてしまっただけなのかもしれません。本人は必死、周囲は妙に感心、理事長は静粛を求め、事務長は記録を取りたがり、新人は余計なアプリを出して火をつける。春って、こういう“どうでも良い事件”を、何故か毎年きっちり開催してくるんですよね。

でも、今回の事件簿で分かったのは、犯人が花粉だけじゃないことでした。風が強い日、空がかすむ日、匂いが刺さる日。黄砂っぽい気配やPM2.5っぽい日、煙や排気の刺激が混ざると、鼻は「ちょっと待って、今日多過ぎる」と言わんばかりに反応を派手にすることがあります。つまり、くしゃみが大きいのは“性格の問題”じゃなくて、だいたい空気のコンディションの問題。鼻は悪くない、空気がややこしい。春はそういう季節です。

そして花粉症はアレルギーなので、「花粉」とひとことで言っても、スギなのかヒノキなのか、春の後半やその先まで続きやすいタイプなのかで、戦う時期も作戦も変わります。毎年の自分のつらい時期がどこにあるかを知るだけで、「今日は何が来てる日っぽい?」の当たりがつきやすくなって、無駄に消耗し難くなります。鼻は文句を言いながら、意外と正直なカレンダーを持っています。

対策は、派手な必殺技より地味な積み重ねが強い、というのも春の真理でした。玄関で落とす、服や髪に乗せたものを持ち込み難くする、室内を整える、外では二枚盾で守る。つらい日は我慢大会にしないで、ちゃんと楽になる道を選ぶ。これだけで、くしゃみ音量コンテストが「毎日開催」から「たまに開催」に格下げされていきます。格下げ、鼻にとっては最高の平和条約です。

最後に1つだけ、春の一番大事なコツを言うなら――笑いながらでも、鼻をバカにしないこと。鼻は、あなたの体の警備員です。今日も何かを察知して、全力で守ろうとしているだけ。だったらこちらも、少しだけ環境を整えて、少しだけ自分を甘やかして、春を楽しむ余裕を取り戻しましょう。

さあ、次にくしゃみが出たら、心の中でこう言ってください。「今のは大会じゃない、速報だ」。そして理事長にはこう伝えてください。「静粛より先に、玄関で勝ちます」。事務長にはこう言っておけば完璧です。「記録はいいので、鼻に優しい予算でお願いします」。春は、そうやって乗り切るのがいちばん楽しいんです。

今日も閲覧ありがとうございましたm(__)m


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