ピンクの奔流~珍ピンク図鑑で祖母・ママ・孫が世界の不思議に染まる春~
目次
はじめに…祖母「3月のピンクは入口」ママ「今日は理科と食欲」孫「バグっていい!」
三月の空気って、なんだかピンクが似合いますよね。梅、桃、桜。ほっぺも気持ちも、ちょっとだけ柔らかくなる季節。祖母は言います。「春はねぇ、心が勝手に花びら色になるんだよ」。孫はうなずきます。「ピンクって、可愛い味がするんだよね」。そしてママは、にっこりしながら、だいたいこう言います。「……そのピンク、いったん置いとこか」
何故なら今日のピンクは、“恋と花のピンク”じゃありません。もっと変。もっと不思議。もっと「え、何それ!」って言いたくなるピンクです。例えば雪がピンクになる日があるとか、湖がピンクに染まる場所があるとか、きのこが元気いっぱいのショッキングピンクで堂々と食卓に現れるとか。ピンクは、可愛い顔をしながら、時々、理科室のドアを勝手に開けてくるんです。
この「ピンクの奔流」シリーズでは、祖母・ママ・孫の三人が、四季を旅する気分で“珍ピンク”を拾っていきます。しかも、ただ拾うだけじゃなく、同じ季節の中でも「淡いピンク」「混ざりピンク」「濃いピンク」を味わう作戦。祖母は人生経験でしみじみ担当、ママは現実的に試せる工夫担当、孫は直球のひと言で世界をひっくり返す担当です。
読む人に約束したいのは1つだけ。この記事を読み終わる頃には、あなたの中のピンクが「春の定番カラー」から「世界の不思議の入口」に変わっていること。さあ、まずは春。台所で起きる“切ったらピンク事件”から、奔流を始めましょう。
[広告]第1章…春~切ったらピンク!?台所で起きる“桃色サプライズ”の巻~
祖母は春になると、何故か買い物かごの中身が穏やかになります。キャベツはフワっと軽く、いちごは宝石みたいに並び、気づけばピンク系の何かが1つ入っている。孫は言います。「ばあば、春ってピンクが勝手に増えるよね!」。ママは笑いながら現実的に返します。「春はね、財布の紐も緩むの。色じゃなくて気分がね」
そんな会話の中、今日の主役は“花でも恋でもないピンク”。まずは淡いピンクからいきます。淡いピンクといえば、食べ物ではなく「石」。祖母が引き出しから取り出したのは、昔どこかで買ったローズクォーツ風の小さな石で、「春の色って、こういう“うす桃”なんだよ」と言いながら、孫の手の平にそっと乗せます。孫はじっと見つめてから、「これ、飴じゃないのが惜しいね」と言い、ママは「惜しいって何」とツッコミます。淡いピンクって、見ているだけで人を少しだけ優しくしますが、同時に“食べられない切なさ”も連れてくるんですね。
次は混ざりピンク。ここで台所が事件現場になります。買ってきたのはスイカ大根。外から見ると、まあまあ地味。むしろ「今日の主役で合ってる?」と疑いたくなる、控えめな顔つき。でも包丁を入れた瞬間、孫の目がまん丸になります。「うわっ!中がピンク!スイカじゃん!」。まさにそれ、正解。白とピンクがくっきり分かれて、しかも中心に向かってじんわりグラデーション。春の“混ざりピンク”は、花びらの淡さじゃなくて、「切ったら世界が変わる」タイプの驚きです。
ママはここで妙に張り切ります。「これ、薄く切ってお皿に並べたら、春のごちそう感出るよ。ドレッシングは透明っぽいのがいい。色を隠したら、せっかくの事件がもったいない」。祖母はうんうんとうなずきながら、「昔はね、野菜がこんな色になるなんて思わなかったよ。春は“新しいものが当たり前に出てくる季節”なんだねぇ」としみじみ。孫は味見をして、「美味しいけど、見た目が強いから、食べた気分が2倍!」と謎の感想を残します。こういう一言が、春を一気に楽しくするんですよね。
そして最後は濃いピンク。ここが春の裏ボスです。春の濃いピンクって、桜の濃さじゃありません。もっと「え、自然界はそこまで攻めるの?」という濃さ。そこで登場するのがロードクロサイト。縞模様の濃いピンクが、まるで生ハムといちごミルクの間みたいな、不思議な存在感を放つ石です。孫は見た瞬間、迷いなく言います。「これ、石なのに美味しそう」。祖母は笑って、「人間はね、綺麗なものを見ると食べ物に例える生き物なんだよ」と、ちょっと名言っぽくまとめます。ママは「その理屈なら、私は毎日スマホを見てお腹が空くはずなんだけど」と言い、孫が「ママ、それは夜中の甘いもの動画のせい!」と追撃して、台所が小さく盛り上がります。
淡いピンクは“心をほどく”。混ざりピンクは“世界をひっくり返す”。濃いピンクは“自然が本気を出す”。春のピンクは、可愛いだけじゃなく、ちゃんと驚きと笑いを連れてくるんです。
さて、春でここまで来たなら、次は夏。飲めるピンク、焼けるピンク、そして「本当に食べて良いの?」っていうピンクが待っています。祖母がひとこと。「春は助走。ここからが奔流だよ」
第2章…夏~飲めるピンクと焼けるピンクと笑えるピンク大行進の巻~
夏のピンクは、春みたいに「切ったら出た!」じゃなくて、もっと堂々としてます。太陽が強い分、色も「遠慮?何それ?」みたいに前へ出てくる。祖母は冷蔵庫を開けながら言います。「夏はね、体が“涼しい色”を欲しがるんだよ」。孫はすかさず返します。「じゃあピンクは涼しいの?温かいの?」。ママは正面突破で答えます。「ピンクはね、写真だと涼しそうに見える時がある。つまり夏の味方」
淡いピンク~ピンクレモンで夏の一杯が“優しい顔”になる~
ここで登場するのが、ピンクレモン。名前だけで、もう勝ちですよね。孫は袋を見た瞬間、「レモンなのにピンクって、反則じゃない?」とニヤニヤします。祖母は「昔はレモンは黄色って決まってたのにねぇ」と感心し、ママは冷静に「味はちゃんとレモンだから安心して」と言いながら、輪切りにしてコップへ。
薄いピンクが水の中でフワっとほどけると、見た目が一気に“夏の優しさ”になります。キュッと酸っぱいのに、色のせいで気持ちが先に甘くなる。孫はひと口飲んでから真顔で言います。「酸っぱい。でも可愛い。可愛いのに酸っぱい。脳が忙しい!」。祖母は笑って、「それが夏の味だよ。忙しいくらいがちょうど良い」と、何故か人生の話にまとめます。
混ざりピンク~マーブルの飲み物は台所で作れる“夕焼け”~
次は混ざりピンク。夏の混ざりは“夕焼け系”が似合います。ママが取り出すのは、透明感のある炭酸と、少し白っぽいもの(ヨーグルト系でも、ミルクでも、好みで)。そこに、いちごやベリー系の赤をほんの少しだけ落とすと、ピンクと白がゆらゆら混ざって、コップの中に小さな空ができます。
孫はここで職人になります。「混ぜたらダメ!混ぜたら夕焼けが消える!」と主張し、ママは「飲み物にまで“景色の保存”を求めるの、発想が芸術家」と笑います。祖母は「わかるよ。綺麗なものは、出来るだけ長く見たいもんねぇ」と、孫の味方をする。こうして家の中で、何故か“コップの夕焼け鑑賞会”が始まるんです。
味はいつものベリー系でも、見た目が変わるだけで会話が増える。夏の混ざりピンクは、喉を潤すだけじゃなく、家族の口もよく動かしてくれます。
濃いピンク~ピンクオイスターきのこ君は食卓に来て良い色なのか~
そして夏の濃いピンク。ここで一気に「自然界のテンション」が上がります。ピンクオイスターきのこです。孫は初対面で固まります。「え、これ…絵の具じゃないの?」。祖母は少し距離を取りながら、「きのこって、だいたい茶色か白だと思ってたよ」と、常識が揺れる音を立てます。ママだけが落ち着いて、「大丈夫、ちゃんと食べられる。問題は色じゃなくて、焼いた時の香り」と言ってフライパンを温めます。
焼き始めると、濃いピンクは少し落ち着いて、香りが「美味そう」に勝ってきます。孫はじわじわ近づき、「色は凄いけど、匂いは美味しい」と、結局、一番正確な評価を出す。祖母は一口食べて、「見た目で身構えたけど、ちゃんとしてるねぇ。人生も同じだねぇ」と、また人生の話に着地させる。ママは「出た、きのこ人生論」と笑いながら、最後にこう言います。「夏のピンクは、元気過ぎて笑える。だから夏に合うんだよ」
淡いピンクは、酸っぱさを“優しく見せる”。混ざりピンクは、家の中に“夕焼け”を作る。濃いピンクは、自然がこちらの常識を軽く飛び越える。夏の奔流は、飲み物から始まって、フライパンまで流れ込んできます。
次は秋。可愛いのに渋い、控えめなのに印象が残る、“こっそりピンク”がやって来ます。祖母が先に宣言しました。「秋のピンクはね、静かに刺さるよ」
第3章…秋~渋いのに可愛い?大人の“こっそりピンク”収穫祭の巻~
秋のピンクは、春や夏みたいに「うわー!」と前へ出てきません。どちらかというと、こっそり袖を引っ張ってくるタイプです。祖母が湯気の立つお茶を啜りながら言います。「秋はね、色が“声を小さくする”んだよ」。孫は首を傾げて、「色が喋るの?」。ママは笑いながら「喋るの。秋の色は小声で喋るの」と、割りと真顔で乗っかります。
そんな“こっそりピンク”を、淡い・混ざり・濃いで拾っていくのが秋の回。食卓もおやつも、ちょっとだけ大人っぽくなって、でも最後にはちゃんと笑えるのが秋の良さです。
淡いピンク~ピンクペッパーは秋の料理に降る「小さな花びら」~
ママが秋になるとやりたくなるのが、いつもの料理を「季節の顔」にすること。かぼちゃやきのこ、チーズやナッツ、そんな秋っぽい材料を並べたところで、仕上げにフワっと出てくるのがピンクペッパーです。粒が小さくて、色が淡くて、散らした瞬間に“料理が急におしゃれな人の家のやつ”になります。
孫はその粒をじーっと見て、「これ、あめ玉?」と聞きます。祖母は「違うよ、でも見た目は似てるねぇ」とニコニコ。ママはここで大事な顔をして言います。「これはね、可愛い顔して、油断するとピリッとする。つまり…」孫が食い気味に「ママみたい!」と言い、祖母が吹き出して、ママが「こら!」とツッコミを入れる。秋の食卓って、こういう一往復があるだけで急に温かくなるんですよね。
ちなみに、初めて使う時は少しだけ試すのが安心です。体質によっては合わない人もいるので、ママは「初対面のピンクには礼儀として控えめに」と、何故か礼節の話にします。孫は「ピンクにも礼儀がいるの?」と真剣に悩み、祖母が「礼儀がいらないのは、たぶん泥団子だけだねぇ」と、わけの分からない結論を出します。
混ざりピンク~ルビーチョコは秋の“渋皮”を一発で決める~
秋の混ざりピンクは「大人っぽいのに可愛い」を作りたくなります。そこで登場するのがルビーチョコ。いちご味みたいに見えるのに、いちごをどっさり入れた甘さとは違って、ちょっと酸味っぽい雰囲気があるのが面白いところです。
ママは、栗っぽいおやつや、ビター寄りの焼き菓子に、ルビーチョコを少しだけ掛けます。全部をピンクにしないのがコツで、「こげ茶×ピンク」の組み合わせが秋っぽい。孫はそれを見て「秋って、可愛い顔して大人なんだね」と言い、祖母が「うんうん、秋は“大人のフリが上手い季節”だよ」とうなずく。ママは「じゃあ私は一年中秋だね」と言い、孫が「でもママ、怒ると夏になるよ」と返して、祖母がまた笑います。
食べてみると、見た目の可愛さに反して意外とすっきりしていて、口の中が「甘いだけじゃない」方向へ転ぶ。秋の混ざりピンクは、味の気分転換が上手です。気づけば「もう一口」になって、会話もつい増える。秋の夜長って、こういう“ちょっとした色の仕掛け”に弱いんですよね。
濃いピンク~ピンクバナナは果物界の「えっ本当に?」担当~
そして秋の濃いピンク。ここで一気に“珍しさ”が跳ね上がります。ピンクバナナです。孫は名前だけでテンションが上がって、「バナナって黄色じゃないの!?規則違反じゃない!?」と騒ぎます。祖母は「規則って誰が決めたんだろうねぇ」と、急に哲学に入る。ママは現実的に「黄色のバナナが“普通”なだけで、世の中には変わり種がいるの」とまとめます。
ピンクバナナは、見た目がまず強い。そこに置いてあるだけで、部屋の空気が「おっ、今日は何かあるぞ」になります。孫はずっと見ていて、「これ、バナナ界の主役オーラだね」と言い、祖母が「主役って、だいたい声が大きいからねぇ」と、秋なのに主役論争が始まる。ママは「秋の主役は静かに出てくるの。ピンクバナナは…まあ、静かじゃないけど」と笑って落とします。
ここが秋の面白さで、濃いピンクでも“熱”じゃないんです。夏の濃いピンクは元気過ぎて笑えるけど、秋の濃いピンクは「存在感が強いのに、どこか落ち着いてる」。だから、派手なのに季節に馴染む。まるで、派手なセーターを着た祖母が「秋だからね」と言い張る時の説得力に似ています。
淡いピンクは料理に花弁を降らせ、混ざりピンクは渋皮を決め、濃いピンクは“えっ本当に?”を連れてくる。秋のピンクは、賑やかじゃないのに、ずっと頭に残ります。
そして次は冬。祖母が湯たんぽを抱えながら、ポツリと言いました。「冬のピンクはね、静かなのに…地球がちょっと怖いよ」
第4章…冬~雪がピンクで何が悪い!地球の仕様に震える夜の巻~
冬の朝って、窓の外が白いだけで「今日は静かに生きよう」みたいな気持ちになりますよね。祖母は湯たんぽを抱えながら、しみじみ言います。「冬は白が正義だよ。白は裏切らない」。孫も「白い息って、なんか必殺技みたい」と、わけの分からない肯定をします。ところがママだけは、スマホを見てニヤリ。「……白が裏切らないって、誰が決めたの?」。祖母が目を細めます。「まさか、また変な色を連れてきたのかい」
はい、連れてきました。冬の“珍ピンク”。しかも冬のピンクは、可愛い顔で近づいてきて、最後に「え?それ自然現象なの?」と背筋を伸ばさせるタイプです。淡い・混ざり・濃いの三段構えで、心の手袋を二重にしてどうぞ。
淡いピンク~ピンク雪は冬がこっそり仕掛ける「甘くないいちごミルク」~
まず淡いピンク。雪が、ほんのりピンクになる現象があります。見た目は“いちごミルク風”なのに、正体はミルクでもいちごでもなく、雪の上で増える小さな生き物(藻の仲間)が関係していると言われます。孫は聞いた瞬間、顔をしかめて「じゃあ、食べたらダメなやつ?」と核心を突きます。祖母が頷いて「そうだね、見た目にだまされちゃいけないよ」と渋い顔。ママは「そう。冬のピンクは“見た目が甘いのに中身が理科”」と、わざと格好つけます。
ここが冬の淡いピンクの怖さで、色が薄いほど油断するんです。遠目だとロマンチックなのに、近づくと“地球の仕組み”が急に顔を出す。祖母は湯のみを置き、「冬はね、静かに驚かせてくるから侮れない」と言い、孫は「白って裏切るんだね」と、祖母の名言をひっくり返します。祖母は苦笑いしながら「……人生もね」と、結局そこに着地させます。
混ざりピンク~ピンクの湖は白い世界の真ん中に現れる「気分屋の鏡」~
次は混ざりピンク。冬の混ざりは、“白にピンクがしみ出す”感じが似合います。世界には、湖や塩の多い場所が条件によってピンクっぽく見えるところがあります。光の当たり方、季節、微生物や塩分の具合で、色が強くなったり弱くなったりすることがある。つまり、ピンクが「今日は出る日」「今日は控える日」を勝手に決めるわけです。
孫はここで得意げに言います。「ピンクって気分屋だね。私と一緒!」。ママは「それを自分で言うの、凄い才能」と笑い、祖母は「気分屋でも、ちゃんと働いてるなら良いよ」と謎に肯定します。冬って、天気も光もコロコロ変わるから、この“混ざりピンク”が一番冬らしいんですよね。白い景色に、ピンクが薄っすら混ざった瞬間だけ、世界が少しだけファンタジーに寄ります。
ただし祖母は釘を刺します。「綺麗だからって、何でも触ったらだめだよ」。孫は「うん、私は見る専門」と言い、ママが「それ、家でもお願い」と言って、祖母が吹き出します。冬のピンクは、見るだけで充分お腹いっぱいになるタイプです。
濃いピンク~冬に現れる南国ピンクは反則級の「元気の塊」~
最後は濃いピンク。冬に濃いピンクが出るとしたら、それはもう“南国からの刺客”にしましょう。中がピンクっぽいパイナップルのような、見た目のインパクトが強い果物が話題になることがあります。冬の部屋に、南国の色がドンと来る。これがもう、強い。祖母はまず言います。「寒いのに暑そうだね」。孫は「食べたら夏になる?」と真剣。ママは「気持ちは夏になるけど、現実の気温は冬」と冷静です。
濃いピンクの役目は、冬の気分を一瞬で持ち上げること。窓の外が灰色でも、テーブルの上に濃いピンクがあるだけで「今日、なんか良いことありそう」と思わせてくれる。祖母は結局ニコニコしながら「冬はこういう反則が必要なんだよ」と言い、孫は「じゃあ冬のピンクは、チートだね!」と、また必殺技みたいな言葉を作ります。ママは「その言い方、ばあばには難しいからやめなさい」と注意しつつ、顔は笑っています。
冬の淡いピンクは、静かに背筋を伸ばさせる。冬の混ざりピンクは、世界を一瞬だけ夢にする。冬の濃いピンクは、寒さを笑いに変える反則。こうして四季の奔流を走りきると、祖母がポツリと言うんです。「ピンクって、可愛いだけじゃなくて、意外と逞しい色なんだねぇ」
次はいよいよ「まとめ」。恋と花のピンクを否定せず、でも“珍ピンク”で世界が広がった話を、3人でいい感じに着地させましょう。
[広告]まとめ…祖母「いちばん珍しいピンクは3人で笑った記憶だよ」
ここまで来ると、祖母が最初に言っていた「春はピンクが似合う」という話が、少しだけ別の意味に聞こえてきます。梅桃桜のピンク、甘いお菓子のピンク、ほっぺのピンク。もちろんそれも大事。でも、今回の奔流で分かったのは、ピンクは“可愛い担当”だけじゃなくて、“不思議担当”でもあり、“驚き担当”でもあり、ときどき“理科室担当”でもあるってことでした。
春は、スイカ大根みたいに「切ったら世界が変わるピンク」。外見は控えめなのに、中身が主役級で、孫の「うわっ!」が台所に花を咲かせました。夏は、ピンクレモンで「酸っぱいのにやさしいピンク」、マーブルの飲みもので「夕焼けを保存するピンク」、そしてピンクきのこで「常識を焼いて食べるピンク」。秋は、ピンクペッパーの小さな粒が料理を急におしゃれにして、ルビーチョコが“渋かわ”を決め、ピンクバナナが「果物界にも主役がいる」と勝手に名乗り出ました。そして冬は、ピンク雪が静かに背筋を伸ばさせ、ピンクの湖が“気分屋の鏡”みたいに世界を夢へ寄せ、南国の濃いピンクが寒さを笑いに変える反則技になりました。
何より面白かったのは、ピンクが出てくるたびに、祖母・ママ・孫の役割が自然に決まっていったことです。祖母は「昔はこんなの無かったよ」と驚きながらも、最後は必ず人生の話に着地させる名人。ママは「やるなら家で再現できる形で」と現実的に仕掛けを作り、ついでにツッコミも担当。孫は「ピンクは涼しい?」「白は裏切るんだね」「チートだね!」みたいに、短いひと言で大人の頭を軽く揺らす天才でした。
祖母が湯のみを持って、最後にこう言います。「結局ね、一番珍しいピンクは、綺麗なものを見た時に3人で同じ顔して笑う、その瞬間だよ」
孫がすぐ返します。「じゃあ今日のピンクは、家族味だね!」
ママは少しだけ黙ってから、「うん。ピンクって、思ってたよりずっと広い色だった」と笑います。
恋と花のピンクは、入口。そこから先には、台所のピンク、地球のピンク、そして笑いのピンクが、ちゃんと流れていました。次にピンクを見かけたら、ぜひ思い出してください。「あ、これが奔流かもしれない」って。そう思えた時点で、あなたの世界はもう、1つ増えています。
今日も閲覧ありがとうございましたm(__)m
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