システムを運用するマニュアルで間違いはないですか?テンプレート作成の失敗例[社会福祉蝙]
はじめに
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さて、社会福祉の中でもシステム的にマニュアルを神格化させて運用する企業が増えています。
就業規則。
感染症対策マニュアル。
○○業務マニュアル。
入浴手順書。
排泄介助マニュアル。
そんなところに蛛力して、徹底した結果…。
大きな失敗をする…その辺りを記事にしてみました(*^▽^*)
システムを運用するマニュアルで間違いはないですか?
冒頭に述べましたようにマニュアル。
社会福祉で言いますと、
□ 災害対策マニュアル
□ 防犯マニュアル
□ 接遇マニュアル
□ 感染症マニュアル
□ 緊急対策マニュアル
□ 食事介助マニュアル
□ 排泄介助マニュアル
…などなど社会福祉のお仕事の中でもマニュアルと名付けてたくさんのマニュアルを作ることが出来ますよね。
あ、たった7つ程度しか例を挙げませんでしたが、会社の法となる賃金規定や就労規則、休暇規則など働く側から見ますと、じつに覚えるマニュアルや中身の事柄はたくさん。
まず、マニュアルがたくさんある会社ほど、じつは人間関係を築けない経営陣が多い。
従業員の前に無駄に顔を出して業務の邪魔をするか、そもそもマニュアルを順守することも出来ないことが多い。
これは従業員を格下に酷使するシステムを設けました…と言うに等しい。
マニュアルが多い=一言一句、覚えられるか?
現場で常にマニュアルに触れるポジションは必然的に日数と時間で覚えていくものです。
逆に経営ばかりする経営陣は、当然、肌身に触れないマニュアルですから、記憶もおぼろげになり、細部になると分からなくなるものです。
誤魔化すか、別の話題に切り替えて、マニュアルから避けるしか出来なくなってしまいます。
もちろん、そのような経営陣は従業員に見限られる対象となっていくでしょう。
運用するマニュアルをテンプレートで作成すると失敗する?
特にマニュアルをインターネットなどのテンプレートから起こして書き上げた場合などは最悪の結果を引き起こすリスクがあります。
テンプレート、雛型から起こされたマニュアルは、テンプレートに引きずられて完成するので、作り手の意図が歪められてしまうリスクがあるからです。
そして歪んだ部分は結果として認識されず、見落とされがちで、このようなマニュアルを作った場合には、会社の経営や日々の運営が歪んでいくことは避けられませんよね。
勢いであれこれと書きましたが…。
テンプレートが氾濫する時代です。
雛型を草稿することは、とても簡単です。
ですが…。
単純にミスを犯しやすいのが現代社会です。
以下は、とっても極端な話ですよ。
例えば極悪な事件を引き起こした犯人がいるとして、検察側と検事側に別れて裁判があります。
これは有罪?無罪?
報道を見ていて、ご自身の想いと真逆に判決が出たり、納得出来たり、いろいろですよね。
さらに審理をマスクして2回、別の会場で開いて、検察と弁護人を別に選定してみますと真逆の結果もあるかもしれませんよね。
長い年月をかけて無罪を勝ち取る被告人もおられますからね。
同一の事案で3回、地方裁判、高等裁判、最高裁と縦1回制ではなくて横3審制であったら、すごい結果になるかもしれません…。
話がそれましたね。
運用するマニュアルをテンプレートで作成すると、テンプレートに左右されますので思うような理想のマニュアル作成に完全に一致することはありません。
マニュアルを作成される方へ。
マニュアルは社内全員の意見を集約して作りましょう。
誰か1人が独善的にテンプレートを参照して作りますと、突っ込み要素満載のマニュアルしか出来上がりません。
そして従業員が一丸となって作るマニュアル出ない場合、会社の格はもちろん低下しますし、最悪の場合、従業員が去っていく…というような悲惨な事態になりかねません。
運用するマニュアルは社会福祉を筆頭に対人業務では注意が必要です
さて、本題の社会福祉。
離職者多いですよね。
そのような場合、今一度、マニュアルを点検してみましょう。
社会福祉の場合は対陣援助が基本ですので、
□ マニュアルは根幹に絞れているか?
□ 細分化するのは対象となる高齢者さんや障害者さんの生命に関する事柄のみに絞る!
□ 従業員の個性や対象者の個性を尊重していきいきとお仕事に専念できる体制になっているか?
この辺りが点検ポイントになります。
ですから、逆にしてみますと、
□ ありとあらゆるマニュアル化をすることはタブー
□ 何事も細分化すると膠着したつまらない仕事になる!
□ 個性を無くすとロボットです…ロボットに介護して諭される人生なんて最悪でしかありません。
と、このような結果になります。
現代の社会福祉は、いろいろな専門職が幅を利かせる一方、真に人を大切に思い参戦したい純粋な人の妨げになります。
言葉遣いや態度も、お相手に失礼でなければ、さほど徹底する必要はありません。
挨拶はこうすべき、お相手にこう話すべき、お昼ご飯はこう食べる…。
細かいほど、マニュアルを決め過ぎると膠着したお仕事しか出来ず、人は離れていきます。
だって、マニュアルから外れるほど、上司が部下を叱る…なんてことになるでしょう?
人離れが激しい施設様こそ、丁寧にマニュアルの引き締めと緩和の調整を、適切に見極めるようにしましょう(*^▽^*)
まとめ
多少…抽象的でしたでしょうか?
現代社会の法律。
必ず抜け道があります。
理由付け、言い訳のマニュアルにならないように…。
従業員の業務を助けるためのマニュアルであって、言い訳をさせない、失敗を糾弾するマニュアルとならないように。
マニュアルの意味を大切にしつつ、従業員とその業務をサポートできるマニュアルとなるように作り手は考える必要があります。
個性のるつぼである施設。
そこに対峙してサポートする介護スタッフ。
個性が多様化していないと難しいですよね。
もちろん鋭角のお局集団でも論外です。
多種多様性を育てる…。
そこが尊重されたマニュアルでなければ、これから先の高齢化社会の社会福祉事業は成立しないでしょう。
ちょっと抽象的な記事でしたかね(*^▽^*)
誠にありがとうございました。
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